社畜をクビになった俺、感情がステータスの異世界で最弱と言われたけど、共感スキルで仲間と世界を救う

cotonoha garden

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第7章 揺らぎ始めた世界地図

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 俺は世界を救うつもりなんてなかったのに、気づいたら“世界の機嫌”を気にする仕事を振られていた。
 ――会社で課長の機嫌を伺ってた頃と、あんまり変わってない気がするのは気のせいだろうか。

◇ ◇ ◇

「おかえり」

 ギルド〈暁の環〉に戻ると、カウンターの奥で帳簿をめくっていたマスターが顔を上げた。
 いつもの渋い顔だけど、どこかほっとしたような色が混じっている。

「無事帰ってきたようだな。“感情ナビゲーター”くん」

「その肩書き、もう定着してるんですか……」

 苦笑いすると、ガルドとミナが後ろで吹き出した。

「だって便利だろ、その呼び方」
「ね。長いけど、一発で誰のことか分かるし」

「便利さ優先で人の肩書き決めないでほしいんですけど」

 そんなやり取りをしている間にも、ギルド内の空気がふわふわと揺れる。
 いつの間にか、周囲の冒険者たちもこっちをちらちらと見ていた。

「村の様子は?」
 マスターの質問に、セレスが一歩前へ出る。

「感情の停滞は、ひとまず解消されました。過剰な押し込みがほどけた分、しばらくは悲しみや不安が増えるでしょうけど……自然な流れの範囲です」

「そうか」

 マスターは深く頷き、俺たちの顔を順番に眺めた。

「ようやった。特に――」

 視線が、俺で止まる。

「お前さんだ、篠原」

「えっ、俺ですか」

「おう。あの村の連中の数字が、一斉に動いたのを、ここでも感じたからな」

 マスターは、カウンターの下から一枚の板を取り出した。
 そこには、簡単な地図と、いくつかの点が記されている。点の周囲には、うっすらと色のついた輪が広がっていた。

「これ……地図ですか?」

「感情の揺らぎを簡易的に記録したものだよ」
 セレスが横から説明を加える。
「大きな歪みが起きると、こうして光の波紋みたいに記録されるんです。昨日の魔物騒ぎのときも、一度大きく波紋が出て――」

 地図の一角、城下町の周辺に、薄い赤い輪が描かれていた。

「で、さっき、お前たちが村にいた辺りで、別の揺らぎが出た」

 マスターの指先が、今度は城から少し離れた位置をなぞる。
 そこには、淡い青と紫の輪が重なっていた。

「怒りと恐怖が一時的に増えて、それから悲しみと共感が広がった。……不思議な揺れ方だったな」

「それが、あの子の涙と、村の人たちの感情だと」

 セレスが静かに頷いた。

「本来、歪みというのは“どこかが壊れる前触れ”なんです。でも今回は、“固まりすぎたものが、少し柔らかくなった”という感じでした」

 地図の輪は、もうほとんど消えかけている。
 ただ、その中心に、小さな光の点がまだ残っていた。

「これは?」

「アルドの弟くんでしょうね」
 セレスが微笑む。
「大切な人を失った悲しみは、すぐには消えません。でも、誰かと分かち合えたことで、“歪み”じゃなくて“祈り”になった。……そういう色です」

 祈り。
 そんなきれいな言葉で表現されるほど大したことをした覚えはないけれど、胸の奥がじんわり温かくなる。

「つまりだ」

 マスターがごつい腕を組んだ。

「お前さんの共感は、歪みを悪化させることも出来るし、和らげることも出来る。人の感情に直接、火を足したり水を差したり出来ちまうってこった」

「なんか、危ない言い方しないでくださいよ」

 思わず眉をひそめる。
 でも、たしかにそうなのかもしれない。
 言葉ひとつ掛け間違えれば、今日の少年だって「泣くことなんか悪だ」と余計に閉じてしまっていたかもしれないのだ。

(……俺、そんな危ないもの抱えてんのか)

