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第2部
第四章 百年目の出会い③
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「……やれやれだな」
木々が視界を遮る森の中。
久遠真刃は一人、疾走していた。
目的は一つ。
前方を走るB級我霊の討伐である。
人面虎とでも呼ぶべき我霊は、必死の形相で真刃から逃げていた。
涎を垂れ流して、形振り構わない逃走である。
「……これだから、B級は厄介だ」
人間とは思えない速さで走りつつ、真刃は眉をしかめた。
真刃にとって、B級は一番面倒くさい相手だった。
B級は、獣の直感と人の知性を中途半端に持ち合わせた段階の我霊だ。
今のエルナやかなたではまだ手強いレベルだが、真刃にとっては脅威でもない。
ただ、B級はすこぶる面倒だった。
このレベルの連中は、真刃と出くわすなり、すぐさま逃走するのだ。
絶対に勝てない相手だと瞬時に悟るのである。
そうして始まるのが、今回のような追いかけっこだ。
仕事用に仕立てた紳士服も、木々の枝に引っかかって一部ほつれてくる。
決して安価な服ではないというのに。
真刃は、うんざりしていた。
『だから、受けない方が良いと言ったではないか』
と、真刃の隣を走る黒鉄の虎が告げた。
大型バイクに憑依した猿忌である。
『どうして面倒なB級を受けるのだ。こうなることは分かっていただろう』
「……仕方あるまい」
人外の速度で疾走しても息も乱さない真刃が、嘆息した。
「近場の依頼ではこれしかなかったのだ。エルナとかなたの指導にも時間を割かねばならない以上、遠出も出来ん。己には選択肢がなかった」
『いやいやご主人。もう無理して受けなくてもいいと思うっスよ』
と、告げるのは、真刃のズボンのスマホに宿る金羊だった。
『ご主人には、もう二人も嫁確定っ娘がいるんスよ。ご主人の言う「自立するための資金」集めも意味がなくないっスか?』
「だから、勝手にエルナたちを己の嫁にするな」
真刃は、額に青筋を浮かべる。
「自立するための資金は必要なのだ。何度も言わせるな。それよりもここは人里も近い。いい加減、奴を片づけるぞ。猿忌」
言って、真刃は強く地面を蹴りつけた。
加速されていた上に、さらに砲弾のような速度が加わる。
真刃は跳躍して、一気に我霊に迫った。
「――猿忌」
『――御意』
猿忌はそう応えて、主を追って跳躍した。
そして瞬時に黒鉄の巨体を分解して、振り上げた真刃の腕へと欠片を収束させる。
真刃の右腕が二回りほど大きくなった。火を噴く黒鉄の巨腕だ。
眼下には、人面虎の背中がある。
「とっとと眠れ」
そう告げて、真刃は巨腕を振り下ろした!
――ズドンッッ!
「――ッ!?」
人面虎は仰け反り、血反吐を噴き上げた。
直撃を受けた背骨は粉砕――本当に肉片レベルにまで粉砕された。
さらに鋼の巨腕は大地を穿ち、巨大な振動と共に大きく陥没させた。
もはや局所的な地震だ。
周囲の木々が、大きく揺さぶられる。
その揺れが収まってから、真刃はゆっくりと立ち上がった。
傍らには、息絶えた人面虎の姿がある。
「……ようやく片がついたか」
『随分と手こずってしまったな』
と、黒鉄の巨腕が告げる。
真刃としては、溜息しかない。
「今後は、気付かれる前に遠距離から片づけるべきだな」
と、反省しつつ、巨腕のまま森の中を進む。
『……? 元の道に戻らないのか、主よ?』
「随分と走らされたからな。ここからなら、下に向かった方が車道に近いだろう。そこでお前を二輪自動車に戻す」
『ふむ。そうか』
猿忌も納得する。
真刃は、歩き続けた。
そうして数分後、森を抜けて視界が開けた。
幾つか鋭利なコーナ―を繰り返す、山道に設けられた車道だ。
背の高い森の中で分かりにくかったが、すでに日が暮れているのを確認する。
「ようやく出たか」
真刃は、車道のガードレールの傍まで近づいた。
そして、
「おっと、いかんな」
ここは、人通りや車通りがかなり少ない場所なのだが、運悪くというべきか、眼下には一台だけ車が走っている。距離的には一キロ先ぐらいか。ワゴンという種類の自動車だ。
「猿忌よ」
『うむ。了解した』
この姿を見られては面倒だった。
猿忌が憑依を解いて、大型バイクの姿に変わろうとした、その時だった。
――ガガッッ!
