177 / 205
第5部
第四章 想い、数多➂
しおりを挟む
同時刻。
参妃・御影刀歌は、とある店舗に訪れていた。
ショッピングモールにて展開する、フォーマルなドレスから、最新のコーディネートに至るまでを網羅した有名なアパレルショップである。
『それじゃあ行こうか。刀歌ちゃん』
「う、うん。行くか」
髪に結いだ白いリボンに宿る蝶花に促されて、刀歌は緊張した面持ちで店内に入った。
(うわあ)
入店するなり、刀歌は息を呑んだ。
室内には、様々な衣服が展示されていた。
基本的に女性専用の店舗のため、マネキンが着る服は女性の物ばかりだ。
無機質なマネキンではあるが、それを補うほどに綺麗な服が展示されている。
刀歌は、目を瞬かせた。
「は、初めて来たが、本格的な衣服店とは、このようなモノなんだな」
『いや。刀歌ちゃんの歳で初めて来るってどうなの?』
と、白いリボンが、小声でツッコミを入れる。
「し、仕方がないじゃないか」
刀歌は、顔を赤くして言う。
「これまで私は服に興味がなかったんだ。適当に母が買ってきた物を着ていた。そもそも一日の半分は制服だし、家では道着を着ることが多かったし……」
『その上、刀歌ちゃん、部屋ではジャージだしね』
「……うう」
刀歌は呻く。
実は五人の妃たちの中でジャージ派はもう一人いた。かなたである。
しかし、かなたは、エルナの根気ある教育で、今や脱ジャージ派となっていた。
刀歌は、最後のジャージ派なのである。
そして、今回、刀歌はドーンワールドに遊びに行くことになった。
しかも、初日の夜は、ドレスコードのあるレストランで食事をするらしい。
そのため、刀歌は急ぎ服を購入しに来たのである。
遊びに行く服は、母が買ってくれた物から適当に見繕えばいい。
しかし、彼女のフォーマルな服と言えば、今着ている制服しかないのだ。
「と、とにかく、とっとと決めてしまうぞ」
どうにも場違いな感じがして、刀歌は早足で店内を進んだ。
とりあえず、大人びた服が並ぶコーナーへと移動する。
ゆったりとしたドレスから、かなり際どい物まで取り揃えたコーナーだ。
が、そこで刀歌は固まってしまう。
「ど、どれを選べばいいんだろ?」
『あはは。分からないよね』
蝶花が笑う。
普段着さえ母任せだった刀歌だ。フォーマルなドレスなど判断が出来る訳もなかった。
刀歌は、本当に困り果てた顔をした。
『私が選ぼうか?』
と、蝶花が救いの手を差し伸べようとした時だった。
「お客さま。お洋服をお探しですか?」
硬直する刀歌を見つけた女性店員が、声を掛けてきたのだ。
二十代前半ほどの若い店員である。
「あ、はい。フォーマルな服を……」
刀歌は、反射的に答える。
「フォーマルですか?」
店員は反芻する。
それから、失礼に当たらない程度の目配せで刀歌を見やる。
(うわあ、この子ってば凄い逸材だわ)
キラリと眼差しを輝かせる。
(白い制服によく映える艶やかな黒髪。肌もきめ細かい。多分、スポーツもしているわね。引き締まった腰、お尻、美脚。この大きさで張りを維持するおっぱいも素晴らしいわ。読モレベルなんかじゃない。ガチモデルでも、ここまでの子はそうはいないんじゃないかしら?)
脳内でそこまで瞬時に判断してから、
「もしかして、年上の彼氏とのデート用ですか?」
と、鉄壁の営業スマイル。刀歌は顔を赤くした。
(ビンゴ。この制服、確かクレストフォルス校のよね。大人びた顔立ちとスタイルからして高等部の三年生。相手は大学生……いえ、社会人かしら?)
フォーマルドレスを必要とするようなデートは、大学生の身では考えにくい。
相手は、若くて二十代後半か。
(パパ活……じゃないわね。凄く真面目そうな子だし、デートを指摘されたぐらいで赤くなるような子だしね。そもそもフォーマルな服が必要なパパ活って何よ)
と、自分の考えにツッコミを入れる店員。
「お食事のためでしょうか?」
店員は、さらに探りを入れた。
それに対し、刀歌は、
「は、はい」
緊張した面持ちで頷いた。
「その、今週末、婚約者と、ドーンタワーで食事の予定です」
(――ドーンタワーですって!)
