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第四章 通りすがりのダーティーエルフ編
第91話 ─ 番外編「神様に異世界救済の勇者として呼び出されましたが、忙しいのでお断りしました」 ─…ある男の独白
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突然、周囲が暗くなったかと思うと、目の前に神々しい光を全身から放つ巨大な女性が現れた。
「異世界の者よ。あなたは勇者として選ばれました。今、『ラヴァ・ロウド』の世界は危機に瀕しています。私も力を貸します。今こそ選ばれた仲間と共に世界を救うのです!」
「うるせえ帰れ」
目の前の女性は、その俺の言葉に面食らった表情を浮かべた。
「ちょっと、ひとつの世界がヤバいんですよ? ここは男らしく「俺が勇者だー!」ってテンション上がる場面ですよ!?」
「忙しいんだよ、手が離せないんだ! ほかを当たれ!!」
目の前の女性は少し俯き、額に人差し指を軽く当てて顔をしかめた。
そしてため息と共に話す。
「ああ~、最近流行りのヒネクレ系を気取っている訳ですか~。『俺様の実力なら最底辺からでも成り上がれるぜー!』ってヤツですね。全く最近の若者は……」
「さっきから何を訳の判らん事を喋ってやがる。俺はエルフだ人間を当たれ! 俺はさっさとエヴァンの応援に行きたいんだよ!」
そう言った俺の言葉に、ハタと動きを止めた女性。
そして初めてマジマジと俺の顔を見た。
しばらく見つめた後、その巨大な女性は目を見開くと少し嬉しそうに、得意げに俺に話しだした。
「あーっ! アンタは異世界で死にかけてたあの時のエルフ! 私がアンタを今の世界に移したげたのよ! アンタの弟も! 感謝なさいよ!! そもそも、女神たるこの私がチートを与えた弟と、アンタが仲良くしてたらこんな事は……」
「……………………だと……」
「……だし、あの牛ちゃんとも……え? 何か言った?」
「…………が…………んか……」
「え、何? 聞こえないわよハッキリ言いなさい」
「お前がそもそもの全ての原因かあああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
俺は右手に紅乙女を呼び出し目の前の女に飛びかかる。
「え、何? なんなのその刀!? めっちゃエゲツない力が溢れてるじゃない! え? ちょっとやめてよ、最近限定解除したばっかりの一級神たるこの私に喧嘩売ろうっての!? あ、痛っ! こ、この私に敵うとでも思って……痛っ!? 痛たたたたたた! 痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛いギャーーーーー!!」
「今迄の俺の苦しみを思い知れええええエエエエェェェェええええこのクソ女神がああああぁぁああああああアアああああああああああァァああああ!!!!!!!!」
*****
俺の目の前には、俺と同じぐらいの大きさまで縮んだクソ女神の姿。
その姿は、俺にやられてズタボロだ。
クソ女神はシクシクと涙を流しながら俺に話し出した。
「ううう……こんなエルフにやられるなんて……。負けた私はこの男の欲望の捌け口にされるのね……。くっ殺しなさい! 貴方に犯されるぐらいなら!!」
「あっそ。じゃあ御希望通り殺してやるよ」
「あっ嘘! 嘘です嘘!! 殺されるぐらいなら犯されてでも生き残る方がマシです!!」
「神様だったら簡単に自分の言葉曲げんな。覚悟しろ」
「ひっ!? や、やめて! ほ、ほら私の身体って女神だからナイスバディよ!? 顔だってロリっ気が混じる美少女顔だし!? 何だったらオッパイもお尻も好きなだけ触って……」
黙って紅乙女を振りかぶる俺。
「あっ? もしかして貴方って貧乳派だった!? だ、だったら私は一級神だし外見は思いのままに変えられるわよ!? ああっ! ちょっと、ちょっと待ってええええ!!!!」
「うるせえええええええ!! 綺麗なフトモモこそが最高だろうがああああアアああああぁぁああああァァああああ!!!!」
「まさかのキャクセンビスキー派だったああああ!!!?」
俺は紅乙女を振り下ろした。
紅乙女から放たれる、眩い神気。
ズシン!!
俺とそのクソ女神の間には、いつの間にか大きな距離ができ、そこには光を全身から発する巨大な壮年の男。
「我はこの女神の上司である。資格は一級神ダッシュである。我と同じく太もも大好き派と見込んでお主に頼みがある」
「ええええ! まさかの課長もキャクセンビスキー派!?」
「我が管理する世界「ファルガナーン」に迫る危機をお主に解決してもらいたいである。お主に付き従う、強力な力を持つ部下もつけようである」
「ええええええええ!? 私の「ラヴァ・ロウド」はどうなっちゃうんですか!!!?」
俺は、自分達の都合だけを押し付けようとする、目の前の「神」にイラついてきた。
「さあ、異世界の者よ「ファルガナーン」を救うのである。さすれば太ももの眩しい女性に囲まれたハーレムは目の前なのである」
「うるせえフェットの太ももが至高じゃあああああ!! 俺の邪魔をするならお前も死ねええええええ!!!!!!」
*****
俺の目の前には、俺と同じぐらいの大きさまで縮んだクソ女神と、その上司を名乗る壮年の男の姿。
その姿は、俺にやられてズタボロだ。
クソ女神はシクシクと涙を流し、男の神は俺に負けた事実を受け入れ難いのか茫然自失。
ズシン!!
「それがしはこの女神と神の上司なんだな。資格は一級神ダッシュターボ。その方を見込んで頼みがあるんだな」
クソ女神とクソ神の間に割って入る、小太りの男。福々しい笑顔で俺に微笑みかける。
「うるせえええええ!! 邪魔をするならお前だろうが悪魔だろうが皆殺しにしてやるぁぁああああああアアああああ!!!!」
「ま、待つんだな! それがしの上にはさらにスーパー一級神とスーパー一級神エックスが居るんだな! だから素直に……」
「うるせえうるせえうるせえ! 死ねよやあああああ!!」
「きゃああ部長おおおお!?」
「ご主人様、この話のノリならこの神様達みんなぶった斬れますよ!」
………………………………。
「アッシは彼らの上司なり。資格はスーパーウルトラ一級神パートツーダブルエックスなり。アッシはそなたの強さに感服したなり。ひいては異世界救済請負人として活動することを……」
「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね!!!!」
「ああああああああ!! もう収拾がつかないよおおおおお!! もうこうなったら最終手段ポチっとな!!!!」
カチッ!
──四月一日リセットボタンが押されました。三十秒後に召喚勇者が元の世界に送り返されます。メッセージを読み直しますか?
YES / →NO
──勇者送喚ゲートに巻き込まれないようにご注意下さい。繰り返します。勇者送喚ゲートに巻き込まれないようにご注意下さい。
ゴウンゴウンゴウンゴウン……ピカッ!
*****
俺は目を覚ました。
目の前には、エヴァンの担当班の区域へと向かうヘリの内部空間。
何だろう。
なにか、物凄くリアルで物凄く疲れる悪夢を見ていた気がする。
“ご主人様。なんだか私、夢を見ていた気がするんです。何なんでしょう?”
分からない。
今の俺に出来る事は、ただエヴァンの無事を祈る事だけだ。
俺は、拳銃の手入れが途中だった事に気がつき、手入れの続きをはじめた。
※ この話の設定が本編に反映される事はありません……多分。
「異世界の者よ。あなたは勇者として選ばれました。今、『ラヴァ・ロウド』の世界は危機に瀕しています。私も力を貸します。今こそ選ばれた仲間と共に世界を救うのです!」
「うるせえ帰れ」
目の前の女性は、その俺の言葉に面食らった表情を浮かべた。
「ちょっと、ひとつの世界がヤバいんですよ? ここは男らしく「俺が勇者だー!」ってテンション上がる場面ですよ!?」
「忙しいんだよ、手が離せないんだ! ほかを当たれ!!」
目の前の女性は少し俯き、額に人差し指を軽く当てて顔をしかめた。
そしてため息と共に話す。
「ああ~、最近流行りのヒネクレ系を気取っている訳ですか~。『俺様の実力なら最底辺からでも成り上がれるぜー!』ってヤツですね。全く最近の若者は……」
「さっきから何を訳の判らん事を喋ってやがる。俺はエルフだ人間を当たれ! 俺はさっさとエヴァンの応援に行きたいんだよ!」
そう言った俺の言葉に、ハタと動きを止めた女性。
そして初めてマジマジと俺の顔を見た。
しばらく見つめた後、その巨大な女性は目を見開くと少し嬉しそうに、得意げに俺に話しだした。
「あーっ! アンタは異世界で死にかけてたあの時のエルフ! 私がアンタを今の世界に移したげたのよ! アンタの弟も! 感謝なさいよ!! そもそも、女神たるこの私がチートを与えた弟と、アンタが仲良くしてたらこんな事は……」
「……………………だと……」
「……だし、あの牛ちゃんとも……え? 何か言った?」
「…………が…………んか……」
「え、何? 聞こえないわよハッキリ言いなさい」
「お前がそもそもの全ての原因かあああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
俺は右手に紅乙女を呼び出し目の前の女に飛びかかる。
「え、何? なんなのその刀!? めっちゃエゲツない力が溢れてるじゃない! え? ちょっとやめてよ、最近限定解除したばっかりの一級神たるこの私に喧嘩売ろうっての!? あ、痛っ! こ、この私に敵うとでも思って……痛っ!? 痛たたたたたた! 痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛いギャーーーーー!!」
「今迄の俺の苦しみを思い知れええええエエエエェェェェええええこのクソ女神がああああぁぁああああああアアああああああああああァァああああ!!!!!!!!」
*****
俺の目の前には、俺と同じぐらいの大きさまで縮んだクソ女神の姿。
その姿は、俺にやられてズタボロだ。
クソ女神はシクシクと涙を流しながら俺に話し出した。
「ううう……こんなエルフにやられるなんて……。負けた私はこの男の欲望の捌け口にされるのね……。くっ殺しなさい! 貴方に犯されるぐらいなら!!」
「あっそ。じゃあ御希望通り殺してやるよ」
「あっ嘘! 嘘です嘘!! 殺されるぐらいなら犯されてでも生き残る方がマシです!!」
「神様だったら簡単に自分の言葉曲げんな。覚悟しろ」
「ひっ!? や、やめて! ほ、ほら私の身体って女神だからナイスバディよ!? 顔だってロリっ気が混じる美少女顔だし!? 何だったらオッパイもお尻も好きなだけ触って……」
黙って紅乙女を振りかぶる俺。
「あっ? もしかして貴方って貧乳派だった!? だ、だったら私は一級神だし外見は思いのままに変えられるわよ!? ああっ! ちょっと、ちょっと待ってええええ!!!!」
「うるせえええええええ!! 綺麗なフトモモこそが最高だろうがああああアアああああぁぁああああァァああああ!!!!」
「まさかのキャクセンビスキー派だったああああ!!!?」
俺は紅乙女を振り下ろした。
紅乙女から放たれる、眩い神気。
ズシン!!
俺とそのクソ女神の間には、いつの間にか大きな距離ができ、そこには光を全身から発する巨大な壮年の男。
「我はこの女神の上司である。資格は一級神ダッシュである。我と同じく太もも大好き派と見込んでお主に頼みがある」
「ええええ! まさかの課長もキャクセンビスキー派!?」
「我が管理する世界「ファルガナーン」に迫る危機をお主に解決してもらいたいである。お主に付き従う、強力な力を持つ部下もつけようである」
「ええええええええ!? 私の「ラヴァ・ロウド」はどうなっちゃうんですか!!!?」
俺は、自分達の都合だけを押し付けようとする、目の前の「神」にイラついてきた。
「さあ、異世界の者よ「ファルガナーン」を救うのである。さすれば太ももの眩しい女性に囲まれたハーレムは目の前なのである」
「うるせえフェットの太ももが至高じゃあああああ!! 俺の邪魔をするならお前も死ねええええええ!!!!!!」
*****
俺の目の前には、俺と同じぐらいの大きさまで縮んだクソ女神と、その上司を名乗る壮年の男の姿。
その姿は、俺にやられてズタボロだ。
クソ女神はシクシクと涙を流し、男の神は俺に負けた事実を受け入れ難いのか茫然自失。
ズシン!!
「それがしはこの女神と神の上司なんだな。資格は一級神ダッシュターボ。その方を見込んで頼みがあるんだな」
クソ女神とクソ神の間に割って入る、小太りの男。福々しい笑顔で俺に微笑みかける。
「うるせえええええ!! 邪魔をするならお前だろうが悪魔だろうが皆殺しにしてやるぁぁああああああアアああああ!!!!」
「ま、待つんだな! それがしの上にはさらにスーパー一級神とスーパー一級神エックスが居るんだな! だから素直に……」
「うるせえうるせえうるせえ! 死ねよやあああああ!!」
「きゃああ部長おおおお!?」
「ご主人様、この話のノリならこの神様達みんなぶった斬れますよ!」
………………………………。
「アッシは彼らの上司なり。資格はスーパーウルトラ一級神パートツーダブルエックスなり。アッシはそなたの強さに感服したなり。ひいては異世界救済請負人として活動することを……」
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「ああああああああ!! もう収拾がつかないよおおおおお!! もうこうなったら最終手段ポチっとな!!!!」
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目の前には、エヴァンの担当班の区域へと向かうヘリの内部空間。
何だろう。
なにか、物凄くリアルで物凄く疲れる悪夢を見ていた気がする。
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分からない。
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