8 / 37
家に帰ると
しおりを挟む
また仕事が増えるな……とエリザはため息をついていたが、師団長はまた別の部分が気に掛かっていたようだ。
「最初、毒薬を用いた兵器が暴発したのかと想定していたが、死者は一人も出ていないところを見ると違うようだな。昏倒させる作用のある薬物が爆発によって飛散したのだろうか……」
「昏倒させるのが目的の兵器と考えられなくもないですが……残留物を見ると違うようですね。何かの証拠隠滅のために爆破したのでしょうか。自爆してまでも隠したいものならば他の大きな犯罪が絡んでいるのでしょう」
「そうだな。捕まえた奴等が正気に戻ったら自白魔法を使ってアレの正体を聞き出そう」
自白魔法は脳への負担が大きいため、むやみに使用してはならないとされているが、この場合多数の被害者が出ているため治療を優先するために師団長が己の権限において使用する許可を出した。
エリザは多少会話ができるようになってきた組織の者から自白魔法をかけて取り調べを始める。
「地下室にあったものはなに?」
「商品……闇ルートに卸す……」
「この瓶の中身は何?」
「……薬だ」
「何の薬? 何の効果があるの?」
「新しい……商品だ。いい夢を見る……旧来型とは比べ物にならない……」
「どうやって使うものなの?」
「……、……」
そこで自白魔法の制限時間が来たため聞き取りは終わった。だがそれだけで十分だと師団長が硬い表情を浮かべて言った。
「新しい違法薬物か。最近、おかしな薬が貴族の間で出回っていると噂があったが、恐らくそれのことだろう。皆、口を噤んで情報が集まらないが師団にも調査依頼がきていたんだ」
貴族のあいだでは、凝った装飾の美しい喫煙具を用いた水たばこを嗜む人が多く、通常のたばこ葉では物足りなくなった人向けに酩酊作用のある混ぜ物をしたたばこ葉が売られるようになっていた。
中毒性が高く、禁止薬物が使用されているのでもちろん非合法なのだが、地下マーケットで未だに売られているのが現状だ。
「水たばこに限らないが、一度手を出すともっと刺激の強いものを求めるようになるんだ。恐らくそういった者に向けて、新しい薬を流通させようとしていたんだろうな」
元より高位の貴族が己のコミュニティで秘密裏に薬を回しているので、師団であっても調査が難しく、罪を擦り付けられた下位の貴族ばかりが逮捕され流通させている大元の逮捕にはいたらないまま今に至る。
「ただの人身売買の組織だと思っていましたが、もっと大きな犯罪組織の末端だったのでしょうか。いずれにせよ、原因物質の特定と出所の調査が最重要任務になりましたね」
「しゃあねえ。今日はもうやれることはないから帰っていいぞ。休みの日だってえのに現場の手伝いをさせて悪かったな」
支援部隊が次々と到着していたので、負傷者の手当ても人手が足りてきているのでエリザには帰宅の許可が出た。まあ、本来休みなのにただ書類整理に来ていただけなのでさすがにこれ以上働かせるのは可哀想と思ってもらえたのだろう。事務所にいったん戻る必要もないので、現場からそのまま直帰することにした。
家路を急ぐ中、隊服の襟を緩めると己の服に焦げ臭い匂いと共に甘ったるい香りが付いているのに気が付いた。
地下から出たあとは自身にかけていた清浄魔法を解いていたので、現場の匂いが付いてしまったのだろう。
薬品と香水を火にくべて燻されたみたいな酷い匂いだ。
現場一帯に清浄魔法をかけたにもかかわらずこの匂いだ。鎮火前はもっと匂いが充満していただろう。酩酊させる成分を吸い込んでいなくとも、この匂いだけで目を回してしまいそうだとエリザは鼻にしわを寄せながら考えていた。
***
「ただいま……」
忙しくて忘れていたが、家には昨日拾った男がいたんだったと屋敷の扉を開いて思い出した。
部屋の明かりがついているからというのもあるが、他人がいると空気が違う。それを不快と思う自分はやはり貴族令嬢には向いていないと思う。
父や母は着替えや食事、入浴までも使用人がいる環境に慣れていたが、十五歳で家を出て魔法師団の官舎で一人暮らしをしていたエリザにはもう使用人でも常に他人がそばにいるのは不快に感じるようになっていた。
それなのに、どうしてアレを拾ってしまったのか。
フィルのことで捨て鉢になっていたというのもあるが、あの宿無し男にひっかかるものを感じたのも事実だ。
他人を招き入れたことをすでに後悔していながらも、『このクズを飼いませんか?』と売り込んできた男がどうするつもりなのかと怖いもの見たさで楽しみでもあった。
