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六話
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~
某日、高校の教室に
包丁を所持した不審者が現れる。
不審者は、過去に誘拐事件を犯し
その被害者は、同クラスの台東紅音。
不審者は、台東を諦め切れずに
誘拐の刑期を終え、すぐに台東を探し
高校を突き止めた。
月日が流れても、色褪せない台東への愛。
歳を重ねた台東を見つけ、
彼をモノにしようとその腕を掴む。
顔を引き攣らせる台東に
ニタリと笑いかける。
「また会えたね、紅音くん」
暴れる台東に包丁を突きつけ、
大人しくさせてから、彼の教室に向かう。
アレをこの手で殺す為に…
「お前が邪魔するからだ」
アレが居なければ、もう彼と自分との間を
邪魔される事はない。
また迎えにくるよと不審者はその場を後にした。
~
西井架乃が不審者に刺されて死んだ。
台東の幼馴染で彼に想いを寄せていた
南澤心愛の
西井が居なければ
という流れ星への願いは叶い
南澤はようやく台東と幸せになる道筋が
出来たと考えていたのだが、
その後を追って
台東紅音は自殺を図ってしまう。
一命を取り留めたものの、
台東は抜け殻のようになった。
南澤が求めていた結果では無く、
西井が台東を殺した…
南澤は西井という存在が居なれば良かったのにと
嘆き続けた。
~
タイムリープをしたいと願った西井
死んだ西井にもう一度会いたいと願った台東
西井が居なくなれば良いと願った南澤
流れ星への願いが3人とも叶い、
そして、3人とも不幸になった。
北丘「…はぁ」
俺はそんな幸せにならない3人の最後を見届けた。
北丘「流れ星の願いが叶わない世界なら、
3人はどうなっていたんだろうな」
某日、高校の教室に
包丁を所持した不審者が現れる。
不審者は、過去に誘拐事件を犯し
その被害者は、同クラスの台東紅音。
不審者は、台東を諦め切れずに
誘拐の刑期を終え、すぐに台東を探し
高校を突き止めた。
月日が流れても、色褪せない台東への愛。
歳を重ねた台東を見つけ、
彼をモノにしようとその腕を掴む。
顔を引き攣らせる台東に
ニタリと笑いかける。
「また会えたね、紅音くん」
暴れる台東に包丁を突きつけ、
大人しくさせてから、彼の教室に向かう。
アレをこの手で殺す為に…
「お前が邪魔するからだ」
アレが居なければ、もう彼と自分との間を
邪魔される事はない。
また迎えにくるよと不審者はその場を後にした。
~
西井架乃が不審者に刺されて死んだ。
台東の幼馴染で彼に想いを寄せていた
南澤心愛の
西井が居なければ
という流れ星への願いは叶い
南澤はようやく台東と幸せになる道筋が
出来たと考えていたのだが、
その後を追って
台東紅音は自殺を図ってしまう。
一命を取り留めたものの、
台東は抜け殻のようになった。
南澤が求めていた結果では無く、
西井が台東を殺した…
南澤は西井という存在が居なれば良かったのにと
嘆き続けた。
~
タイムリープをしたいと願った西井
死んだ西井にもう一度会いたいと願った台東
西井が居なくなれば良いと願った南澤
流れ星への願いが3人とも叶い、
そして、3人とも不幸になった。
北丘「…はぁ」
俺はそんな幸せにならない3人の最後を見届けた。
北丘「流れ星の願いが叶わない世界なら、
3人はどうなっていたんだろうな」
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