ダーティーホワイトエルブズ ~魔物退治してた現代転移の苦労人エルフ、“主人公”への復讐を決意する~

きさまる

文字の大きさ
60 / 128
第三章 現代編

第59話 ─ ソリチュードスタンディング ─…ある男の独白

しおりを挟む
 しかしここは何処なのだろうか。
 だが当時の俺は、まだせいぜい別の国・別の土地に飛ばされたぐらいの感覚でしか無かった。

 木の実を食べた俺は、いくつかを魔物の元へ持っていった。
 この時は、敵とはいえ唯一の見知った存在だから、状況が知りたいからだと言い訳していた。

「食べる物が見つかったよ。ありがとう」

「礼など不要だ。大した事ではない」

 だからだろうか。
 討伐相手だったはずのこの魔物に、当たり前のように礼を尽くした事に、何も疑問を感じなかった。

 俺は持ってきた木の実を剣で幾つかに切り分け、魔物の口元に持っていく。

「食えよ。全然足りないだろうけどな」

「……頂こう。かたじけない」

 切り分けた木の実を魔物の口の中へ放り込む。
 先ほど剣で切り分けた時に、わずかに手に切り傷が出来たのに気付かないまま。

「貴殿、手に傷がついておるではないか。血の味が混じっておったぞ。魔物の相手によっては血の味で凶暴化する者も居る。気をつけられよ」

「本当だ。悪い事したな」

儂の事そちらは気にせずとも良い。……ところで、だ」

 魔物の声色が少し変わった。

「血を舐めて分かったが、貴殿、何か変わった能力ちからを持っているな?」

「はぁ?」

 何を藪から棒に言い出すのか、この魔物は。
 エルフの出来損ないだぞ、俺は。

「何を言い出すかと思えば。変わった能力どころか魔法すら使えない、魔力無しでボンクラの落ちこぼれだぜ、俺は。
 出来損ないの俺を、村の連中は魔物の餌にしたぐらいだからな」

 自虐に顔を歪めて笑うと肩を竦めた。
 だが魔物は真剣な声音を変えずに、俺に続ける。

「ならば村の連中がボンクラなのだ。貴殿は気付いていないようだが、貴殿には力が有る。そう、わしのような存在を使役しうる能力ちからを……な」

 どこからか小鳥が飛んできて、この魔物の身体に止まる。魔物は身動きひとつしない。
 何故だか俺にはその光景が、ひどく神聖な場面であるかのように映った。

「貴殿自身が気付いておらぬなら、先だっての戦いで使わぬのも道理か。何か能力の発現を阻害する因子があったのやも知れぬな」

 少し気まずくなってきた。
 目の前の魔物が、人類ヒトよりも遥かに上位の存在に思えてきたからだ。

「……お前は、一体なんなんだ?」

「さて……何と言われても。遥かな昔にあの地を守れと、上位の大いなる存在に命じられただけの下僕故にな。
 何でも世界滅亡の危機に勇者が現れ、あの遺跡の奥で滅亡を防ぐ力の一端いったんを得る事ができると言われておった」

「おいおい、もしかして俺やミトラがその勇者とか言わないよな? リッシュさん達なら、まぁ分かるけど」

「馬鹿を言うな。勇者が儂の前に現れたのは、もう二百年以上も前のことよ」

「二百年!? 終わったのに二百年もあそこで守り続けていたのか!?」

「大いなる存在からのめいが、解除されなかったからな」

「それがさっきの、あの場所を守れなくなって云々うんぬんってヤツか」

しかり。その大いなる存在も、勇者が世界を救ったらしい時を境に、存在を感じなくなった。だがそれでも、儂はめいには忠実である事が誇りだ。……誇りだった」

 そして再び魔物の声音が変わる。
 目を向けると、魔物の問いかける視線。
 何故だか今度は、親に疑問をぶつける子供のように感じた。

「ところでその……ミトラとかリッシュとやらは、誰だ?」

「ああ、すまん。リッシュさんは俺が一緒に戦っていた人で、俺の恩人さ。他に一緒だった人達も返しきれない恩を受けた。
 俺の、本当の意味での兄貴・姉貴達だ」

 ここで一瞬恥ずかしさでためらった後、付け加える。
 どうせこの魔物しかいないのだ。
 照れたところで仕方ない。

「あと、捻くれて歪みかけていた俺を救ってくれた、大事なひとがいる。俺の嫁……お前さんに分かり易く言えば、つがいだ。フェットチーネって言うんだ。
 俺にとって最高の相手さ」