「おや、エリザさん。おかえりなさい……っと、どこかで燻製でも作ってきたんですか? 燻したてのソーセージみたいになっていますよ」
「うそ、そんなに臭い? 鼻が馬鹿になって自分じゃそこまでとは気付かなかったわ。すぐ浴室を使うから……」
「ああ、それなら着替えを準備している間に僕がバスタブに湯を溜めておきましょう。あまりに暇だったんで浴室も掃除しておいたんだ」
「えっ? 浴室に入ったの?」
「ええ、ピカピカにしておきました。どうです? 僕を拾ってよかったでしょう?」
「……そうね」
居室にはエリザが鍵をかけておいたから、そちらには入っていないが水回りは厨房も含め掃除を済ませてあると男は誇らしげに述べた。
気が利く、と褒めるべきなのかと思ったが、使用人経験のなさそうなヒモ男にまともな掃除ができるのかという不安と、なにか漁られているのではという心配が交差してありがとうとは言えなかった。
着替えを自分で用意して浴室へ向かうと、男が宣言したとおりバスタブにはもう湯がなみなみと注がれていた。着替えを持ってくるまでせいぜい十分くらいなのにもう湯を満たせたのかと、手際の良さに目を瞠る。
男はすでに浴室にはおらず、少し離れた厨房から音がするのでそちらにいるのだろう。エリザは扉に鍵をかけてから、服を脱いでそれを全て洗い桶に突っ込んだ。
湯に浸かり、髪を洗ったが一度洗っただけでは煙臭さが落ちず、湯を替えてもう一度洗い流した。
お風呂からあがって浴室の扉を開けると、厨房のほうから良い匂いが漂ってくる。何か作っているのだろうかと思っていると、男が厨房からひょいと顔を覗かせた。
「ああ、夕食を作ったんだけど、食べませんか?」
どこから引っ張り出したのか、キッチンメイド用の可愛らしいエプロンを着用した男がお玉片手に声をかけてきた。
「ああ……えっと、ありがとう」
誘われるままに厨房に足を踏み入れると、すでに料理が出来上がっている。
「最初、毒薬を用いた兵器が暴発したのかと想定していたが、死者は一人も出ていないところを見ると違うようだな。昏倒させる作用のある薬物が爆発によって飛散したのだろうか……」
「昏倒させるのが目的の兵器と考えられなくもないですが……残留物を見ると違うようですね。何かの証拠隠滅のために爆破したのでしょうか。自爆してまでも隠したいものならば他の大きな犯罪が絡んでいるのでしょう」
「そうだな。捕まえた奴等が正気に戻ったら自白魔法を使ってアレの正体を聞き出そう」
自白魔法は脳への負担が大きいため、むやみに使用してはならないとされているが、この場合多数の被害者が出ているため治療を優先するために師団長が己の権限において使用する許可を出した。
エリザは多少会話ができるようになってきた組織の者から自白魔法をかけて取り調べを始める。
「地下室にあったものはなに?」
「商品……闇ルートに卸す……」
「この瓶の中身は何?」
「……薬だ」
「何の薬? 何の効果があるの?」
「新しい……商品だ。いい夢を見る……旧来型とは比べ物にならない……」
「どうやって使うものなの?」
「……、……」
そこで自白魔法の制限時間が来たため聞き取りは終わった。だがそれだけで十分だと師団長が硬い表情を浮かべて言った。
「新しい違法薬物か。最近、おかしな薬が貴族の間で出回っていると噂があったが、恐らくそれのことだろう。皆、口を噤んで情報が集まらないが師団にも調査依頼がきていたんだ」
貴族のあいだでは、凝った装飾の美しい喫煙具を用いた水たばこを嗜む人が多く、通常のたばこ葉では物足りなくなった人向けに酩酊作用のある混ぜ物をしたたばこ葉が売られるようになっていた。
中毒性が高く、禁止薬物が使用されているのでもちろん非合法なのだが、地下マーケットで未だに売られているのが現状だ。
「水たばこに限らないが、一度手を出すともっと刺激の強いものを求めるようになるんだ。恐らくそういった者に向けて、新しい薬を流通させようとしていたんだろうな」
元より高位の貴族が己のコミュニティで秘密裏に薬を回しているので、師団であっても調査が難しく、罪を擦り付けられた下位の貴族ばかりが逮捕され流通させている大元の逮捕にはいたらないまま今に至る。
「ただの人身売買の組織だと思っていましたが、もっと大きな犯罪組織の末端だったのでしょうか。いずれにせよ、原因物質の特定と出所の調査が最重要任務になりましたね」
「しゃあねえ。今日はもうやれることはないから帰っていいぞ。休みの日だってえのに現場の手伝いをさせて悪かったな」
