【完結】婚約破棄されたので田舎に引きこもったら、冷酷宰相に執着されました

王太子の婚約者だった侯爵令嬢エリシアは、突然婚約破棄を言い渡された。
理由は「平凡すぎて、未来の王妃には相応しくない」から。

(……ええ、そうでしょうね。私もそう思います)

王太子は社交的な女性が好みで、私はひたすら目立たないように生きてきた。
当然、愛されるはずもなく――むしろ、やっと自由になれたとホッとするくらい。

「王都なんてもう嫌。田舎に引きこもります!」

貴族社会とも縁を切り、静かに暮らそうと田舎の領地へ向かった。
だけど――

「こんなところに隠れるとは、随分と手こずらせてくれたな」

突然、冷酷無慈悲と噂される宰相レオンハルト公爵が目の前に現れた!?

彼は王国の実質的な支配者とも言われる、権力者中の権力者。
そんな人が、なぜか私に執着し、どこまでも追いかけてくる。

「……あの、何かご用でしょうか?」
「決まっている。お前を迎えに来た」

――え? どういうこと?

「王太子は無能だな。手放すべきではないものを、手放した」
「……?」
「だから、その代わりに 私がもらう ことにした」

(いや、意味がわかりません!!)

婚約破棄されて平穏に暮らすはずが、
なぜか 冷酷宰相に執着されて逃げられません!?
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