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第八章 光 明
光 明 (三)
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……あの御仁は、亡き信玄公が、わが児のごとく、その才を愛でた逸材でござるよ。真田幸隆の三男坊ですな。かつて、真田は村上義清に仕えておりましたが、武田方に鞍替えいたしましたぞ。かの昌幸という御仁は、人質として信玄公のもとにやられ……」
……そののちに、信玄公の母方の枝族の武藤家の養子になったということであった。
「どなたさまもこなたさまも、似たような人質時代を過ごされておられるのですね」
「ですが、なんと、信玄公の御隠し児、という噂もありましたようで……。生涯、女犯を侵さずと誓った上杉謙信公とは違い、信玄公の女色好みは、つとに知られておりまして、家臣の妻女に手を付けることが、まま、ありましたようで……」
手を付ける。本当にいやな言葉だ。
なんともいいようのない淋しい思いにかられた。自らの血に関わることで余人が想像だにできない悩みやとまどいや疑問を抱えているのだろう。血など、とるにたらないことだと、わたしはおもう。もとより、ひとは、わたしのことを、家康の長女として位置づけ、いまは、奥平信昌どのの正室として位置づける。わたしのことを、一人の女人としてだけで接してくれる人は、まずいないだろう。
あえていうなら、佐助や巣鴨、あかしあたちだけなのかもしれない。
あの彦左にしても、一人の女人としてのわたしが相手ならば、ためらうことなくわたしを犯し貫いていたかもしれない。大胆にもそんなことを想像してみる。かりにそうであるならば、抗うことなく、彦左の前で両の股を広げていたことだろう。いっときの間、からだとからだが繋がるあの感触を味わうことは、それほど許されないことではないと思えてならないのだ。
けれども、わたしが家康の娘、奥平の嫁、ということだけで、その行為をおし止めるならば、むしろ、そちらのほうが偽善というものではないのか。と思えてならない。
抱きたいと思えば、わたしが何者の娘であろうと何某の嫁であろうと、刹那の激情と向き合えばいいのだ。それこそが、生きている証ではないのか。あの魔の声も指摘していたではないか。あるがままに、わがままに生くべし、と。結局、彦左は自らの欲情を寸でのところでとどめたけれど、あのとき、間違いなく彦左になら貫かれてもいいとおもっていたのだ。
……そんなことまで、夢想してしまっていることに気づき、弥右衛門の貌をみると、俯いたままで、もじもじとして膝頭のあたりを揉んでいた。
弥右衛門を下がらせ、わたしは再び昌幸どのの前に座した。
「……真田様、いまひとつ、お頼みしたきことがあり、お引き留めさせていただきました」
「なにゆえ出産の祝い事を口実に乗り込んできたのか、その真意を糺したいわけですな」
「いえ、そんなことは、どうでもよろしいのです。ただしたところで、あなた様はいいようにはぐらかしてお答えにはなりますまい。真意というのは、本人のみ知ることで、余人には、善意なのか悪意なのかを判じるすべはございませぬゆえ」
「そんな申されようをされたのでは、実も蓋もござらぬわい」
言葉尻はきついのだけれど、昌幸どのの眉が揺れている。どこかでわたしとのやりとりを面白がっているようにもみえた。
「……さきほど、松永弾正さまのあの翁狐顔を思い浮かべました」
「お、き、な、ぎ、つ、ね・・・とな?ふうむ。それで?」
「あの御仁は、武田や徳川、あるいは各地の武将たちの家中に、無用の噂を撒き散らし、家中の者たちを反目させ、動揺させようと画策されていたようです。たとえば、私の兄、岡崎三郎信康のまことの父親は、今川氏真公であるとか、あるいは、あなたさまが信玄公のご落胤であられるとか……まあそのようなものです」
「・・・・・・・」
「やさしく耳元で囁かれると、なかには、もしや、と驚喜する者もいることでしょう。成り上がる口実を天から与えてもらったようなものですから。また、なかには、疑心が暗鬼を生じるのたとえどおり、結束が綻び、動揺する者もあらわれましょう。翁狐さまは、それを遠くから眺めて、けたけたと嘲笑っておられるのですよ」
「なぜ、亀姫さまに、弾正どのの胸裡がわかるというのでござろうか」
「ご本人が、このわたしの前で滔々と得意げに喋っておられましたゆえに」