支援部隊が次々と到着していたので、負傷者の手当ても人手が足りてきているのでエリザには帰宅の許可が出た。まあ、本来休みなのにただ書類整理に来ていただけなのでさすがにこれ以上働かせるのは可哀想と思ってもらえたのだろう。事務所にいったん戻る必要もないので、現場からそのまま直帰することにした。
家路を急ぐ中、隊服の襟を緩めると己の服に焦げ臭い匂いと共に甘ったるい香りが付いているのに気が付いた。
地下から出たあとは自身にかけていた清浄魔法を解いていたので、現場の匂いが付いてしまったのだろう。
薬品と香水を火にくべて燻されたみたいな酷い匂いだ。
現場一帯に清浄魔法をかけたにもかかわらずこの匂いだ。鎮火前はもっと匂いが充満していただろう。酩酊させる成分を吸い込んでいなくとも、この匂いだけで目を回してしまいそうだとエリザは鼻にしわを寄せながら考えていた。
***
「ただいま……」
忙しくて忘れていたが、家には昨日拾った男がいたんだったと屋敷の扉を開いて思い出した。
部屋の明かりがついているからというのもあるが、他人がいると空気が違う。それを不快と思う自分はやはり貴族令嬢には向いていないと思う。
父や母は着替えや食事、入浴までも使用人がいる環境に慣れていたが、十五歳で家を出て魔法師団の官舎で一人暮らしをしていたエリザにはもう使用人でも常に他人がそばにいるのは不快に感じるようになっていた。
それなのに、どうしてアレを拾ってしまったのか。
フィルのことで捨て鉢になっていたというのもあるが、あの宿無し男にひっかかるものを感じたのも事実だ。
他人を招き入れたことをすでに後悔していながらも、『このクズを飼いませんか?』と売り込んできた男がどうするつもりなのかと怖いもの見たさで楽しみでもあった。
「おや、エリザさん。おかえりなさい……っと、どこかで燻製でも作ってきたんですか? 燻したてのソーセージみたいになっていますよ」
「うそ、そんなに臭い? 鼻が馬鹿になって自分じゃそこまでとは気付かなかったわ。すぐ浴室を使うから……」
「ああ、それなら着替えを準備している間に僕がバスタブに湯を溜めておきましょう。あまりに暇だったんで浴室も掃除しておいたんだ」
「えっ? 浴室に入ったの?」
「ええ、ピカピカにしておきました。どうです? 僕を拾ってよかったでしょう?」
「……そうね」
居室にはエリザが鍵をかけておいたから、そちらには入っていないが水回りは厨房も含め掃除を済ませてあると男は誇らしげに述べた。
気が利く、と褒めるべきなのかと思ったが、使用人経験のなさそうなヒモ男にまともな掃除ができるのかという不安と、なにか漁られているのではという心配が交差してありがとうとは言えなかった。
着替えを自分で用意して浴室へ向かうと、男が宣言したとおりバスタブにはもう湯がなみなみと注がれていた。着替えを持ってくるまでせいぜい十分くらいなのにもう湯を満たせたのかと、手際の良さに目を瞠る。
男はすでに浴室にはおらず、少し離れた厨房から音がするのでそちらにいるのだろう。エリザは扉に鍵をかけてから、服を脱いでそれを全て洗い桶に突っ込んだ。
湯に浸かり、髪を洗ったが一度洗っただけでは煙臭さが落ちず、湯を替えてもう一度洗い流した。
お風呂からあがって浴室の扉を開けると、厨房のほうから良い匂いが漂ってくる。何か作っているのだろうかと思っていると、男が厨房からひょいと顔を覗かせた。
「ああ、夕食を作ったんだけど、食べませんか?」
どこから引っ張り出したのか、キッチンメイド用の可愛らしいエプロンを着用した男がお玉片手に声をかけてきた。
「ああ……えっと、ありがとう」
誘われるままに厨房に足を踏み入れると、すでに料理が出来上がっている。
511
あなたにおすすめの小説
龍王の番〜双子の運命の分かれ道・人生が狂った者たちの結末〜
クラゲ散歩
ファンタジー
ある小さな村に、双子の女の子が生まれた。
生まれて間もない時に、いきなり家に誰かが入ってきた。高貴なオーラを身にまとった、龍国の王ザナが側近二人を連れ現れた。
母親の横で、お湯に入りスヤスヤと眠っている子に「この娘は、私の○○の番だ。名をアリサと名付けよ。
そして18歳になったら、私の妻として迎えよう。それまでは、不自由のないようにこちらで準備をする。」と言い残し去って行った。
それから〜18年後
約束通り。贈られてきた豪華な花嫁衣装に身を包み。
アリサと両親は、龍の背中に乗りこみ。
いざ〜龍国へ出発した。
あれれ?アリサと両親だけだと数が合わないよね??
確か双子だったよね?
もう一人の女の子は〜どうしたのよ〜!
