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光道真術学院【マラナカン】編
三十四
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放送後、ロニーは生徒二人をホールに戻し学院長室に駆けつけ、そこでマクシミリアンと鉢合わせる。
「あんた、どうしたのよこんなとこにきて」
「お前こそどうしたんだよ、ホールに居なくて平気なのかよ?」
二人は、とりあえず学院長室の扉を開ける……そこには、のんびりとお茶をすする学院長の姿。
「どうしたのよ、二人して」
平然と呑気なことを言う学院長。
「街は大丈夫なのかよ!」
「放送で言ったとおりよ。一桁騎士団も出陣したようだし、後は時間の問題じゃないかしらね?」
「A級だろ?そんな呑気で平気かよ……」
「大丈夫も何も信じるしかないじゃない、それとも今の貴方が討伐してくれるの?」
「……」
「おばあちゃん、こいつはしょうがないとして、私に出来ることはないの?」
「あなたも、能力が討伐向きじゃないじゃない。ジタバタしたって仕方ないのよ、今出来ることをしっかりとやりなさい」
マクシミリアンは二の句を告げられない、そんなことは自身が一番わかっている。
二人とも合点は行かない。だが、確かにその通りで現実問題として二人には、問題を解決するすべはない。
その時、一人の男が血相を変え、学院長室に飛び込んだ。
「いきなりどうしたのよ、扉が開いていたからってノック位はしなさいよ、マナーよ」
学院長は男の入室態度にケチをつける。現状として正しいかは分からないが、教育者としては正しい指摘だ。
「申し訳ありませぬですな。しかし学院長ですな、A級救済害とは大変なことになりましたですな」
飛び込んできたのは、年の頃五十前後の恰幅の良い男性。丸々としたフォルムが、どことなく親しみと可愛げを醸す。着用する衣服は品があり清潔で上流の暮らしを匂わせていた。
「工業区の組合長が何か用かしら?」
マラナカンと隣接する工業区の組合長(工業区のトップ)は息も切れ切れ説明を続ける。
「明日ですな、王立病院に納品予定のですな、今後一か月分の特別医薬品が、保管庫に置きっぱなしですな。そこをやられてしまいますと命がですな、失われるのですな」
「あなたねぇ……薬のストックはどうしたのよ、そこだけにしかないの?」
「はい、ですな。特別医薬品は精製に時間がかかるですな。先ほど病院長に確認したところですな、二週間分のストックはあるとのことですな。もし工場が無事だったとしてですな、保管庫がやられたらですな、どう頑張っても精製に三週間ほどかかるですな。一週間の……ですな、足りなーいですな!」
「あの、その薬は、ほかの町から取り寄せられないんでしょうか?」
ロニーは疑問を呈する。
「できますですな!」
「「「出来るのかよっ!」」」
珍しく揃う声、ロニー・マクシミリアン・学院長のハーモニー。
「はやまっちゃ行けないですな、同じ薬品を作る工場は、エンポリオにしかないですな」
「……エンポリオ」
渋い顔で呟くロニー。
「そんな……一番遠い港町じゃない、どれだけ強行軍で往復しても三週間はかかるわよ」
マクシミリアンも苦虫を噛み潰す。
「だから一大事と言ってるですな!ちゃんときくですな!」
「そうです……な」
ロニーは返す。一大事なのだが、なぜか緊迫しないムードに事の重大さを忘れそうになる。
「でもまぁ保管庫がやられるとは決まったわけじゃないから――」
ロニーの軽い発言は、間髪入れずに組合長が反論。
「やられてからじゃおそいですな!死ぬ人数が少なければいいとか、そういうこと言うですな?私は組合長として、病気と必死に戦う方を誰一人死なせたくないですな!」
口調に惑わされそうになるが、この男……心の中は燃え滾る熱い者を持つようだ。
意外と三人共、その感じ、嫌いじゃない。
「学院長、俺が!」「おばあちゃん、私が!」
申し出る二人に、しょうがないと学院長は心を決める。