店員は心の中で、クワッと目を見開いた。
(ドーンワールドにあるあの恋人の聖地で! しかも今時JKで婚約者ですって!)
彼女は笑みだけは崩さず、思考を加速させる。
(これは冗談なんかじゃないわよね。この乙女の顔を見る限りは。相手はガチの婚約者か。親の都合なのか、それとも恋愛なのかまでは分からないけど、この子の想いはきっと本物だわ。しかも、この子ったら……)
――クワッッ!
女性店員は、心の中で再び瞠目した。
(間違いなくまだ初めてね! ゆえに望みしは決戦兵装と見た!)
そこまでの判断を一秒にも満たない時間で行う。
(乙女の決戦! これは手を貸さずにはいられないわ!)
そんな思考はおくびにも出さず、店員は手を向けた。
「では、あちらへどうぞ。お客さまによく似合うドレスをご用意させていただきます」
「え? あ、はい」
服に関してはド素人の刀歌は、促されるまま、コクコクと頷いた。
そうして刀歌は、様々なドレスを勧められた。
色や素材も多種多様であったが、基本的には露出の多いドレスだった。肩や胸元、または背中など。それらが大きく開けたドレスが多かった。
普段ここまで露出のすることない刀歌は、どの服でも顔を真っ赤にした。
が、途中から路線が、どんどんおかしな方向へと進んでいく。
三十分後、何故か刀歌はゴシックロリータのドレスを着込んでいた。
「え、えっと、店員さん?」
流石に、刀歌も顔を引きつらせると、
「あ。申し訳ありません。少し私の趣味が入ってしまいました」
深々と頭を下げる女性店員。
いささか、彼女も暴走してしまったようだ。
「あまりこういった服は……それに肩とか背中が露出するのも……」
「……そうですか。でしたら、こういった品はいかがでしょう」
そう告げて、店員は店の奥から、とある一品を持ってきた。
雪のように真っ白な服である。襟元や袖には金の縁取り。生地には、同じく金糸で何かの刺繍も施されている。手に取っただけで上質なのが分かる服だ。
しかし、これは――。
「え? これってフォーマルな服になるのか?」
「充分になります」
女性店員は、そう言い切った。
刀歌は、服を両手で掴んだまま、目を瞬かせる。
「け、けど、公の場でこの服を着ている人は、SNSやテレビでもあまり見ないのだが? むしろ、これは別のイベントで……」
「フォーマルと言ったら、フォーマルなのです」
女性店員は揺るがない。
「と言うよりも、ドレスコードがあるといっても、ドーンタワーの敷居は、相当に緩いですから。それでも充分ですよ」
「そ、そうなのか?」
「はい」
女性店員は、ニコリと笑った。
「それに、その服は意外と需要が高いのです」
「需要が高い?」
刀歌は眉をひそめた。
すると、女性店員は「少々失礼します」と告げて、刀歌の耳元に顔を近づけた。
「男性の需要が高いのよ」
小声でそう告げる。
「え?」
「ダメよ」女性店員は悪戯っぽく笑う。
「食事にだけかまけてちゃダメ。ちゃんとその後のことも考えなきゃ」
「…………え?」
刀歌は目を瞠って、女性店員を見やる。
数秒後、ボンと顔を赤くした。
「今ならお安くしておきます。まずはご試着されてはいかかでしょうか?」
顔を離して、女性店員がそう尋ねる。
刀歌は、唇をパクパクと動かした。
そのまま、ふらふらと更衣室へと入った。
そうして十分後。
「こ、購入、お願いします」
刀歌は、決戦兵装を入手した。
参妃・御影刀歌は、とある店舗に訪れていた。
ショッピングモールにて展開する、フォーマルなドレスから、最新のコーディネートに至るまでを網羅した有名なアパレルショップである。
『それじゃあ行こうか。刀歌ちゃん』
「う、うん。行くか」
髪に結いだ白いリボンに宿る蝶花に促されて、刀歌は緊張した面持ちで店内に入った。
(うわあ)
入店するなり、刀歌は息を呑んだ。
室内には、様々な衣服が展示されていた。
基本的に女性専用の店舗のため、マネキンが着る服は女性の物ばかりだ。
無機質なマネキンではあるが、それを補うほどに綺麗な服が展示されている。