「は……?」『……なに?』『な、何スか?』
真刃も、猿忌も、金羊も。
思わず唖然とした声を上げた。
そして、ギョッとした様子で再び眼下を見やる。
すると、そこには――。
「な、に……?」
眼下を走っていた黒いワゴン車。
そのルーフから、刃のような熱閃が噴き出していたのだ。
『事故っスか? いや、少し確認するっス!』
スマホに憑依した金羊が言う。
数瞬の沈黙。
『ご主人!』
そして、すぐに調査結果が出た。
『あの熱閃から魂力を確認したっス! あれは引導師の術っス!』
「……引導師だと?」
真刃は、眉根を寄せた。
「一体どういうことだ?」
と、真刃が、さらに尋ねようとした時だった。
――ガガガガガッ!
熱閃が孤を描き、ルーフを切り裂いたのだ。その上、そのルーフを突き破って一人の少女が飛び出してくれではないか。長い黒髪を持つ少女だ。
彼女は、車外へと飛び出すと、地面に着地。しかし、負傷でもしているのか、その場で、ガクンと片膝を突いた。よく見ると、見覚えのある白い制服を着ていた。
車は急停止。スライドドアが勢いよく開かれて、数人の男が飛び出してきた。
そして少女の元へと近づいていく。
真刃は、その一部始終を上の車道から見ていた。
「……これは」
渋面を浮かべる。
近づく男たちを前にして、少女の顔が強張るのが見えた。
「……どう見ても、只事ではないな」
一人の少女に、数人の男。
とても穏やかな状況とは思えない。
『……は?』『え? どうしてあの子が?』
ただ、猿忌と金羊は別のことで驚いていたが。
しかし、真刃は、いちいち従者たちが動揺する理由を尋ねない。
それを尋ねる時間も惜しいからだ。
真刃は鋼の巨腕のまま、右足をガードレールにかけた。
『……主?』
まだ少し動揺している猿忌が、真刃に問う。
『どうするつもりだ?』
「状況は分からん。だが、出くわした以上、放置も出来ん」
真刃は、眼下の少女を見て告げる。
「まず、あの娘を助ける。事情はその後にでも聞けばよかろう」
………………………………。
………………………。
数瞬の間が空いた。
そして、
『無論だ! さあ、行くぞ! 主よ!』
『颯爽っス! 颯爽にカッコよく助けるっス!』
二体の従霊たちは、それはもう嬉しそうに応えるのであった。
木々が視界を遮る森の中。
久遠真刃は一人、疾走していた。
目的は一つ。
前方を走るB級我霊の討伐である。
人面虎とでも呼ぶべき我霊は、必死の形相で真刃から逃げていた。
涎を垂れ流して、形振り構わない逃走である。
「……これだから、B級は厄介だ」
人間とは思えない速さで走りつつ、真刃は眉をしかめた。
真刃にとって、B級は一番面倒くさい相手だった。
B級は、獣の直感と人の知性を中途半端に持ち合わせた段階の我霊だ。
今のエルナやかなたではまだ手強いレベルだが、真刃にとっては脅威でもない。
ただ、B級はすこぶる面倒だった。
このレベルの連中は、真刃と出くわすなり、すぐさま逃走するのだ。
絶対に勝てない相手だと瞬時に悟るのである。
そうして始まるのが、今回のような追いかけっこだ。
仕事用に仕立てた紳士服も、木々の枝に引っかかって一部ほつれてくる。
決して安価な服ではないというのに。
真刃は、うんざりしていた。
『だから、受けない方が良いと言ったではないか』
と、真刃の隣を走る黒鉄の虎が告げた。
大型バイクに憑依した猿忌である。
『どうして面倒なB級を受けるのだ。こうなることは分かっていただろう』
「……仕方あるまい」
人外の速度で疾走しても息も乱さない真刃が、嘆息した。
「近場の依頼ではこれしかなかったのだ。エルナとかなたの指導にも時間を割かねばならない以上、遠出も出来ん。己には選択肢がなかった」
『いやいやご主人。もう無理して受けなくてもいいと思うっスよ』
と、告げるのは、真刃のズボンのスマホに宿る金羊だった。
『ご主人には、もう二人も嫁確定っ娘がいるんスよ。ご主人の言う「自立するための資金」集めも意味がなくないっスか?』
「だから、勝手にエルナたちを己の嫁にするな」
真刃は、額に青筋を浮かべる。
「自立するための資金は必要なのだ。何度も言わせるな。それよりもここは人里も近い。いい加減、奴を片づけるぞ。猿忌」
言って、真刃は強く地面を蹴りつけた。
加速されていた上に、さらに砲弾のような速度が加わる。
真刃は跳躍して、一気に我霊に迫った。
「――猿忌」
『――御意』
猿忌はそう応えて、主を追って跳躍した。
そして瞬時に黒鉄の巨体を分解して、振り上げた真刃の腕へと欠片を収束させる。
真刃の右腕が二回りほど大きくなった。火を噴く黒鉄の巨腕だ。
眼下には、人面虎の背中がある。
「とっとと眠れ」
そう告げて、真刃は巨腕を振り下ろした!