「……組合長、保管庫の鍵と番号を教えて頂戴」
学院の中で、A級救済害に対応できるかも知れない者が目の前にいる。
力はないが過去討伐の経験があるロニー。経験はないが現在討伐できる可能性のあるマクシミリアン。
正直、他の教諭ではA級は無理だろう、強いて言うならレイルは可能かもしれないが、救急治療にあたっている彼女を行かせるわけにはいかない。
消去法ではあるが最も相応しい人材でもある。
「ちょっと待って、王宮に連絡を取ります。最新の状況と、誰かこちらに向かえる者がいるか、確認するわ」
卓上にある電話機に光道力を注ぐ学院長、王宮とは緊急の回線で繋がり何事か話した後、受話器を置く。
「どうですな?」
不安な表情の組合長が尋ねる。
「王宮は五体のA級救済害と思われる力を感知してるそうよ、そのうち三体はすでに交戦中で残りの二体は――」
「二体はですな?倒したですな?」
「工業区に潜む可能性が大きいとのこと」
「何やってるですな!駄目じゃないかですな!」
「しょうがないわ、これだけ平和ボケしていた状態で寧ろ良くやってる方よ……まぁ、後で文句は言いますけど」
「どうします?ですな」
「リンギオ君が言うには、イルシオニスタちゃんをこっち方面に向かわせたらしいわ。あの子には申し訳ないけど、出来るだけ時間を稼いで貰いましょう。その間に【王国騎士団・アウトナンバーズ】を向かわせるという事らしいから、貴方達二人は保管庫で合流、その後扉を開ける、ここまでね。運び出しは向こうでやるそうよ」
「隊長は出ないんですか?」
リンギオの力を知るロニーが質問を投げる。
「今、彼が出るわけにはいかないわね。仮とは言え、今は騎士団のトップだもの、現場には向かえないわ。彼も心苦しいとは思うけど上に立つってそういう事よ。彼の性格上、現場に出たいのはやまやまだろうけど」
リンギオを慮るも、彼にとっていい機会よ、と付け加える学院長。
「いい、これは討伐任務じゃないのよ、忘れないで頂戴ね、あなた達に少なくない命が乗せられているのは確かだけど、あなた達の命も一なんだから。二人とも絶対に生きて帰りなさい」
「わかってるよ」「当然じゃない」
ロニーとマクシミリアン、急造タッグの任務が開始されたのである。
「あんた、どうしたのよこんなとこにきて」
「お前こそどうしたんだよ、ホールに居なくて平気なのかよ?」
二人は、とりあえず学院長室の扉を開ける……そこには、のんびりとお茶をすする学院長の姿。
「どうしたのよ、二人して」
平然と呑気なことを言う学院長。
「街は大丈夫なのかよ!」
「放送で言ったとおりよ。一桁騎士団も出陣したようだし、後は時間の問題じゃないかしらね?」
「A級だろ?そんな呑気で平気かよ……」
「大丈夫も何も信じるしかないじゃない、それとも今の貴方が討伐してくれるの?」
「……」
「おばあちゃん、こいつはしょうがないとして、私に出来ることはないの?」
「あなたも、能力が討伐向きじゃないじゃない。ジタバタしたって仕方ないのよ、今出来ることをしっかりとやりなさい」
マクシミリアンは二の句を告げられない、そんなことは自身が一番わかっている。
二人とも合点は行かない。だが、確かにその通りで現実問題として二人には、問題を解決するすべはない。
その時、一人の男が血相を変え、学院長室に飛び込んだ。
「いきなりどうしたのよ、扉が開いていたからってノック位はしなさいよ、マナーよ」
学院長は男の入室態度にケチをつける。現状として正しいかは分からないが、教育者としては正しい指摘だ。
「申し訳ありませぬですな。しかし学院長ですな、A級救済害とは大変なことになりましたですな」
飛び込んできたのは、年の頃五十前後の恰幅の良い男性。丸々としたフォルムが、どことなく親しみと可愛げを醸す。着用する衣服は品があり清潔で上流の暮らしを匂わせていた。
「工業区の組合長が何か用かしら?」
マラナカンと隣接する工業区の組合長(工業区のトップ)は息も切れ切れ説明を続ける。
