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5〜闇魔王領、ヘルゴス大陸〜
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俺は魔王会議が終わると同時に闇魔王ダアルンの支配領である、ヘルゴス大陸へと来ていた。
ヘルゴス大陸は、別名暗黒大陸とも呼ばれ陽の光が当たらない暗闇の広がる大陸となっている。
なぜ陽が当たらない大陸になったかは諸説あるが一番の要因は魔王サタンが眠る大地だから、という説があるらしい。
魔王サタン、初代魔王にして魔王史上最強と恐れ戦かれた凶悪な魔王。
魔王サタンは元々神の使いだったらしいが何らかの理由で地獄へと落とされその怒りを力に世界の侵略を始めたと聞く。
また、魔王サタンは二重人格だったという噂もある。
まあよく分からないがこの世界にいる魔王を全て滅ぼそうと企んでいる俺としてはもっと情報が必要だと感じる相手だ。
出来ればまだ相手をしたくない。
そんなことを考えているとダアルンがベリアルとかいう悪魔と近づいてきた。
「おや、ジグラス早いじゃないか。まぁ、君はどうせあの不毛の地にただ突っ立っているだけで仕事が済む魔王だから直ぐに来れて当然か。」
こいつ、いくらなんでも言いようってもんがあるだろとは思いつつもこの大陸とこいつの見張りを頼まれただけの俺はまだ手を出せないのが現実だった。
こいつの皮肉にいちいち付き合ってたら埒が明かないのは明々白々。
さっさと切り替えてこの大陸の様子を眺めることにした。
それから数週間が経った。
ダアルンに怪しい行動は見られない。
しかし、契約を交わしたというベリアルの方は何度か外出していた。
どこに行ってたのかと訪ねても答えることは1度もなかった。
俺としてはヘルゴス大陸で猛威を振るうモンスター達を狩っていいとダアルンから許可を貰っていたのでモンスター狩りをして式展開の更なる上達をしていた。
そこで気になることがあった。
この大陸のモンスター達は頭がいい、式展開などをしている内に間合いを詰めたりそういった単純だが難しい技法を簡単にしてくることがわかった。
さらに、そのモンスター達の中でも上位の者は式展開せずに謎の力を操ってくる者がいた。
この世界の物理法則をねじ曲げるような事をしてくるモンスターが居たのだ。
そのことをダアルンに言ったが、日常茶飯事だと一笑に付された。
訳が分からない俺はさらに尋問すると、どうやらこの大陸のモンスター達は魔王サタンのオーラを浴び、凶暴化したり、また魔王サタンの力の僅か一部を使ったりすると言う。
他にも頭の良いモンスターは悪魔との契約を交わしていたりと最早何でもアリと言わんばかりの行動をとっていたのだ。
近年、モンスターが力を増してると言うのは聞いていたが、魔王サタンのオーラを浴びたモンスターが他のモンスターに指示を出していたりしたのだとすれば人類が俺の大陸に縋り付くように攻めてきたのも納得が行く。
あの不毛の地、スリザット大陸は草原が広がっていてモンスターの湧きもかなり少ない為、人類が逃げようとするのは当然の場所であった。
ちなみにダアルンに式では無い異能について聞くと、「それは奴らが勝手に得た能力だ」としか言わなかった。
本当は何かを知っているのでは無いのだろうか。
そう勘繰ってしまうのも仕方の無い話であった。
ヘルゴス大陸は、別名暗黒大陸とも呼ばれ陽の光が当たらない暗闇の広がる大陸となっている。
なぜ陽が当たらない大陸になったかは諸説あるが一番の要因は魔王サタンが眠る大地だから、という説があるらしい。
魔王サタン、初代魔王にして魔王史上最強と恐れ戦かれた凶悪な魔王。
魔王サタンは元々神の使いだったらしいが何らかの理由で地獄へと落とされその怒りを力に世界の侵略を始めたと聞く。
また、魔王サタンは二重人格だったという噂もある。
まあよく分からないがこの世界にいる魔王を全て滅ぼそうと企んでいる俺としてはもっと情報が必要だと感じる相手だ。
出来ればまだ相手をしたくない。
そんなことを考えているとダアルンがベリアルとかいう悪魔と近づいてきた。
「おや、ジグラス早いじゃないか。まぁ、君はどうせあの不毛の地にただ突っ立っているだけで仕事が済む魔王だから直ぐに来れて当然か。」
こいつ、いくらなんでも言いようってもんがあるだろとは思いつつもこの大陸とこいつの見張りを頼まれただけの俺はまだ手を出せないのが現実だった。
こいつの皮肉にいちいち付き合ってたら埒が明かないのは明々白々。
さっさと切り替えてこの大陸の様子を眺めることにした。
それから数週間が経った。
ダアルンに怪しい行動は見られない。
しかし、契約を交わしたというベリアルの方は何度か外出していた。
どこに行ってたのかと訪ねても答えることは1度もなかった。
俺としてはヘルゴス大陸で猛威を振るうモンスター達を狩っていいとダアルンから許可を貰っていたのでモンスター狩りをして式展開の更なる上達をしていた。
そこで気になることがあった。
この大陸のモンスター達は頭がいい、式展開などをしている内に間合いを詰めたりそういった単純だが難しい技法を簡単にしてくることがわかった。
さらに、そのモンスター達の中でも上位の者は式展開せずに謎の力を操ってくる者がいた。
この世界の物理法則をねじ曲げるような事をしてくるモンスターが居たのだ。
そのことをダアルンに言ったが、日常茶飯事だと一笑に付された。
訳が分からない俺はさらに尋問すると、どうやらこの大陸のモンスター達は魔王サタンのオーラを浴び、凶暴化したり、また魔王サタンの力の僅か一部を使ったりすると言う。
他にも頭の良いモンスターは悪魔との契約を交わしていたりと最早何でもアリと言わんばかりの行動をとっていたのだ。
近年、モンスターが力を増してると言うのは聞いていたが、魔王サタンのオーラを浴びたモンスターが他のモンスターに指示を出していたりしたのだとすれば人類が俺の大陸に縋り付くように攻めてきたのも納得が行く。
あの不毛の地、スリザット大陸は草原が広がっていてモンスターの湧きもかなり少ない為、人類が逃げようとするのは当然の場所であった。
ちなみにダアルンに式では無い異能について聞くと、「それは奴らが勝手に得た能力だ」としか言わなかった。
本当は何かを知っているのでは無いのだろうか。
そう勘繰ってしまうのも仕方の無い話であった。
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