物語に登場する人物達の視点です。
不貞の子を身籠ったと夫に追い出されました。生まれた子供は『精霊のいとし子』のようです。
桧山 紗綺
恋愛
【完結】嫁いで5年。子供を身籠ったら追い出されました。不貞なんてしていないと言っても聞く耳をもちません。生まれた子は間違いなく夫の子です。夫の子……ですが。 私、離婚された方が良いのではないでしょうか。
戻ってきた実家で子供たちと幸せに暮らしていきます。
『精霊のいとし子』と呼ばれる存在を授かった主人公の、可愛い子供たちとの暮らしと新しい恋とか愛とかのお話です。
※※番外編も完結しました。番外編は色々な視点で書いてます。
時系列も結構バラバラに本編の間の話や本編後の色々な出来事を書きました。
一通り主人公の周りの視点で書けたかな、と。
番外編の方が本編よりも長いです。
気がついたら10万文字を超えていました。
随分と長くなりましたが、お付き合いくださってありがとうございました!
婚約者が妹と結婚したいと言ってきたので、私は身を引こうと決めました
日下奈緒
恋愛
アーリンは皇太子・クリフと婚約をし幸せな生活をしていた。
だがある日、クリフが妹のセシリーと結婚したいと言ってきた。
もしかして、婚約破棄⁉
(完結)婚約を破棄すると言われましても、そもそも貴方の家は先日お取り潰しになっていましたよね?
にがりの少なかった豆腐
恋愛
同じ学園に通う婚約者に婚約破棄を言い渡される
しかし、その相手は既に貴族ではなくなっていた。それに学園に居る事自体おかしいはずなのに
とっくに婚約は破棄されているのに、それに気づいていないのかしら?
※この作品は、旧題:婚約破棄? いえ、そもそも貴方の家は先日お取り潰しになっていますよ? を加筆修正した作品となります。
断罪まであと5秒、今すぐ逆転始めます
山河 枝
ファンタジー
聖女が魔物と戦う乙女ゲーム。その聖女につかみかかったせいで処刑される令嬢アナベルに、転生してしまった。
でも私は知っている。実は、アナベルこそが本物の聖女。
それを証明すれば断罪回避できるはず。
幸い、処刑人が味方になりそうだし。モフモフ精霊たちも慕ってくれる。
チート魔法で魔物たちを一掃して、本物アピールしないと。
処刑5秒前だから、今すぐに!
ヴェルセット公爵家令嬢クラリッサはどこへ消えた?
ルーシャオ
恋愛
完璧な令嬢であれとヴェルセット公爵家令嬢クラリッサは期待を一身に受けて育ったが、婚約相手のイアムス王国デルバート王子はそんなクラリッサを嫌っていた。挙げ句の果てに、隣国の皇女を巻き込んで婚約破棄事件まで起こしてしまう。長年の王子からの嫌がらせに、ついにクラリッサは心が折れて行方不明に——そして約十二年後、王城の古井戸でその白骨遺体が発見されたのだった。
一方、隣国の法医学者エルネスト・クロードはロロベスキ侯爵夫人ことマダム・マーガリーの要請でイアムス王国にやってきて、白骨死体のスケッチを見てクラリッサではないと看破する。クラリッサは行方不明になって、どこへ消えた? 今はどこにいる? 本当に死んだのか? イアムス王国の人々が彼女を惜しみ、探そうとしている中、クロードは情報収集を進めていくうちに重要参考人たちと話をして——?
【完結】英雄様、婚約破棄なさるなら我々もこれにて失礼いたします。
紺
ファンタジー
「婚約者であるニーナと誓いの破棄を望みます。あの女は何もせずのうのうと暮らしていた役立たずだ」
実力主義者のホリックは魔王討伐戦を終結させた褒美として国王に直談判する。どうやら戦争中も優雅に暮らしていたニーナを嫌っており、しかも戦地で出会った聖女との結婚を望んでいた。英雄となった自分に酔いしれる彼の元に、それまで苦楽を共にした仲間たちが寄ってきて……
「「「ならば我々も失礼させてもらいましょう」」」
信頼していた部下たちは唐突にホリックの元を去っていった。
微ざまぁあり。
「身分が違う」って言ったのはそっちでしょ?今さら泣いても遅いです
ほーみ
恋愛
「お前のような平民と、未来を共にできるわけがない」
その言葉を最後に、彼は私を冷たく突き放した。
──王都の学園で、私は彼と出会った。
彼の名はレオン・ハイゼル。王国の名門貴族家の嫡男であり、次期宰相候補とまで呼ばれる才子。
貧しい出自ながら奨学生として入学した私・リリアは、最初こそ彼に軽んじられていた。けれど成績で彼を追い抜き、共に課題をこなすうちに、いつしか惹かれ合うようになったのだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる