骸鬼王と、幸福の花嫁たち【第5部まで公開】

雨宮ソウスケ

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第2部

第八章 怪物たちは躍る②

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 七奈が関所に到着する十分前。
 天堂院八夜と、久遠真刃。
 そして御影刀歌の三人は、庭園内の池の縁にいた。
 険しい表情の刀歌が少し後ろに控えて、真刃と八夜が並んでいた。
 バシャバシャ、と。
 水面下には、餌を期待しているのか、色鮮やかな鯉たちの姿も見える。

「いやあ、本当に驚いたよ」

 にこやかな笑顔で、八夜は真刃たちを迎えた。

「まさか、ボクのお家で、お兄さんと再会できるとは思わなかったよ」

「己としては、今日はお前に会いに来た訳ではないのだがな」

 真刃は、双眸を細める。
 すると、八夜は「ヤハハ」と笑った。

「そんな寂しいこと言わないでよ。お兄さん」

 そこで後ろに振り向く。

「けど、お姉さん。助かったんだね。そっちにも驚いたよ」

「…………」

 刀歌は、無言で少年を睨みつけた。
 その手には、刀の柄がすでに握られている。
 今にも斬りかかりそうだった。

「……刀歌」

「……分かっている」

 彼女を一瞥して告げる真刃に、刀歌は頷いた。
 戦闘は禁止されている。主君の命を破るつもりはなかった。

「へえ。随分と素直なんだね」

 八夜が、まじまじと刀歌を見つめた。

「お姉さんって、もっと勝気っていうか、男嫌いって感じだと思ってたんだけど……あ」

 そこで、八夜はポンと手を打った。

「そういうこと!」

 視線を真刃の方に移して、にぱっと笑った。

「そっかあ、なるほど。お兄さん。このお姉さんを自分の隷者にしたんだね。お姉さんを自分のものにしちゃった訳か」

「…………う」

 その指摘に呻いたのは、刀歌だった。
 思わず顔が少し赤くなる。他人に指摘されると流石に恥ずかしかった。

「ヤハハ、大当たりみたいだね」

 その様子を見て、八夜は確信する。

「うん。確かに《魂結び》を使って魂力を注げば、あの傷でも治癒する可能性もあったね」

「……ふん」

 真刃は、八夜を睨みつけた。

「隷者側に魂力を注ぐ。それが可能であることをお前は知っているのだな」

 そう呟いてから「……いや」と目を細めた。

「そもそも、天堂院九紗が健在なら、知っていて当然の話か」

「……ん?」

 八夜は小首を傾げた。

「あれ? もしかして、お兄さんってお父さんの知り合いなの?」

「……まあ、そのようなものだ」

 真刃は頷く。

「今日は、あの男に会いに来たのだが……」

「あ、そうなんだ。それは残念だよ」

 八夜は、パンと両手を重ねて頭を下げた。

「ごめん、お兄さん。お父さん、実は今日から出張なんだ。今頃空港にいるはずだよ」

「………なんだと?」

 その台詞に、真刃も流石に眉根を寄せた。
 それから、屋敷の方に目をやった。

「留守、なのか?」

 これは想定外な話だった。
 まさか機会を外すとは。思わず眉をしかめる。
 だが、同時に、昔から、あの男とは機会が合わないことが多かったのを思い出す。
 どうやら、今代でもそれは続いているようだ。

「お父さんが戻ってくるのは、一月後ぐらいだよ。それよりもお兄さん」

 八夜は、興味深そうに真刃を見つめた。

「お姉さんを隷者にしたんだよね。けど、お姉さん、全然壊れてないよ。凄いや。ねえ、一体どうやったの?」

「……は? 壊れる? お前、何を言っているんだ?」

 八夜の台詞を聞いて、刀歌が眉をひそめた。
 すると、八夜が、刀歌の方に振り向いた。

「え? だってお兄さんと《魂結び》をしたんでしょうよう? 分かるよ。お兄さんってボクの同類なんでしょう。それも凄く近い。なら、お姉さんは廃人になってるはずだよ」

「……同類? 廃人だと?」

 刀歌は、真刃の方に目をやった。

「……主君? どういうことだ? こいつは何の話をしているんだ?」

 刀歌の問いかけに、真刃は沈黙した。
 そして数秒後、

「小僧」

 八夜に、問いかける。

「お前が持つ、お前自身の魂力はどれほどなのだ?」

「え? ボクの魂力?」

 八夜は、にぱっと笑った。
 そして、とんでもない数値を口にした。

「1080だよ!」

「――なッ!?」

 刀歌は目を瞠った。

「馬鹿なッ! そんな魂力、聞いたこともない!」

 学園最高の数値を持つ刀歌でさえ215だ。
 1000を超えるなど、もはや個人の魂力ではない。
 刀歌は、ただ唖然とした。
 一方、真刃は、

「大した魂力の量だな。だが、気付かんのか?」

 小さく嘆息して告げる。

「《魂結び》は、隷主と隷者の相互で一割から八割の魂力の受け渡しが出来る。ゆえに、魂力が多い方が経路の大きさの基準となるのだが」

 一拍おいて、

「それだけの量になると一割でも100以上なのだぞ。第二段階ならば800だ。そんな量の魂力の経路の構築となると、量を調整して徐々に慣らすか、または、数度に分けて儀式を行わなければ、相手に甚大な負担を与えることになるぞ。他の者と同じようにしては相手の魂を傷つけて当然であろうが」

