22 / 128
第二章 異世界編
第21話 ─ 番外編『狂乱の宴』 ─…ある男の独白
しおりを挟む
──何故こんなことになったのか。
俺は、目の前の現実を直視することを諦め、焦点の合わない目をしながら、思考という名の現実逃避を行なっていた。
「さあさあどっちに賭ける!? 兄か弟か!?」
フェットさんノリノリで仕切ってますね。キャラ変わってませんか?
「兄」
「兄」
「兄」
「弟で」
「兄」
「もちろんミトラ様に決まってますわ!」
「わ、私も弟さんを応援します……」
「兄」
「私はもちろん旦那!」
次々に声があがる。つーか、一体なにを賭けるのか誰も何も言ってないんだけど!?
ノリか!? ノリなんだな!? ノリだと言ってくれ! ノリでもキツいけどな!!
リッシュさん達も満面の笑みで、完全にオモチャ弄りモードに入ってるよ(泣)!
あ、弟のパーティーの女の子が一人、頭から煙を出して思考がショートしてる。こりゃ賭けどころじゃないな。
「はい、それでは棄権が一人発生しましたが、早速いってみようギャンブルスタート! ほら、二人共さっさとズボンを下げる!」
フェットさんノリノリで仕切ってますね! キャラ変わってませんか!?
*****
まあ発端は例の如くミトラが原因だ。俺はいつもそのとばっちりだ。
だが今までとの唯一の違いは、俺に全ての責任を負わせようとする人達ばかりが居る訳ではなかったこと。
今回ばかりは、その人達が味方かどうかは分からないけどな!
具体的に何が発端で原因だったのか?
決まっている。パンチェッタの時と同じだ!
今回の依頼で、2パーティー合同で黒の森の奥に向かう道中、ずっと弟がフェットを口説き続けてやがった事だよ!
俺がいくらガードしても、隙をみて俺に見せつけるように口説く。くたばりやがれクソッタレ!
口説き続けてればパンチェッタと同じ様に、いずれフェットも自分のモノに出来ると思い込んでいやがるんだろう。フェットの場合は元鞘か。
まあ実際これまで他の女は、その通りに弟がモノにしてきたんだけどな。
正直、パンチェッタの前例を味わっている俺としては、内心気が気じゃなかったけど。
弟も多分それを分かっててやってたんだろう。ニタニタ笑いながら、えらく俺をチラチラ見てたしな。
リッシュさん達が弟を不愉快そうに見ていたのが、せめてもの救いだった。
「だから、私はもうアナタに何の興味もありません。興味を持てません。しつこいですよ」
「まあそう言うなって。一度試してみないと相性なんて分からないだろ? 絶対そこの軟弱亭主より満足できるって」
これが一般庶民の好みそうな……特に男連中が好みそうな艶話なら、フェットが弟の強引さに流されて、嫌いながらも男と女の関係になって……という三文芝居になったろう。
だが弟よ。フェットチーネ・ペンネリガーテは自力でお前の“力”から目覚めて逃げた女傑だ。そんな単純な展開になると思うなよ。
あ、フェットの目が完全に座った。ヤバイぞ、ミトラ。
「そこまで言うならアナタと私の旦那と! 二人を今ここで見比べて! どちらが私が満足出来そうなモノを持っているか、皆で判定してもらいましょう!!」
だがオレよ。フェットチーネ・ペンネリガーテは自力で弟の“力”から目覚めて逃げた女傑だ。そんな単純な展開になると思うなよ(泣)
*****
「ふーむ。二人は兄弟だけあって、こうして見る分にはほとんど同じに見えますなぁ」
と、キャンティさんが嬉しそうに品定めをする。俺はズボンを下ろし上着をたくし上げた状態で、空をボンヤリと眺めている。
あ~。雲ってなんであんなにモコモコしているんだろ~。触ったらフワフワ感が気持ちよさそうだぁ~。
ふとチラっと弟を見ると、死んだ魚の目をした虚ろな顔で、俺と同じくズボン下ろして呆然としている。
俺が初めて見る顔だ。ざまあみろ。
「それでは引き分け……という事になりますの?」
「う~ん。まあそうなるのかなぁ?」
いいぞラディッシュさん! これで地獄の拷問を終了させてくれ! 俺を解放させてくれ!
