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いつもの日常
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騎士隊長が屋根を蹴る。素早い動きで距離を詰め、剣を薙いだ。
「まぁ、せっかちですこと」
コーラルが慌てる様子なく軽く身を翻して避ける。次々と繰り出される斬撃。それをすべて紙一重で避けていく。
「なぜ、当たらない!?」
驚愕する騎士隊長にコーラルが悠然と微笑む。
「剣に迷いがありましてよ。その迷いが一瞬の遅れとなり、私に避ける余裕を与えてくれてますの」
「なっ!?」
思わぬ指摘に騎士隊長の動きが止まる。そこに可憐な声が響いた。
「もうおやめください!」
「ミーア!」
騎士隊長が名前を叫んだ先。別塔の最上階の窓が開き、そこから少女が身を乗り出していた。
「私はこれ以上お兄様の足枷になりたくありません!」
少女の可憐な声よりも、その内容にコーラルは耳を持っていかれた。
(お兄様!? 大切の人とは妹のことでしたの? つまり恋人ではない!)
一筋の光明が降り注ぐ。天にも昇りそうなコーラルとは反対に、騎士隊長の顔は地獄を見たかのように真っ青だ。
今にも飛び降りそうな少女を必死に止めている。
「バカな真似はやめるんだ!」
「どうかお兄様の正義を貫いてください!」
「やめろ!」
悲痛な叫びにのって華奢な体が宙を舞った。騎士隊長が手を伸ばすが届く距離ではない。
「サファイヤ!」
叫び声の隣をピンクゴールドの髪が駆け抜けた。
「まだですの!?」
『お待たせしました』
待望の返事にコーラルが全力で魔法を発動させる。
『飛翔!』
屋根の端を蹴ると同時に風がコーラルを加速させる。見えない翼を羽ばたかせ少女へ手を伸ばす。
あと一歩! あと、半歩!
「届きなさい!」
迫りくる地面。白い指先に少女の手が触れる。
コーラルは掴んだ少女の手を引き寄せると自身の体を下に滑りこませて背中から着地した。
※
「思ったより手間でしたね」
ジェットは汚れを払うように軽く手をはたいた。足元には黒いローブを被った魔導師たちと数人の騎士が転がっている。
肉弾戦の結果、全員一発で地面に沈ませた。
「これで騎士を名乗るとは。もう少し鍛え直したほうがよろしいのでは?」
執事服のジェットだが、いつも羽織っている上着はなく、白いシャツに体の線が見えるベスト。広い肩に厚い胸板。そこから引き締まった腰に、優美な線を描く臀部。男の色気が駄々洩れな容姿。
淑女がいれば黄色い声とともに気絶するほどの艶めかしいスタイルだが、ここにはすでに気絶している男しかいない。
木の枝にかけていた上着を手にしたところで頭に直接声が響いた。
『魔法陣の解除に時間がかかり過ぎですわ! 危ないところでしたのよ!』
澄んだ声による突然の苦情。だが、ジェットは上着に袖を通しながら平然と答えた。
「それは失礼いたしました。少々、うるさい虫がおりましたので」
『まったく。予定通り撤退いたしますわよ』
「はい。私もすぐに戻ります」
話を終えたところで黒い影が飛んできた。旋回をしながら降りてきた黒い鳥にジェットが左腕を差し出す。
「お疲れさまです。おかげで隠れていた魔導師をすべて見つけることができました」
腕にとまった黒い鳥がフンと顔をそらす。
「命令だから従ったまでのこと。労われる覚えはない」
「相変わらずツンデレですね」
「……ツンデ? なんだ、それは?」
「そのうち分かりますよ」
どこか楽しげに話すジェットに黒い鳥が露骨に表情を崩す。
「まったく。いらんところまで人間に染まりおって」
「円滑に目的を達成するためですよ」
「その割には楽しそうだが、いつまでこの茶番を続ける気だ?」
穏やかだったジェットの気配が消え、闇が噴き出す。隠れていた小動物たちが一斉に逃げ出し、生き物の気配が消えた。
深紫の瞳か獰猛に煌めき、口元のホクロが上がる。
「勇者の末裔であるコーラル王女の絶望に染まった血を手に入れるまで、ですよ」
予想通りとばかりに息を吐いた黒い鳥が羽を動かして腕から離れる。
「スキップもできない運動音痴に出来るかね?」