「え? あっ、なるほど! そういうことか!」

 八夜は、再びポンと手を打った。

「要は、質よりも量が問題だったんだ! だからボクの隷者は廃人ばかりになってたんだね」

 うんうん、と腕を組んで頷く。

「例えるなら、ワイングラスに、バケツいっぱいの水を注いでいたって感じだったのかぁ。確かにそれは無茶だよね。グラスだって割れちゃうよ。お兄さんはそれを知ってたから、お姉さんが壊れないように、凄く大切に扱ったんだね」

「え? え?」

 八夜の台詞に、刀歌は動揺する。
 昨晩のうっすらとした記憶を思い出す。

(う、うわああ……)

 確かに、あれは凄く大切にされていることが、実感できるものだった。
 思わず乙女の顔で恥じらう刀歌だが、八夜は構わずに話を続ける。

「ありがとう! お兄さん! おかげで原因が分かったよ! うん! これなら七奈ちゃんとも《魂結び》が出来るかも!」

 少年はニコニコと笑う。
 ただ、すぐにあごに手をやって。

「あ、けど、いきなり七奈ちゃんはダメだな。失敗なんて絶対に出来ないし。う~ん、誰か他の人と試してから……いや、けど、もう七奈ちゃん以外はいらないしなあ」

 真刃や刀歌には分からないことを、ブツブツ呟いてる。
 真刃は嘆息した。

「お前の事情はどうでもいい。それより、あの男はいないのだな?」

「あ、うん。それはホントだよ」

 八夜が頷く。真刃は渋面を浮かべた。
 完全に、肩透かしを食らった気分だった。目の前にいる自分の同類らしき少年のことも気にはなるが、あの男が不在では意味がない。
 仮に戦闘になるとしても、真刃は、まずは対話をしようと考えていた。
 あの男とは、親しい間柄とは言い難い。
 だが、それでも同じ時代を生きた唯一の人物だ。
 色々と問い質したいこともある。
 過去のことも。今回の刀歌の拉致未遂についても。また、これからのことも。
 正直、胸の内は複雑ではあるが、可能な限り互いの落としどころを見つけて、穏便に済ませたいという思いもあった。
 そのためには、やはりあの男との対話が必須だった。

(……出直すべきか)

 そう考えていた時だった。

「……ねえ、お兄さん」

 八夜が覗き込むように、真刃の顔を見据えていた。

「……なんだ?」

 真刃がそう尋ね返すと、八夜は双眸を細めてこう告げた。

「お兄さんって、もしかして『久遠』の一族?」

 真刃は一瞬沈黙する。やはり自分の名は、この少年にも伝わっているようだ。
 小さく息を吐き、「ああ。そうだ」と答えた。

「やっぱりそうなんだ!」

 八夜は嬉しそうに笑う。

「お父さんの隠し子かなとも思ってたけど、雰囲気がボクらと大分違ってたから、もしかしてと思って。『あの男』には子供はいなかったって話だったけど、血は残っていたんだね!」

 一拍おいて、

「お兄さん! お名前は!」

 随分とテンションの高い少年に、眉をひそめつつも、真刃は答える。

「久遠真刃だ」

「え? 名前まで『あの男』と同じなの? もしかして二代目……は違うか。三代目の『久遠真刃』ってことなのかな?」

 八夜は目を瞬かせる。真刃はどう答えるべきか迷った。
 その時だった。

「あ……ちょっと待って」

 不意に、今までニコニコと笑っていた八夜が、眉をしかめたのだ。
 笑顔から一転、少し顔色が青ざめている。

「……うわあ、初めて見た他家の同類に浮かれてたけど、よくよく考えると、これって凄くまずいかも……。お兄さんは『久遠真刃』の名前を受け継ぐぐらい出来がいいんだよね? そんなの、『あの男』の大ファンのお父さんが、放っておくはずもないし」