――ズドンッッ!
「――ッ!?」
人面虎は仰け反り、血反吐を噴き上げた。
直撃を受けた背骨は粉砕――本当に肉片レベルにまで粉砕された。
さらに鋼の巨腕は大地を穿ち、巨大な振動と共に大きく陥没させた。
もはや局所的な地震だ。
周囲の木々が、大きく揺さぶられる。
その揺れが収まってから、真刃はゆっくりと立ち上がった。
傍らには、息絶えた人面虎の姿がある。
「……ようやく片がついたか」
『随分と手こずってしまったな』
と、黒鉄の巨腕が告げる。
真刃としては、溜息しかない。
「今後は、気付かれる前に遠距離から片づけるべきだな」
と、反省しつつ、巨腕のまま森の中を進む。
『……? 元の道に戻らないのか、主よ?』
「随分と走らされたからな。ここからなら、下に向かった方が車道に近いだろう。そこでお前を二輪自動車に戻す」
『ふむ。そうか』
猿忌も納得する。
真刃は、歩き続けた。
そうして数分後、森を抜けて視界が開けた。
幾つか鋭利なコーナ―を繰り返す、山道に設けられた車道だ。
背の高い森の中で分かりにくかったが、すでに日が暮れているのを確認する。
「ようやく出たか」
真刃は、車道のガードレールの傍まで近づいた。
そして、
「おっと、いかんな」
ここは、人通りや車通りがかなり少ない場所なのだが、運悪くというべきか、眼下には一台だけ車が走っている。距離的には一キロ先ぐらいか。ワゴンという種類の自動車だ。
「猿忌よ」
『うむ。了解した』
この姿を見られては面倒だった。
猿忌が憑依を解いて、大型バイクの姿に変わろうとした、その時だった。
――ガガッッ!
「は……?」『……なに?』『な、何スか?』
真刃も、猿忌も、金羊も。
思わず唖然とした声を上げた。
そして、ギョッとした様子で再び眼下を見やる。
すると、そこには――。
「な、に……?」
眼下を走っていた黒いワゴン車。
そのルーフから、刃のような熱閃が噴き出していたのだ。
『事故っスか? いや、少し確認するっス!』
スマホに憑依した金羊が言う。
数瞬の沈黙。
『ご主人!』
そして、すぐに調査結果が出た。
『あの熱閃から魂力を確認したっス! あれは引導師の術っス!』
「……引導師だと?」
真刃は、眉根を寄せた。
「一体どういうことだ?」
と、真刃が、さらに尋ねようとした時だった。
――ガガガガガッ!
熱閃が孤を描き、ルーフを切り裂いたのだ。その上、そのルーフを突き破って一人の少女が飛び出してくれではないか。長い黒髪を持つ少女だ。
彼女は、車外へと飛び出すと、地面に着地。しかし、負傷でもしているのか、その場で、ガクンと片膝を突いた。よく見ると、見覚えのある白い制服を着ていた。
車は急停止。スライドドアが勢いよく開かれて、数人の男が飛び出してきた。
そして少女の元へと近づいていく。
真刃は、その一部始終を上の車道から見ていた。
「……これは」
渋面を浮かべる。
近づく男たちを前にして、少女の顔が強張るのが見えた。
「……どう見ても、只事ではないな」
一人の少女に、数人の男。
とても穏やかな状況とは思えない。
『……は?』『え? どうしてあの子が?』
ただ、猿忌と金羊は別のことで驚いていたが。
しかし、真刃は、いちいち従者たちが動揺する理由を尋ねない。
それを尋ねる時間も惜しいからだ。
真刃は鋼の巨腕のまま、右足をガードレールにかけた。
『……主?』
まだ少し動揺している猿忌が、真刃に問う。
『どうするつもりだ?』
「状況は分からん。だが、出くわした以上、放置も出来ん」
真刃は、眼下の少女を見て告げる。
「まず、あの娘を助ける。事情はその後にでも聞けばよかろう」
………………………………。
………………………。
数瞬の間が空いた。
そして、
『無論だ! さあ、行くぞ! 主よ!』
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