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告るな変態!
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『拝啓 お父様、お母様・・・・・・』
「はぁ、今日は筆が乗らない・・・・・・」
花梨は病室のベッドでいつものように遺書を書いていたが、今日はなかなか内容が思いつかず、そわそわしていた。
午後五時、そろそろやつが来る時間だった。
「鈴村さーーーーーーーーん!! 元気にしているかーーーーー!」
来た!
「出たわねこの変態! あんたがいつもうるさいから看護師さんに怒られるじゃない!」
それだけではない、いつぞやは病院の壁を登っていた時もこってりしぼられていた。
幸いなのは病室が一人部屋な事だった。
これで六人部屋とかだったらと思うと病気で死ぬ前に恥ずか死ぬに違いないと花梨は確信していた。
「おおっと、それはすまなかった」
「そう言えばずっと聞こうと思ってたんだけど、なんで毎日お見舞いに来るのよ」
あの日から、健は一日も欠かさずに見舞いに来ていた。
だが、こんなに毎日来ていては負担なのではと花梨は少しばかり心配もしていた。
「そうだな、最初はずっとクラスに休んでる子が居るなって気になるくらいだったんだが、あの日、一目惚れしたんだ」
「えっ!」
思いもしない言葉に花梨は何日か前に貰った見舞いのリンゴよりもずっとずっと顔を赤くさせた。
「なっ、なっ、なっ、何を言っているのよいきなり!」
「そう、あれは確かに一目惚れだった・・・・・・あのクマさん柄のパンツに!」
健はあの日の光景でも思い出しているのか、恍惚とした表情で言った。
「はっ?」
この変態は何を言っているのだろうかと、花梨は一瞬思考が追いつかなかった。
だが、次第に色々な怒りがふつふつと湧いてきて、吠えずにはいられなかった。
「こんのド変態!!! あんたなんか嫌いよ!!」
そしていつものように健を病室から追い出した。
「ああっ、これお見舞いの・・・・・・」
「ふんっ!」
花梨は健から見舞いの品をひったくるようにして受け取るとピシャリと扉を閉めた。
あんな奴の言葉に、一瞬でもドキッとした自分が悔しくなった花梨は今日も怒りを日記にぶつけた。
『今日もあの変態が性懲りもなくやって来た。
一目惚れしただのなんだの言っておいて、結局はあろうことかパンツですって?!
ありえない、ありえない、ありえない、ありえない・・・・・・』
『ありえない』の文字をエンドレスで書いていると病室に母親が入って来た。
「あら花梨、またいつもの子来てたのね。今日もお見舞い貰ったの?」
「ん」
花梨は母親に不機嫌そうな顔でスーパーの袋を手渡した。
「あら、今日は栄養ドリンクなのね。折角だけれどこういうのはお医者様から勝手に飲んではダメだと言われているし、またお母さんが代わりに貰っておくわね」
健から貰っていた食べ物はしばらく病室に置いておくこともあったが、いつもこうやって両親が代わりに食べてくれていた。
勿論、申し訳ない気持ちもあったが、医者からの言いつけだから仕方がなかった。
「待って・・・・・・」
花梨は母親が手に持っている栄養ドリンクをかすめ取ると、蓋を開け一気に飲み干した。
「花梨? あなた何をしているの!」
こんな物で健康になるだなんて花梨は思ってもいなかった。
だけれど、今日はなんだかそうしたい気分だった。
「はぁっ、はぁっ・・・・・・ううっ!」
だが、この忌々しい体はそんなたったの百ミリリットルの栄養ドリンクさえ受け付けず、すぐに吐き戻してしまった。
そんな姿の花梨を母親は背中を優しくさすった。
「もう、そんな無茶をして、今日はどうしたの?」
「なんでも・・・・・・ない。お母さん、お願いがあるんだけど・・・・・・」
「はぁ、今日は筆が乗らない・・・・・・」
花梨は病室のベッドでいつものように遺書を書いていたが、今日はなかなか内容が思いつかず、そわそわしていた。
午後五時、そろそろやつが来る時間だった。
「鈴村さーーーーーーーーん!! 元気にしているかーーーーー!」
来た!
「出たわねこの変態! あんたがいつもうるさいから看護師さんに怒られるじゃない!」
それだけではない、いつぞやは病院の壁を登っていた時もこってりしぼられていた。
幸いなのは病室が一人部屋な事だった。
これで六人部屋とかだったらと思うと病気で死ぬ前に恥ずか死ぬに違いないと花梨は確信していた。
「おおっと、それはすまなかった」
「そう言えばずっと聞こうと思ってたんだけど、なんで毎日お見舞いに来るのよ」
あの日から、健は一日も欠かさずに見舞いに来ていた。
だが、こんなに毎日来ていては負担なのではと花梨は少しばかり心配もしていた。
「そうだな、最初はずっとクラスに休んでる子が居るなって気になるくらいだったんだが、あの日、一目惚れしたんだ」
「えっ!」
思いもしない言葉に花梨は何日か前に貰った見舞いのリンゴよりもずっとずっと顔を赤くさせた。
「なっ、なっ、なっ、何を言っているのよいきなり!」
「そう、あれは確かに一目惚れだった・・・・・・あのクマさん柄のパンツに!」
健はあの日の光景でも思い出しているのか、恍惚とした表情で言った。
「はっ?」
この変態は何を言っているのだろうかと、花梨は一瞬思考が追いつかなかった。
だが、次第に色々な怒りがふつふつと湧いてきて、吠えずにはいられなかった。
「こんのド変態!!! あんたなんか嫌いよ!!」
そしていつものように健を病室から追い出した。
「ああっ、これお見舞いの・・・・・・」
「ふんっ!」
花梨は健から見舞いの品をひったくるようにして受け取るとピシャリと扉を閉めた。
あんな奴の言葉に、一瞬でもドキッとした自分が悔しくなった花梨は今日も怒りを日記にぶつけた。
『今日もあの変態が性懲りもなくやって来た。
一目惚れしただのなんだの言っておいて、結局はあろうことかパンツですって?!
ありえない、ありえない、ありえない、ありえない・・・・・・』
『ありえない』の文字をエンドレスで書いていると病室に母親が入って来た。
「あら花梨、またいつもの子来てたのね。今日もお見舞い貰ったの?」
「ん」
花梨は母親に不機嫌そうな顔でスーパーの袋を手渡した。
「あら、今日は栄養ドリンクなのね。折角だけれどこういうのはお医者様から勝手に飲んではダメだと言われているし、またお母さんが代わりに貰っておくわね」
健から貰っていた食べ物はしばらく病室に置いておくこともあったが、いつもこうやって両親が代わりに食べてくれていた。
勿論、申し訳ない気持ちもあったが、医者からの言いつけだから仕方がなかった。
「待って・・・・・・」
花梨は母親が手に持っている栄養ドリンクをかすめ取ると、蓋を開け一気に飲み干した。
「花梨? あなた何をしているの!」
こんな物で健康になるだなんて花梨は思ってもいなかった。
だけれど、今日はなんだかそうしたい気分だった。
「はぁっ、はぁっ・・・・・・ううっ!」
だが、この忌々しい体はそんなたったの百ミリリットルの栄養ドリンクさえ受け付けず、すぐに吐き戻してしまった。
そんな姿の花梨を母親は背中を優しくさすった。
「もう、そんな無茶をして、今日はどうしたの?」
「なんでも・・・・・・ない。お母さん、お願いがあるんだけど・・・・・・」
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