「だが諸君待って欲しい。男たるもの、勇者たるもの、いざという時に奮い立つ、奮い立てる事が必須条件なのではないか? そして奮い立った状態で判断しなければならないのではないか!?」
貴女はいったい何を言いだすんですか、フェットチーネさん。
「そう例えば、まずはこんな風にして、臨戦態勢になれるかどうかを見てみる」
そう言って、フェットは俺の右手を手に取ると自分の胸に押し付ける。
むにゅっ。
しまった、思わず反射的に指を動かしてしまった。
唐突に右手に柔らかい感触が伝わってくる。
あ、ヤバい反応してしまう!
「おっと、お兄さんの方が奮い立ってきましたね。これは弟くんが出遅れたか」
嫌ぁーっ! 頭では止めたいのに身体が勝手に反応しちゃうよぉ!! 見ないで!俺を見ないで!!
こうかは ばつぐんだ!!
……つーか、何をノリノリに実況してるんですか、キャンティさん!
「おいなんだお前ら、何をしている?……あっクソっ! 汚ねえぞ!! そんなの反則だ反則!!」
「常在戦場たる夫を戦にすぐに送り出せるように手助けするのは、嫁たる私の当然の役目。文句があるなら、貴方もお仲間に助けてもらえばよろしいのではないですか?」
しれっとした顔で、弟の文句をそう言って受け流すフェット。
……フェットチーネ、恐ろしい子……!
「……チッ減らず口を……! おいお前たち、ちょっくら悪いが、助けてくんねーか?」
弟がそう言うと、アイツのハーレムパーティーのメンバーが慌てて寄ってきて、弟に身体を密着させ始めた。
「ふぅむ、奮い立ち具合が少々鈍くなってきましたね。仕方ありません。ではこうしましょう」
そう言って彼女は俺の右手を、自分の服の脇の所から中へ滑り込ませた。
あ、彼女は例の背中と脇がザックリ空いてる、青いパーティードレス状の格闘服を着てるんだよ。目のやり場に少し困るけどね。
うん、そのザックリ空いた脇の所から、俺の右手をね、スルっと……。
ああああああああああああ! 右手が! 右手に! フェットの胸の柔らかい感触が! 右手に直に感触が! ああああああああああああ! 手が勝手に動いてしまう! 止まらねええええ!! ああああああああああああ! 柔らかくて気持ちいいいいいい!!
こうかは ばつぐんだ!!
彼女の不意打ち連発で、俺はすっかりウブなガキのような反応しかできなくなっていた。
それを見てヒュウと口笛を鳴らすラディッシュさん。
いいぞもっとやれとベッコフさんとリッシュさんが囃し立てる。クソ! 覚えてろよ、筋肉ダルマコンビ!!
ジビエさんは生温かい目で見守ってくれている。モウユルシテ。
「おっとぉ、ドラゴンスレイヤーもなかなか頑張ってペースを上げているが、兄貴のラストスパートが凄い! 凄い! 凄い! あっという間に準備完了だぁ~~~~~!!」
もうキャンティさんの実況が酷い! 酷い! 酷い! あっという間に泣きそうになっちゃったよ(泣) 僕もうおムコに行けない。
「さあ、ここまで奮い立った二人を見て皆さんに判断してもらいましょう! 私ことフェットチーネに相応しいのは、果たしてどっちだ⁉︎」
もうどっちでもいいよ。
「兄」
「兄」
「兄」
「兄」
「兄」
「ノーコメント」
「同じく」
「右に同じ」
「はい!と言う事で私を満足させてくれる、私に相応しい人は今の旦那という事で決定いたしました!皆さん拍手ー!!」
パチパチパチパチ。まばらな拍手がおこる。フェットは大きくガッツポーズ。
俺と弟は、何か大切なものをゴッソリと失った顔をしてズボンを履き直した。でも履いた後も前かがみになったままだけど。
ううう……。ヒトを奮い立たせて昂ぶらせておいてそのまま放置って、ヒデえよくそっ。
フェットを連れ去ってそこら辺の繁みの影で昂りを鎮めてぇ彼女に鎮めてもらいてぇ。
黒の森の中は危ないからとても出来ないけどな(泣)!