 あごに手をやって、ブツブツと呟き始めた。

「お父さんなら、まず交配を考えるはずだよね。けど、二葉姉さんはもうお父さんのだし、六炉姉さんはどこにいるのかも分からないし、だとしたら、お兄さんの相手は……」

「……おい。お前」

 その時、様子を窺っていた刀歌が口を開いた。

「何をブツブツ言っているんだ?」

 そう尋ねるが、八は聞いていない。
 どうしてか、とても不快そうな表情をしている。
 そうしてややあって、八夜は、真刃に対して両手を重ねて頭を下げた。

「ごめん。お兄さん!」

 八夜は言う。

「本当にごめん! お兄さんには、ボクと七奈ちゃんの未来のために死んで欲しいんだ」

「………は?」

 唐突な宣告に、真刃は眉をしかめた。

「お前、何を言って……」

「七奈ちゃんはボクのものなんだ。それだけは絶対に譲れないんだ。お兄さんには、このままこっそり帰ってもらってもいいんだけど、いずれはお父さんの耳にも届くような気がするし、お兄さんには、ここで死んでもらった方がいいような気がするんだ」

 黄金の少年は、そんなことを告げてきた。
 真刃や刀歌にしてみれば、全く意味不明な説明だ。
 ただ、一つだけ分かる。

「ごめん。それじゃあお兄さん。死んで」

 この少年が、本気でそう宣告しているということだけは。

「と、その前に」

 少年は、パチンと指を鳴らした。
 直後、刀歌は悪寒を感じた。考える前に後方に跳躍する。と、
 ――バキンッ!
 刀歌が直前までいた場所に、人間サイズの氷柱が生み出されていた。

「へえ。勘がいいんだね」

 少年は、天使の笑みを刀歌に向けた。
 刀歌の背中に再び悪寒が奔る。刀歌は連続で後方に跳躍した。
 次々と連立する氷柱。恐るべきことに、その間隔は一秒もない。
 氷柱の発生速度は異常だった。回避が間に合わない。

「――蝶花!」

 その時、真刃が叫んだ。
 八夜に、強烈な蹴りを喰らわせてだ。

「戦闘を許可する! 刀歌を守れ!」

 真刃に蹴られた八夜が、勢いよく吹き飛んでいくと同時に、刀歌の足元で氷柱が生み出されようとしていた。もう跳躍は間に合わない。そう思ったが、

『蝶花ちゃんガードッ!』

 突如、刀歌の髪を結ぶリボンが叫んだ。
 白いリボンを瞬時に伸びると、大量の帯となって氷柱の鋭利な先端を砕いた。
 それとほぼ同時に、刀歌の後方にも伸びて、彼女を掬い上げるように回避させた。

「――お前は!」

『うん! 蝶花ちゃん参上!』

 唖然とする刀歌に、白いリボンが応える。

「お前、いつの間に私のリボンに……」

『真刃さまが、万が一のためにだって! うん! 刀歌ちゃん、愛されているね!』

「あ、愛されて……」

 蝶花の台詞に、思わず刀歌が頬を赤くする。
 しかし、今は戦闘中。剣の少女は油断していない。刀歌はズザザと着地した。

「――主君!」

 刀歌は、手に持った柄から熱閃の刃を顕現させた。
 そして真刃の元に駆け出した――が、
 ――ガゴンッッ!
 突如、巨大な氷壁が天へと伸びた。
 真刃と、刀歌との間を両断するように伸びた氷壁だ。
 刀歌は熱閃で氷壁を斬りつけるが、全く刃が通じない。

「――くそッ! 主君!」

 高さにして百メートル。横にして先が見えない氷壁を前に、刀歌が再び叫ぶ。

『……大丈夫だ』

 氷壁越しに、真刃が告げる。

『お前は下がっていろ。刀歌』

「けどッ!」

 刀歌が叫ぶと、別の声も聞こえてきた。

『ヤハハ、お兄さんの言う通りだよ』

 八夜の声だ。

『お姉さんは、少しそこで待っていてくれないかな。お姉さんもボクにとっては邪魔者だし、先に始末しておこうかなと思っていたけど、なかなか頑張るからね』

 真刃の一撃を喰らいながらも、全くダメージを感じさせない声で告げる。

『先にお兄さんと決着をつけるよ。また蹴られたら嫌だし。まあ、戦闘の余波でお姉さんも死んじゃうかもしれないけど』

『……貴様は』

 真刃が呟いた。

『結局、あの男と同じなのか』

『あの男? お父さんのこと? まあ、一応お父さんの子供だしね』

 少年の『ヤハハ!』という笑い声が聞こえた。
 いよいよ、戦闘が始まるようだ。

(――くそッ!)

 刀歌は、歯噛みする。
 そして熱閃の刃を繰り出すが、
 ――ギィンッ!
 氷壁は、わずかに崩れることもない。

「くそッ! 主君! 主君ッ!」

 刀歌は、悲痛な声で叫ぶのだった。

「――真刃さまッ!」
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