略奪は 奪い取るまでが 楽しいの

エイ

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翻弄される★

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「まっ、あっあっあっ、待ってっ。なんかきちゃうっ。やっ、待って、怖いっ」
「怖いの? なにそれかわいい……ホラ、キスしよう。俺の指だけ感じてて」

 キスで抑え込まれている間に指の動きが速まって、快感を逃すことができずに高められる。
 実はこれまで彼氏とのセックスでは絶頂に達した経験がなかった。そういうものだと思ってきたから、自分が誰かの手でこんな風になってしまうのが信じられず、羞恥で頭がどうにかなってしまいそうだ。

「んっ、あっ、ああっ!」

 瞬間、快感が突き抜けた。ビクビクっと体が震えて、力が抜ける。

 クタリと体が弛緩してゼイゼイと喘いでいると、優しくおでこにキスをされた。優しい唇の感覚にとろりとまどろみそうになってしまったが、お腹に熱いモノが当たっていることに気がついてハッと我に返る。

「あ……ごめ、私だけ……してもらってばっかり……」
「なんで謝るんだよ。最高にエロくて可愛かった。こんなエロいの見せられたら俺も限界」

 限界と言いつつ余裕にしかみえない顔で圭司がのたまう。
 ちゅ、ちゅ、と頬にキスをされて夢見心地でいると、圭司が膝を持ち上げ足を開かれた。
 いつの間にか避妊具をつけたソレが足の間に見えて、その大きさに思わず声が出そうになった。

(えっ? こんなに大きいの⁉ だって元カレは……いやこんな場面で他の人のを思い出して比べるなんて最低だ……でもこんなのどうしろと……⁉)

 待って、と言いかけたが、その前に熱い杭が理沙の中に押し込まれた。

「ひぅ!」

 みちみちと隘路を押し広げられ、息が上がる。
 初めてでもないのに、今までにない圧迫感に恐怖を覚えて体が強張り、思わずぎゅっと圭司の腕をつかんだ。
 理沙の様子に気付いた圭司はそこで止まり、心配そうに顔を覗き込んできた。

「ごめん、痛かった? ゆっくりするから」
「け、圭司のおっきいから、私には入らないのかも……裂けちゃう」
「それは嬉しいけど、ちょっと罪悪感あるな」
「上手くできなくて、ごめん……」
「だからなんで謝るんだよ。理沙のなか、熱くてすげえ気持ちいい。気を抜くとうっかりイキそう」

 途中まで挿れたまま動かず、圭司は理沙の体に密着し、唇を重ねてきた。
 それにこたえるように口を開くと、口づけは深くなっていく。肌を撫でていた圭司の手がするすると上に上がっていき、きゅっと乳首を摘ままれた。

「ひゃっ!」
「馴染むまで、コッチ、な?」

 驚いた理沙の反応を楽しむように、圭司はにやりと笑って見せつけるようにして胸を舐め始めた。ぴんぴんと舌で弾かれ、あられもない声で喘いでしまう。

「あっ、あっ、あンッ! それ、だめっ!」

 先ほども弄り回された乳首は固くとがって、少し触られるだけで気持ちよくてたまらない。ぱくりと咥え舌で転がされながら吸われる。
 熱い舌に翻弄されていると、いつの間にか伸びてきた手が陰核をきゅっとつまんだ。それだけでも刺激が強いのに、圭司は容赦なくつまんだソレをくりくりといじりだしたので、理沙はひとたまりもなくまたイッてしまった。
 ビクビクと震え息も絶え絶えになっていると、圭司の腰がぐっと押し付けられ、自分と密着していると気づいた。

「ホラ……全部はいった」

 どこか得意げに報告してくる彼にちょっとだけ笑いがこぼれる。
 だが圭司がゆるゆると腰を動かし始めたため、自分の中に入っているモノが子宮を押し上げているのを感じてかあっと顔に血が上る。

「あ、奥、当たってる。待って、ゆっくり、して」
「ちょ、ホント理沙のそれ無自覚? あんま煽んないで。うっかりイキそうになるから」
「えっ? どういう……あっ、あっ! や、あン」

 圭司の動きが早くなる。腰を打ちつけられてそのたびに声が上がって止められない。ぱちゅぱちゅと肌がぶつかり水音が響いて、理沙の大きな胸がそのたびにゆさゆさと揺れる。

「あー、えっろ。ヤバ。ごめん、止められない」
「んッ、あっ、や、またきちゃいそう。あっ、や、ぎゅってして」

 また大きな快感がはじけそうになって、すがるように圭司に手を伸ばすときつく抱きしめてくれた。
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