フェットが嬉しそうに俺の隣に来た。ピトッという擬音が出そうなぐらい、俺にピッタリと密着してくれる。
フェットさんや、俺も嬉しいけど腰の曲がった俺の様子も考慮してくれんかのぅ。
まあせっかくなので、俺は彼女の腰に右手を回す。すると彼女は俺の右手を掴んで自分の胸の位置まで持ち上げた。
のみならず、俺の指を一本一本つまんで動かして、俺が胸を鷲掴みにしている状態に変更した。
……っておい!
フェットさんや、嬉しいけど腰の曲がった俺の様子も考慮してくれんかのぅ。
本当に連れ去って繁みの影で昂りを鎮めてもらっちゃうぞ。
そう思いながら、俺はフェットを見る。
彼女は、俺のそんなヨコシマな気持ちを、欠片も持たせないような満面の笑みを浮かべていた。
もうニッコニコよ、にっこにこ。
まるで極上の大好きなデザートを、心ゆくまで食べている時のような太陽の笑顔だ。
弟をやり込めた事が心の底から嬉しいって顔だ。
男を誘う時の顔じゃねえ。そしてここまでやっといて誘ってねえ(泣)
俺は泣きながら昂りに耐えた。
俺は、目の前の現実を直視することを諦め、焦点の合わない目をしながら、思考という名の現実逃避を行なっていた。
「さあさあどっちに賭ける!? 兄か弟か!?」
フェットさんノリノリで仕切ってますね。キャラ変わってませんか?
「兄」
「兄」
「兄」
「弟で」
「兄」
「もちろんミトラ様に決まってますわ!」
「わ、私も弟さんを応援します……」
「兄」
「私はもちろん旦那!」
次々に声があがる。つーか、一体なにを賭けるのか誰も何も言ってないんだけど!?
ノリか!? ノリなんだな!? ノリだと言ってくれ! ノリでもキツいけどな!!
リッシュさん達も満面の笑みで、完全にオモチャ弄りモードに入ってるよ(泣)!
あ、弟のパーティーの女の子が一人、頭から煙を出して思考がショートしてる。こりゃ賭けどころじゃないな。
「はい、それでは棄権が一人発生しましたが、早速いってみようギャンブルスタート! ほら、二人共さっさとズボンを下げる!」
フェットさんノリノリで仕切ってますね! キャラ変わってませんか!?
*****
まあ発端は例の如くミトラが原因だ。俺はいつもそのとばっちりだ。
だが今までとの唯一の違いは、俺に全ての責任を負わせようとする人達ばかりが居る訳ではなかったこと。
今回ばかりは、その人達が味方かどうかは分からないけどな!
具体的に何が発端で原因だったのか?
決まっている。パンチェッタの時と同じだ!
今回の依頼で、2パーティー合同で黒の森の奥に向かう道中、ずっと弟がフェットを口説き続けてやがった事だよ!
俺がいくらガードしても、隙をみて俺に見せつけるように口説く。くたばりやがれクソッタレ!
口説き続けてればパンチェッタと同じ様に、いずれフェットも自分のモノに出来ると思い込んでいやがるんだろう。フェットの場合は元鞘か。
まあ実際これまで他の女は、その通りに弟がモノにしてきたんだけどな。
正直、パンチェッタの前例を味わっている俺としては、内心気が気じゃなかったけど。
弟も多分それを分かっててやってたんだろう。ニタニタ笑いながら、えらく俺をチラチラ見てたしな。
リッシュさん達が弟を不愉快そうに見ていたのが、せめてもの救いだった。
「だから、私はもうアナタに何の興味もありません。興味を持てません。しつこいですよ」
「まあそう言うなって。一度試してみないと相性なんて分からないだろ? 絶対そこの軟弱亭主より満足できるって」
これが一般庶民の好みそうな……特に男連中が好みそうな艶話なら、フェットが弟の強引さに流されて、嫌いながらも男と女の関係になって……という三文芝居になったろう。
だが弟よ。フェットチーネ・ペンネリガーテは自力でお前の“力”から目覚めて逃げた女傑だ。そんな単純な展開になると思うなよ。
あ、フェットの目が完全に座った。ヤバイぞ、ミトラ。
「そこまで言うならアナタと私の旦那と! 二人を今ここで見比べて! どちらが私が満足出来そうなモノを持っているか、皆で判定してもらいましょう!!」
だがオレよ。フェットチーネ・ペンネリガーテは自力で弟の“力”から目覚めて逃げた女傑だ。そんな単純な展開になると思うなよ(泣)
*****
「ふーむ。二人は兄弟だけあって、こうして見る分にはほとんど同じに見えますなぁ」
と、キャンティさんが嬉しそうに品定めをする。俺はズボンを下ろし上着をたくし上げた状態で、空をボンヤリと眺めている。
あ~。雲ってなんであんなにモコモコしているんだろ~。触ったらフワフワ感が気持ちよさそうだぁ~。
ふとチラっと弟を見ると、死んだ魚の目をした虚ろな顔で、俺と同じくズボン下ろして呆然としている。
俺が初めて見る顔だ。ざまあみろ。
「それでは引き分け……という事になりますの?」
「う~ん。まあそうなるのかなぁ?」
いいぞラディッシュさん! これで地獄の拷問を終了させてくれ! 俺を解放させてくれ!