またもやわたしは饒舌になっていた。
日頃、一人であれやこれやと想像し、推測していた思念が、ひとところをめがけて流れ出ている。そのたびに、考えがまとまってくるから不思議なことだ。ひとは喋ることで、意外な展開を招くこともあるのだ。このときわたしは、明の優華姫を洞窟に……と云った先刻の思いつきの浅はかさを痛感させられた。
ひとは、雨露をしのぐだけでは生きてはいけないのだ。
喋る相手が必要なのだ。
まぐわう対手が必要なのだ。
ひとは、人とともにあってこそ、ひとになる。そんな当たり前のこと、あたり前のありようの大切さを思い知らされた。たとえ辺境の地であっても、そこには、人の声が、笑いが、喋り声が、満ち満ちていなければならない。ざわめきと、においが、充ちていなければならない。
……そんなことを考えていた。
「亀姫さまよ、どうかされましたのか?」
心底、気遣ってくれているような、やさしい口調だった。昌幸どのにもそんな一面があった。われに返り、深く息を吐いた。
「拙者にまつわる噂はともかく、かの松永弾正どのは、そう、長くはござるまいて」
理由を問うと、ついに信長様が松永久秀征伐を決めたようだ、と昌幸どのが云い添えた。
「あと一つ、真田様におたずねいたしたきことがございます……一昨年の大賀弥四郎謀叛のこと……、翁狐さまは、武藤喜兵衛、つまり、あなた様と共謀して、弥四郎を武田方に寝返らせんと画策したと申されておりました、まことのことでございますのか?」
「ああ、たしかに、そういうこともござった……いや、むしろ大賀は、おのれのほうからそうしたいと願っていたようだったがのう。ところが、意外や、やつが甲斐に逃れ来る前に、事が露見してしまいもうした」
「その謀叛の企みを、信長様と父に告げたのは、あの翁狐さまご自身のようですよ」
「な、なんと!」
昌幸どのが驚愕する表情を眺めながら、翁狐の口から聴かされた内容を手短に伝えた。
「……翁狐さまが、わが夫と、わが兄までも巻き込もうと画策していたことを聴いたものですから。兄や夫に万が一のことあらばとおもい、その前に、武田勝頼さまにお会いできればと存じます。そこであなた様に仲介の労をおとりいただきたいと……」
思い切ってそう告げると、
「馬鹿な!」
と、昌幸どのが怒った。
「それはみずから進んで人質になりにいくようなものでござるぞ」
「はい、ですから、仲介していただくのは、余人にあらずして、あなた様でなくてはなりませぬ。私たちが翁狐さまの城にて、すでに会うておりますことは、衆人たちも存知おること……わが兄や夫を陰謀の餌食にはしとうない!ただその一心からのことなのです」
「ほう、そのためにみずから人質になるお覚悟であると?」
「いいえ、人質にされないために、真田様に仲介の労をと……」
「ふん、そんなむしのいい話はござらぬわっ」
それっきり昌幸どのは、はたと口を閉ざし、憤然として立ち上がり辞去していった。なにゆえ、この新城までやってきたのか、その理由もつかめなかったけれど、門前にて大声で武田の臣だと名乗ったところから推測すれば、奥平家が武田勝頼さまと懇意にしているという噂を流布したかっただけなのかもしれないとおもう。
わたしは見送りには立たなかった。
いずれ遠からず昌幸どのと再会できるような予感がしていたからだった。
真田や武田だけではなく、あるいは、いつの日にか、あの信長様とも対決せねばならない日が訪れるのではないか……と、ふと、そんなことをとりとめもなく夢想していた。
……そののちに、信玄公の母方の枝族の武藤家の養子になったということであった。
「どなたさまもこなたさまも、似たような人質時代を過ごされておられるのですね」
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手を付ける。本当にいやな言葉だ。
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あえていうなら、佐助や巣鴨、あかしあたちだけなのかもしれない。
あの彦左にしても、一人の女人としてのわたしが相手ならば、ためらうことなくわたしを犯し貫いていたかもしれない。大胆にもそんなことを想像してみる。かりにそうであるならば、抗うことなく、彦左の前で両の股を広げていたことだろう。いっときの間、からだとからだが繋がるあの感触を味わうことは、それほど許されないことではないと思えてならないのだ。
けれども、わたしが家康の娘、奥平の嫁、ということだけで、その行為をおし止めるならば、むしろ、そちらのほうが偽善というものではないのか。と思えてならない。
抱きたいと思えば、わたしが何者の娘であろうと何某の嫁であろうと、刹那の激情と向き合えばいいのだ。それこそが、生きている証ではないのか。あの魔の声も指摘していたではないか。あるがままに、わがままに生くべし、と。結局、彦左は自らの欲情を寸でのところでとどめたけれど、あのとき、間違いなく彦左になら貫かれてもいいとおもっていたのだ。
……そんなことまで、夢想してしまっていることに気づき、弥右衛門の貌をみると、俯いたままで、もじもじとして膝頭のあたりを揉んでいた。
弥右衛門を下がらせ、わたしは再び昌幸どのの前に座した。
「……真田様、いまひとつ、お頼みしたきことがあり、お引き留めさせていただきました」
「なにゆえ出産の祝い事を口実に乗り込んできたのか、その真意を糺したいわけですな」
「いえ、そんなことは、どうでもよろしいのです。ただしたところで、あなた様はいいようにはぐらかしてお答えにはなりますまい。真意というのは、本人のみ知ることで、余人には、善意なのか悪意なのかを判じるすべはございませぬゆえ」
「そんな申されようをされたのでは、実も蓋もござらぬわい」
言葉尻はきついのだけれど、昌幸どのの眉が揺れている。どこかでわたしとのやりとりを面白がっているようにもみえた。
「……さきほど、松永弾正さまのあの翁狐顔を思い浮かべました」
「お、き、な、ぎ、つ、ね・・・とな?ふうむ。それで?」
「あの御仁は、武田や徳川、あるいは各地の武将たちの家中に、無用の噂を撒き散らし、家中の者たちを反目させ、動揺させようと画策されていたようです。たとえば、私の兄、岡崎三郎信康のまことの父親は、今川氏真公であるとか、あるいは、あなたさまが信玄公のご落胤であられるとか……まあそのようなものです」
「・・・・・・・」
「やさしく耳元で囁かれると、なかには、もしや、と驚喜する者もいることでしょう。成り上がる口実を天から与えてもらったようなものですから。また、なかには、疑心が暗鬼を生じるのたとえどおり、結束が綻び、動揺する者もあらわれましょう。翁狐さまは、それを遠くから眺めて、けたけたと嘲笑っておられるのですよ」
「なぜ、亀姫さまに、弾正どのの胸裡がわかるというのでござろうか」
「ご本人が、このわたしの前で滔々と得意げに喋っておられましたゆえに」
またもやわたしは饒舌になっていた。
日頃、一人であれやこれやと想像し、推測していた思念が、ひとところをめがけて流れ出ている。そのたびに、考えがまとまってくるから不思議なことだ。ひとは喋ることで、意外な展開を招くこともあるのだ。このときわたしは、明の優華姫を洞窟に……と云った先刻の思いつきの浅はかさを痛感させられた。
ひとは、雨露をしのぐだけでは生きてはいけないのだ。
喋る相手が必要なのだ。
まぐわう対手が必要なのだ。
ひとは、人とともにあってこそ、ひとになる。そんな当たり前のこと、あたり前のありようの大切さを思い知らされた。たとえ辺境の地であっても、そこには、人の声が、笑いが、喋り声が、満ち満ちていなければならない。ざわめきと、においが、充ちていなければならない。
……そんなことを考えていた。
「亀姫さまよ、どうかされましたのか?」
心底、気遣ってくれているような、やさしい口調だった。昌幸どのにもそんな一面があった。われに返り、深く息を吐いた。
「拙者にまつわる噂はともかく、かの松永弾正どのは、そう、長くはござるまいて」
理由を問うと、ついに信長様が松永久秀征伐を決めたようだ、と昌幸どのが云い添えた。
「あと一つ、真田様におたずねいたしたきことがございます……一昨年の大賀弥四郎謀叛のこと……、翁狐さまは、武藤喜兵衛、つまり、あなた様と共謀して、弥四郎を武田方に寝返らせんと画策したと申されておりました、まことのことでございますのか?」
「ああ、たしかに、そういうこともござった……いや、むしろ大賀は、おのれのほうからそうしたいと願っていたようだったがのう。ところが、意外や、やつが甲斐に逃れ来る前に、事が露見してしまいもうした」
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