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第18話 本部の犬と呼ばれたくない
しおりを挟む本部と現場の橋渡し役になった途端、今度は“本部の犬”扱いされるかもしれない。
――そんな未来、冗談だと思っていた。今朝、ギルドの掲示板を見るまでは。
◇◆◇
「……俺の名前、間違いなく書いてあるよね?」
ギルド一階。
依頼掲示板の隅に、冒険者たちの落書きスペースがある。
“飲み比べ大会参加者募集!”とか“パーティメンバー募集中”とか、ゆるい張り紙が多いスペースだ。
その一角に、見覚えのない紙片が一枚。
《最近できた“現場連絡官”って、本部のスパイじゃね?》
《本部の動きが急に増えたの、あいつのせいでは?》
雑な字でそう書かれていて、小さな丸印がいくつか書き込まれている。
要するに、“そう思う人、印つけてけ”的なノリらしい。
「……アンタ、人気者ねえ」
肩越しに覗き込んだリシェルが、微妙な笑顔を浮かべる。
「いやいやいや、こういう形での人気は要らないから」
「でも、まったく話題にならないよりは――」
「いっそ話題にならないほうが良くない!?」
声が裏返る。
落書きスペースの前には、数人の冒険者が立ち止まっていた。
こそこそ話しているわけではない。
ただ、視線がちらちらと俺のほうを向く。
(あー……こうなるか)
本部から「現場連絡官」として指名され、
北ルートの扱いを変える提案をして――
その結果、旧道を使う遠回りルートの護衛依頼が増えた。
ギルド的には悪くないし、商会も納得している。
だが、冒険者たちにしてみれば、“知らないところで決まったルート変更”でもある。
「ねえ、啓太」
リシェルが小声で囁く。
「これは、“誤解を解くチャンス”でもあるわよ」
「ハードル高いことをさらっと言うなあ」
「現場連絡官でしょ? ほら、“現場の声”を聞きに行ってらっしゃい」
軽く背中を押される。
胃が、小さくきしんだ。
◇◆◇
「……おはようございます」
落書きスペースの前にいた冒険者たちに声をかけると、
彼らは一瞬びくっとして振り向いた。
「あ、あの、相沢さん」
「お、おはようございます」
見慣れた顔ぶれだ。
Cランク前後のパーティ《風見鷹》の面々。
以前、荷崩れ事故のときに一緒に動いたことがある。
リーダー格の細身の男――ユノが、気まずそうに頭を掻いた。
「その……見ちゃいました?」
「見えないほうが難しいよね、これ」
俺は紙片を指でつまみ上げる。
《現場連絡官 本部の犬疑惑》と、追記までされていた。
センスはないが、語感だけは強い。
「怒ってますか?」
ユノが恐る恐る聞いてくる。
「正直、胃は怒ってるよ」
「胃!?」
「でもまあ、書かれる理由がゼロってわけでもないのは分かってるから」
紙片をくしゃっと握りつぶす……代わりに、机の上にそっと置いた。
破らない、でも放置もしない。
それくらいの距離感がちょうどいい気がした。
「北ルートの件で、いろいろ不満もあるよね?」
できるだけ、責めない声で言う。
「……はい」
ユノが息を吐いた。
「正直、谷を封鎖したのは分かるんです。
あそこは俺たちでも危ないって思いましたし。
でも、“遠回りルートの護衛”の報酬は、前よりちょっと増えたくらいで……」
別のメンバーが口を挟む。
「俺たちみたいなCランクだと、“危険度上がった分の割には合ってない”って感じです。
それに、本部の書式だか何だか知らないですけど、
“報告書提出”とか“ルート状況の記録”とか、細かい書類が増えてて……」
「ああ、なるほどね」
本部が“準封鎖”を認める代わりに、
現場には詳細な記録を求めてきた。
それは分かっていたが、“どのくらい負担になっているか”までは見えていなかった。
「“本部と現場を繋ぐ”って話だったのに、
実際は“書類が増えて面倒くさいだけ”って思われてるんだとしたら――
そりゃ、“本部の犬”って書きたくもなりますよね」
自分で言って、自分で胃が痛くなる。
「す、すみません! そんなつもりじゃ――」
「いや、いいんだ」
ユノたちの縁の線は、俺に向かってぴりぴりしているわけじゃない。
もっと遠く、見えにくい方向――本部や、見たこともない上層部のほうへ伸びている。
(つまり、これは“俺個人への敵意”じゃなくて、“見えないものへの不安の出口”なんだ)