「だが諸君待って欲しい。男たるもの、勇者たるもの、いざという時に奮い立つ、奮い立てる事が必須条件なのではないか? そして奮い立った状態で判断しなければならないのではないか!?」
貴女はいったい何を言いだすんですか、フェットチーネさん。
「そう例えば、まずはこんな風にして、臨戦態勢になれるかどうかを見てみる」
そう言って、フェットは俺の右手を手に取ると自分の胸に押し付ける。
むにゅっ。
しまった、思わず反射的に指を動かしてしまった。
唐突に右手に柔らかい感触が伝わってくる。
あ、ヤバい反応してしまう!
「おっと、お兄さんの方が奮い立ってきましたね。これは弟くんが出遅れたか」
嫌ぁーっ! 頭では止めたいのに身体が勝手に反応しちゃうよぉ!! 見ないで!俺を見ないで!!
こうかは ばつぐんだ!!
……つーか、何をノリノリに実況してるんですか、キャンティさん!
「おいなんだお前ら、何をしている?……あっクソっ! 汚ねえぞ!! そんなの反則だ反則!!」
「常在戦場たる夫を戦にすぐに送り出せるように手助けするのは、嫁たる私の当然の役目。文句があるなら、貴方もお仲間に助けてもらえばよろしいのではないですか?」
しれっとした顔で、弟の文句をそう言って受け流すフェット。
……フェットチーネ、恐ろしい子……!
「……チッ減らず口を……! おいお前たち、ちょっくら悪いが、助けてくんねーか?」
弟がそう言うと、アイツのハーレムパーティーのメンバーが慌てて寄ってきて、弟に身体を密着させ始めた。
「ふぅむ、奮い立ち具合が少々鈍くなってきましたね。仕方ありません。ではこうしましょう」
そう言って彼女は俺の右手を、自分の服の脇の所から中へ滑り込ませた。
あ、彼女は例の背中と脇がザックリ空いてる、青いパーティードレス状の格闘服を着てるんだよ。目のやり場に少し困るけどね。
うん、そのザックリ空いた脇の所から、俺の右手をね、スルっと……。
ああああああああああああ! 右手が! 右手に! フェットの胸の柔らかい感触が! 右手に直に感触が! ああああああああああああ! 手が勝手に動いてしまう! 止まらねええええ!! ああああああああああああ! 柔らかくて気持ちいいいいいい!!
こうかは ばつぐんだ!!
彼女の不意打ち連発で、俺はすっかりウブなガキのような反応しかできなくなっていた。
それを見てヒュウと口笛を鳴らすラディッシュさん。
いいぞもっとやれとベッコフさんとリッシュさんが囃し立てる。クソ! 覚えてろよ、筋肉ダルマコンビ!!