からかい混りの言葉に鋭い空気が緩んだ。
いつもの雰囲気に戻ったジェットが澄ました顔のまま片眉をあげて訂正する。
「リズムが掴めなくて足がうまく運べないだけです」
黒い鳥が周囲に転がっている魔導師と騎士を見下ろした。
「リズム音痴なだけで、運動音痴ではないってか? まあ、魔族であんたに勝てる奴はいないし、その通りだな」
「そういうことです」
「ま、せいぜい正体がバレないように頑張りな。魔王様」
声とともに黒い鳥が闇夜にとける。
「……言われるまでもありませんよ」
漆黒の髪をなびかせ、ジェットも姿を消した。
※
翌日。
「背中が痛いですわ」
王城の一室でソファーにだらしなく臥せるコーラル。
塔から飛び降りた少女を助けた時に背中を強打して痛みに苦しむ様子にジェットが呆れたように声をかけた。
「ご自身を盾にしなくても相手に風の魔法をかければよろしかったのでは?」
「魔法の加減が難しいのですわ。それに、魔力が強すぎれば魔法をかけた相手を……」
続きは顔を押し付けたクッションに消える。
ジェットは肩をすくめて言った。
「助けた少女は無事でしたし、騎士隊は正常に戻り、サボット侯爵は捕縛されました。騎士隊長の処罰については脅されていたため、と情状酌量が適応されそうですし、結果としては上々でしょう」
コーラルが盗み出した不正の証拠にくわえて、騎士隊長への脅迫の罪状も追加されたサボット侯爵。今後、国王派からの厳しい弾叫と処罰が待っている。
「騎士隊長といえば……痛っ!」
勢いよく顔をあげたが再びクッションに沈む。
「どうかされました?」
ジェットの問いにコーラルがゆっくりと頭を動かす。
「私が助けた少女は騎士隊長の妹でしたの! 大切な方とは妹のことで、恋人ではありませんのよ!」
「そうですね」
「ですから、これを機会に硬派な騎士隊長と恋愛を……」
バラ色の未来への期待で豊満な胸をますます膨らませるコーラル。
そこに淡々とした声が降ってきた。
「コーラル王女が助けた少女は、騎士隊長の婚約者の妹君でしたね」
「…………コンヤクシャ? ダレの?」
呆然とするコーラルにジェットがにっこりとトドメを刺す。
「騎士隊長の婚約者ですよ。なんでも幼馴染で幼い頃に将来を誓い合っていたとか。婚約者の妹とも実の兄妹のような関係だったそうで、お兄様とはお義兄様ということだったようです」
たっぷり時間をかけて考えるコーラル。
ジェットが話している内容は耳に入っているし、理解もしている。けれど、どうしても受け入れたくない。
「結婚式の日取りも決まっているそうです」
それでも現実は非常で。
「あんまりですわぁぁぁあ!」
コーラルがクッションを抱きしめて泣き叫んだ。
その様子を眺めながらジェットがカップに茶を注ぐ。湯気とともにフワリと漂う香りはいつもの紅茶ではない。土臭さの中にスッとした爽やかな匂いが混じる。
「……紅茶ではありませんの?」
「打ち身に効く薬茶です。どうぞ」
肩にかかったピンクゴールドの髪を払いながら体を起こした。
持ち手がない真っ白なカップに琥珀色の茶が映える。水面にはピンク色の細い花びらが数枚。
コーラルは包み込むように両手でカップを持った。ほんのりとした温もりが沈んだ心に沁みる。
「いただきますわ」
独特の苦みの後、蜜の甘さが優しく包む。
ホッと表情を緩めるコーラルにジェットの口元のホクロがあがった。
「まぁ、せっかちですこと」
コーラルが慌てる様子なく軽く身を翻して避ける。次々と繰り出される斬撃。それをすべて紙一重で避けていく。
「なぜ、当たらない!?」
驚愕する騎士隊長にコーラルが悠然と微笑む。
「剣に迷いがありましてよ。その迷いが一瞬の遅れとなり、私に避ける余裕を与えてくれてますの」
「なっ!?」
思わぬ指摘に騎士隊長の動きが止まる。そこに可憐な声が響いた。
「もうおやめください!」
「ミーア!」
騎士隊長が名前を叫んだ先。別塔の最上階の窓が開き、そこから少女が身を乗り出していた。
「私はこれ以上お兄様の足枷になりたくありません!」
少女の可憐な声よりも、その内容にコーラルは耳を持っていかれた。
(お兄様!? 大切の人とは妹のことでしたの? つまり恋人ではない!)