だったら、やるべきことは一つだ。
「……じゃあさ」
俺は掲示板の横の空きスペースを、指でとんとん叩いた。
「ここに、“現場連絡官への要望・愚痴・質問”用の紙、置いてもいい?」
「え?」
「“本部の犬ですか?”とか、“書類減らしてください”とか、
何でもいいから、思ってることを書いてもらう。
それをまとめて、本部向けの報告にくっつける」
ユノたちは顔を見合わせた。
「……そんなことして、本部怒りません?」
「怒るかもしれないね」
素直に答える。
「でも、“現場の声を届ける窓口を作れ”って言ったの、本部の文書のほうだからさ。
“ほら作りましたよ”って見せるのも、仕事のうちかなって」
「マジですか」
「マジです」
俺は苦笑した。
「本部が全部分かってるなんて、俺は思ってない。
だからこそ、俺は“現場連絡官”を引き受けたんだよ。
ここに来れば“とりあえず話せる窓口”がある、って思ってほしい」
ユノの縁の線が、少しだけ明るくなる。
「……じゃあ、一個、書いてもいいですか」
「もちろん」
ミナが紙とペンを持ってきて、簡易的な“意見箱”を掲示板横に設置する。
手書きの札には、こう書かれた。
《現場連絡官(相沢)への意見・質問はこちら》
「誰でも書いていいから」
そう言うと、ユノが真剣な顔でペンを握った。
一行、二行、三行。
書き終えた紙を、折り畳んで箱に入れる。
「……相沢さん」
「うん」
「“本部の犬疑惑”とか書いて悪かったです」
頭を下げられ、思わず慌てた。
「いやいやいや、あれがなかったら、こういう話にもなってないし。
むしろ、書いてくれてありがとう」
そう答えると、ユノたちは照れくさそうに笑いながら、依頼掲示板のほうへ戻っていった。
(“現場連絡官の眼”があるおかげで、
どの線を優先してケアすべきか、前より分かりやすくなってる)
でも結局、一番大事なのは――
こうやって顔を合わせて話すことなんだろう。
◇◆◇
午前中の相談ラッシュが一段落し、
俺は意見箱を机に持ち帰って、中身を一枚ずつ広げた。
「“遠回りルートの護衛報酬、もう一段階上がりませんか”」
「“本部の書式が読みにくい。ギルド版に訳してほしい”」
「“現場連絡官室にお菓子を常備してほしい(特にクッキー)”」
「最後の誰だよ」
「多分、カイム」
いつの間にか隣に来ていたリシェルが、即答した。
「文字が無駄に力強いし、“クッキー”のところだけやたら太いもの」
「ばれてるなあ、あいつ」
冗談半分の要望も混ざっているが、
大半は、“現場の負担”に関する具体的な愚痴だった。
書類の枚数。
提出期限。
報告のフォーマット。
ランク査定の基準。
(……やっぱり、ここか)
サブスキル【現場連絡官の眼】が、
「今放置すると一番歪む縁」を、じんわりと浮かび上がらせる。
それは、“本部の書式”そのものと、
“ギルド職員と冒険者の間にある情報の溝”だった。
「リシェル」
「なに?」
「“本部の書式”を、“リシェル語”に翻訳してもらうことってできる?」
彼女は一瞬ぽかんとしてから、吹き出した。
「リシェル語って何よ」
「“ギルド受付嬢が新人冒険者に説明するときの言葉”って意味」
彼女の説明はいつも分かりやすい。
専門用語を噛み砕いて、
“こういうときはこういう風に困るから、こうしてほしい”と、具体的に伝える。
「本部書式はそのまま出さなきゃいけないけど、
その横に“現場向けの解説欄”を付けたいんだ」
「なるほどね」
リシェルが頷く。
「それなら、ミナと一緒にやると早いわ。
事務の言葉と受付の言葉、両方混ぜる感じで」
「助かる」
それを“現場連絡官室”の壁に貼っておけば、
冒険者たちが自分で確認できる。
「分からないから放置」が減れば、
書類の遅れも、無駄なトラブルも減るはずだ。
(本部の書式を変えるのは時間がかかる。
でも、“現場版の翻訳”を作るのは、ここでできる)
そういう“小さいけど効く段取り”を考えるのは、嫌いじゃない。
◇◆◇
夕方近く。
クラウスが現場連絡官室の扉をノックした。
「失礼する」
「お疲れ様です。ちょうど本部向けの報告を――」
「その前に、こちらが先だな」
クラウスは一通の封筒を差し出した。
封には、また監査局の紋章。
今度は、少し違う意匠が添えられている。
「……また本部からですか」
「“また”と言うな。仕事だ」
苦笑しながら、封を切る。
中の文面をざっと読み、思わず目を瞬かせた。
「……王都?」
リシェルが身を乗り出す。
「何て書いてあるの?」
「ええと――」
俺は声に出して読み上げた。
『監査局北部管轄スレイル支部 現場連絡官候補 相沢啓太殿
ならびに、監査官クラウス・ラング殿
本局において、“現場連絡官制度”および“北ルート局所危険区間事案”に関する
協議を行うため、両名を王都監査局本部へ招集したく、ここに通達する』
「……招集?」
「王都監査局本部って、あの、本部中の本部?」
リシェルの声が一トーン上がる。
「“現場連絡官制度の協議”ってことは……」
「向こうも、少し本気で制度化を考え始めた、ということだろう」
クラウスは腕を組みながら言った。
「ただし、“本部の都合のいい形”に丸め込もうとする者も、当然いる。
だからこそ、現場の言葉を直接ぶつけられる相沢が必要になる」
(王都……)
この街とは比べ物にならない規模の、人と情報と利害が渦巻く場所。
そこに、“現場連絡官(候補)”として立つ自分を想像する。
胃が、今までで一番分かりやすく悲鳴を上げた。
「……あの、本部の犬どころか、本部に直接連れて行かれる感じなんですけど」
「だから犬じゃないって何度言えば」
クラウスが苦笑する。
「もっと言えば、“現場代表”だ。
現場の声を届けるために、私と一緒に来てほしい」
その言葉に、意識が少しだけ持ち上がる。
俺は現場で見てきたことを、報告書にしてきた。
でもそれを読むのは、本部の誰か。
顔も知らない、名前だけの存在だ。
(“紙の向こう”じゃなくて、“直接”か)
怖さもある。
でも――それ以上に、「やっと届くかもしれない」という感覚もあった。
「……ギルドは?」
俺はガルドの顔を思い浮かべながら尋ねる。
「俺が王都に行ってる間、現場連絡官室は閉めざるを得ないですけど……」
「そこは、ガルドが“臨時窓口”を用意するそうだ」
クラウスが先回りして答える。
「ギルドと支部で調整済みだ。
“現場連絡官を王都に送り出す”こと自体が、この街にとっての一つのメッセージになるからな」
「メッセージ?」
「“現場は黙って従うだけじゃない”というな」
その言い方に、思わず笑ってしまった。
「相沢」
クラウスが真っ直ぐこちらを見る。
「行くか、行かないかは、君が決めろ。
王都に行っても行かなくても、現場連絡官としての君の価値は変わらない。
――ただ、“直接ぶつけに行く”かどうかは、君自身の選択だ」
選択。
この世界に来てから、俺が何度も向き合ってきた言葉だ。
前の世界では、“選べなかった”とか、“選ばなかった”ことが多かった。
流されて、我慢して、飲み込んで――
気づいたら、心も体もボロボロになっていた。
(今度は、選べる)
根回しのスキルウィンドウが、音もなく開いた。
===========
根回し(レベル4)
サブスキル【現場優先】
サブスキル【現場連絡官の眼】
サブスキル【窓口は一つで十分】
※長期案件:
・“王都監査局との関係構築”が追加されました
===========
「……長期案件、増えたなあ」
呟きながらも、口元が勝手に笑っていた。
「リシェル」
「なに?」
「王都、行ってきてもいい?」
そう尋ねると、彼女は一瞬だけ目を丸くし――すぐににやりと笑った。
「当たり前でしょ。
アンタが“現場連絡官”やるって決めたときから、
いつかそうなると思ってた」
その目には、不安も心配もある。
でもそれ以上に、“信じてる”という光があった。
「エルドにもティアにもカイムにも、ちゃんと挨拶してから行きなさいよ」
「もちろん」
クラウスが、わずかに口元をほころばせる。
「決まりだな」
「はい」
俺は深く息を吸い込んだ。
「――王都、本部監査局。
現場連絡官(候補)として、行ってきます」
この世界で初めて、自分で選んだ“大きな出張”だ。
残業も、報告書も、胃痛も、きっと待っている。
それでも――
「行きたい」と思えた。
「今度こそ、“上”に届けたいんだ。
あの時、前の世界で飲み込んだ全部を、今の俺の言葉に乗せて。」
心の中でそう呟きながら、俺は王都への旅の段取りを思い描き始めた。
当然のように、そこにも根回しは必要で――
でも、そんな忙しさなら、悪くない。
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