ジビエさんは生温かい目で見守ってくれている。モウユルシテ。
「おっとぉ、ドラゴンスレイヤーもなかなか頑張ってペースを上げているが、兄貴のラストスパートが凄い! 凄い! 凄い! あっという間に準備完了だぁ~~~~~!!」
もうキャンティさんの実況が酷い! 酷い! 酷い! あっという間に泣きそうになっちゃったよ(泣) 僕もうおムコに行けない。
「さあ、ここまで奮い立った二人を見て皆さんに判断してもらいましょう! 私ことフェットチーネに相応しいのは、果たしてどっちだ⁉︎」
もうどっちでもいいよ。
「兄」
「兄」
「兄」
「兄」
「兄」
「ノーコメント」
「同じく」
「右に同じ」
「はい!と言う事で私を満足させてくれる、私に相応しい人は今の旦那という事で決定いたしました!皆さん拍手ー!!」
パチパチパチパチ。まばらな拍手がおこる。フェットは大きくガッツポーズ。
俺と弟は、何か大切なものをゴッソリと失った顔をしてズボンを履き直した。でも履いた後も前かがみになったままだけど。
ううう……。ヒトを奮い立たせて昂ぶらせておいてそのまま放置って、ヒデえよくそっ。
フェットを連れ去ってそこら辺の繁みの影で昂りを鎮めてぇ彼女に鎮めてもらいてぇ。
黒の森の中は危ないからとても出来ないけどな(泣)!
フェットが嬉しそうに俺の隣に来た。ピトッという擬音が出そうなぐらい、俺にピッタリと密着してくれる。
フェットさんや、俺も嬉しいけど腰の曲がった俺の様子も考慮してくれんかのぅ。
まあせっかくなので、俺は彼女の腰に右手を回す。すると彼女は俺の右手を掴んで自分の胸の位置まで持ち上げた。
のみならず、俺の指を一本一本つまんで動かして、俺が胸を鷲掴みにしている状態に変更した。
……っておい!
フェットさんや、嬉しいけど腰の曲がった俺の様子も考慮してくれんかのぅ。
本当に連れ去って繁みの影で昂りを鎮めてもらっちゃうぞ。
そう思いながら、俺はフェットを見る。
彼女は、俺のそんなヨコシマな気持ちを、欠片も持たせないような満面の笑みを浮かべていた。
もうニッコニコよ、にっこにこ。
まるで極上の大好きなデザートを、心ゆくまで食べている時のような太陽の笑顔だ。
弟をやり込めた事が心の底から嬉しいって顔だ。
男を誘う時の顔じゃねえ。そしてここまでやっといて誘ってねえ(泣)
俺は泣きながら昂りに耐えた。
0
あなたにおすすめの小説
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】
水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】
【一次選考通過作品】
---
とある剣と魔法の世界で、
ある男女の間に赤ん坊が生まれた。
名をアスフィ・シーネット。
才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。
だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。
攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。
彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。
---------
もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります!
#ヒラ俺
この度ついに完結しました。
1年以上書き続けた作品です。
途中迷走してました……。
今までありがとうございました!
---
追記:2025/09/20
再編、あるいは続編を書くか迷ってます。
もし気になる方は、
コメント頂けるとするかもしれないです。
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
外れギフト魔石抜き取りの奇跡!〜スライムからの黄金ルート!婚約破棄されましたのでもうお貴族様は嫌です〜
KeyBow
ファンタジー
この世界では、数千年前に突如現れた魔物が人々の生活に脅威をもたらしている。中世を舞台にした典型的なファンタジー世界で、冒険者たちは剣と魔法を駆使してこれらの魔物と戦い、生計を立てている。
人々は15歳の誕生日に神々から加護を授かり、特別なギフトを受け取る。しかし、主人公ロイは【魔石操作】という、死んだ魔物から魔石を抜き取るという外れギフトを授かる。このギフトのために、彼は婚約者に見放され、父親に家を追放される。
運命に翻弄されながらも、ロイは冒険者ギルドの解体所部門で働き始める。そこで彼は、生きている魔物から魔石を抜き取る能力を発見し、これまでの外れギフトが実は隠された力を秘めていたことを知る。
ロイはこの新たな力を使い、自分の運命を切り開くことができるのか?外れギフトを当りギフトに変え、チートスキルを手に入れた彼の物語が始まる。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
アルフレッドは平穏に過ごしたい 〜追放されたけど謎のスキル【合成】で生き抜く〜
芍薬甘草湯
ファンタジー
アルフレッドは貴族の令息であったが天から与えられたスキルと家風の違いで追放される。平民となり冒険者となったが、生活するために竜騎士隊でアルバイトをすることに。
ふとした事でスキルが発動。
使えないスキルではない事に気付いたアルフレッドは様々なものを合成しながら密かに活躍していく。
⭐︎注意⭐︎
女性が多く出てくるため、ハーレム要素がほんの少しあります。特に苦手な方はご遠慮ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる