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親から抑圧されて育ってきた菜緒は、親にお見合いをさせられ二十歳の時に夫となる紘一と結婚する。良き妻になろうと、年上の夫に従いそれなりに幸せな結婚生活を送っていたが、ある日紘一が初恋の相手と再会して全てが変わり始める。
紘一は初恋の人に夢中になり、妻に対しては嫌悪感を表し暴言をはくようになってしまった。
追い詰められた菜緒は藁にも縋る思いで疎遠になっていたいとこの望のもとを訪ねるのだった。彼はかつて己の養父母の会社を倒産させ一家離散させたという恐ろしい過去を持つ。突然訪ねてきて夫の相手の素性を調べたいと言う菜緒に対し、望は怒りをあらわにして「つまらない奴になった」と罵るが、それと同時にとある提案をしてきた。
「夫が好き勝手やっているなら、お前も好きなことをして過ごせばいい」
望の言葉に目が覚めた菜緒は、彼の手助けを受けつつ「やりたかったこと」を始めてみる。すると夫への執着が薄れ、菜緒の日々は忘れていた輝きを取り戻し始める。
すると今度は逆に紘一が菜緒に対し嫌がらせのような執着をみせるようになり――――。
文字数 79,574
最終更新日 2025.12.04
登録日 2025.11.07
「略奪は 奪い取るまでが 楽しいの」の番外編です。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/998368708/471932867
寝取りサイコパス女の麗奈ちゃんが、本編完結後どのような末路に至ったのか。
最初から最後までR-18な内容ですので、本編とは別で投稿いたします。
過激な性描写、暴力行為が含まれますので、苦手な方はブラウザバックをお願いしたします。
文字数 11,012
最終更新日 2025.07.27
登録日 2025.07.27
理沙はある日、会社の同期である彼氏から呼び出されてカフェに行くと、彼の隣には幼馴染の麗奈が座っていた。
彼氏から麗奈を好きになってしまったと謝罪されるが、二人はすでに恋人同士になっているようだ。別れ話と見せかけた二人の愛の劇場を披露され、理沙は絶望しつつもどこか冷静に呆れていた。
なぜならこの幼馴染に彼氏を奪われるのは今回で「三度目」だからだ。
小学校の時から麗奈は理沙に粘着してしつこく嫌がらせをしてくる。
社会人になっても付きまとわれるのかと絶望していた理沙に、親友の萌絵が酔ったノリでこんな提案をしてきた。
「カモフラ用の偽装彼氏を作ってみたら?」
「萌絵ちゃんあなた天才でしょ」
お互い酔ったノリで計画を立て、男友達の圭司に彼氏役を引き受けてくれそうな人はいないかと相談すると、なんと彼は、自分が偽装彼氏になると言い出した。
イケメン陽キャの圭司と、真面目不器用タイプの理沙と二人で進める偽装彼氏計画は果たして上手くいくのだろうか?
文字数 138,267
最終更新日 2025.07.24
登録日 2025.01.13
魔法師団に勤めるエリザは、士官を目指す恋人のために学費や生活費を援助していた。
だがある日、恋人の誕生日をお祝いするためプレゼントを持参して彼の家を訪れると、その場で恋人とその友人たちから酷い罵倒をされてしまった。そして自分はただ都合よく利用されていただけと知る。
ただの金蔓だったと嘲笑され突き飛ばされ言い返すこともできず、失意のままその場を後にした。
呆然と公園のベンチに座り込み、夜が更けてもそこを動けずにいたエリザだったが、気が付くと隣に薄汚れた男が腰かけていた。
エリザが持っていたケーキの匂いにつられてきたらしいその男にそれを渡してやると、こんなところに座り込んでいる理由を言い当てられ、それをきっかけについ恋人から受けた仕打ちを話してしまう。
同情されるかと思いきや、自業自得のような言い方をされ、ついカッとなるエリザに対し、男はとんでもない提案を持ち掛けてくる。
『そのクズ男の後釜に、僕を飼いません?』
クズの見本のような発言に呆れつつも、エリザは捨て鉢な気分でうっかり了承してしまうのだった。
文字数 75,866
最終更新日 2024.08.24
登録日 2024.08.02
軍人だった夫が戦地で呪いを受け傷病兵として帰還したのは、奇しくも我が国が勝利宣言をした日だった。
かけられた呪いは夫の体を蝕み、姿は醜く変貌して、彼はもはや生きる希望を失っていた。
私は絶望の淵にいる夫を救うため、私は呪いを解ける呪術師を探しだす。
呪術師は『呪いを解く事はできないが、お前にそれを移すことができる』と教えてくれたが、その方法を教える代わりにある事を提案してきた。
『――俺とひとつ賭けをしよう。この賭けに乗るならば教えてやってもいい』
***
注:昔別サイトで投稿したことのある作品の修正版です。11/8続編として夫視点を投稿開始します。
文字数 95,428
最終更新日 2023.12.30
登録日 2021.06.24
政略結婚したアスター。
結婚式のあと、初夜を迎える彼女の元に現れたのは夫ではなかった。
エッ? 誰だお前から始まって夫(未満)をぶん殴って逃亡する物語。
文字数 18,228
最終更新日 2023.12.15
登録日 2023.12.15
助けた魔物が恩返しの押し売りにくるところから始まるお話。
高名な大魔女の末娘として生まれたアメリアは、兄姉の中でひとりだけ恩寵を持たずに生まれた出来損ないであった。
14歳の時に、家名を名乗る資格なしと言われ、家から除名され一人で生きていくことになる。
実家でさんざんいびられていたアメリアとしては絶縁大歓迎で、ウキウキで誰にも邪魔されない静かな一人暮らしを満喫していた。
だがある時、気まぐれで死にかけていた蝶々を森で助けたところ、『わたくし先日あなたに助けていただいた蝶々です』と魔物が訪ねてきた挙句、恩返しと称してそのまま家に居つかれてしまう。
そこから次々と『助けていただいた〇〇です』と魔物たちが現れて家に住み着いてしまうと現象に見舞われる。
居候する魔物たちの本当の目的が見え隠れするなか、絶縁したはずの実家から帰還要請が来る。
そしてアメリアに秘められた真実が明かされる時、死の危険が訪れるが――――。
文字数 95,762
最終更新日 2023.11.03
登録日 2023.10.06
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