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第2部
第一章 お仕事、頑張ろう!②
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「どうやら終わったようだな」
森を眼下に納めることが出来る峠の公道。
軽自動車を近くに停めて眼下を見据える青年は、双眸を細めた。
歳の頃は二十七歳ほど。身長は百七十台前半ぐらいか。
服装はシンプルで黒いジャンパーと紺のジーンズ。顔立ちはそこそこ整っているが、エルナやかなたに比べれば、凡庸と言わざるを得ない青年だ。
青年は、手に持った缶コーヒーを口にした。
ゆっくりと嚥下する。
苦みが強い味を堪能してから、青年――久遠真刃は、再びエルナが暴れた跡に目をやった。
地面そのものが大きく陥没している。
『……やはりエルナには才があるな』
と、告げるのは、真刃の隣で浮かぶ骨の翼を持つ猿だった。
真刃の術によって人間霊から転生した従霊。猿忌である。
従霊たちの長であり、最古の従霊でもある猿忌は言葉を続ける。
『あの魂力の総量。我らの時代ではそうはいなかった』
「……確かにな」
真刃が呟く。
かつて彼が生きた時代。
その頃の魂力の平均は、およそ60前後だったはずだ。
それが今の時代では、100前後。才ある者ならば200ほど。麒麟児ならば300はあるそうだ。明らかに水準が底上げされている。
だからこそ困惑もする。
「己が言っても説得力はないだろうが、魂力の総量自体は大したものだ。しかし……」
大きく陥没した大地を見据えて、眉をひそめる真刃。
猿忌も、視線を陥没に向けた。
『……エルナにしても、かなたにしても、その魂力は200前後。主の花嫁として相応しいだけの総量ではある。それ自体は素晴らしいことではあるが……』
そこで、猿忌は双眸を細める。
『正直、主は今代の引導師の力量をどう思う?』
「……率直に聞いてきたな」
真刃は苦笑を零した。
「今の引導師。そしてあの頃の引導師か……」
真刃はかつての時代を思い出す。
親友と、親友の妹。
今の時代の水準からみても別格だった少女。
さらには、軍で同じ部隊にいた同僚たち。
(いや、魂力と言えば……)
目を細める。
最も印象に残っているのは、やはりあの男か……。
『いつか貴様さえ斬ってみせよう。それが自分の望みだ』
あの男は、会うたびにそんなことを言っていた。
真刃の入隊と同時に、わざわざ同じ部隊に転属された男。
親友の遠縁だったとも聞く。
決して、魂力に恵まれた男ではなかった。
だが、あの男が放つ一太刀は――。
真刃はしばし瞑目してから、ふっと口角を崩した。
「魂力の増加。洗練された術式に増大した破壊力。にもかかわらず、かの時代よりも明らかに弱体化しているな」
『…………』
「魂力が総じて低かったあの時代に比べて、魂力の扱いがあまりにも稚拙だ。術の一つ一つにかなりの魂力を無駄に消費している」
それは、エルナやかなたに限ったことではなかった。
今代の引導師たちは、術に対し、魂力を過剰に使用する傾向があった。
要は大量に魂力を消費して、強力な術を繰り出すというのが基本的な戦術なのだ。
時代も大きく変わったものだと思う。
最低限の魂力で最高の戦果を挙げることを望まれていた、あの時代とは大違いだ。
しかし、そのためか、今代の引導師たちは連戦を不得手とする。魂力切れをすぐに起こすからだ。かの時代よりも、あの儀式――魂力の総量を底上げする《魂結び》が、強く推奨されるようになっているのも、そのせいなのかもしれない。
この点には、真刃も思うところがある。
本来、《魂結び》とは、心と心を繋げる儀式なのだ。
だというのに、今や《魂結び》の扱いは――。
(いや、それよりも今は……)
真刃は、かぶりを振った。
今、重要なのは彼女たちだった。
真刃は、人外レベルの視力をもって眼下の森を見据える。
そこには満面の笑みを浮かべるエルナに、いつもどおりの無表情なかなたの姿があった。
今の時代で出会った大切な少女たち。
「……これは対策を考えなければならないかもな」
真刃は、目を細めた。
限りある魂力を無駄に消費するのはあまりにも愚策。
戦場に立つのが引導師の宿命だとしても、十全の努力はしておくべきだった。
