ひだまり堂へようこそ

柚月奏

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ペンダント 1

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「薫、これあげる。」

目の前の少女が花の形のペンダントを差し出す。

「これは?」

私が聞くと彼女はにっこりと微笑んだ。

「このあいだお母さんと遊びに行った時に見つけたの。薫に似合うかなぁって思って。」

「いいの?」

私が言うと彼女の急に真面目な顔になった。

「いいの。だって薫だもん。薫だからあげるんだ。」

「あっありがとう。」

戸惑いながら私が言うと彼女はまたいつもと同じように笑いながら、

「どういたしまて」

そう言った。

目が覚める。ずいぶんと古い夢を見た。彼女は私の親友だった。久しぶりだ。彼女の夢を見たのは。

私はため息をつく。何を見ているのか。
私は壊れたペンダントを見る。その度に彼女に私が幸せになるなと言われている気がする。それもそうだ。

だって私が彼女を殺したのだから。
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