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ビジネスしましょう
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豪華絢爛な謁見の間……ではなく、国王の執務室へ。そこでは予想通り重鎮から騎士団長までが揃って国王に訴えていた。
「貴族たちは皆、配置する兵の数を増やしてくれと訴えています。しかも、流れの傭兵など雇う者もおり、そやつらの素行が悪く治安も悪化してきています」
「ですから、もう兵にも騎士にも余裕はありません。城と屋敷を捨て、結界内へ転居されてください」
「我々に平民たちの地へ行けというのか!? それこそ前代未聞だ! そんなことできるわけなかろう!」
重鎮たちと騎士団長が言い争う間には無言で椅子に座っている国王。
部屋に私たちが来たことにも気づいていない。
いつ気付くかなぁ、と部屋のすみで観察していたら、次の火種がやってきた。
「父上! 早くどうにかしてください。リゼッタが怯えて可哀想です」
ブレダンの一言にいままで黙っていた国王がブチ切れて、机を叩きながら立ち上がる。
「おまえが勝手に聖女を追い出したのが原因だろうが! 怯えて可哀想などと言うのであれば、おまえが前線で魔物と戦ってこい!」
「それはいけません! 王太子殿が前線に出られたら、その隊が全滅して、そこから城内へ突破されます!」
「ほら。私は戦わせてもらえないのですから、父上が早くどうにかしてください」
相変わらず自分の無能さを分かっていない発言。いや、どう育ったら、ここまで自己固定抜群の精神が育つのか。
呆れて眺めていると、椅子に座り直した国王と目があった。まるで幽霊を見ているような顔。それから、破顔してこちらに突進してきた。
そのまま私に抱きつきそうな勢いだったが、シンが国王と私の間に入る。
立ちふさがるシンを越えて国王が歓喜の声をあげた。
「聖女よ! よく戻ってきた!」
「いや。私、戻りませんよ」
「は? で、では、なぜここに?」
「ビジネスをしようと思いまして」
「ビジネス?」
あぁ、ビジネスという言葉がないんだった。
「商売……まぁ、取り引きですね」
「王家を相手に取り引きだと!? 何様のつもりだ!」
騒ぐブレダンを無視した王が重鎮たちと騎士団長に命令する。
「全員ここから出ろ。許可を出すまで何人も入れるな」
ブレダン以外の人間が即座に退室した。というか、なぜ当然のようにブレダンが残っているの?
私が視線で国王に問いかける。国王がブレダンにも命令した。
「ブレダン、おまえも出ていけ」
「なぜです? こいつは私の手紙を読んで戻ってきたのですよ。私はここにいるべきでしょう」
「手紙? なんのことだ?」
やっぱり国王は知らなかったのか。
シンが無言で国王にブレダンの手紙を差し出す。受け取った国王は内容を読み進めながら手を震わせた。
「おまっ……本当に、この手紙を聖女に?」
「そもそも聖女の役割とか、ちゃんと説明したんですか?」
私の質問に王が頭を抱える。
「したつもりだったのだが」
「見事に理解してないようですねぇ」
私の言葉に国王がうなだれた。シンが肩をすくめて話す。
「では、もう一度説明しましょう。王も誤解しているところがあるようなので」
こうして私たちは机を挟んで向かい合うように座った。ブレダンが文句っぽいことを言っていたけど無視。
シンが話を切り出した。
「エルフである私がこの国の神官長をしていたのは、この国の初代王であり友人であるネルとの約束のためです。ネルは他の国の王子でした。ところが冤罪により王位剥奪、命を狙われ、臣下を連れてこの地へ来ました」
シンは懐かしむように窓の外に視線を向けた。羽根が生えた魔物がウロウロと飛び、騎士たちが城に近づかないように魔法で攻撃している。
「この地は魔力石が豊富で、その力に惹かれて魔物が集まります。その魔物を恐れ、人間は近づきません。ネルはそこに目を付け、この地に大きな結界を張り自分の国を建国しましたが、問題は結界の維持です。ネルが死ねば結界は消えます。なので、ネルは結界を維持できるほどの魔力を持つ人間を探しました」
そこでシンが私を見る。
「ですが、そんな人間は見つけられず、私の魔法で召喚することにしました。それが聖女召喚の始まりです。ネルはこの国の都合で召喚されてしまう聖女に対し、最大限の敬意と待遇をもって接するようにと遺言を残しました。しかし、それが守られたのも百年ほど」
フゥと軽くため息を吐いたシンは国王とブレダンに冷ややかな視線を向けた。
「この国を維持するために必要な聖女が、王家よりも権威をもつことを恐れた歴代の王たちは、この事実を隠蔽しました。そして、聖女は王太子と結婚することが当然であるようにしました」
シンが軽く頭を横に振る。
「聖女が結界を維持しているから安全に良質な魔力石を採掘でき、富を得られているのに、それを忘れての贅沢三昧。しかも、聖女との結婚を疎ましく思い、冷遇する王太子まで現れる始末。私もそういうものかと傍観しておりました。ツカサが現れるまでは」
「私?」
「ツカサはこの停滞した空気に新たな風を吹き込んでくれました。さまざまな知識を使い、新しい視点で、自分で考えることの楽しさ面白さを教えてくれた」
シンがさりげなく私の手をとり、うっとりと微笑む。魔法も使ってないのに、顔が良すぎてキラキラと眩しい。
「あなたは退屈だった私の世界を変えてくれました」
その結果がお菓子作りの名人。むしろ申し訳ない方向に変えた気がするけど、今は気にしない。
私は軽く咳払いをして話を戻した。
「なので、私が戻る必要はどこにもないのです」
「だが、聖女がいないと結界が!」
焦る国王に私は指をたてて提案した。
「ですので、取り引きです。私が聖女がいなくても結界を維持できる装置を作りました。それを買いませんか?」
「「なっ!?」」
これには国王とブレダンの声が重なる。ブレダンが話の内容を理解していた方が驚いたけど。
「もちろん、それなりの金額はしますよ。あと、定期的にメンテナンス……えっと、整備調整しないと動かなくなるので、その時に費用もいただきます」
ブレダンが机を叩きながら立ち上がる。
「貴様! 王家から金を取るというのか!」
私はこれみよがしに額を押さえ、ため息を吐いた。
「国王、ブレダン王子に労働と対価を教えたことはありますか?」
「そこは家庭教師が教えているはずだが……」
「勉強をさぼったか、王子である自分には関係ない話だと思ったか。で、私としてはある条件をのんでもらえれば、その装置をお安くお譲りしても良いと考えています」
王が唸りながら私に訊ねた。
「いくらだ?」
「そうですね。値引きしなければ、この金額です」
私は前もって準備していた書類を机に置く。そこには装置を譲渡する契約内容と金額が書かれていた。
その書類を横から覗き見したブレダンが鼻で笑う。
「なんだ、これぐらいの金額。別に払えるわ」
「でしょうねぇ。一年分の国家予算と同額ですから。ただし、一年分の国家予算がなくなったら、その一年はどうやって暮らしますかね? ちなみに税金を上げるのは無しですよ。少しでも民に負担を増やしたら、装置は即破壊します」
「そんなもの。別に一年ぐらい金なんてなくても生きていける」
その言葉に国王が本気で切れた。
鈍い音ともにブレダンが吹っ飛ぶ。
「おまえがそこまで愚かだったとは思わなかったぞ!」
初めて殴られたのか、なにが起きたのか理解できないのか、ブレダンが床に尻もちをついたまま呆然としている。
国王が椅子に座り直し、落ち着いた声で私に訊ねた。
「値引きする条件はなんだ?」
私はにっこりと微笑んだ。
「お金には、労働。ブレダン王子に働いていただきます。もちろん平民として」
国王の片眉がピクリと動く。
「できるのか?」
「ちょっと手間がかかりますけど、ブレダン王子が王子だと認識できなくなる魔法をかけます。私の知り合いに働き手を探している牧場主がいまして。彼なら良い感じに雇ってくれますよ」
その界隈では有名な兄貴と呼ばれている牧場主。ガラの悪い悪童をまとめあげ、仕事をさせてきた。
甘く育てられた良いとこの坊っちゃんを鍛えてくれ、と頼んだら喜んでこき使ってくれるだろう。朝早くから、夜遅くまで。
「しっかり稼いでくださいね」
意識が現実に戻っていないブレダンをおいて、私は話をすすめる。
「この条件をのんでもらえるなら、半額にしましょう。しかも、十年かけての分割払い」
「分割払い?」
「つまり、この半額になった値段の十分の一の金額を一年に一回、私に払ってください。それを十年続けたら満額になります」
「そういうことか。それなら払える」
「では、交渉成立」
私は国王とかたい握手を……シンに阻まれた。でも、交渉成立は成立なので。
「貴族たちは皆、配置する兵の数を増やしてくれと訴えています。しかも、流れの傭兵など雇う者もおり、そやつらの素行が悪く治安も悪化してきています」
「ですから、もう兵にも騎士にも余裕はありません。城と屋敷を捨て、結界内へ転居されてください」
「我々に平民たちの地へ行けというのか!? それこそ前代未聞だ! そんなことできるわけなかろう!」
重鎮たちと騎士団長が言い争う間には無言で椅子に座っている国王。
部屋に私たちが来たことにも気づいていない。
いつ気付くかなぁ、と部屋のすみで観察していたら、次の火種がやってきた。
「父上! 早くどうにかしてください。リゼッタが怯えて可哀想です」
ブレダンの一言にいままで黙っていた国王がブチ切れて、机を叩きながら立ち上がる。
「おまえが勝手に聖女を追い出したのが原因だろうが! 怯えて可哀想などと言うのであれば、おまえが前線で魔物と戦ってこい!」
「それはいけません! 王太子殿が前線に出られたら、その隊が全滅して、そこから城内へ突破されます!」
「ほら。私は戦わせてもらえないのですから、父上が早くどうにかしてください」
相変わらず自分の無能さを分かっていない発言。いや、どう育ったら、ここまで自己固定抜群の精神が育つのか。
呆れて眺めていると、椅子に座り直した国王と目があった。まるで幽霊を見ているような顔。それから、破顔してこちらに突進してきた。
そのまま私に抱きつきそうな勢いだったが、シンが国王と私の間に入る。
立ちふさがるシンを越えて国王が歓喜の声をあげた。
「聖女よ! よく戻ってきた!」
「いや。私、戻りませんよ」
「は? で、では、なぜここに?」
「ビジネスをしようと思いまして」
「ビジネス?」
あぁ、ビジネスという言葉がないんだった。
「商売……まぁ、取り引きですね」
「王家を相手に取り引きだと!? 何様のつもりだ!」
騒ぐブレダンを無視した王が重鎮たちと騎士団長に命令する。
「全員ここから出ろ。許可を出すまで何人も入れるな」
ブレダン以外の人間が即座に退室した。というか、なぜ当然のようにブレダンが残っているの?
私が視線で国王に問いかける。国王がブレダンにも命令した。
「ブレダン、おまえも出ていけ」
「なぜです? こいつは私の手紙を読んで戻ってきたのですよ。私はここにいるべきでしょう」
「手紙? なんのことだ?」
やっぱり国王は知らなかったのか。
シンが無言で国王にブレダンの手紙を差し出す。受け取った国王は内容を読み進めながら手を震わせた。
「おまっ……本当に、この手紙を聖女に?」
「そもそも聖女の役割とか、ちゃんと説明したんですか?」
私の質問に王が頭を抱える。
「したつもりだったのだが」
「見事に理解してないようですねぇ」
私の言葉に国王がうなだれた。シンが肩をすくめて話す。
「では、もう一度説明しましょう。王も誤解しているところがあるようなので」
こうして私たちは机を挟んで向かい合うように座った。ブレダンが文句っぽいことを言っていたけど無視。
シンが話を切り出した。
「エルフである私がこの国の神官長をしていたのは、この国の初代王であり友人であるネルとの約束のためです。ネルは他の国の王子でした。ところが冤罪により王位剥奪、命を狙われ、臣下を連れてこの地へ来ました」
シンは懐かしむように窓の外に視線を向けた。羽根が生えた魔物がウロウロと飛び、騎士たちが城に近づかないように魔法で攻撃している。
「この地は魔力石が豊富で、その力に惹かれて魔物が集まります。その魔物を恐れ、人間は近づきません。ネルはそこに目を付け、この地に大きな結界を張り自分の国を建国しましたが、問題は結界の維持です。ネルが死ねば結界は消えます。なので、ネルは結界を維持できるほどの魔力を持つ人間を探しました」
そこでシンが私を見る。
「ですが、そんな人間は見つけられず、私の魔法で召喚することにしました。それが聖女召喚の始まりです。ネルはこの国の都合で召喚されてしまう聖女に対し、最大限の敬意と待遇をもって接するようにと遺言を残しました。しかし、それが守られたのも百年ほど」
フゥと軽くため息を吐いたシンは国王とブレダンに冷ややかな視線を向けた。
