愛をしらない番を愛したい竜〜竜は番を自分色に染めたい〜

kimagure ya

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ピクトの嘆き

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 振り返ると ピクトがいた

 紫の髪と瞳をもつ 神獣のピクト マリアの神獣がそこにいた

「な…んで…」
 なぜここにピクトが…

 ハッとライアンが自分の顔の傷に触れる

 その瞬間 ピクトが なぜ ここにいるのかをライアンは悟った
 マリアがライアンの傷を治すために魔力を使ったのではないか…その魔力を感知して ピクトがやって来たのではないかと…


「ライアン…お前は そこで何をしている…」
 ピクトが再びライアンに尋ねる


「い…や ピクト…」
 ピクトはライアンの背後にいるため 抱きかかえられているマリアの存在にはまだ気づいていない

 ライアンはマリアを体でマリアを隠す

「番が魔力を使って 俺を呼んでくれた…なのに なぜお前がここにいるんだ…」
 ピクトが ゆっくりとライアンに近づいてくる


「い…や…ピクト…
 ピクト…本当に…本当に…すまない…」

「すまない…って お前は何を…」 
 ピクトがライアンに抱きかかえられている人の存在にきづく


「そ…れは…俺の…番じゃないのか…?」
 番の証である 白い髪をもつマリアの存在に気づき ピクトはフラフラと近づく

 そして そっとマリアの顔に触れる

「ライ…アン…私の番ではないか…この子は…
 なぜ…眠っている…
 なぜ…起きない…
 なぜ…お前がこの子を…」

 ピクトは 矢継ぎ早にライアンに尋ねる

「ライアン…この子は…私の番だろ…?」
 呆然としながらピクトは尋ねる


「あぁ…」
「では…なぜお前が…私の番を…」
「すまない…お前の番を…マリアを…俺が…死なせてしまった…」

 ライアンがマリアを抱きかかえたまま 頭を下げ 謝る

「死なせた…? どういうことだ?」
 

「毒を飲んで…その瓶のだ…」
 ベンチに置かれている小瓶を指差す

 ピクトは瓶を持ち上げるが その横に置いてある手紙に気づく

 マリアの遺書だった…

 ライアンに向けて書かれた遺書だった…

 ライアンを愛して 後悔はなかった…
 あなたを愛する人を大切にしてと…

 書かれていた


 中身を読み ピクトの体が怒りでガタガタ震える

 ピクトは マリアの遺書をグシャと握りつぶすし、手から炎を作り出すと一瞬で消し去った

 次に両手に紫の光の球を作り出す
 球から紫の光線飛び出し、薔薇の庭園に花火のように降り注ぐ

 光が触れると 薔薇は一瞬でチリのように砕け散る


 光線を出しながら ライアンに一歩、また一歩 ゆっくりと近づく
 

♫♫♫♫♫
遅くなりました
すいません!
急遽子供の病院へ行ってました
明日7時にUPします
今日2回UPですいません

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