 今さらながら、共感98という数字の重さが、指先に乗ってくるような感覚がした。

◇ ◇ ◇

「浮かない顔ですね」

 報告を終えて控え室に戻る途中、リアナに声を掛けられた。
 ギルドの廊下には、夕方の柔らかな光が差し込んでいる。

「まあ……なんか、怖くなってきて」

「魔物のことですか?」

「それもですけど。俺の共感のこと」

 足を止めて、窓の外を見下ろす。
 行き交う人々の頭上には、今日もいろんな数字が浮かんでいる。

「もし、俺が掛ける言葉を間違えたら、今日の村みたいな場所を、もっと悪くすることも出来るわけですよね」

「出来ますね」

「即答された……」

 思わず崩れ落ちそうになる。
 が、リアナは続けた。

「でも、私たちだって同じですよ」

「え?」

「私の炎だって、撃ちどころを間違えれば、守るはずの人を焼きます。ガルドたちの剣だって、振るい方を間違えれば、味方を傷つける」

 リアナは、自分の手のひらを見つめた。
 そこには何もないけれど、俺にはまだ昨日の炎の残り香が見える気がした。

「それでも、私たちは剣を捨てません。炎を封じません。それが“選んだ武器”だからです」

「……俺のは、“武器”なんですかね」

「少なくとも、今日の村にとってはそうでした」

 リアナは、俺の顔をじっと見上げる。

「篠原さん。あなたは、あの子に『泣いていい』と言いましたね。それは、あなたにしか言えなかった言葉です」

「セレスさんとかなら、もっと上手く――」

「セレスさんが言っても違ったと思います」

 リアナは、静かに首を振った。

「前の世界で、自分の感情を押し込めてきた人だからこそ、あの言葉に重みがあった。“同じところを通ってきた人”の言葉だから、あの子の数字が動いたんだと思います」

 喉が詰まる。
 会社でのしんどい日々が、ここで役に立つなんて考えたこともなかった。

「……ずるいですよね」

 ふと、本音がこぼれた。

「俺、会社で散々しんどい思いして、評価もされなくて。やっと抜け出したと思ったら、そのしんどさまで“武器”にされてる気がして」

 リアナの眉が、少しだけ下がる。

「逃げたくなることも、あると思いますよ」

「え?」

「“選んだ武器”って、言いましたけど。……毎日ずっと握っていなきゃいけない決まりはありません」

 リアナは、窓枠にもたれかかる。

「私だって、炎を使いたくない日もあります。“魔法なんてなければよかったのに”って思う夜も」

「リアナさんが、そんなこと思うんですか」

「ありますよ。普通の女の子として見られたかったな、とか」

 ぽつりとこぼした一言に、胸がちくりとした。
 初めて聞く、彼女の本音だった。

「だから――」

 リアナは、少しだけ笑って続ける。

「しんどくなったら、ちゃんと言ってください。『今日は共感を武器にしたくない』って」

「それ、仕事放棄では」

「そういう日も、“あり”です」

 きっぱりと言い切られて、言葉を失う。

「あなたの武器は、刃物じゃありません。感情です。鈍ったまま振り回されるほうが、よほど危ない」

 彼女の頭上で、〈共感〉と〈勇気〉の数字が、穏やかに揺れていた。
 それを見て、胸の奥の怖さが少しだけ和らいだ気がする。

「……分かりました。しんどくなったら、ちゃんと言います」

「はい。あと、筋肉が限界のときも、ちゃんと言ってください」

「それは今です」

「ですよね」

 二人で笑うと、訓練場のほうからヘルマンの怒鳴り声が聞こえてきた。
 相変わらずの音量だけど、その頭上の〈怒り〉は、前より少し低くなっている。

 世界は、少しずつ、揺らぎながら変わっていく。
 その一端に、自分の共感が関わっているのだとしたら――怖いけれど、悪くない。

◇ ◇ ◇

 その日の夜。
 俺はセレスに呼ばれて、ギルドの小さな祈りの部屋にいた。

 部屋の中央には、ろうそくが一本だけ灯っている。
 炎の揺れに合わせて、壁にかすかな光の模様が浮かび上がっていた。

「これが……“世界の感情地図”?」

 部屋の中央に置かれた水晶玉から、淡い光の線が広がっていた。
 さっき見た板の地図より、ずっと精密だ。
 国境らしき線の上を、赤や青、紫や金色の光が流れている。

「はい。私にだけ見えていたものを、あなたにも少し共有できるようにした簡易版です」

 セレスが手をかざすと、光の線がわずかに形を変える。

「怒りや憎悪が強まれば赤く。恐怖や絶望が強まれば紫に。希望や喜びが広がれば金色に。……これは、今この瞬間の、大まかな“世界の気分”です」

 俺は、思わず息を呑んだ。
 地図のあちこちで、赤や紫が渦巻いている。
 金色の光は、まだところどころにしかない。

「思ったより……しんどそうですね、この世界」

「どこの世界も、だいたい似たようなものですよ」

 セレスは、くすっと笑った。

「ただ、ここ最近は、赤と紫が増えすぎているのは事実です。戦争や飢饉だけでなく、人々の心そのものが疲れやすくなっている」

 水晶の中の光が、わずかに揺れる。
 その一角、城下町の近くには、小さな金色と青の光が寄り添っていた。

「これが……さっきの村?」

「はい。そしてここが、このギルドです」

 セレスの指先が、金色の点を示す。

「あなたのような“共感の偏った人”は、世界にそう多くはいません。だからこそ、見ておいてほしかったんです」

「何を、ですか」

「あなたの選択が、どこに響くのかを」

 セレスの声は、静かだけれど、どこか祈りに似ていた。

「世界を救え、とは言いません。そんな大それたお願いは、神様の仕事ですから」

「よかった。さすがに荷が重すぎます」

「でも――」

 セレスは、優しく笑った。

「今日みたいに、“泣けない誰か”の涙を引き出してくれるだけでいい。その連鎖が、結果として、世界のどこかを少しだけ救うことになるかもしれません」

 水晶の中の金色の光が、ほんの少しだけ強くなった気がした。
 俺の胸の中でも、同じ色の灯りが、小さく瞬く。

「……世界の機嫌取り、ってやつですかね」

「ええ。いい言い方ですね、それ」

 セレスと顔を見合わせて笑う。
 その笑い声が、静かな部屋に柔らかく響いた。

 会社では、誰の役に立っているのか分からないまま、ただ数字に追われていた。
 ここでは、数字の向こうに、ちゃんと人の顔が見える。
 泣き顔も、笑い顔も、怒った顔も。

(だったら――)

 胸の中で、小さく呟く。

(この世界の機嫌を、前の世界より少しマシにできたら。それは、悪くない仕事かもしれない)

 ろうそくの炎が、ふっと揺れた。
 それはまるで、「そのわがままを、選んでいい」と誰かに言われたような、静かな合図に思えた。
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