「この国を維持するために必要な聖女が、王家よりも権威をもつことを恐れた歴代の王たちは、この事実を隠蔽しました。そして、聖女は王太子と結婚することが当然であるようにしました」
シンが軽く頭を横に振る。
「聖女が結界を維持しているから安全に良質な魔力石を採掘でき、富を得られているのに、それを忘れての贅沢三昧。しかも、聖女との結婚を疎ましく思い、冷遇する王太子まで現れる始末。私もそういうものかと傍観しておりました。ツカサが現れるまでは」
「私?」
「ツカサはこの停滞した空気に新たな風を吹き込んでくれました。さまざまな知識を使い、新しい視点で、自分で考えることの楽しさ面白さを教えてくれた」
シンがさりげなく私の手をとり、うっとりと微笑む。魔法も使ってないのに、顔が良すぎてキラキラと眩しい。
「あなたは退屈だった私の世界を変えてくれました」
その結果がお菓子作りの名人。むしろ申し訳ない方向に変えた気がするけど、今は気にしない。
私は軽く咳払いをして話を戻した。
「なので、私が戻る必要はどこにもないのです」
「だが、聖女がいないと結界が!」
焦る国王に私は指をたてて提案した。
「ですので、取り引きです。私が聖女がいなくても結界を維持できる装置を作りました。それを買いませんか?」
「「なっ!?」」
これには国王とブレダンの声が重なる。ブレダンが話の内容を理解していた方が驚いたけど。
「もちろん、それなりの金額はしますよ。あと、定期的にメンテナンス……えっと、整備調整しないと動かなくなるので、その時に費用もいただきます」
ブレダンが机を叩きながら立ち上がる。
「貴様! 王家から金を取るというのか!」
私はこれみよがしに額を押さえ、ため息を吐いた。
「国王、ブレダン王子に労働と対価を教えたことはありますか?」
「そこは家庭教師が教えているはずだが……」
「勉強をさぼったか、王子である自分には関係ない話だと思ったか。で、私としてはある条件をのんでもらえれば、その装置をお安くお譲りしても良いと考えています」
王が唸りながら私に訊ねた。
「いくらだ?」
「そうですね。値引きしなければ、この金額です」
私は前もって準備していた書類を机に置く。そこには装置を譲渡する契約内容と金額が書かれていた。
その書類を横から覗き見したブレダンが鼻で笑う。
「なんだ、これぐらいの金額。別に払えるわ」
「でしょうねぇ。一年分の国家予算と同額ですから。ただし、一年分の国家予算がなくなったら、その一年はどうやって暮らしますかね? ちなみに税金を上げるのは無しですよ。少しでも民に負担を増やしたら、装置は即破壊します」
「そんなもの。別に一年ぐらい金なんてなくても生きていける」
その言葉に国王が本気で切れた。
鈍い音ともにブレダンが吹っ飛ぶ。
「おまえがそこまで愚かだったとは思わなかったぞ!」
初めて殴られたのか、なにが起きたのか理解できないのか、ブレダンが床に尻もちをついたまま呆然としている。
国王が椅子に座り直し、落ち着いた声で私に訊ねた。
「値引きする条件はなんだ?」
私はにっこりと微笑んだ。
「お金には、労働。ブレダン王子に働いていただきます。もちろん平民として」
国王の片眉がピクリと動く。
「できるのか?」
「ちょっと手間がかかりますけど、ブレダン王子が王子だと認識できなくなる魔法をかけます。私の知り合いに働き手を探している牧場主がいまして。彼なら良い感じに雇ってくれますよ」
その界隈では有名な兄貴と呼ばれている牧場主。ガラの悪い悪童をまとめあげ、仕事をさせてきた。
甘く育てられた良いとこの坊っちゃんを鍛えてくれ、と頼んだら喜んでこき使ってくれるだろう。朝早くから、夜遅くまで。
「しっかり稼いでくださいね」
意識が現実に戻っていないブレダンをおいて、私は話をすすめる。
「この条件をのんでもらえるなら、半額にしましょう。しかも、十年かけての分割払い」
「分割払い?」
「つまり、この半額になった値段の十分の一の金額を一年に一回、私に払ってください。それを十年続けたら満額になります」
「そういうことか。それなら払える」
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私は国王とかたい握手を……シンに阻まれた。でも、交渉成立は成立なので。
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