刀歌は、目を瞬かせた。
「は、初めて来たが、本格的な衣服店とは、このようなモノなんだな」
『いや。刀歌ちゃんの歳で初めて来るってどうなの?』
と、白いリボンが、小声でツッコミを入れる。
「し、仕方がないじゃないか」
刀歌は、顔を赤くして言う。
「これまで私は服に興味がなかったんだ。適当に母が買ってきた物を着ていた。そもそも一日の半分は制服だし、家では道着を着ることが多かったし……」
『その上、刀歌ちゃん、部屋ではジャージだしね』
「……うう」
刀歌は呻く。
実は五人の妃たちの中でジャージ派はもう一人いた。かなたである。
しかし、かなたは、エルナの根気ある教育で、今や脱ジャージ派となっていた。
刀歌は、最後のジャージ派なのである。
そして、今回、刀歌はドーンワールドに遊びに行くことになった。
しかも、初日の夜は、ドレスコードのあるレストランで食事をするらしい。
そのため、刀歌は急ぎ服を購入しに来たのである。
遊びに行く服は、母が買ってくれた物から適当に見繕えばいい。
しかし、彼女のフォーマルな服と言えば、今着ている制服しかないのだ。
「と、とにかく、とっとと決めてしまうぞ」
どうにも場違いな感じがして、刀歌は早足で店内を進んだ。
とりあえず、大人びた服が並ぶコーナーへと移動する。
ゆったりとしたドレスから、かなり際どい物まで取り揃えたコーナーだ。
が、そこで刀歌は固まってしまう。
「ど、どれを選べばいいんだろ?」
『あはは。分からないよね』
蝶花が笑う。
普段着さえ母任せだった刀歌だ。フォーマルなドレスなど判断が出来る訳もなかった。
刀歌は、本当に困り果てた顔をした。
『私が選ぼうか?』
と、蝶花が救いの手を差し伸べようとした時だった。
「お客さま。お洋服をお探しですか?」
硬直する刀歌を見つけた女性店員が、声を掛けてきたのだ。
二十代前半ほどの若い店員である。
「あ、はい。フォーマルな服を……」
刀歌は、反射的に答える。
「フォーマルですか?」
店員は反芻する。
それから、失礼に当たらない程度の目配せで刀歌を見やる。
(うわあ、この子ってば凄い逸材だわ)
キラリと眼差しを輝かせる。
(白い制服によく映える艶やかな黒髪。肌もきめ細かい。多分、スポーツもしているわね。引き締まった腰、お尻、美脚。この大きさで張りを維持するおっぱいも素晴らしいわ。読モレベルなんかじゃない。ガチモデルでも、ここまでの子はそうはいないんじゃないかしら?)
脳内でそこまで瞬時に判断してから、
「もしかして、年上の彼氏とのデート用ですか?」
と、鉄壁の営業スマイル。刀歌は顔を赤くした。
(ビンゴ。この制服、確かクレストフォルス校のよね。大人びた顔立ちとスタイルからして高等部の三年生。相手は大学生……いえ、社会人かしら?)
フォーマルドレスを必要とするようなデートは、大学生の身では考えにくい。
相手は、若くて二十代後半か。
(パパ活……じゃないわね。凄く真面目そうな子だし、デートを指摘されたぐらいで赤くなるような子だしね。そもそもフォーマルな服が必要なパパ活って何よ)
と、自分の考えにツッコミを入れる店員。
「お食事のためでしょうか?」
店員は、さらに探りを入れた。
それに対し、刀歌は、
「は、はい」
緊張した面持ちで頷いた。
「その、今週末、婚約者と、ドーンタワーで食事の予定です」
(――ドーンタワーですって!)
店員は心の中で、クワッと目を見開いた。
(ドーンワールドにあるあの恋人の聖地で! しかも今時JKで婚約者ですって!)
彼女は笑みだけは崩さず、思考を加速させる。
(これは冗談なんかじゃないわよね。この乙女の顔を見る限りは。相手はガチの婚約者か。親の都合なのか、それとも恋愛なのかまでは分からないけど、この子の想いはきっと本物だわ。しかも、この子ったら……)
――クワッッ!
女性店員は、心の中で再び瞠目した。
(間違いなくまだ初めてね! ゆえに望みしは決戦兵装と見た!)
そこまでの判断を一秒にも満たない時間で行う。
(乙女の決戦! これは手を貸さずにはいられないわ!)
