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光道真術学院【マラナカン】編
三十三
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マラナカンは他の避難所に比べ比較的落ち着いていた。
それも其の筈、ここには二人の顕現名持ちと経験豊富な教諭が居る事で、守りが万全であることは知れ渡っているのだ。
閃光が起こった瞬間こそ、生徒達は慌てふためいたのだが、すぐさま学院長による校内放送が入り、事情の説明がなされ、大ホールへの緊急避難は問題なく進んだ。
身内が、王都に住む者の胸中は穏やかではないが、自らの身に危険が及ぶと考えるものは居ない。
「落ち着いて、こちらに。怪我などした方は救護用のテントが用意されていますのでそちらにお願いします」
マクシミリアンを筆頭に教諭達が、逃げ込んだ一般の人々の対応にあたる。
「これで大丈夫ですよ、お大事に。次の人お願いします……」
救護用のテントの中で、レイルが怪我人の手当てを、その中に混ざり、アリスやミスティそしてタナシーもせわしなく動き回っていた。
「…少し…しみます…けど…我慢…」
「おじいちゃん、大丈夫?ちょっと見せて――こんなの怪我に入らないわよ!」
「包帯の巻き方は……こんな感じでよろしいのかしら?」
適材適所とは言い難いようであるが、これもまた選ばれた者の務め。
他の生徒も、それぞれ役割を与えられている。
やるべきことを成している最中はネガティブなことを考えずに済む、嫌な言い方をするのであれば、若い彼らの妄想による暴走を防ぐ、一番簡単な手段でもあった。
≪≫≪≫≪≫
ロニーは、一部の大衆と折り合いが悪いので、裏方に回っている。
彼はクラウディオ、ブランコと共に校内を見回る。
「どうなっているんでしょうね街の方は?」
クラウディオの疑問に、先を行くロニーが振り返る。
「さあな。さっきの学院長の放送だと、物的な被害こそ凄いが、人的にはそれほどでもって言ってたろ」
「それは、そうなんですけどね。ここまで、大規模な救済害の経験は初めてなもので」
「そうですよね、僕も怖いです。でも見てみたい気もします」
二人の学生は事の重大性とは反対に興味津々の模様。
「おまえらなぁ、確かにこの場所は安全だけど、必死で頑張ってる人がいるんだから、あんまり楽しそうにすんじゃないよ」
見合わせる学生達。
「それはそうかもしれないですけど、好奇心は止められないもんですよ」
「……他人事かよ」
肩を竦めるロニー。
「でも、不思議ですよね。学院の隣の工業区からは、あんなに火の手が上がって建物も壊れているのが見えるのに、学院の中にいると災害が発生していることを忘れちゃいそうです」
「まぁな。あの婆……学院長のおかげだけどな」
「学院長の術式が、この敷地全体を包んでいるんですか?」
「そうだよ。学院のいたるところに、補助用の魔道具が設置されていて、それを媒体にして効果を拡げてるって感じかな」
「へー、凄いなぁ、そんな規模で真術を使えるなんて。学院長も顕現名があるんですよね、相当強いんですか?」
「んー、シチュエーション次第では一桁騎士団のゲルト総隊長も出し抜けるかもな…まぁ、戦闘に向いているとは言えないけどな、能力的に」
「そんなに!」
瞳を輝かせながらブランコのテンションは軽く上昇。
「ではマクシミリアン教諭は?」
興味深く話を聞いていたクラウディオから挿入された質問。
「アイツも戦闘向きじゃないぞ」
「でも、一桁騎士団の入団を断ったんですよね?」
「……アイツの場合は無理やり受けさせられたんだよ、なんか受かったけど。まぁ、入隊していたとしても八番隊だろうな能力的に」
「そんなこと可能なんですか?受かったのに辞退するなんて……」
「今は無理、当時は相当な問題になったんだぜ。アイツのせいで、騎士団所属じゃない奴は、幾ら凄い能力があっても、一桁騎士団の試験受けられなくなったし、辞退は不可能と隊律が変更されたんだよ。まぁ、基本そんな奴はいないから、どうでもいいって言えばそれまでなんだけどさ」
「さすが【問題次世代・アンチアクイース】ですね」
「褒めてんの?」
「いえ…全然」
「……僕は、ロニーさんの一桁騎士団時代の話が聞きたいです」
「それはノーコメントで」
非常時とは思えないほど軽いやり取りを行う彼らの耳に、空気を一変する声。
校内放送から【A級救済害】が出現したとのアナウンスが流れたのであった。
≪≫≪≫≪≫
勿論、ホールの中にも放送は流れている。
マラナカンの中に居ようとも、このアナウンスには皆一様に凍り付いた。
不安な表情を浮べ、各々が、近くにいるマラナカンの教諭に詰め寄り人だかりが出来る。
不安な気持ちを誰かにぶつけることで、心の負荷が減るというのは、教諭側も理解している。しかし、これを放置してしまうと、取り返しのつかない事態に発展し、元には戻らない。
混乱の根は、早めに引っこ抜くべきではあるのだが、個人の思惑で動くわけにはいかない。
適度にコントロール出来なければ、必ずどこかが歪む、一度納得したものが覆った時、それをもう一度覆すことは不可能である。
教諭個人の機転では動けない、だからこそ責任を持つものが動く。そして、責任を持つものの重責を担い、彼女は動き始めた。
マクシミリアンは学院長に連絡し詳しい情報を入手、移動しホール内に設置された放送器具の前に。器具に光道力を灯し、スピーカーの音量をあげた。
「皆さん落ち着いて聞いてください」
彼女の声がスピーカーを通し流れだす。ホールは静けさを取り戻し、次の言葉を待つ。
「先ほど学院長から放送がありました通り、現在王都にA級クラスの救済害が発生したとの情報が入っております」
確定された不安要素に、本来ならば大騒ぎになっても可笑しくないのだが、不思議と皆、冷静に事態を受け止めている。
それも其の筈、マクシミリアンが自身の声に、少しばかり光道真術を乗せている。多少卑怯な手かもしれないが一般人や新入生が気づくはずがないので目を瞑ってもらう。
「だけれど皆さん、安心してください。先ほど、一桁騎士団の四番隊が討伐に乗り出した、との情報も同時に入っております。確かに皆さんからすれば、一桁騎士団が王都に居ないことを不安に思うでしょう。しかし、女王がそんな無策のまま、遠征を断行するはずがありません。万一の為に、四番隊意外にも複数部隊からの精鋭が王都には残されていますので、今回のS級救済害も、時間の問題で鎮静化するでしょう。付け加えておくならば、この学院には学院長を筆頭に強力な光道真術師が多くいますので「ここが」攻撃を受けることはありませんのでご心配なさらずに。今暫くではありますが、もう少し我慢してください」
彼女が伝えたことは、本来ならば何のことはない誰もが知る情報。そこに少しばかりの最新情報と、遠征後に糾弾されるであろう友人のジョルカ(女王)に対しての援護射撃だ。
マクシミリアンは正常さを取り戻したホール内部で「ふうっ」と一息吐いた後、残りの雑務を他の教諭に任せ、学院長室に向かった。
彼女の背後から二人の少女と一人の少女が同時に声をかける。
「「すいません」」
重なる疑問。振り返るマクシミリアンの怪訝な表情、少女達も互いに驚きを交換する。
「あなたたち……」
「アンタ」
「…あ、あの…」
ミスマッチングなお見合いの様相を呈した場面に、マクシミリアンからの助け舟が。
「どうかしましたか?確か、貴方達はロニーのクラスの生徒ですよね」
一歩前に出るタナシー。これまでの人生の経験から、彼女が代表として尋ねる。二人も特に異論はない……というか彼女とやりあうのが面倒くさいと思っていた。
「先ほどの内容なのですが、本当に大丈夫なのでしょうか、もし私に手伝えることがあるのならば……」
彼女にとっては、相当な覚悟を決意をしたのであろう、表情の真剣さがそれを物語る。勿論、後ろに構える2人の少女も同様。
マクシミリアンは、少女達の姿に、未熟な頃の自分が重なる。
自信と過信の境界線、間違えれば待つのは死地。だが、上を目指すものには総べからず、ある意識に、なんだか懐かしさを覚える。
「ふふふっ、大丈夫よ。そんなに心配しなくても」
申し訳ないとは思いながらも、少女たちの可愛らしさに微笑んでしまったマクシミリアンが、やんわりと断りを入れる。少女達にはまだ早いのだ、たとえその身に、少しばかりの能力を隠し持っていたとしても。
「それに、ここが落ちるとか、四番隊で防ぎきれないとなったら、終わりなだけ。貴方達が、どんなに腕に自信があったとしても、正直、今の戦場に出たら只の足手まといよ、悪いけど。もしかしたら自身があるのかもしれないけど、これは忠告、あまり自分を過信しない方がいいわ」
タナシーは仕方ないと諦め、アリスとミスティは怪訝な面持ちでマクシミリアンを睨んだ。
マクシミリアンは再度振り返り学院長室を目指した。
それも其の筈、ここには二人の顕現名持ちと経験豊富な教諭が居る事で、守りが万全であることは知れ渡っているのだ。
閃光が起こった瞬間こそ、生徒達は慌てふためいたのだが、すぐさま学院長による校内放送が入り、事情の説明がなされ、大ホールへの緊急避難は問題なく進んだ。
身内が、王都に住む者の胸中は穏やかではないが、自らの身に危険が及ぶと考えるものは居ない。
「落ち着いて、こちらに。怪我などした方は救護用のテントが用意されていますのでそちらにお願いします」
マクシミリアンを筆頭に教諭達が、逃げ込んだ一般の人々の対応にあたる。
「これで大丈夫ですよ、お大事に。次の人お願いします……」
救護用のテントの中で、レイルが怪我人の手当てを、その中に混ざり、アリスやミスティそしてタナシーもせわしなく動き回っていた。
「…少し…しみます…けど…我慢…」
「おじいちゃん、大丈夫?ちょっと見せて――こんなの怪我に入らないわよ!」
「包帯の巻き方は……こんな感じでよろしいのかしら?」
適材適所とは言い難いようであるが、これもまた選ばれた者の務め。
他の生徒も、それぞれ役割を与えられている。
やるべきことを成している最中はネガティブなことを考えずに済む、嫌な言い方をするのであれば、若い彼らの妄想による暴走を防ぐ、一番簡単な手段でもあった。
≪≫≪≫≪≫
ロニーは、一部の大衆と折り合いが悪いので、裏方に回っている。
彼はクラウディオ、ブランコと共に校内を見回る。
「どうなっているんでしょうね街の方は?」
クラウディオの疑問に、先を行くロニーが振り返る。
「さあな。さっきの学院長の放送だと、物的な被害こそ凄いが、人的にはそれほどでもって言ってたろ」
「それは、そうなんですけどね。ここまで、大規模な救済害の経験は初めてなもので」
「そうですよね、僕も怖いです。でも見てみたい気もします」
二人の学生は事の重大性とは反対に興味津々の模様。
「おまえらなぁ、確かにこの場所は安全だけど、必死で頑張ってる人がいるんだから、あんまり楽しそうにすんじゃないよ」
見合わせる学生達。
「それはそうかもしれないですけど、好奇心は止められないもんですよ」
「……他人事かよ」
肩を竦めるロニー。
「でも、不思議ですよね。学院の隣の工業区からは、あんなに火の手が上がって建物も壊れているのが見えるのに、学院の中にいると災害が発生していることを忘れちゃいそうです」
「まぁな。あの婆……学院長のおかげだけどな」
「学院長の術式が、この敷地全体を包んでいるんですか?」
「そうだよ。学院のいたるところに、補助用の魔道具が設置されていて、それを媒体にして効果を拡げてるって感じかな」
「へー、凄いなぁ、そんな規模で真術を使えるなんて。学院長も顕現名があるんですよね、相当強いんですか?」
「んー、シチュエーション次第では一桁騎士団のゲルト総隊長も出し抜けるかもな…まぁ、戦闘に向いているとは言えないけどな、能力的に」
「そんなに!」
瞳を輝かせながらブランコのテンションは軽く上昇。
「ではマクシミリアン教諭は?」
興味深く話を聞いていたクラウディオから挿入された質問。
「アイツも戦闘向きじゃないぞ」
「でも、一桁騎士団の入団を断ったんですよね?」
「……アイツの場合は無理やり受けさせられたんだよ、なんか受かったけど。まぁ、入隊していたとしても八番隊だろうな能力的に」
「そんなこと可能なんですか?受かったのに辞退するなんて……」
「今は無理、当時は相当な問題になったんだぜ。アイツのせいで、騎士団所属じゃない奴は、幾ら凄い能力があっても、一桁騎士団の試験受けられなくなったし、辞退は不可能と隊律が変更されたんだよ。まぁ、基本そんな奴はいないから、どうでもいいって言えばそれまでなんだけどさ」
「さすが【問題次世代・アンチアクイース】ですね」
「褒めてんの?」
「いえ…全然」
「……僕は、ロニーさんの一桁騎士団時代の話が聞きたいです」
「それはノーコメントで」
非常時とは思えないほど軽いやり取りを行う彼らの耳に、空気を一変する声。
校内放送から【A級救済害】が出現したとのアナウンスが流れたのであった。
≪≫≪≫≪≫
勿論、ホールの中にも放送は流れている。
マラナカンの中に居ようとも、このアナウンスには皆一様に凍り付いた。
不安な表情を浮べ、各々が、近くにいるマラナカンの教諭に詰め寄り人だかりが出来る。
不安な気持ちを誰かにぶつけることで、心の負荷が減るというのは、教諭側も理解している。しかし、これを放置してしまうと、取り返しのつかない事態に発展し、元には戻らない。
混乱の根は、早めに引っこ抜くべきではあるのだが、個人の思惑で動くわけにはいかない。
適度にコントロール出来なければ、必ずどこかが歪む、一度納得したものが覆った時、それをもう一度覆すことは不可能である。
教諭個人の機転では動けない、だからこそ責任を持つものが動く。そして、責任を持つものの重責を担い、彼女は動き始めた。
マクシミリアンは学院長に連絡し詳しい情報を入手、移動しホール内に設置された放送器具の前に。器具に光道力を灯し、スピーカーの音量をあげた。
「皆さん落ち着いて聞いてください」
彼女の声がスピーカーを通し流れだす。ホールは静けさを取り戻し、次の言葉を待つ。
「先ほど学院長から放送がありました通り、現在王都にA級クラスの救済害が発生したとの情報が入っております」
確定された不安要素に、本来ならば大騒ぎになっても可笑しくないのだが、不思議と皆、冷静に事態を受け止めている。
それも其の筈、マクシミリアンが自身の声に、少しばかり光道真術を乗せている。多少卑怯な手かもしれないが一般人や新入生が気づくはずがないので目を瞑ってもらう。
「だけれど皆さん、安心してください。先ほど、一桁騎士団の四番隊が討伐に乗り出した、との情報も同時に入っております。確かに皆さんからすれば、一桁騎士団が王都に居ないことを不安に思うでしょう。しかし、女王がそんな無策のまま、遠征を断行するはずがありません。万一の為に、四番隊意外にも複数部隊からの精鋭が王都には残されていますので、今回のS級救済害も、時間の問題で鎮静化するでしょう。付け加えておくならば、この学院には学院長を筆頭に強力な光道真術師が多くいますので「ここが」攻撃を受けることはありませんのでご心配なさらずに。今暫くではありますが、もう少し我慢してください」
彼女が伝えたことは、本来ならば何のことはない誰もが知る情報。そこに少しばかりの最新情報と、遠征後に糾弾されるであろう友人のジョルカ(女王)に対しての援護射撃だ。
マクシミリアンは正常さを取り戻したホール内部で「ふうっ」と一息吐いた後、残りの雑務を他の教諭に任せ、学院長室に向かった。
彼女の背後から二人の少女と一人の少女が同時に声をかける。
「「すいません」」
重なる疑問。振り返るマクシミリアンの怪訝な表情、少女達も互いに驚きを交換する。
「あなたたち……」
「アンタ」
「…あ、あの…」
ミスマッチングなお見合いの様相を呈した場面に、マクシミリアンからの助け舟が。
「どうかしましたか?確か、貴方達はロニーのクラスの生徒ですよね」
一歩前に出るタナシー。これまでの人生の経験から、彼女が代表として尋ねる。二人も特に異論はない……というか彼女とやりあうのが面倒くさいと思っていた。
「先ほどの内容なのですが、本当に大丈夫なのでしょうか、もし私に手伝えることがあるのならば……」
彼女にとっては、相当な覚悟を決意をしたのであろう、表情の真剣さがそれを物語る。勿論、後ろに構える2人の少女も同様。
マクシミリアンは、少女達の姿に、未熟な頃の自分が重なる。
自信と過信の境界線、間違えれば待つのは死地。だが、上を目指すものには総べからず、ある意識に、なんだか懐かしさを覚える。
「ふふふっ、大丈夫よ。そんなに心配しなくても」
申し訳ないとは思いながらも、少女たちの可愛らしさに微笑んでしまったマクシミリアンが、やんわりと断りを入れる。少女達にはまだ早いのだ、たとえその身に、少しばかりの能力を隠し持っていたとしても。
「それに、ここが落ちるとか、四番隊で防ぎきれないとなったら、終わりなだけ。貴方達が、どんなに腕に自信があったとしても、正直、今の戦場に出たら只の足手まといよ、悪いけど。もしかしたら自身があるのかもしれないけど、これは忠告、あまり自分を過信しない方がいいわ」
タナシーは仕方ないと諦め、アリスとミスティは怪訝な面持ちでマクシミリアンを睨んだ。
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