一筋の光明が降り注ぐ。天にも昇りそうなコーラルとは反対に、騎士隊長の顔は地獄を見たかのように真っ青だ。
今にも飛び降りそうな少女を必死に止めている。
「バカな真似はやめるんだ!」
「どうかお兄様の正義を貫いてください!」
「やめろ!」
悲痛な叫びにのって華奢な体が宙を舞った。騎士隊長が手を伸ばすが届く距離ではない。
「サファイヤ!」
叫び声の隣をピンクゴールドの髪が駆け抜けた。
「まだですの!?」
『お待たせしました』
待望の返事にコーラルが全力で魔法を発動させる。
『飛翔!』
屋根の端を蹴ると同時に風がコーラルを加速させる。見えない翼を羽ばたかせ少女へ手を伸ばす。
あと一歩! あと、半歩!
「届きなさい!」
迫りくる地面。白い指先に少女の手が触れる。
コーラルは掴んだ少女の手を引き寄せると自身の体を下に滑りこませて背中から着地した。
※
「思ったより手間でしたね」
ジェットは汚れを払うように軽く手をはたいた。足元には黒いローブを被った魔導師たちと数人の騎士が転がっている。
肉弾戦の結果、全員一発で地面に沈ませた。
「これで騎士を名乗るとは。もう少し鍛え直したほうがよろしいのでは?」
執事服のジェットだが、いつも羽織っている上着はなく、白いシャツに体の線が見えるベスト。広い肩に厚い胸板。そこから引き締まった腰に、優美な線を描く臀部。男の色気が駄々洩れな容姿。
淑女がいれば黄色い声とともに気絶するほどの艶めかしいスタイルだが、ここにはすでに気絶している男しかいない。
木の枝にかけていた上着を手にしたところで頭に直接声が響いた。
『魔法陣の解除に時間がかかり過ぎですわ! 危ないところでしたのよ!』
澄んだ声による突然の苦情。だが、ジェットは上着に袖を通しながら平然と答えた。
「それは失礼いたしました。少々、うるさい虫がおりましたので」
『まったく。予定通り撤退いたしますわよ』
「はい。私もすぐに戻ります」
話を終えたところで黒い影が飛んできた。旋回をしながら降りてきた黒い鳥にジェットが左腕を差し出す。
「お疲れさまです。おかげで隠れていた魔導師をすべて見つけることができました」
腕にとまった黒い鳥がフンと顔をそらす。
「命令だから従ったまでのこと。労われる覚えはない」
「相変わらずツンデレですね」
「……ツンデ? なんだ、それは?」
「そのうち分かりますよ」
どこか楽しげに話すジェットに黒い鳥が露骨に表情を崩す。
「まったく。いらんところまで人間に染まりおって」
「円滑に目的を達成するためですよ」
「その割には楽しそうだが、いつまでこの茶番を続ける気だ?」
穏やかだったジェットの気配が消え、闇が噴き出す。隠れていた小動物たちが一斉に逃げ出し、生き物の気配が消えた。
深紫の瞳か獰猛に煌めき、口元のホクロが上がる。
「勇者の末裔であるコーラル王女の絶望に染まった血を手に入れるまで、ですよ」
予想通りとばかりに息を吐いた黒い鳥が羽を動かして腕から離れる。
「スキップもできない運動音痴に出来るかね?」
からかい混りの言葉に鋭い空気が緩んだ。
いつもの雰囲気に戻ったジェットが澄ました顔のまま片眉をあげて訂正する。
「リズムが掴めなくて足がうまく運べないだけです」
黒い鳥が周囲に転がっている魔導師と騎士を見下ろした。
「リズム音痴なだけで、運動音痴ではないってか? まあ、魔族であんたに勝てる奴はいないし、その通りだな」
「そういうことです」
「ま、せいぜい正体がバレないように頑張りな。魔王様」
声とともに黒い鳥が闇夜にとける。
「……言われるまでもありませんよ」
漆黒の髪をなびかせ、ジェットも姿を消した。
※
翌日。
「背中が痛いですわ」
王城の一室でソファーにだらしなく臥せるコーラル。
塔から飛び降りた少女を助けた時に背中を強打して痛みに苦しむ様子にジェットが呆れたように声をかけた。
「ご自身を盾にしなくても相手に風の魔法をかければよろしかったのでは?」
「魔法の加減が難しいのですわ。それに、魔力が強すぎれば魔法をかけた相手を……」
続きは顔を押し付けたクッションに消える。
ジェットは肩をすくめて言った。
「助けた少女は無事でしたし、騎士隊は正常に戻り、サボット侯爵は捕縛されました。騎士隊長の処罰については脅されていたため、と情状酌量が適応されそうですし、結果としては上々でしょう」
コーラルが盗み出した不正の証拠にくわえて、騎士隊長への脅迫の罪状も追加されたサボット侯爵。今後、国王派からの厳しい弾叫と処罰が待っている。
「騎士隊長といえば……痛っ!」
勢いよく顔をあげたが再びクッションに沈む。
「どうかされました?」
ジェットの問いにコーラルがゆっくりと頭を動かす。
「私が助けた少女は騎士隊長の妹でしたの! 大切な方とは妹のことで、恋人ではありませんのよ!」
「そうですね」
「ですから、これを機会に硬派な騎士隊長と恋愛を……」
バラ色の未来への期待で豊満な胸をますます膨らませるコーラル。
そこに淡々とした声が降ってきた。
「コーラル王女が助けた少女は、騎士隊長の婚約者の妹君でしたね」
「…………コンヤクシャ? ダレの?」
呆然とするコーラルにジェットがにっこりとトドメを刺す。
「騎士隊長の婚約者ですよ。なんでも幼馴染で幼い頃に将来を誓い合っていたとか。婚約者の妹とも実の兄妹のような関係だったそうで、お兄様とはお義兄様ということだったようです」
たっぷり時間をかけて考えるコーラル。
ジェットが話している内容は耳に入っているし、理解もしている。けれど、どうしても受け入れたくない。
「結婚式の日取りも決まっているそうです」
それでも現実は非常で。
「あんまりですわぁぁぁあ!」
コーラルがクッションを抱きしめて泣き叫んだ。
その様子を眺めながらジェットがカップに茶を注ぐ。湯気とともにフワリと漂う香りはいつもの紅茶ではない。土臭さの中にスッとした爽やかな匂いが混じる。
「……紅茶ではありませんの?」
「打ち身に効く薬茶です。どうぞ」
肩にかかったピンクゴールドの髪を払いながら体を起こした。
持ち手がない真っ白なカップに琥珀色の茶が映える。水面にはピンク色の細い花びらが数枚。
コーラルは包み込むように両手でカップを持った。ほんのりとした温もりが沈んだ心に沁みる。
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