そんな思考はおくびにも出さず、店員は手を向けた。
「では、あちらへどうぞ。お客さまによく似合うドレスをご用意させていただきます」
「え? あ、はい」
服に関してはド素人の刀歌は、促されるまま、コクコクと頷いた。
そうして刀歌は、様々なドレスを勧められた。
色や素材も多種多様であったが、基本的には露出の多いドレスだった。肩や胸元、または背中など。それらが大きく開けたドレスが多かった。
普段ここまで露出のすることない刀歌は、どの服でも顔を真っ赤にした。
が、途中から路線が、どんどんおかしな方向へと進んでいく。
三十分後、何故か刀歌はゴシックロリータのドレスを着込んでいた。
「え、えっと、店員さん?」
流石に、刀歌も顔を引きつらせると、
「あ。申し訳ありません。少し私の趣味が入ってしまいました」
深々と頭を下げる女性店員。
いささか、彼女も暴走してしまったようだ。
「あまりこういった服は……それに肩とか背中が露出するのも……」
「……そうですか。でしたら、こういった品はいかがでしょう」
そう告げて、店員は店の奥から、とある一品を持ってきた。
雪のように真っ白な服である。襟元や袖には金の縁取り。生地には、同じく金糸で何かの刺繍も施されている。手に取っただけで上質なのが分かる服だ。
しかし、これは――。
「え? これってフォーマルな服になるのか?」
「充分になります」
女性店員は、そう言い切った。
刀歌は、服を両手で掴んだまま、目を瞬かせる。
「け、けど、公の場でこの服を着ている人は、SNSやテレビでもあまり見ないのだが? むしろ、これは別のイベントで……」
「フォーマルと言ったら、フォーマルなのです」
女性店員は揺るがない。
「と言うよりも、ドレスコードがあるといっても、ドーンタワーの敷居は、相当に緩いですから。それでも充分ですよ」
「そ、そうなのか?」
「はい」
女性店員は、ニコリと笑った。
「それに、その服は意外と需要が高いのです」
「需要が高い?」
刀歌は眉をひそめた。
すると、女性店員は「少々失礼します」と告げて、刀歌の耳元に顔を近づけた。
「男性の需要が高いのよ」
小声でそう告げる。
「え?」
「ダメよ」女性店員は悪戯っぽく笑う。
「食事にだけかまけてちゃダメ。ちゃんとその後のことも考えなきゃ」
「…………え?」
刀歌は目を瞠って、女性店員を見やる。
数秒後、ボンと顔を赤くした。
「今ならお安くしておきます。まずはご試着されてはいかかでしょうか?」
顔を離して、女性店員がそう尋ねる。
刀歌は、唇をパクパクと動かした。
そのまま、ふらふらと更衣室へと入った。
そうして十分後。
「こ、購入、お願いします」
刀歌は、決戦兵装を入手した。
0
あなたにおすすめの小説
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
彼の巨大な体に覆われ、満たされ、貪られた——一晩中
桜井ベアトリクス
恋愛
妹を救出するため、一ヶ月かけて死の山脈を越え、影の沼地を泳ぎ、マンティコアとポーカー勝負までした私、ローズ。
やっと辿り着いた先で見たのは——フェイ王の膝の上で甘える妹の姿。
「助けなんていらないわよ?」
は?
しかも運命の光が私と巨漢戦士マキシマスの間で光って、「お前は俺のものだ」宣言。
「片手だけなら……」そう妥協したのに、ワイン一杯で理性が飛んだ。
彼の心臓の音を聞いた瞬間、私から飛びついて、その夜、彼のベッドで戦士のものになった。
転職したら陰陽師になりました。〜チートな私は最強の式神を手に入れる!〜
万実
キャラ文芸
う、嘘でしょ。
こんな生き物が、こんな街の真ん中に居ていいの?!
私の目の前に現れたのは二本の角を持つ鬼だった。
バイトを首になった私、雪村深月は新たに見つけた職場『赤星探偵事務所』で面接の約束を取り付ける。
その帰り道に、とんでもない事件に巻き込まれた。
鬼が現れ戦う羽目に。
事務所の職員の拓斗に助けられ、鬼を倒したものの、この人なんであんな怖いのと普通に戦ってんの?
この事務所、表向きは『赤星探偵事務所』で、その実態は『赤星陰陽師事務所』だったことが判明し、私は慄いた。
鬼と戦うなんて絶対にイヤ!怖くて死んじゃいます!
一度は辞めようと思ったその仕事だけど、超絶イケメンの所長が現れ、ミーハーな私は彼につられて働くことに。
はじめは石を投げることしかできなかった私だけど、式神を手に入れ、徐々に陰陽師としての才能が開花していく。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる