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91.変わらないもの(5)
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「あ、あっ……! やぁ、あ、晶っ……!」
「ここ、くちゅくちゅ音するのわかるか? いっぱい濡らしたな」
「ひっ、や、やだっ……! あっ、ひぃっ、あああっ……!」
すっかり濡れそぼった蜜穴を探るように、晶が指を抜き差しする。彼の言うとおりそこは水音がするくらい愛液をあふれさせていて、私の耳にもその卑猥な音が聞こえてきた。
喘ぎながら彼の顔を見上げると、それに気が付いた晶はまた深い口づけを落とす。蜜口を掻き回されながら濃厚なキスをされると頭がふわふわして、ついさっき「もうしない」と叫んだことなどすっかり抜け落ちてしまっていたに
「さっき、俺のことが嫌いだと言っていたような気がするが……あれ、本気か?」
「ひぁっ、あ、ちがっ……」
「ふっ、そうだよな。キスするだけでこんなに幸せそうな顔して……それにほら、こっちも俺の指をぎゅうぎゅうに締め付けて離さない」
「あっ……! あっ、んんっ、だ、だって……!」
好きな人にキスをされたら、誰だって嬉しいに決まっている。ましてやそれが、やっとの思いで結ばれた相手なのだからなおさらだ。もちろん恥ずかしい気持ちは消えないけれど、なんだかんだですべてを許してしまっているのは晶が好きだからという理由に他ならない。
晶は真っ赤になった私の顔をじっと見つめたあと、どこか切羽詰まったような表情をして今度は下半身に視線を落とす。そして彼の指を咥えこんでいる蜜穴に視線を移すと、ごくりと唾を飲み込んだ。
「……気持ちいいの、ここか?」
「え……っ、あ、ああああっ! ぅあっ、あ、ああっ!」
小さな声でつぶやいたかと思うと、彼は挿入した指を少し曲げて、私がひときわ感じてしまう場所に指先で触れた。とたんにびりびりと電流が走ったかのような感覚がして、悲鳴にも似た嬌声が漏れ出てしまう。
それでも晶は動きを止めず、私を絶頂に導くかのように愛撫を続けた。
「あっ、んんっ、あ、晶っ……! だっ、だめ、も、いくっ……!」
「ふふっ、わかった。イきたいか?」
その問いかけに、私はこくこくとなりふり構わず頷いた。
晶はそれを確認したあと、二本の指でとんとんと私の弱点を刺激する。けっして激しい動きではないのにそれがたまらなく気持ちよくて、甘い声が自然と口からあふれ出した。そして、間を置かずに強い快感の波が押し寄せてくる。
「おまえの好きなとこ、ずっと触っててやる。いつでもイっていい」
「んっ、んんっ……! あ、あきらぁっ……あっ、やぁっ、んううぅっ――!」
お腹の奥がびりびりと痺れるような感覚がしたあと、私の体はびくんっと大きく震えた。
激しい絶頂に達し、膣壁がきゅうきゅうと晶の指を締め付ける。きつく締まる体内の感触は晶にも伝わっているようで、彼が息を飲むのがわかった。
絶頂の波がゆっくりと去っていくまで、晶は息を乱す私の頬や目元に軽く啄むようなキスを落としていく。そして呼吸が整ってきたところで、ようやくずるりと指を引き抜いた。
「ん、あっ……」
「はあ……すごいな。引き千切られるかと思った」
蜜に濡れた指を見て、晶が苦笑する。そんな彼に何か言ってやりたい気持ちはあっても、派手に果ててしまったあとでは言い返す気力もなかった。
放心状態になっている私をソファに残して、晶は近くに置いてあったビニール袋をごそごそと漁っている。そういえば帰ってきたときコンビニのレジ袋を手に提げていたな、と呆けた頭で思い返していると、彼はその中から四角い箱を取り出してにやりと笑った。
「新しいの、買ってきたからな。これで心置きなくできる」
何かと思えば、晶は真新しい避妊具の箱を掲げて満足そうに告げた。
準備の良さに目を丸くしつつも、やっぱり気恥ずかしくなってぷいっとそっぽを向く。彼と両想いになってからは三日と開けずセックスをしているせいで、避妊具の減りがやたらと早いのだ。しかも最近の晶は一晩に一回では終わらせてくれないから、一箱あってもすぐ底が尽きてしまう。なんだかんだでそれに付き合っている私も私だが、それにしたって性欲があふれすぎてやいないだろうか。
「あ……あの、今日は、一回だけにしてね? 最近、そのー……ちょっと多いっていうか」
「そうか? これでも我慢してるんだけどな」
どこか不満げな顔でつぶやく晶に、私はもはや返す言葉を失った。無表情で「あ、そう」とだけ返事をすると、彼は不思議そうに首を傾げながらも自分の穿いていたルームウェアのズボンを脱ぐ。すると嫌でも彼の股間が目に入り、勃起した自身が黒のボクサーパンツをぐいぐいと押し上げているのが見えた。
「約束しただろ? お互いに、ちゃんと本音で話そうって。だから本音を言ってる」
「なっ……だ、だからって、何も我慢しなくていいってわけじゃないからね!? 私だってさすがに、体力の限界ってものが……!」
「それはちゃんとわかってる。美雨が本気で嫌がってたらやめるけど、嫌がってないだろ」
しれっとそんなことを言うと、晶は何食わぬ様子で私の体にのしかかってくる。そしてさっきもしたように私の唇にキスをして、口内をじっくりと舐めまわしてきた。なんだか話をうやむやにされたような気がするが、ちょっとキスをされただけで私の体は再び熱を持ち始める。
「ここ、くちゅくちゅ音するのわかるか? いっぱい濡らしたな」
「ひっ、や、やだっ……! あっ、ひぃっ、あああっ……!」
すっかり濡れそぼった蜜穴を探るように、晶が指を抜き差しする。彼の言うとおりそこは水音がするくらい愛液をあふれさせていて、私の耳にもその卑猥な音が聞こえてきた。
喘ぎながら彼の顔を見上げると、それに気が付いた晶はまた深い口づけを落とす。蜜口を掻き回されながら濃厚なキスをされると頭がふわふわして、ついさっき「もうしない」と叫んだことなどすっかり抜け落ちてしまっていたに
「さっき、俺のことが嫌いだと言っていたような気がするが……あれ、本気か?」
「ひぁっ、あ、ちがっ……」
「ふっ、そうだよな。キスするだけでこんなに幸せそうな顔して……それにほら、こっちも俺の指をぎゅうぎゅうに締め付けて離さない」
「あっ……! あっ、んんっ、だ、だって……!」
好きな人にキスをされたら、誰だって嬉しいに決まっている。ましてやそれが、やっとの思いで結ばれた相手なのだからなおさらだ。もちろん恥ずかしい気持ちは消えないけれど、なんだかんだですべてを許してしまっているのは晶が好きだからという理由に他ならない。
晶は真っ赤になった私の顔をじっと見つめたあと、どこか切羽詰まったような表情をして今度は下半身に視線を落とす。そして彼の指を咥えこんでいる蜜穴に視線を移すと、ごくりと唾を飲み込んだ。
「……気持ちいいの、ここか?」
「え……っ、あ、ああああっ! ぅあっ、あ、ああっ!」
小さな声でつぶやいたかと思うと、彼は挿入した指を少し曲げて、私がひときわ感じてしまう場所に指先で触れた。とたんにびりびりと電流が走ったかのような感覚がして、悲鳴にも似た嬌声が漏れ出てしまう。
それでも晶は動きを止めず、私を絶頂に導くかのように愛撫を続けた。
「あっ、んんっ、あ、晶っ……! だっ、だめ、も、いくっ……!」
「ふふっ、わかった。イきたいか?」
その問いかけに、私はこくこくとなりふり構わず頷いた。
晶はそれを確認したあと、二本の指でとんとんと私の弱点を刺激する。けっして激しい動きではないのにそれがたまらなく気持ちよくて、甘い声が自然と口からあふれ出した。そして、間を置かずに強い快感の波が押し寄せてくる。
「おまえの好きなとこ、ずっと触っててやる。いつでもイっていい」
「んっ、んんっ……! あ、あきらぁっ……あっ、やぁっ、んううぅっ――!」
お腹の奥がびりびりと痺れるような感覚がしたあと、私の体はびくんっと大きく震えた。
激しい絶頂に達し、膣壁がきゅうきゅうと晶の指を締め付ける。きつく締まる体内の感触は晶にも伝わっているようで、彼が息を飲むのがわかった。
絶頂の波がゆっくりと去っていくまで、晶は息を乱す私の頬や目元に軽く啄むようなキスを落としていく。そして呼吸が整ってきたところで、ようやくずるりと指を引き抜いた。
「ん、あっ……」
「はあ……すごいな。引き千切られるかと思った」
蜜に濡れた指を見て、晶が苦笑する。そんな彼に何か言ってやりたい気持ちはあっても、派手に果ててしまったあとでは言い返す気力もなかった。
放心状態になっている私をソファに残して、晶は近くに置いてあったビニール袋をごそごそと漁っている。そういえば帰ってきたときコンビニのレジ袋を手に提げていたな、と呆けた頭で思い返していると、彼はその中から四角い箱を取り出してにやりと笑った。
「新しいの、買ってきたからな。これで心置きなくできる」
何かと思えば、晶は真新しい避妊具の箱を掲げて満足そうに告げた。
準備の良さに目を丸くしつつも、やっぱり気恥ずかしくなってぷいっとそっぽを向く。彼と両想いになってからは三日と開けずセックスをしているせいで、避妊具の減りがやたらと早いのだ。しかも最近の晶は一晩に一回では終わらせてくれないから、一箱あってもすぐ底が尽きてしまう。なんだかんだでそれに付き合っている私も私だが、それにしたって性欲があふれすぎてやいないだろうか。
「あ……あの、今日は、一回だけにしてね? 最近、そのー……ちょっと多いっていうか」
「そうか? これでも我慢してるんだけどな」
どこか不満げな顔でつぶやく晶に、私はもはや返す言葉を失った。無表情で「あ、そう」とだけ返事をすると、彼は不思議そうに首を傾げながらも自分の穿いていたルームウェアのズボンを脱ぐ。すると嫌でも彼の股間が目に入り、勃起した自身が黒のボクサーパンツをぐいぐいと押し上げているのが見えた。
「約束しただろ? お互いに、ちゃんと本音で話そうって。だから本音を言ってる」
「なっ……だ、だからって、何も我慢しなくていいってわけじゃないからね!? 私だってさすがに、体力の限界ってものが……!」
「それはちゃんとわかってる。美雨が本気で嫌がってたらやめるけど、嫌がってないだろ」
しれっとそんなことを言うと、晶は何食わぬ様子で私の体にのしかかってくる。そしてさっきもしたように私の唇にキスをして、口内をじっくりと舐めまわしてきた。なんだか話をうやむやにされたような気がするが、ちょっとキスをされただけで私の体は再び熱を持ち始める。
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