「ふむ、惚気のろけをそこまで堂々と言えたなら立派なものだ」

「ありがとよ」

 嫌味を感じない、素直な称賛。
 それ故に俺も素直に礼を返せた。

「……もしかして、ミトラとやらは……あの不意打ちで、貴殿達を巻き込み火球を撃ってきた、あの下卑たエルフの男か?」

「そうだ。俺の……血を分けた弟だ。あんな弟でも、俺は兄として振舞わなければならない……」

「弟……? ふむ」

 魔物のその反応に、俺は訝しげに尋ねる。

「なんだ? どうした」

「いや……兄弟の割には、あまり魂が似ておらぬな、と思うてな。時々おるのだ、その身に宿す魂が妙に似つかわしく無い者が」

「弟のミトラは俺とは逆に、生まれながらに莫大な魔力を持っているエルフのエリートだ。そのせいだろう?」

「いや、そういう程度の問題では無い。こう……全くの別人が宿っているような……」

魔物は目を細めた。何かを思い出そうとして。

「そう……そうだ。そういった者達は例外なく異能の力を持って、妙なカリスマを発揮していたな。大抵は異性の仲間を引き連れていた。そうだ、勇者もそのたぐいだったな」

「何だと!?」

 それじゃ、ミトラそのものじゃないか!

「落ち着かれよ。儂の元に来た者のうち、その勇者以外は、貴殿の弟のように下卑た者どもばかりであった」

「……」

「そうか、儂の魔法障壁を当たり前のように通り抜けたのは、そのせいか。今となっては、分かったところでどうしようもないが」

 俺は魔物のその言葉に、たしなめ半分励ます。

「らしくないな。あの地を守護することに誇りがあるんだろ? ここがどこの国か分からんが、何とか戻れば守護役を続けられるんじゃないか?」

「何を言っておる、この地は文字通りの別世界ぞ? 元の世界に戻る手立てなぞ有るわけがなかろう」

「どういう……ことだ?」

「どうもこうも無い、言葉通りだ。この地は時間も空間も、次元すらも遠く離れた見知らぬ世界だということだ。そもそも魔素が無かろう?」

 その魔物の言葉に、俺は足元がぐにゃりと歪んだ気がした。

「……俺は……俺は、魔法が使えない……」

「魔法が使えなかろうと感じる筈だ。身体に入れる空気に、肌に感じる風に、全てに何かが足りないと。何かが違うと」

「嘘だ……」

 だが、心の何処かでは分かっていた。
 しかし愚かな俺は、それから目を背けていた。認めるのが恐ろしかった。
 たった一人でこの世界に放り出された、孤独な存在になってしまったのだと。

 魔物は俺を憐む目で見てきた。

「いずれ分かる事だが、今はまだ受け入れられんか。まあ良い。とりあえずそれは置いておけ。貴殿の目で確かめるが良かろう」

 そう俺に告げて、魔物は目を閉じる。
 しばらく反応が無いので、話す力もいよいよ尽きてきているのかと思った。
 思った時に、再び魔物は口を開く。

「最後に提案がある」

「なんだ」

「先ほど話した貴殿の能力……あれで儂を取り込んでくれぬか。儂が貴殿の最初の下僕になるという事だ」

「いや……そう言われても俺は能力の使い方が分からないんだが……」

「ならば色々と試してみるが良い。失敗しても、儂はどうせこのま死ぬだけだ」

 急転直下、えらい事になってしまった。
 魔物の身体に手を置いて、一気に途方に暮れてしまった。
 悩んでいる俺に、魔物は声を掛ける。

「そういえば、まだ儂の名前を名乗っていなかったな。儂の名は£〇∩⊆〻◎∩≡という」

「何だって!?」

「おおすまぬ、貴殿の世界の言葉では聞き取れぬか」

 そう言って、再び魔物は沈黙。
 しかしすぐに口を開いた。

「そうよな、この地の言葉に訳すならば、ロングモーン。長き唸りロングモーンだ」

 その時、俺の手から脳裏に稲妻が走ったような気がした。
 この感覚……以前にもどこかで味わった気がする。魔物……いや、ロングモーンの言葉通りなら、生まれ持った能力だからか?
 直感的に、主従関係が結ばれた事を理解する。

