愛をしらない番を愛したい竜〜竜は番を自分色に染めたい〜

kimagure ya

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スッキリしない気持ち

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 リリーラは朝から胸がモヤモヤしていた。

 庭を散歩しても お茶を飲んでも ティアラと遊んでも どうも気分が晴れない


「どうしたの?元気なさそうじゃない?」
 ライアンがアッシュに呼び出され 一緒にやってきたセピアがリリーラに聞く


「いえ…そんなことないですよ
 セピア様 今日も会えてとっても嬉しいです」
 ちょっとぎごちない笑顔をセピアにかえす


「元気ならいいんだけど…
 私も2日続けて会えて嬉しいわ  
 でも 昨日も会ったのに アッシュ様 なんのご用事かしらね」


 朝ライアンがアッシュからの呼び出しが会ったとセピアに話していたらしい
「アッシュ様 今日はお忙しいらしく…
 昨夜でかけたようで 朝からお会いできてないんです…」


 いつもなら、一緒に朝食をとって1時間ほど散歩をするという生活をおくっていたが、今日は忙しくて 会えないらしいとアンナからリリーラは言われた


「リリーラちゃんが元気なかったのは 朝からアッシュ様に会えていないからなのね」
「い、いえ そんなことはないのですが…
 今日はアッシュ様お忙しいみたいなのですが 神獣はどんなお仕事をされるのですか?」


 セピアに図星をつかれ、リリーラは慌てて話題をかえた
「そうね…今日のライアンが呼び出された内容はわからないんだけど… 

 最近は…2つの国の国境問題で ちょっと揉めたけど 解決したし、その他は何もなく平和みたいよ。
 昔は大変だったみたいだけどね」


「昔どのようなことがあったのですか?」
「10年くらい前らしいけど 私もライアンに教えてもらったんだけど、神獣どうしで対立したみたい…アッシュ様とサリエルっていう狼の神獣とね」

「アッシュ様が戦ったのですか?」

 リリーラは驚いて 立ち上がた
 ふふっとセピアが笑う

「まぁ 落ち着いて…

 アッシュ様が守護する国の一つにサリエルの国が戦いを仕掛けてきたの
 2つの国は貿易で交流があったみたいなんだけど お金関係で揉めちゃって

 最初はアッシュ様も向こうの神獣も戦争にならないように 穏便に済ませようとしてたみたい

 でも ある時向こうの神獣が態度を変えて 一緒になって戦いはじめたの
 片方の神獣が戦争をはじめたら もう片方の神獣も参戦しないと 戦争は終わらないの…

 でね、アッシュ様が勝ったのよ
 相手の神獣は深手を追って 癒すために長い眠りにはいったみたいよ
 狼の神獣には 番がいないのよ…そこは可哀想よね…」


「狼さんには 番はいないんですね…」
 セピアは 頷く

「前話したと思うんだけど 何世代か前の狼の神獣が番を殺しちゃったの
 そこから生まれてないのよ 狼の神獣は…」


 リリーラはちょっと疑問に思ったことを聞いてみた
「神獣は…どう生まれるのですか?」
 あーとセピアは額を押さえながら詫びる


「そうそう 伝えてなかったわね
 アッシュ様にも ライアンにも両親はいるわ
 普通の人間よ
 アッシュ様のご両親はもうお亡くなりになられたみたいだけどね
 普通の人間から アッシュ様は竜の姿で ライアンは獅子の姿で生まれたみたいよ


 ライアンのお母様に聞いたけど それはそれはびっくりしたみたいよ
 子供を産んだと思ったら 竜とか獅子の姿なんだもの」

 セピアは また ふふっと笑って 紅茶を一口飲む

「神獣は大体人と同じくらいの寿命なの
 神獣が亡くなると すぐに人間界で新しい神獣が産まれるの
 そして 人間のご両親と共に城で生活されるのよ」
 

アッシュの執務室でみた 幼い頃の写真
 笑顔の幼いアッシュの隣で微笑んでいる大人2人 瞳も髪の色が違うので気にしていなかったのだが、あの人達がアッシュの両親だったかもしれないと リリーラは思った


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今日も読んでいただき ありがとうございました
明日も7時にUPいたします
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