【オメガバース】溺愛アルファとの夫婦生活。小さな正義の味方に降参した夜

雪代鞠絵/15分で萌えるBL小説

文字の大きさ
1 / 1

【オメガバース】溺愛アルファとの夫婦生活。小さな正義の味方に降参した夜

しおりを挟む
オメガだと蔑まれ、ずっと寂しく生きて来たオメガさん(23歳・男型のオメガ)。
紆余曲折があり御曹司のアルファ氏と結ばれました。

じきに愛の結晶・息子君にも恵まれ、3人で幸福に暮らしています。
仕事で多忙なアルファ氏ですが、週末の今日は家族でゆっくりと過ごせました。
夜は息子君を子供部屋に寝かしつけ、ここからは夫婦の時間。
寝床に入って体を重ね、キスを交わす2人。

アルファ氏は、オメガさんの体調を尋ねます。

「そろそろ、2人目もいいかなって思うんだけどどうかな」
「賛成です。兄弟が多い方が、きっと楽しい、……あ……っ!」

ちょっと性急なアルファ氏。
2週間ぶりに愛するオメガさんを抱き締め、情熱が制御出来ません。

「や……、まって…、ん、や……っ」

オメガさんは、隣の部屋で眠る息子君が気になる様子。

「んっ……、あんまり、したら、声、でちゃ……っ」
「ごめん…でも、久しぶりだから加減できない」

熱っぽく囁き、オメガさんを甘く揺さぶります。

「あああっ…」

オメガさんにのしかかるアルファ氏が、力強く突いたその時、扉が勢い良く開きました。

「パパ、ダメー! ママをいじめないでーっ!😣」

いつの間にか目を醒ましていた息子君がわあーん、と泣いてオメガさんにしがみつきます。
ママ、とはもちろんオメガさんのことです。

「ママが泣いてる、いじめたらダメ―っ」

オメガさんに必死で縋り付き、懸命にかばう息子君。
顔を見合わせ、乱れていたパジャマをなおして2人は大慌てで息子君を宥めます。

「ごめんごめん、えーと、いじめられてたんじゃないよ」
「そうそう、いじめるどころか、ママは悦んで…うっ」

つい、いらんことを言い脇腹にエルボーを食らうアルファ氏。
オメガさんにくっついて離れない息子君に子守唄を歌って寝かしつけ、3人は今度は川の字で眠ります。

今晩は、このままお預けになりそうです。

「ごめんなさい、アルファさん、中途半端なことになって…」

オメガさんが小声で謝るとアルファ氏が微笑して答えます。

「今夜は愛する家族と並んで眠る幸せを堪能するよ」

そしておでこにキスをくれました。
幸せな家族は安らかな眠りにつき、「夫婦生活」は翌夜、今度は少~し、慎重に行われたのでした💕
おしまい✨

*-------*--------*--------*

ご覧いただきありがとうございました✨
こういった1話で終わるBLショートストーリーが
手元にたくさんあるので、地味にアップして
行こうと思っております…
(以前X(@y_marihei)で投稿していたものです。
そちらもよろしくお願いします<(_ _)>)
良かったらお付き合い下さい✨
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

αに軟禁されました

雪兎
BL
支配的なαに閉じ込められたΩ。だがそれは、愛のはじまりだった――。

【完結】この契約に愛なんてないはずだった

なの
BL
劣勢オメガの翔太は、入院中の母を支えるため、昼夜問わず働き詰めの生活を送っていた。 そんなある日、母親の入院費用が払えず、困っていた翔太を救ったのは、冷静沈着で感情を見せない、大企業副社長・鷹城怜司……優勢アルファだった。 数日後、怜司は翔太に「1年間、仮の番になってほしい」と持ちかける。 身体の関係はなし、報酬あり。感情も、未来もいらない。ただの契約。 生活のために翔太はその条件を受け入れるが、理性的で無表情なはずの怜司が、ふとした瞬間に見せる優しさに、次第に心が揺らいでいく。 これはただの契約のはずだった。 愛なんて、最初からあるわけがなかった。 けれど……二人の距離が近づくたびに、仮であるはずの関係は、静かに熱を帯びていく。 ツンデレなオメガと、理性を装うアルファ。 これは、仮のはずだった番契約から始まる、運命以上の恋の物語。

帰宅

pAp1Ko
BL
遊んでばかりいた養子の長男と実子の双子の次男たち。 双子を庇い、拐われた長男のその後のおはなし。 書きたいところだけ書いた。作者が読みたいだけです。

上手に啼いて

紺色橙
BL
■聡は10歳の初めての発情期の際、大輝に噛まれ番となった。それ以来関係を継続しているが、愛ではなく都合と情で続いている現状はそろそろ終わりが見えていた。 ■注意*独自オメガバース設定。■『それは愛か本能か』と同じ世界設定です。関係は一切なし。

鳥籠の夢

hina
BL
広大な帝国の属国になった小国の第七王子は帝国の若き皇帝に輿入れすることになる。

貧乏子爵のオメガ令息は、王子妃候補になりたくない

こたま
BL
山あいの田舎で、子爵とは名ばかりの殆ど農家な仲良し一家で育ったラリー。男オメガで貧乏子爵。このまま実家で生きていくつもりであったが。王から未婚の貴族オメガにはすべからく王子妃候補の選定のため王宮に集うようお達しが出た。行きたくないしお金も無い。辞退するよう手紙を書いたのに、近くに遠征している騎士団が帰る時、迎えに行って一緒に連れていくと連絡があった。断れないの?高貴なお嬢様にイジメられない?不安だらけのラリーを迎えに来たのは美丈夫な騎士のニールだった。

美澄の顔には抗えない。

米奏よぞら
BL
スパダリ美形攻め×流され面食い受け 高校時代に一目惚れした相手と勢いで付き合ったはいいものの、徐々に相手の熱が冷めていっていることに限界を感じた主人公のお話です。 ※なろう、カクヨムでも掲載中です。

魔王を倒した勇者の凱旋に、親友の俺だけが行かなかった理由

スノウマン(ユッキー)
BL
スラム育ちの少年二人は、15歳になり神の祝福でスキルを得た事で道をたがえる。彼らはやがて青年となり、片方は魔王討伐に旅立つ勇者として華々しい活躍をし、もう片方はただ彼の帰還を待つ相変わらずスラム暮らしの存在となる。 これは何も持たない青年がただ勇者の帰りを待つ日常を描いた作品です。 無自覚両片想いの勇者×親友。 読了後、もう一度だけ読み直して頂けると何か見える世界が変わるかもしれません。

処理中です...