「おお、どうやらいきなり当たりのようだ。貴殿、察しが良いのか運が良いのか」

 そう俺に言うロングモーンの身体が薄れ始めた。
 話し相手が消える事に、咄嗟とっさに恐怖した俺はロングモーンに叫ぶ。

「おい!?」

「心配は要らぬ。儂が貴殿と契約を結んだので、下僕が居るべき場に行くだけであろう。ふふふ」

 最後にもう一度俺を見つめてロングモーンは語りかける。

「良いか、もう一度言うぞ。貴殿は気付いていなかったようだが、貴殿には力がある。いつか能力の使い方に気付いて、儂に再び会えるのを待っておる」

 そう言って片目を閉じ、俺を見るロングモーン。
 俺はロングモーンが消える前に、必死に叫んだ。

「待て! 下僕だなんて自分で言うな! 仲間だ……下僕じゃない、俺とお前の関係は仲間だ!!」

「仲間、か。良かろう、貴殿がそう望むのならば。ふふふ……今後ともよろしく、な」

 その言葉を俺に語ったのを最後に、姿が消えたロングモーン。
 俺は、ヤツに掛けるべき言葉を見つける事が出来ず、その場にただ立ち尽くす。


 ロングモーンの身体に止まっていた小鳥が、羽ばたいて青空に飛んで行った。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

SSSレア・スライムに転生した魚屋さん ~戦うつもりはないけど、どんどん強くなる~

草笛あたる(乱暴)
ファンタジー
転生したらスライムの突然変異だった。 レアらしくて、成長が異常に早いよ。 せっかくだから、自分の特技を活かして、日本の魚屋技術を異世界に広めたいな。 出刃包丁がない世界だったので、スライムの体内で作ったら、名刀に仕上がっちゃった。

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

企業再生のプロ、倒産寸前の貧乏伯爵に転生する 

namisan
ファンタジー
数々の倒産寸前の企業を立て直してきた敏腕コンサルタントの男は、過労の末に命を落とし、異世界で目を覚ます。  転生先は、帝国北部の辺境にあるアインハルト伯爵家の若き当主、アレク。  しかし、そこは「帝国の重荷」と蔑まれる、借金まみれで領民が飢える極貧領地だった。  凍える屋敷、迫りくる借金取り、絶望する家臣たち。  詰みかけた状況の中で、アレクは独自のユニーク魔法【構造解析(アナライズ)】に目覚める。  それは、物体の構造のみならず、組織の欠陥や魔法術式の不備さえも見抜き、再構築(クラフト)するチート能力だった。  「問題ない。この程度の赤字、前世の案件に比べれば可愛いものだ」  前世の経営知識と規格外の魔法で、アレクは領地の大改革に乗り出す。  痩せた土地を改良し、特産品を生み出し、隣国の経済さえも掌握していくアレク。  そんな彼の手腕に惹かれ、集まってくるのは一癖も二癖もある高貴な美女たち。 これは、底辺から這い上がった若き伯爵が、最強の布陣で自領を帝国一の都市へと発展させ、栄華を極める物語。

攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】

水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】 【一次選考通過作品】 ---  とある剣と魔法の世界で、  ある男女の間に赤ん坊が生まれた。  名をアスフィ・シーネット。  才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。  だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。  攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。 彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。  --------- もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります! #ヒラ俺 この度ついに完結しました。 1年以上書き続けた作品です。 途中迷走してました……。 今までありがとうございました! --- 追記:2025/09/20 再編、あるいは続編を書くか迷ってます。 もし気になる方は、 コメント頂けるとするかもしれないです。

『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』

チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。 気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。 「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」 「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」 最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク! 本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった! 「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」 そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく! 神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ! ◆ガチャ転生×最強×スローライフ! 無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!

【完結】うさぎ転生 〜女子高生の私、交通事故で死んだと思ったら、気づけば現代ダンジョンの最弱モンスターに!?最強目指して生き延びる〜

旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
 女子高生の篠崎カレンは、交通事故に遭って命を落とした……はずが、目覚めるとそこはモンスターあふれる現代ダンジョン。しかも身体はウサギになっていた!  HPはわずか5、攻撃力もゼロに等しい「最弱モンスター」扱いの白うさぎ。それでもスライムやコボルトにおびえながら、なんとか生き延びる日々。唯一の救いは、ダンジョン特有の“スキル”を磨けば強くなれるということ。  跳躍蹴りでスライムを倒し、小動物の悲鳴でコボルトを怯ませ、少しずつ経験値を積んでいくうちに、カレンは手応えを感じ始める。 「このままじゃ終わらない。私、もっと強くなっていつか……」  最弱からの“首刈りウサギ”進化を目指して、ウサギの身体で奮闘するカレン。彼女はこの危険だらけのダンジョンで、生き延びるだけでなく“人間へ戻る術(すべ)”を探し当てられるのか? それとも新たなモンスターとしての道を歩むのか?最弱うさぎの成り上がりサバイバルが、いま幕を開ける!

スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する

カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、 23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。 急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。 完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。 そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。 最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。 すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。 どうやら本当にレベルアップしている模様。 「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」 最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。 他サイトにも掲載しています。

猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る

マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・ 何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。 異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。  ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。  断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。  勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。  ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。  勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。  プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。  しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。  それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。  そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。  これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。

処理中です...