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第2部
第一章 お仕事、頑張ろう!①
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深夜一時。
とある峠の下。樹海のように広がる森の中で。
彼女は疾走していた。
とても美しい少女だった。
ラフに切った肩にかからない程度の黒髪に、少し人形じみた美貌。セーラー服と、黒いカーディガンで身を包んだそのスタイルも群を抜いている。特に平均以上の豊かな胸と、黒のタイツに覆われた足には、とても十代半ばとは思えない艶めかしさまであった。
ただ、彼女には異様な点もあった。
こんな深夜に一人で森の中を疾走していることもそうだが、両腕に途轍もなく巨大なハサミを二つに分解して携えているのだ。その上、肩には赤い蛇まで乗せている。
「――……」
彼女は、無言のまま走り続けた。
視界を照らすのは、月と星の光のみ。
まさに一寸先は闇の世界だ。
常人ならば、恐怖で竦みそうな森の中を、彼女は迷いもなく突き進む。
その時だった。
「があああああああああッ!」
突如、雄たけびと共に茂みから人影が飛び出してきた。
彼女はその影を一瞥すると、躊躇うこともなく右のハサミを振るった。
――ザンッ!
飛び出してきた人物の首が刎ねられる。
続けて、ズダンッと体も倒れ込んだ。
転がる首と、倒れ伏した体。
皮膚が剥がれ、筋肉も削げ落ちたそれは、明らかに腐り果てた死体だった。
彼女は倒した敵には見向きもせず、さらに走る。と、
『――お嬢ッ!』
彼女の肩の蛇が叫ぶ。
『左側から新手が来んぞ!』
「……分かっている」
彼女はそう返すと、左のハサミを繰り出した。
長大な刃は邪魔な木ごと、その裏に潜んでいた死体――屍鬼の胴体を斬り裂いた。
ガサガサッと両断された木が大きく倒れ込む。
彼女はさらに加速した。
そして、遂に森の中から飛び出した。
開けた視界。
そこは大きな広場だった。
一時期工事に着手されたが、今回のような事例がたびたび起きて何度も開発が中断されていた工事現場だ。その時の名残かプレハブ小屋の姿も目に入る。
ここには今、人はいない。
だからこそ、この場に『奴ら』を誘い出したのだ。
「「「があああああああああああああああああああああああッッ!」」
その時、数十の人影が茂みから飛び出してきた。
彼女を追ってきた動く死体どもだ。
現世に深い未練を持ったまま死んだ人間の成れの果て。
その中でも怪物にさえなり切れず、ただ本能のままに彷徨う亡者たちだ。
――我霊。
今の時代では我霊と呼ばれる存在だ。
腐臭をまき散らす亡者たちは、肉体が欠けているとは思えない速さで少女に襲い掛かる!
――が、
「《断裁》」
少女が呟く。
次いで、力強く踏み込んで両腕のハサミを投げ放った。
途轍もない速度で飛翔し、回転するハサミは亡者の群れを迎え撃つ!
――ジャキンッ!
次々と。
ハサミは亡者どもの体を斬り裂いていった。
ハサミは勢いを失うことなく飛翔を続ける。ブーメランのように少女の元に戻ると、再び撃ち出されて亡者の群れを斬り裂いていく。
だが、亡者の数は圧倒的だ。
前線の亡者が倒れれば、すぐに後方の亡者が前に進む。
犠牲を気に掛けることもなく、徐々に少女へと間合いを詰めていった。
「「「があああああああああああああああああああああッ!」」」
亡者たちが歓喜にも聞こえる声を上げる。
我霊の存在目的はシンプルだ。
生の証を示す。
自分はまだ生きていると、死を拒絶するために生者の真似事をするのだ。
睡眠欲と、食欲と、性欲。
すなわち、三大欲求こそが我霊を突き動かすのだ。
そして今、亡者どもが少女に求めるものは、後者の二つ。
このまま間合いを詰められれば、彼女は世にも恐ろしい結末を迎えてしまう。
当然、少女としてはそんな未来は御免だった。
『おいおい、雑魚ども』
少女の肩に居座る蛇が舌を動かした。
『身の程知らずだな。お嬢に触れていいのはご主人だけなんだぜ』
「…………」
蛇の台詞に、少女は無表情だった。
ただ、ほんの少しだけ、頬に朱が入っている。
と、そこで二つに分かれたハサミが、彼女の元に戻ってきた。
パシンッ、と二つの柄を左右の手で受け止めて、彼女は身構える。
亡者どもはすでに、数メートル先にまでに迫っていた。
と、その時だった。
「――かなたッ!」
突如、少女の声が聞こえた。
よく知る少女――彼女にとっては主人とも呼べる少女の声だ。
かなたと呼ばれた少女は、空を見上げて片手を伸ばした。
途端、薄紫色の羽衣のような布が上空から伸びてきた。布は、するりと彼女の腕へと巻き付き、彼女――杜ノ宮かなたを釣りあげられるように空へと導いた。
一気に上昇する。眼下には、こちらを見上げる数十の亡者の姿がある。
ほとんどの亡者がこの広場に集まったようだ。作戦は成功である。
と、そこで。
「ナイスよ。かなた!」
上空で一人の少女とすれ違った。
月明かりに輝く銀色の髪。紫色の瞳を持つ美しい少女だ。
年齢はかなたと同じ十四歳。北欧系の透き通るような白い肌が印象的だが、プロポーションにおいてはかなたも凌ぐ。胸の大きさはかなたよりも大きかった。
その上、今の彼女は、とんでもない恰好をしていた。
光沢を持つ紫を基調にした装束。
レオタードにも似た龍鱗の衣を纏っているのだ。
頭部には後天に伸びた金色の小さな二本角の冠。臀部には小さな尻尾もある。片腕にはデフォルメ化した龍頭を先端に付けた棍を握りしめている。
まるでコスプレのような姿だが、これこそが彼女の家系に伝わる系譜術だった。
あらゆる布や縫製品を操る《天衣骸布》によって作り出した戦闘装束なのである。二本の刃――すなわちハサミで挟むことで、あらゆる物体を斬り裂けるかなたの《断裁》とは対照的な術だった。
「かなたは下がっていて!」
かなたとすれ違った銀髪の少女――エルナ=フォスターはぐんぐんと上昇する。
かなたは布に導かれるまま、森の上空まで引っ張られた。
そして――。
「行くわよ!」
エルナが龍頭の棍を大きく掲げた。
すると龍頭がどんどんリアルになっていき、巨大化していくではないか。
その上、紫色だった龍鱗が黄金の輝きを放っていく。
まるで月を覆い隠すように。
広場の上空に、巨大な黄金の龍頭が現れた。
その龍頭をゆっくりと動かして――。
「龍王……」
エルナは雄々しく叫んだ!
「天鎚ッ!」
直径にして十メートル。
もはや、隕石と呼んでも差し支えがなさそうな黄金の龍頭が広場へと落下する。
陥没する大地。亡者どもは声さえも上げれずに、龍頭の一撃に呑み込まれた。
振動と共に、土煙が舞い上がる。
まさに一撃必殺である。
かなたは、その様子を木の枝の上から見据えていた。
『うわあ、流石は壱妃ってか』
と、肩の蛇――《赤蛇》が呟く。
かなたは表情こそ変えなかったが、少しだけムッとした。
――壱妃。
それは妃の長。最も『あの人』に愛される者の称号だ。
――そう。弐妃である自分よりも。
「……………」
沈黙する。
かなたが『あの人』の庇護下に入って、すでに一か月が経つ。
しかし、彼女はまだあの儀式を済ませていない。
あの決闘で、かなたは『あの人』に勝ち取られた。
優しい『あの人』は色々と自分を気遣ってくれるのだが、正直なところ、あの儀式だけは早々に済まされるだろうと覚悟していた。それこそ初日の夜にでもだ。
何故なら、あの儀式は使用者にとって大きなメリットがあるからだ。
行っておけば、戦場での生存率は確実に上がる。モラル面での批判も多いが、生存こそが最優先ということで黙認されている儀式である。行わない理由がない。そしてかなたを勝ち取った『あの人』には、いつでもそれを行ってもいい権利があった。
けれど、一度たりとも彼女は呼ばれたことがなかった。
正直、これには困惑していた。
だが、こうとも考えられた。かなたが呼ばれないということは、壱妃たるエルナが、毎夜、『あの人』の愛を一身に受けているということであると。
「…………………」
かなたは、さらに沈黙する。
かなたにとって、エルナは主家とも呼べる家の直系。弐妃である前に従者としてエルナを立てるつもりはあるが、今の状況には少しだけ嫉妬を抱いてしまう。
まさか、こんな感情を自分が抱く日が来たこと自体が驚きなのだが。
ともあれ、これで仕事は完了だ。
「やったね! かなた!」
手を振って満面の笑みを見せるエルナに。
現状に少しだけ不満なかなたは、微かに嘆息するのであった。
とある峠の下。樹海のように広がる森の中で。
彼女は疾走していた。
とても美しい少女だった。
ラフに切った肩にかからない程度の黒髪に、少し人形じみた美貌。セーラー服と、黒いカーディガンで身を包んだそのスタイルも群を抜いている。特に平均以上の豊かな胸と、黒のタイツに覆われた足には、とても十代半ばとは思えない艶めかしさまであった。
ただ、彼女には異様な点もあった。
こんな深夜に一人で森の中を疾走していることもそうだが、両腕に途轍もなく巨大なハサミを二つに分解して携えているのだ。その上、肩には赤い蛇まで乗せている。
「――……」
彼女は、無言のまま走り続けた。
視界を照らすのは、月と星の光のみ。
まさに一寸先は闇の世界だ。
常人ならば、恐怖で竦みそうな森の中を、彼女は迷いもなく突き進む。
その時だった。
「があああああああああッ!」
突如、雄たけびと共に茂みから人影が飛び出してきた。
彼女はその影を一瞥すると、躊躇うこともなく右のハサミを振るった。
――ザンッ!
飛び出してきた人物の首が刎ねられる。
続けて、ズダンッと体も倒れ込んだ。
転がる首と、倒れ伏した体。
皮膚が剥がれ、筋肉も削げ落ちたそれは、明らかに腐り果てた死体だった。
彼女は倒した敵には見向きもせず、さらに走る。と、
『――お嬢ッ!』
彼女の肩の蛇が叫ぶ。
『左側から新手が来んぞ!』
「……分かっている」
彼女はそう返すと、左のハサミを繰り出した。
長大な刃は邪魔な木ごと、その裏に潜んでいた死体――屍鬼の胴体を斬り裂いた。
ガサガサッと両断された木が大きく倒れ込む。
彼女はさらに加速した。
そして、遂に森の中から飛び出した。
開けた視界。
そこは大きな広場だった。
一時期工事に着手されたが、今回のような事例がたびたび起きて何度も開発が中断されていた工事現場だ。その時の名残かプレハブ小屋の姿も目に入る。
ここには今、人はいない。
だからこそ、この場に『奴ら』を誘い出したのだ。
「「「があああああああああああああああああああああああッッ!」」
その時、数十の人影が茂みから飛び出してきた。
彼女を追ってきた動く死体どもだ。
現世に深い未練を持ったまま死んだ人間の成れの果て。
その中でも怪物にさえなり切れず、ただ本能のままに彷徨う亡者たちだ。
――我霊。
今の時代では我霊と呼ばれる存在だ。
腐臭をまき散らす亡者たちは、肉体が欠けているとは思えない速さで少女に襲い掛かる!
――が、
「《断裁》」
少女が呟く。
次いで、力強く踏み込んで両腕のハサミを投げ放った。
途轍もない速度で飛翔し、回転するハサミは亡者の群れを迎え撃つ!
――ジャキンッ!
次々と。
ハサミは亡者どもの体を斬り裂いていった。
ハサミは勢いを失うことなく飛翔を続ける。ブーメランのように少女の元に戻ると、再び撃ち出されて亡者の群れを斬り裂いていく。
だが、亡者の数は圧倒的だ。
前線の亡者が倒れれば、すぐに後方の亡者が前に進む。
犠牲を気に掛けることもなく、徐々に少女へと間合いを詰めていった。
「「「があああああああああああああああああああああッ!」」」
亡者たちが歓喜にも聞こえる声を上げる。
我霊の存在目的はシンプルだ。
生の証を示す。
自分はまだ生きていると、死を拒絶するために生者の真似事をするのだ。
睡眠欲と、食欲と、性欲。
すなわち、三大欲求こそが我霊を突き動かすのだ。
そして今、亡者どもが少女に求めるものは、後者の二つ。
このまま間合いを詰められれば、彼女は世にも恐ろしい結末を迎えてしまう。
当然、少女としてはそんな未来は御免だった。
『おいおい、雑魚ども』
少女の肩に居座る蛇が舌を動かした。
『身の程知らずだな。お嬢に触れていいのはご主人だけなんだぜ』
「…………」
蛇の台詞に、少女は無表情だった。
ただ、ほんの少しだけ、頬に朱が入っている。
と、そこで二つに分かれたハサミが、彼女の元に戻ってきた。
パシンッ、と二つの柄を左右の手で受け止めて、彼女は身構える。
亡者どもはすでに、数メートル先にまでに迫っていた。
と、その時だった。
「――かなたッ!」
突如、少女の声が聞こえた。
よく知る少女――彼女にとっては主人とも呼べる少女の声だ。
かなたと呼ばれた少女は、空を見上げて片手を伸ばした。
途端、薄紫色の羽衣のような布が上空から伸びてきた。布は、するりと彼女の腕へと巻き付き、彼女――杜ノ宮かなたを釣りあげられるように空へと導いた。
一気に上昇する。眼下には、こちらを見上げる数十の亡者の姿がある。
ほとんどの亡者がこの広場に集まったようだ。作戦は成功である。
と、そこで。
「ナイスよ。かなた!」
上空で一人の少女とすれ違った。
月明かりに輝く銀色の髪。紫色の瞳を持つ美しい少女だ。
年齢はかなたと同じ十四歳。北欧系の透き通るような白い肌が印象的だが、プロポーションにおいてはかなたも凌ぐ。胸の大きさはかなたよりも大きかった。
その上、今の彼女は、とんでもない恰好をしていた。
光沢を持つ紫を基調にした装束。
レオタードにも似た龍鱗の衣を纏っているのだ。
頭部には後天に伸びた金色の小さな二本角の冠。臀部には小さな尻尾もある。片腕にはデフォルメ化した龍頭を先端に付けた棍を握りしめている。
まるでコスプレのような姿だが、これこそが彼女の家系に伝わる系譜術だった。
あらゆる布や縫製品を操る《天衣骸布》によって作り出した戦闘装束なのである。二本の刃――すなわちハサミで挟むことで、あらゆる物体を斬り裂けるかなたの《断裁》とは対照的な術だった。
「かなたは下がっていて!」
かなたとすれ違った銀髪の少女――エルナ=フォスターはぐんぐんと上昇する。
かなたは布に導かれるまま、森の上空まで引っ張られた。
そして――。
「行くわよ!」
エルナが龍頭の棍を大きく掲げた。
すると龍頭がどんどんリアルになっていき、巨大化していくではないか。
その上、紫色だった龍鱗が黄金の輝きを放っていく。
まるで月を覆い隠すように。
広場の上空に、巨大な黄金の龍頭が現れた。
その龍頭をゆっくりと動かして――。
「龍王……」
エルナは雄々しく叫んだ!
「天鎚ッ!」
直径にして十メートル。
もはや、隕石と呼んでも差し支えがなさそうな黄金の龍頭が広場へと落下する。
陥没する大地。亡者どもは声さえも上げれずに、龍頭の一撃に呑み込まれた。
振動と共に、土煙が舞い上がる。
まさに一撃必殺である。
かなたは、その様子を木の枝の上から見据えていた。
『うわあ、流石は壱妃ってか』
と、肩の蛇――《赤蛇》が呟く。
かなたは表情こそ変えなかったが、少しだけムッとした。
――壱妃。
それは妃の長。最も『あの人』に愛される者の称号だ。
――そう。弐妃である自分よりも。
「……………」
沈黙する。
かなたが『あの人』の庇護下に入って、すでに一か月が経つ。
しかし、彼女はまだあの儀式を済ませていない。
あの決闘で、かなたは『あの人』に勝ち取られた。
優しい『あの人』は色々と自分を気遣ってくれるのだが、正直なところ、あの儀式だけは早々に済まされるだろうと覚悟していた。それこそ初日の夜にでもだ。
何故なら、あの儀式は使用者にとって大きなメリットがあるからだ。
行っておけば、戦場での生存率は確実に上がる。モラル面での批判も多いが、生存こそが最優先ということで黙認されている儀式である。行わない理由がない。そしてかなたを勝ち取った『あの人』には、いつでもそれを行ってもいい権利があった。
けれど、一度たりとも彼女は呼ばれたことがなかった。
正直、これには困惑していた。
だが、こうとも考えられた。かなたが呼ばれないということは、壱妃たるエルナが、毎夜、『あの人』の愛を一身に受けているということであると。
「…………………」
かなたは、さらに沈黙する。
かなたにとって、エルナは主家とも呼べる家の直系。弐妃である前に従者としてエルナを立てるつもりはあるが、今の状況には少しだけ嫉妬を抱いてしまう。
まさか、こんな感情を自分が抱く日が来たこと自体が驚きなのだが。
ともあれ、これで仕事は完了だ。
「やったね! かなた!」
手を振って満面の笑みを見せるエルナに。
現状に少しだけ不満なかなたは、微かに嘆息するのであった。
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