ズボラな私の異世界譚〜あれ?何も始まらない?〜

野鳥

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閑話 プテラノドンの独白

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オレは鳥類最強のプテラノドンと呼ばれるものだ。
まあ人間が勝手に呼んでいるだけなんだが。

この森に住み始めて長いが、この森にはオレの好物の大きくて肉厚な花が沢山咲いている。
この花は木の根元に咲いているから、食べる時は近くまでは飛び、木々の間に降り立って羽を折りたたんでえっちらおっちら歩いて行かなければならない。
他の森では他のプテラノドンが縄張りを作ってるし、この森ほど沢山の花が咲いていない。むしろ天敵のあの野郎がいる。えーと、人間がなんて言ってたっけな?ちょっと覚えてねぇや。

だからこの森はプテラノドンにとっては最高の環境なんだ。

え?じゃあプテラノドンの縄張り争いが激しいんじゃないかって?

バカ言うんじゃねぇよ。オレはそんじょそこらのプテラノドンと一緒にされちゃあ困る。
歴戦の猛者だぞ。

あれはいつの頃だったか…。
そうだ、オレがここに辿り着いた時だな。ハハッまだ若造でいきがっていた頃だ。

この森には他のプテラノドンが沢山いたな。やっぱり好物のあの大きな花が豊富だからな。あの時は熾烈な争いが毎日繰り広げられていたんだ。
オレは無謀にもその中に飛び込んで、毎日ボロボロになりながらも死に物狂いで生きていたのさ。

だが、突如その争いも終わりを迎えた。

何故かって?

そう、人間だよ。

人間が来たんだ。

ちっちゃい人間の子供が2匹。

最初は争っていたプテラノドン達も、ぽかんとした顔で眺めていたよ。まあ、オレもだけどな。

けどな、人間の子供の1匹がキラキラした鋭く尖った武器を取り出して突進してきたんだ。さすがに他のプテラノドンも驚いたし、直ぐに迎撃態勢をとったよ。殺るか殺られるかの生活だからな。

でもよ、あの人間の子供が有り得ないほど強かったんだ。他のプテラノドンがどんどんどんどん倒されていったんだ!あれを見た時はさすがのオレも震えたね。しかし不思議なことに誰も死んじゃいないんだよ。何でだ!?と思って見回してるともう1匹の人間の子供が治してたんだ!どうなってるんだ!?って思ったね!




ああ、すまねぇ…ちょっと興奮しちまったよ。

それからというもの毎日毎日その子供がやって来てなぁ。痛めつけられて治療されてを繰り返し繰り返しやられたのさ。
そんな毎日に他のプテラノドンはさっさとこの森から出ていったよ。そりゃあそうだろう?そんな地獄に居たがるやつなんざ居ないだろうさ。

オレか?

オレは逆に火がついたんだよ。

この人間の子供を倒せばプテラノドン最強なんじゃないかってな。
来る日も来る日戦ったよ。オレの力もどんどんどんどん強くなっていったんだ。


しかし、突然あの子供が来なくなった。何故かはわからねぇが…それからは平穏な毎日さ。拍子抜けしたよ、勝ち逃げされた気分だ。

だからな、あの子供がいつ来てもいいように、次こそはオレが倒すと決めて毎日特訓してたんだ。

それが昨日、突然あの子供が来たんだよ!少し大きくなってたけどな。片方は小さくなっていたのは驚いたけど、オレはこの好機を逃さないように特攻をかけたんだよ。







まあ……それがこのざまさ。





××××××××



プテラノドン当時15歳    現在18歳
平均寿命25歳くらいを想定してます。森に来た時は10歳くらいかな?と。

カール当時7歳→回復魔法の練習
ルイス当時6歳→剣の練習(刃は潰してある)


実際のプテラノドンとは別物ですのであしからず。
プテラノドンは飛べないみたいですねぇ。しかも鳥類じゃなくて爬虫類とか(笑)鳥類だと思ってました(ºωº)


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