【R18】仕方ないから、結婚してやる~ツンデレ御曹司と、傷の舐め合い契約婚~

染野

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90.変わらないもの(4)

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「や、やだぁっ……! 見ないでっ」
「あ。こら、足閉じるな」

 とっさに足を閉じて隠そうとしたが、晶の手がそれを阻む。こっちも足に力を入れてなんとか抵抗しようとするが、やはり力では敵わなかった。なかば強引に足を開かされて、ソファの上であられもない格好を晒すことになってしまう。

「ここ、こんなふうになってたのか……知らなかった」
「なっ……し、しみじみ言うなっ! も、もういいでしょ? さすがにこれはっ……!」
「毛が無いからなおさらよく見える。前におまえも『童貞にはちょうどいい』って言ってたけど、まさにその通りだな」

 嫌味のこもったその言葉に、私はぎりぎりと奥歯を噛んだ。たしか彼と初めてセックスをしたとき、脱毛済みでつるつる状態のそこを見て驚愕している晶にそんなようなことを言った覚えがある。今でもその台詞を覚えているということは、晶は私にそう言われたことをずっと根に持っていたのだろう。見た目に似合わず陰湿な男だ。

「ご、ごめんって……っ、だって晶、あのときぐずぐずしてたからっ」
「別に怒ってるわけじゃない。……まあ、ここを俺以外にも見せたことがあるっていうのは腹立たしいが」

 ぼそりと低い声でつぶやいたかと思うと、晶は丸見えになった私の秘所にすっと顔を近付ける。そして私が彼のしようとしていることに気づいて暴れようとした寸前、濡れたそこに躊躇なく舌を這わせた。

「あっ、んんぅ――っ! あっ、だめ、晶だめっ!」
「ん? なんで」
「やぁっ、だって、そんなの汚い……っ」
「汚くない。というか、汚かったとしても別にいい」
「はぁっ……!?」

 予想もしていなかった答えに動揺するも、ひときわ敏感になっている突起に吸い付かれるともはや声も出なかった。じゅる、ぴちゃ、と耳を塞ぎたくなるような淫猥な水音を立てながら、晶はぴんと硬くなった花芽をしつこく舐る。
 前にも晶にそこを舐められたことはあるけれど、やっぱり指でされるよりずっと恥ずかしい。気持ちよくないと言えば嘘になるが、あの晶にそんなところを舐めさせていると思うと居たたまれない気持ちになるのだ。
 おおざっぱな私よりずっと綺麗好きで、結婚して一緒に生活を始めてからも晶の身の回りはいつも清潔に保たれていた。結婚する前だって、散らかった私の部屋を見て怒りながらも片付けを手伝ってくれたことが何度もある。掃除の担当を苦に思っていないと言っていたし、普段の様子を見ていても晶がやや潔癖気味であるのを私は知っているのだ。
 そんな彼が、「汚くてもいい」なんて言いながら私の陰部を舐めまわしている。私が嫌だと言っても晶が無理やり舐めているのだからどうしようもないのだが、それでも何か悪いことをしているように思えてしまって落ち着かないのだ。

「はぁ、んくっ……あ、あきら、もういい、舐めるのもうやだ……っ」
「ん……もう少し」
「ひぁっ、あ、あああっ……! あっ、ああっ、吸っちゃだめっ、それしたら、またぁっ……!」

 執拗な愛撫ですっかり勃ち上がってしまった突起を、晶がちゅうちゅうと吸い上げる。それをされると頭が真っ白になるような気がして、私は半泣きになりながら喘いだ。それでも晶は唇を離すことなく、突起に吸い付いたまま舌先でその先端をくすぐってくる。快感が強すぎて、もう何がなんだかわからなくなってきた。

「晶、あきらぁっ……! もうだめ、もうっ……」
「ふっ……どろっどろだな。このままイきたいか?」

 ようやく唇を離してくれたかと思うと、晶は私の股座に顔を寄せたままそう尋ねてきた。そんなことを聞かれても「うん」と素直に答えるのは憚られて、私は呼吸を整えながらじっと彼の目を見る。

「どうした。イきたくないのか」
「あ、やっ……いきたくない、わけじゃない、けど」
「なんだそれ。じゃあ、イかなくてもいいんだな」

 試すような視線を向けながらそう言ったあと、彼は再び私の花芽にべろりと舌を擦りつけてくる。それだけでびくっと腰が跳ねたが、晶は動きを止めるどころか、舌を擦りつけたまま右手の人差し指を蜜口にそっと押し当ててきた。そして、すでに蜜でどろどろになっているそこにゆっくりと指を挿入させていく。

「あ、あっ、やあぁっ……! あっ、晶、今いれちゃだめ……っ」
「熱いな。指が溶けそうだ」
「ひ、人の話聞いてよっ……! あ、だめ、動かすのだめっ」

 だめだと言っているのに、晶は私の声など無視して奥深くまで指を埋め込んでいく。そして一本の指をしっかり咥え込んだことを目で見て確認したあと、すぐに二本目の指もずぶずぶと挿入した。そのままぐちゅぐちゅと中を掻き回されたらひとたまりもなくて、私はひたすら喘ぐことしかできなくなる。

「す、ご……美雨のここ、指を挿れたらこんなふうになるんだな」
「ひっ、や、やだっ……!」
「あ。今、気持ちいいところに当たったか? きゅうって締まったの、見てるだけでわかった」
「うぅっ……! も、もうやだっ、晶きらいっ! しない、もうしないからっ……!」

 さっきから私を追い詰めることばかりする晶に、思わずそんな泣き言が口から飛び出す。昼間のことといい、ちょっと調子に乗りすぎているんじゃないかと涙目になりながら彼を睨んだ。
 さすがの晶も「嫌い」「もうしない」という発言には驚いたようで、一瞬ぴたりと動きを止める。しかし、すぐににやりと意地の悪い顔をして笑った。

「ふぅん。もうしないのか」
「しっ……しない!」
「なんで?」
「な、なんでって……ひとつも私の言うこと聞いてくれないし、恥ずかしいことばっかり言うし、あと全体的に調子に乗ってるでしょ!? だからしないっ」

 そう叫んでぷいっと横を向けば、晶は顔を伏せてくすくすと笑った。その態度にもまた腹が立つが、まだ彼の指が中に入ったままなので静かに反発の視線を向ける。晶は私のそんな視線を受けてもなお怯むことなく、ゆっくりと顔を近づけてきた。

「そうだな。確かに、少し調子に乗ってるかもしれない」

 あっさりと肯定する晶に、思わず目をぱちくりさせる。その自覚があるなら直してほしいと思いつつ怪訝な目を向けると、彼はうっとりとした声音で優しく語りかけるように言った。

「美雨が俺のことを好きだって、ちゃんと知ってるからな。だからどんなことをしても許してもらえるんじゃないかって、思い上がっているというか……安心してる、と言ってもいい」

 目を細めて言う彼に、私はぐっと言葉に詰まる。だからって何をしてもいいわけじゃないんだけど、という気持ちを込めて彼を見上げれば、唇を塞ぐように優しく口づけられた。
 唇をそっと喰まれ、ぬるりと舌を差し込まれると反論したい気持ちは失せて、ただただ晶とのキスに集中してしまう。そして私の呼吸が乱れそうになったところで彼はぱっと唇を離すと、熱の籠もった目をしてそっと囁いた。

「……好きだ、美雨。おまえの全部、ちゃんとこの目で見たい。だめか?」
「あっ……そ、それ、ずるい……っ」
「ずるくないだろ。まあ、少し意地悪が過ぎたとも思うが……おまえの反応がかわいいのが悪い」

 さらっと責任を転嫁してくる晶に目を丸くする。晶はそんな私を見てふっと笑みをこぼしたかと思うと、膣内に挿入したままの指をまた少しずつ動かし始めた。
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