社畜女子小説一覧

件
2
件
「もっと一気に喰いつかないといけません」って本当に花嫁食べるんかい!!
西洋風世界観×ラブコメ。
魔法は四大元素+光と闇が基本です。
【あらすじ】
佐藤江美里25歳、終電の中で過労死する――。
そして気が付けば、アルプスのような美しい山道を走る馬車の中にいた!!
エミリア・フランドルという名の侯爵令嬢に転生した雑草女子の江美里は、嫁入りの道中だった。
しかし、嫁入り先はなんと魔王城。
待っていたのは超絶イケメンだけれど魔王様。
しかし前世、ある意味虐げられ人生だった江美里は、この状況にも柔軟に対応する。
「わたし、働きますから!」
この転生した世界ではたっぷりの睡眠と優雅な自分時間を満喫するんだ!
その決意から出た宣言だが、周囲の反応は氷。当の魔王様は吹きだした。
「君はおもしろい人だ」
部屋で休むようにとエミリアを気遣ってくれた魔王様だが――実は秘密を抱えていた。
「えっ、わたし、食べられるために花嫁になったの?!」
生贄として連れてこられたことを知ったエミリアは逃亡を試みるが……
「私は、人間を食べられない」。
そう悩む魔王様を見て、エミリアは提案する。
「魔王様。期間限定契約結婚をしましょう!」
リミットは、生贄の花嫁として魔王城に留まれる半年間。
その間に、「食べたくない」魔王ユーグと、「食べられたくない」そして自分の時間を持てる人生をやり直したいエミリア(江美里)の思いを叶える方法を見つけ出さなくてはならない。
なんとしてでもエミリアをユーグに食べさせようと目論む執事ヘルマンの陰謀をかわし、二人はそれぞれの思惑を叶えることができるのか?
文字数 15,476
最終更新日 2025.05.20
登録日 2025.05.10
魔法師団に勤めるエリザは、士官を目指す恋人のために学費や生活費を援助していた。
だがある日、恋人の誕生日をお祝いするためプレゼントを持参して彼の家を訪れると、その場で恋人とその友人たちから酷い罵倒をされてしまった。そして自分はただ都合よく利用されていただけと知る。
ただの金蔓だったと嘲笑され突き飛ばされ言い返すこともできず、失意のままその場を後にした。
呆然と公園のベンチに座り込み、夜が更けてもそこを動けずにいたエリザだったが、気が付くと隣に薄汚れた男が腰かけていた。
エリザが持っていたケーキの匂いにつられてきたらしいその男にそれを渡してやると、こんなところに座り込んでいる理由を言い当てられ、それをきっかけについ恋人から受けた仕打ちを話してしまう。
同情されるかと思いきや、自業自得のような言い方をされ、ついカッとなるエリザに対し、男はとんでもない提案を持ち掛けてくる。
『そのクズ男の後釜に、僕を飼いません?』
クズの見本のような発言に呆れつつも、エリザは捨て鉢な気分でうっかり了承してしまうのだった。
文字数 75,866
最終更新日 2024.08.24
登録日 2024.08.02
2
件