同級生同人誌

なゆか

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今日は調理実習

私、外元は雪橋さんのエプロンの紐を
結び直していた。

外元「固結び、きつくやり過ぎ」

雪橋「ありがとうございます、外元さん」

外元「そう言えば、卵って」

雪橋「さっき割っちゃいました」

外元「授業始まっても無いのに⁈」

同じ班の雪橋さん。
普段は無害で大人しく、少しそそっかしいが
放課後になると腐女子の本領発揮する。

外元「普段、どんな事考えてんの?」

雪橋「え?」

外元「やっぱ、いいや」

とりあえず、同人誌のネタにされている
同級生達を御愁傷様と思う。



赤根「和中‼︎地川‼︎
大変大変‼︎超急展開」

調理実習前、雪橋のエプロンの紐を結んでいる
外元を見て赤根の百合センサーが反応した。

和中「まっまじか…外元
雪橋に傾いたのか‼︎」

地川「やるな外元、っても
俺の本命カプは出来がってる」

地川の視線の先には、同じ班で楽しそうに
話している真野と里見の姿があった。

和中「里見強いな」

赤根「うー俺の本命カプが~」

針谷「お前ら授業前に何つう話ししてんだよ」

3人で話している所に見かねて来た針谷は
ため息を漏らした。

針谷「本人達に聞こえたら、どーすんだよ」

赤根「そんな事より、俺の本命
外元さん×真野さんがピンチなの‼︎」

針谷「知らねぇよ」

和中「ちなみに俺は外元の絶対的な攻めさえ
折れなきゃ、どのカプでもいける」

針谷「聞いてねぇよ」

地川「まぁ、俺最近は真野さん×里見ちゃんだけどね」

針谷「だから、聞いてねぇって…まじで
お前ら黙れ」

長谷「針谷も大変だねぇ、漫談」

針谷「漫談じゃねぇよ」



ガタガタガタ

真野「うわ…堪らないわ
本命があんなヒソヒソと話してるわ」

真野は震え、それを見た
里見はドン引きしている。

里見「何、またそーいう話し?」

真野「地川×赤根…神すぎるわ」

里見「怖い怖い…ねぇ外ちゃん!
真野ちゃん頭おかしい」

里見に呼ばれ、嫌そうな顔をする外元。

外元「何また、興奮してんの?」

里見「本命がなんとかって言ってて」

真野「ほら、外元も見てよ!
地川が赤根とあんな近距離で愛を育んでる」

里見「和中君も居るけど」

外元「見えてないから…多分」

真野の本命カプは地川×赤根で
その2人が実際に話していたりするだけで
興奮を抑えられないらしい。

里見「なんで、こんな風になっちゃったの?」

外元「雪橋さんのせい」

雪橋さんと真野はお互いにアイコンタクトをした。

外元「なんの合図だよ」

そんな調子で授業が始まる。

私の班は、雪橋さんと地川と針谷の4人班。

真野曰く、地川と赤根が同じ班が良かったと
言っていたが、まぁ聞き流す。

外元「えっとオムライスだっけ」

地川「外元、全部任せた」

外元「最初から、何言ってんの」

雪橋「卵です」

外元「はいはい、とりあえずかき混ぜて
冷蔵庫に入れてといてね」

針谷「…」

外元「針谷は黙ってて、どうした」

針谷「いや、何でもねぇ」

まぁ、やり辛いこの班

玉ねぎを雪橋さんに任せるが、指を切ってしまう。

外元「あぁー大丈夫?雪橋さん
今、絆創膏持ってくるから」

地川「流石リードの外元」

針谷「黙ってろよ地川!」

なんか、地川と針谷は仲が悪いのか
地川をずっと睨んでいる針谷。



授業が始まった。

俺の班は外元と雪橋と…

針谷「地川、絶対本人に余計な事言うなよ」

地川「へーへー」

俺は、口がかなり軽い地川に注意を払う。

しばらく経ち、今は玉ねぎ切りで指を切ったらしい
雪橋を、外元が手当てをしている。

その状況に、地川は他の班の和中を呼んだ。

和中「どうしたんだ?」

外元「雪橋さんが指切っちゃって」

和中「流石外元抜かり無い」

外元「は?」

針谷「和中‼︎黙れ」

和中「外元の攻めは安泰安泰」

針谷「戻れ和中‼︎」

地川「うぇーい」

和中「ナイス地川」

針谷「本当お前らいい加減にしろよ」

外元は何なんだと不審そうに見ている。

針谷「いいから、早く作れよ」

外元「手伝いもしないのに、偉そうだな」

外元は自分の作業に戻る。

小塚の同人誌を見せられている
+
地川達の会話を聞いてる為に、
特に外元と話すと、
どうしても百合ネタが頭をよぎる。

一番の被害者な外元にドンマイと言いたいが
バレてはいけない。

真野「外元ーちょっと大変よ‼︎」

外元「はぁ…」

真野に呼ばれて嫌そうな顔をして外元は去る。

コソコソと話している2人を食い入るように
見ている赤根と小塚。

これでまたあいつらの萌えネタになるんだろう…



調理実習中にやらかす雪橋さんへのフォロー

真野の暴走

困り果てる里見への慰め

そんなかんやでオムライス完成

外元「どっと疲れた」

針谷「…お疲れ」

外元「?」

針谷君にそう言われたように聞こえたが
こちらを向いていない為、気のせいだろう。

地川「にしても、外元は相変わらず
料理下手そうで美味いよな」

外元「どーいう意味だよ」

結局、フラフラとして
何もしなかった地川に言われ呆れる。

雪橋「チャラ男×不良…イケる…ぐふ」

雪橋さんはボソボソと呟きながら
何処から出したのかメモを取っている。

どうやら、次の餌食は針谷と地川らしい

外元「…はぁ…どいつもこいつも」



赤根「コヅ神~どう⁇」

小塚「もうネタは出来上がってるのです。
外元さん総攻め本」

和中「まじで⁈
俺の担当来たわ」  

地川「中身どうすんの⁇」

小塚「調理実習の中、僕は見たのです。
外元さんが雪橋さんの面倒をみる姿…
真野さんに対し、嫌な顔をする表情…
里見さんにとても優しくしている様子…
それを踏まえて、ネタは仕上がってきてるのです」

針谷「地川、さっさと食べろよ」

オムライスを放置し、地川は小塚の方へ向かい
結局あの4人が揃っていた。

不審がる外元に、俺は地川を呼んだ。

外元「地川何してんの⁇」

地川「あー外元の話ししてた」

ドキーッ

俺はまさか言うんじゃ無いかと
地川の口にオムライスを詰め込む。

地川「ンンッ」

針谷「さっさと、食えよ」

ガタッ

何故か雪橋が立ち上がる。

雪橋は何か言おうとしているが、
外元も、雪橋の口にオムライスを突っ込んでいて
阻止している。

外元「雪橋さん‼︎」

雪橋「ンンッ」

何故かこの状況はを見て、
外元と俺は同じ境遇なんじゃないかと思ったが、
そんな訳ないよな…
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