「明日ですな、王立病院に納品予定のですな、今後一か月分の特別医薬品が、保管庫に置きっぱなしですな。そこをやられてしまいますと命がですな、失われるのですな」
「あなたねぇ……薬のストックはどうしたのよ、そこだけにしかないの?」
「はい、ですな。特別医薬品は精製に時間がかかるですな。先ほど病院長に確認したところですな、二週間分のストックはあるとのことですな。もし工場が無事だったとしてですな、保管庫がやられたらですな、どう頑張っても精製に三週間ほどかかるですな。一週間の……ですな、足りなーいですな!」
「あの、その薬は、ほかの町から取り寄せられないんでしょうか?」
ロニーは疑問を呈する。
「できますですな!」
「「「出来るのかよっ!」」」
珍しく揃う声、ロニー・マクシミリアン・学院長のハーモニー。
「はやまっちゃ行けないですな、同じ薬品を作る工場は、エンポリオにしかないですな」
「……エンポリオ」
渋い顔で呟くロニー。
「そんな……一番遠い港町じゃない、どれだけ強行軍で往復しても三週間はかかるわよ」
マクシミリアンも苦虫を噛み潰す。
「だから一大事と言ってるですな!ちゃんときくですな!」
「そうです……な」
ロニーは返す。一大事なのだが、なぜか緊迫しないムードに事の重大さを忘れそうになる。
「でもまぁ保管庫がやられるとは決まったわけじゃないから――」
ロニーの軽い発言は、間髪入れずに組合長が反論。
「やられてからじゃおそいですな!死ぬ人数が少なければいいとか、そういうこと言うですな?私は組合長として、病気と必死に戦う方を誰一人死なせたくないですな!」
口調に惑わされそうになるが、この男……心の中は燃え滾る熱い者を持つようだ。
意外と三人共、その感じ、嫌いじゃない。
「学院長、俺が!」「おばあちゃん、私が!」
申し出る二人に、しょうがないと学院長は心を決める。
「……組合長、保管庫の鍵と番号を教えて頂戴」
学院の中で、A級救済害に対応できるかも知れない者が目の前にいる。
力はないが過去討伐の経験があるロニー。経験はないが現在討伐できる可能性のあるマクシミリアン。
正直、他の教諭ではA級は無理だろう、強いて言うならレイルは可能かもしれないが、救急治療にあたっている彼女を行かせるわけにはいかない。
消去法ではあるが最も相応しい人材でもある。
「ちょっと待って、王宮に連絡を取ります。最新の状況と、誰かこちらに向かえる者がいるか、確認するわ」
卓上にある電話機に光道力を注ぐ学院長、王宮とは緊急の回線で繋がり何事か話した後、受話器を置く。
「どうですな?」
不安な表情の組合長が尋ねる。
「王宮は五体のA級救済害と思われる力を感知してるそうよ、そのうち三体はすでに交戦中で残りの二体は――」
「二体はですな?倒したですな?」
「工業区に潜む可能性が大きいとのこと」
「何やってるですな!駄目じゃないかですな!」
「しょうがないわ、これだけ平和ボケしていた状態で寧ろ良くやってる方よ……まぁ、後で文句は言いますけど」
「どうします?ですな」
「リンギオ君が言うには、イルシオニスタちゃんをこっち方面に向かわせたらしいわ。あの子には申し訳ないけど、出来るだけ時間を稼いで貰いましょう。その間に【王国騎士団・アウトナンバーズ】を向かわせるという事らしいから、貴方達二人は保管庫で合流、その後扉を開ける、ここまでね。運び出しは向こうでやるそうよ」
「隊長は出ないんですか?」
リンギオの力を知るロニーが質問を投げる。
「今、彼が出るわけにはいかないわね。仮とは言え、今は騎士団のトップだもの、現場には向かえないわ。彼も心苦しいとは思うけど上に立つってそういう事よ。彼の性格上、現場に出たいのはやまやまだろうけど」
リンギオを慮るも、彼にとっていい機会よ、と付け加える学院長。
「いい、これは討伐任務じゃないのよ、忘れないで頂戴ね、あなた達に少なくない命が乗せられているのは確かだけど、あなた達の命も一なんだから。二人とも絶対に生きて帰りなさい」
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