私の片想い

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中学校1

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   通っていた小学校の横にある中学校に進学。
あの人も同じ中学校に進学しました。


「好きな人いないの?いるなら応援するから教えて欲しい!」
友達Aにある日唐突に言われました。よくある女子トークですね。
   当時もひねくれていた私は、正直応援されたいと思わないし、そもそも告白とか絶対できないから言いたくない、というか応援って何!?とネガティブで、色々考えた結果、
「いないかなあ~、友達Aは好きな人いるの?」
と、はぐらかし、友達Aの恋バナに話題をかえました。すると友達Aは、
「私はいるよ!あの人が好きなの!だから応援して欲しいなあ~。」
と、とても楽しそうに話してきました。

   蝉の声がうるさい夏だったのに、背筋が凍るような気持ちでした。
   被った。どうしよう。実は私もあの人が好きって言った方がいいかな。でも言ったら友達Aは今後仲良くしてくれないかもしれない。友達Aと仲良くなくなるのは嫌だ…その考えに至った私は、
「そっか、応援するね。」
と引きつった笑顔で、小声で絞り出すのが精一杯でした。
   それから友達Aと下校する際は、今日あの人とこんなことを喋ったとか、授業中に目が合ったとか、そういう幸せ話を沢山話されました。私は良かったねと友達Aの目を見て言えず、どうにか感情を顔に出さないように必死に取り繕っていました。


   季節は変わり、山の色が少しずつ赤くなり始めた頃、友達があの人に告白したいから放課後2人きりになれるように手伝って欲しいとお願いしてきました。
   友達Aの幸せを考えると成功して欲しいと思う反面、友達Aの想いが通じたら嫌だという自己中心的な黒い感情が心の中をぐるぐると駆け巡っていました。

   様々な葛藤はあったものの、友達Aの為だと感情を飲み込み、あの人と友達Aが2人きりになれるように私は動きました。
   告白後、友達Aは返事は待ってと言われたと一言私に言い、ほとんど無言で私と一緒に帰路に着きました。どういう言葉をかけていいのか、私にはわかりませんでした。

「先輩と付き合うことになった!」
告白から1週間後、あの人からの返事が未だない友達Aは嬉しそうに私に報告してきました。
「え?あの人は?なんで先輩?!」
そう聞くと、返事が無いからもういい!と、私が色々な感情と葛藤していた数ヶ月間が無駄だったと感じるくらい、きっぱりと諦めた宣言をされました。
   先輩と付き合うことになり、惚気ている友達Aの顔は本当に幸せそうで、諦めてくれたという嬉しさもあり、沢山お祝いした私でした。
   
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