ズボラな私の異世界譚〜あれ?何も始まらない?〜

野鳥

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25 阿鼻叫喚……私が。

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前世のあれやこれや、死んだ時の女神のあれやこれや、今後の旅の計画のあれやこれやを淡々と家族に話しました。

ええ、淡々と。

だって皆、めちゃくちゃ真顔でこっちをじっと見てくるんだもん!怖いよ!

ちなみにスヌーは私の横でニコニコしてる。だって問答無用で一緒に居ることになるからね。契約してるから。

「…そう、セラは壮絶な人生を送ってたんだね…」
「セラ…そんなに生き急ぐなよ。前の人生が大変だったんだから、もう少しゆっくりしないか?」

ルー兄とスー兄が私を労わるように声をかけてくれた。嬉しいけど、そこまで壮絶じゃないよ?結構その辺に転がってる人生だったよー?
あれか。この世界には過労死がないってやつか。アフロディーテが愛に溢れた世界とか言ってたし?
そもそも死因が自分のドジってところがねぇ…過労死でもないのよ。そりゃ疲れてフラフラしてたけどさぁ。

「セラちゃん…セラちゃんの好きに生きていくことを否定はしないわ。でもまだまだ私達の子供でいて欲しいの…もっと私達家族に甘えてちょうだい」
「そうだぞ。俺達はセラの家族だ。もっとわがまま言って甘えてくれ……だから1人で結論を出さないでくれ」
「………え?」

突然どうしたの?私めちゃくちゃ家族に甘えてるのに…?

「えぇ、と、わたしみんなにめちゃくちゃ甘えてるよ?たくさんワガママ言ってるのに…」
「でもセラは前世の記憶があるだろ?やっぱりその分思考も大人びてるよ。この旅の計画も、自立しようとしてるだろ。まだ5歳なのに…」
「もちろん無理に子供っぽいことをして欲しい訳じゃないのよ。その方が窮屈でしょ?」
「う…うん」

戸惑いがらもこくりと頷く。精神年齢35歳+αは子供っぽい仕草をするのですら苦痛だろう。兄達にはかなりぶりっ子していたけど…。転生してから今の年齢に精神が引っ張られているのも否めないけどね。

何やら考えていたカールが徐ろに話し出す。

「……やっぱり……セラには考えさせるより、体で教えた方がいいと思う。家族にもっと甘えていいんだってことを」
「そうだな。カール兄もそう思うよな」
「ん?どうやってだ?」
「カールは良い案あるのかしら?」

ん?どうしたどうした?……雲行きが…怪しくなってきた…?

カールとルイスはわかりあっている様で、うんうんと2人で頷きあっている。パパンとママンは顔を見合わせてキョトン顔だ。

「とりあえず、今日は俺達がセラを甘やかすね」
「ああ、おいでセラ」
「……え?」

なになに、この流れに全然ついて行けないよー。これから一体何をさせられるの?
スー兄にグイッと両手で脇の下を持たれ、高い高いの体勢から縦抱きに。子供抱っこの方が分かりやすいだろうか。

「さ、行こうか」
「うんと甘やかしてやるからな」
「は?え?」

待って。え?待って!何が起きてるの!?

「す、スー兄…そっちはお風呂じゃ…ないの…?」
「そうだな、風呂だ」
「る、ルー兄…?わ、わたし、前世の年齢言ったよね…?」
「うん、聞いたよ?」

それが何?と首を傾げるカール。

あ、これ聞く気ないやつ。


「………なんでお風呂ぉぉぉ!?」
「そりゃあ分りやすいだろ?肉体言語の方が」
「いやぁぁぁっ無理無理無理無理っ!!」
「ふふふっ優しくしてあげるからね」
「なんか違う意味に聞こえるぅぅぅ!!」
「ははっ久しぶりだな、セラと風呂に入るの」
「記憶にございません!」
「そうだね、セラが3歳までだったからね」
「「トロトロに甘やかしてあげる(やるよ)」」

──いっ。


「いぃぃぃぃやぁぁぁぁっっ!!」

家族とはいえ裸を見せるのは恥ずかしいんですぅぅぅ!!あと見るのもね!!

じたばたと藻掻くも無駄な体力を使っただけだった。


そして、お風呂から上がった温まってホカホカの私は、満足そうな2人の兄とは対照的に虚無顔をするのである。

………兄達の………凄かった………。


ヤラシイ意味じゃないからね!?




××××××××


裸のお付き合いしたら遠慮も無くなるだろ?という強引な感じで進めていくスー兄。脳筋。

甘やかすレベルが上がりました(笑)

いつもはママンとお風呂入ってます。

10歳と9歳とはいえ体が大きいので、筋肉とかも付いてます。高校1年くらいの体格だと思ってください。セラは小町瀬良の時から男性の裸耐性ZEROです(笑)

このシーン需要あったのか?と思いながらも入れてしまった(「・ω・)「ホイ


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