「折角の恵まれた魂力も、あのままでは宝の持ち腐れだ。何よりエルナたちの生存率を上げることにも繋がるしな。少し指導をしてみるか。しかし……」
そこで真刃は嘆息して、片手を宙空に向けた。
すると、空間に亀裂が刻まれる。引導師の基本的な術。物質転送の術だ。
真刃は割れた空間に手を突っ込んだ。
そして、ゆっくりと引き抜く。
徐々に空間から引き抜かれたのは一振りの軍刀だった。
真刃の時代の残滓のような刀だ。
すっと鞘から刀を引き抜く。
真刃と共にこの時代に来た軍刀の刀身は、劣化の様子もなく輝いていた。
『珍しいものを取り出したな』
猿忌が言う。
『どうしたのだ? 主よ?』
「……いや。正直なところ、エルナたちに指導は必要だとは思うが、己自身、あまりその手の技術に自信がなくてな」
真刃は嘆息した。
「己は力押しの権化のような存在だ。上手く指導など出来んかもしれん。ゆえに少し練習しておこうと思ってな」
言って、視線を背後に向ける。
街灯が一定間隔に続く公道。その街灯の一つに人影があった。
――いや、それは人ではない。
全身が長い毛に覆われた黒い狼。二メートルにも至る人型の狼だ。
特徴として乳房があるため、元は女性の死体だったことが分かる。女の我霊だ。
背後には数体の屍鬼の姿もある。腐敗が酷いが全員が女のようだ。
「奴らの首領といったところか」
真刃が、ポツリと呟く。
「配下にエルナたちを追わせる一方で、己の隙を窺って討つつもりだったか。頭が回るな」
まあ、見たところ、女の我霊ばかりのようなので、単純に男である真刃の方に寄ってきただけなのかもしれないが。
ともあれ、別働の配下は全滅。
残ったのは、わずかな手勢のみ。
逃走するにも、襲撃するにも、隙を窺うしかない状況だったのだろう。
「……グルルゥ」
女狼は牙を剥き出して唸る。配下の屍鬼も呻き声を上げた。
対し、真刃は無造作に歩き出した。全身に漲る魂力を最小にまで抑え込む。
次いで、刀身に魂力を纏わせた。およそ10程度の魂力。魂力の総量が、素で1300を超える真刃としては本当に微々たるものだ。
「「がああああああああああああッッ――」」
直後、屍鬼どもが襲い掛かって来た。
首領が狼のせいか四足歩行のように手までついて走ってくる。
それは人体の限界を無視した速度だ。
しかし、真刃は、完全に脱力した様子で歩いていた。
そうして――。
銀閃が奔る。
それだけで屍鬼どもは動きを止めた。
そして、ゴトンッと一体の首がアスファルトの上に落ちた。別の一体は右腕、左足。胴体。瞬く間に屍鬼どもは肉片となって崩れ落ちた。
「がああああああああああああああああああああああ――ッッ!」
女狼も絶叫を上げて襲い掛かった。
恐らくはC級の我霊。その圧は屍鬼どもとは格が違う。
だが、真刃は意にも介さず銀閃で迎え撃った。
――ゴトンッ。
ゆっくりと後方に。
女狼の首は崩れ落ちた。肉体も遅れて膝を突き、前に倒れ込んだ。
敵を殲滅した真刃は、おもむろに刀身に目をやった。
これだけの敵を斬り伏せても、刀身には血のりさえ付いていない。
あまりの速度に血が付かなかったのだ。
――しかし、
「……己もまだ力任せだな。御影のようにはいかんか」
刀身を見つめつつ、真刃はポツリと呟く。
最後の最後で、少し魂力を注ぎすぎてしまったと反省する。と、
『ほう。驚いたな』不意に猿忌が呟く。『主の口からその名が出てくるとは』
猿忌は軽く目を剥いていた。
真刃は眉根を寄せた。
「何を驚く? 話の流れからして、己があいつを思い出しても不思議でもないだろう」
かつての同僚であり、ある意味、真刃とは対極の位置に立つ男。
当然、猿忌もあの男とは面識がある。
「技と言えばあの男だ。それはあの力の信望者のような総隊長殿さえも認めていたほどだ。その点だけはお前も異論はないと思っているのだが?」
真刃が続けてそう尋ねると、猿忌は『確かにな』と呟いた。
『その通りだ。我も認めている。ゆえに彼女のことを金羊から聞いた時は驚いたのだ』
あごに手をやり、くつくつと笑う。
「……彼女だと?」
真刃は眉根を寄せた。
キン、と刀身を鞘に納めつつ、従者に問い質す。
「どういうことだ? 猿忌よ」
『ああ。これはまだ伝えていなかったな。すまぬ主よ。なに。簡単な話だ』
そう前置きして、猿忌は双眸を細めて告げた。
どこか、とても嬉しそうに。
『要は参妃のことなのだ。そう。エルナ、かなたに続く主の三人目の妃――御影刀歌。それが彼女の名前なのだ』
森を眼下に納めることが出来る峠の公道。
軽自動車を近くに停めて眼下を見据える青年は、双眸を細めた。
歳の頃は二十七歳ほど。身長は百七十台前半ぐらいか。
服装はシンプルで黒いジャンパーと紺のジーンズ。顔立ちはそこそこ整っているが、エルナやかなたに比べれば、凡庸と言わざるを得ない青年だ。
青年は、手に持った缶コーヒーを口にした。
ゆっくりと嚥下する。
苦みが強い味を堪能してから、青年――久遠真刃は、再びエルナが暴れた跡に目をやった。
地面そのものが大きく陥没している。
『……やはりエルナには才があるな』
と、告げるのは、真刃の隣で浮かぶ骨の翼を持つ猿だった。
真刃の術によって人間霊から転生した従霊。猿忌である。
従霊たちの長であり、最古の従霊でもある猿忌は言葉を続ける。
『あの魂力の総量。我らの時代ではそうはいなかった』
「……確かにな」
真刃が呟く。
かつて彼が生きた時代。
その頃の魂力の平均は、およそ60前後だったはずだ。
それが今の時代では、100前後。才ある者ならば200ほど。麒麟児ならば300はあるそうだ。明らかに水準が底上げされている。
だからこそ困惑もする。
「己が言っても説得力はないだろうが、魂力の総量自体は大したものだ。しかし……」
大きく陥没した大地を見据えて、眉をひそめる真刃。
猿忌も、視線を陥没に向けた。
『……エルナにしても、かなたにしても、その魂力は200前後。主の花嫁として相応しいだけの総量ではある。それ自体は素晴らしいことではあるが……』
そこで、猿忌は双眸を細める。
『正直、主は今代の引導師の力量をどう思う?』
「……率直に聞いてきたな」
真刃は苦笑を零した。
「今の引導師。そしてあの頃の引導師か……」
真刃はかつての時代を思い出す。
親友と、親友の妹。
今の時代の水準からみても別格だった少女。
さらには、軍で同じ部隊にいた同僚たち。
(いや、魂力と言えば……)
目を細める。
最も印象に残っているのは、やはりあの男か……。
『いつか貴様さえ斬ってみせよう。それが自分の望みだ』
あの男は、会うたびにそんなことを言っていた。
真刃の入隊と同時に、わざわざ同じ部隊に転属された男。
親友の遠縁だったとも聞く。
決して、魂力に恵まれた男ではなかった。
だが、あの男が放つ一太刀は――。
真刃はしばし瞑目してから、ふっと口角を崩した。
「魂力の増加。洗練された術式に増大した破壊力。にもかかわらず、かの時代よりも明らかに弱体化しているな」
『…………』
「魂力が総じて低かったあの時代に比べて、魂力の扱いがあまりにも稚拙だ。術の一つ一つにかなりの魂力を無駄に消費している」
それは、エルナやかなたに限ったことではなかった。
今代の引導師たちは、術に対し、魂力を過剰に使用する傾向があった。
要は大量に魂力を消費して、強力な術を繰り出すというのが基本的な戦術なのだ。
時代も大きく変わったものだと思う。
最低限の魂力で最高の戦果を挙げることを望まれていた、あの時代とは大違いだ。
しかし、そのためか、今代の引導師たちは連戦を不得手とする。魂力切れをすぐに起こすからだ。かの時代よりも、あの儀式――魂力の総量を底上げする《魂結び》が、強く推奨されるようになっているのも、そのせいなのかもしれない。
この点には、真刃も思うところがある。
本来、《魂結び》とは、心と心を繋げる儀式なのだ。
だというのに、今や《魂結び》の扱いは――。
(いや、それよりも今は……)
真刃は、かぶりを振った。
今、重要なのは彼女たちだった。
真刃は、人外レベルの視力をもって眼下の森を見据える。
そこには満面の笑みを浮かべるエルナに、いつもどおりの無表情なかなたの姿があった。
今の時代で出会った大切な少女たち。
「……これは対策を考えなければならないかもな」
真刃は、目を細めた。
限りある魂力を無駄に消費するのはあまりにも愚策。
戦場に立つのが引導師の宿命だとしても、十全の努力はしておくべきだった。
「折角の恵まれた魂力も、あのままでは宝の持ち腐れだ。何よりエルナたちの生存率を上げることにも繋がるしな。少し指導をしてみるか。しかし……」
そこで真刃は嘆息して、片手を宙空に向けた。
すると、空間に亀裂が刻まれる。引導師の基本的な術。物質転送の術だ。
真刃は割れた空間に手を突っ込んだ。
そして、ゆっくりと引き抜く。
徐々に空間から引き抜かれたのは一振りの軍刀だった。
真刃の時代の残滓のような刀だ。
すっと鞘から刀を引き抜く。
真刃と共にこの時代に来た軍刀の刀身は、劣化の様子もなく輝いていた。
『珍しいものを取り出したな』
猿忌が言う。
『どうしたのだ? 主よ?』
「……いや。正直なところ、エルナたちに指導は必要だとは思うが、己自身、あまりその手の技術に自信がなくてな」
真刃は嘆息した。
「己は力押しの権化のような存在だ。上手く指導など出来んかもしれん。ゆえに少し練習しておこうと思ってな」
言って、視線を背後に向ける。
街灯が一定間隔に続く公道。その街灯の一つに人影があった。
――いや、それは人ではない。
全身が長い毛に覆われた黒い狼。二メートルにも至る人型の狼だ。
特徴として乳房があるため、元は女性の死体だったことが分かる。女の我霊だ。
背後には数体の屍鬼の姿もある。腐敗が酷いが全員が女のようだ。
「奴らの首領といったところか」
真刃が、ポツリと呟く。
「配下にエルナたちを追わせる一方で、己の隙を窺って討つつもりだったか。頭が回るな」
まあ、見たところ、女の我霊ばかりのようなので、単純に男である真刃の方に寄ってきただけなのかもしれないが。
ともあれ、別働の配下は全滅。
残ったのは、わずかな手勢のみ。
逃走するにも、襲撃するにも、隙を窺うしかない状況だったのだろう。
「……グルルゥ」
女狼は牙を剥き出して唸る。配下の屍鬼も呻き声を上げた。
対し、真刃は無造作に歩き出した。全身に漲る魂力を最小にまで抑え込む。
次いで、刀身に魂力を纏わせた。およそ10程度の魂力。魂力の総量が、素で1300を超える真刃としては本当に微々たるものだ。
「「がああああああああああああッッ――」」
直後、屍鬼どもが襲い掛かって来た。
首領が狼のせいか四足歩行のように手までついて走ってくる。
それは人体の限界を無視した速度だ。
しかし、真刃は、完全に脱力した様子で歩いていた。
そうして――。
銀閃が奔る。
それだけで屍鬼どもは動きを止めた。
そして、ゴトンッと一体の首がアスファルトの上に落ちた。別の一体は右腕、左足。胴体。瞬く間に屍鬼どもは肉片となって崩れ落ちた。
「がああああああああああああああああああああああ――ッッ!」
女狼も絶叫を上げて襲い掛かった。
恐らくはC級の我霊。その圧は屍鬼どもとは格が違う。
だが、真刃は意にも介さず銀閃で迎え撃った。
――ゴトンッ。
ゆっくりと後方に。
女狼の首は崩れ落ちた。肉体も遅れて膝を突き、前に倒れ込んだ。
敵を殲滅した真刃は、おもむろに刀身に目をやった。
これだけの敵を斬り伏せても、刀身には血のりさえ付いていない。
あまりの速度に血が付かなかったのだ。
――しかし、
「……己もまだ力任せだな。御影のようにはいかんか」
刀身を見つめつつ、真刃はポツリと呟く。
最後の最後で、少し魂力を注ぎすぎてしまったと反省する。と、
『ほう。驚いたな』不意に猿忌が呟く。『主の口からその名が出てくるとは』
猿忌は軽く目を剥いていた。
真刃は眉根を寄せた。
「何を驚く? 話の流れからして、己があいつを思い出しても不思議でもないだろう」
かつての同僚であり、ある意味、真刃とは対極の位置に立つ男。
当然、猿忌もあの男とは面識がある。
「技と言えばあの男だ。それはあの力の信望者のような総隊長殿さえも認めていたほどだ。その点だけはお前も異論はないと思っているのだが?」
真刃が続けてそう尋ねると、猿忌は『確かにな』と呟いた。
『その通りだ。我も認めている。ゆえに彼女のことを金羊から聞いた時は驚いたのだ』
あごに手をやり、くつくつと笑う。
「……彼女だと?」
真刃は眉根を寄せた。
キン、と刀身を鞘に納めつつ、従者に問い質す。
「どういうことだ? 猿忌よ」
『ああ。これはまだ伝えていなかったな。すまぬ主よ。なに。簡単な話だ』
そう前置きして、猿忌は双眸を細めて告げた。
どこか、とても嬉しそうに。
『要は参妃のことなのだ。そう。エルナ、かなたに続く主の三人目の妃――御影刀歌。それが彼女の名前なのだ』
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