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共同授業
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伊野君フィーバー明けの月曜
関田「おはよう山田」
山田「ん~」
関田「略しすぎでしょ、ちゃんと挨拶返せ」
山田「あーだって、挨拶って
ん~で大体乗り切れんじゃんよ。
全ての挨拶は、ん~に込められてんだよ」
平井「確かに、イントネーションだね」
隣の席の平井梨沙は、私の意見に賛同してくれた。
山田「ほれ」
関田「ほれじゃない」
山田「おはようは、ん~。こんにちは、ん~。
さようならは、ん~…ほらね」
関田「全部一緒だわ」
なんて挨拶の略について話しながら
廊下を歩いていると正面から伊野君一同が来た。
私はすぐに避ける。
山田「何という勝ち組オーラ」
関田「そーね」
平井「眼福眼福、ホモ的にはおいしい」
梨沙ちゃんは腐女子で、
同級生のイケメン達をネタに
誰とカップリングさせるかで毎度楽しんでいる。
伊野君は、特に私にアクションを
起こす事なく、楽しそうに話しながらすれ違った。
私の悪い癖で、揶揄ってくる人は
自分に対して好意があるんじゃないかと
分かりきった勘違いをする。
お前変わった女だななんて、
人生乙女ゲームみたいには、いかないもんだ。
山田「鑑賞物ですわ」
平井「そうですわ」
関田「2人とも早く教室行くわよ」
そんなこんなで、金曜起きた事は
夢だったんだと頭に刷り込ませた。
~
それは、隣のクラスとの共同授業での事
ここは理科実験室。
過去どんな悪い事をしたんだと
同じクラスのギャルとイケメンと同じ班で
毎回肩身がせまい状況になっている。
この共同授業では、
同じクラスの優里と梨沙ちゃんは居らず、
辛うじて一年の時同じクラスだった別の班の
若松さんと休み時間のみ、
お喋り出来るが授業中はそうはいかないのだ。
千尋「山田さん、ガム食べる?」
山田「え…あ…ありがとう」
私はギャルの千尋さんにガムを貰う。
関尾「なんでガム?」
立川「確かに」
それに反応したチャラいイケメン関尾君と
不良っぽいイケメン立川君。
千尋「他の授業で、よくお腹鳴らすんだもん。
だからまたお腹鳴らさない予防」
千尋さんは、気さくで顔ちっさく可愛くて優しい…でも、
私の恥を言わんでも。
関尾「何いつも腹空かせてんの?」
山田「え…あ…まぁ」
立川「成長期じゃね」
関尾「成長期って、ウケるわ」
こうやって笑われるのは慣れているが、
ビビり過ぎて普通に話す事は出来ない。
チャイムが鳴り、私は席を移動する。
若松「山ちゃん、大変そうだね」
山田「まぁそうだね」
この授業は他クラスと合同の為、
伊野君がいる。
普段、私が席を離れると、伊野君は
私の椅子に移動して、同じ班の3人と
雑談をしている。
今まで自分の席に座られるのは
嫌だなと思っていたが、
今は伊野君フィーバーの為
私の椅子に伊野君がッとある意味興奮ものである。
まぁ、普段通り自分の席が空くまで
若松さんのところに待機している。
~
「次の時間、諸事情で自習にするから、
プリントやっておいてくれ」
そう言って先生はプリントを置いて出て行った為、
つまり、無法地帯…私の席は伊野君に占拠されたまま
空く様子が無い。
若松さんのところに居座り続けたいが椅子がなく
プリントもない…取りあえず、
椅子はどうにかなるかと
私はプリントと筆記用具を取りに戻る。
私が背後に立っても気付かない伊野君の横から
手を伸ばし、筆記用具を取る。
伊野「おっ…びびった」
関尾「弘樹、邪魔だってさ」
千尋「弘樹、ここ山田さんの席だから
退いてあげなよ」
山田「え……あっあっちでプリントやるんで」
立川「オドオドしてないで、
邪魔なら邪魔って言えよ」
超怖いな、立川君。
伊野「んー、プリント欲しい?」
山田「……ぇ」
伊野「どうしようかな」
伊野君はプリントをヒラヒラさせている。
関尾「なんで、突然の嫌がらせ?」
千尋「山田さん、困ってんじゃん」
2人は笑っているが、私は地獄だと思った。
伊野「欲しい?」
山田「あ…はい」
伊野「欲しいなら、欲しいって言ってみて」
立川「セクハラか?」
千尋「弘樹サイテー」
関尾「卑劣ー」
本当それだと思う。
伊野「山田さん面白いし」
立川「理由になってねぇ」
伊野「ほーら、山田さん。
プリントいらないの?
プリントやらないと成績に響いちゃうよ?」
朝はノーアクションだったのに、突然
こんな挑発してきて本当何なんだこの人…
めっちゃキャラ立ちしてるじゃん、惚れるわ。
なんて、絶対に悟られないように
深呼吸をした。
山田「プリント取って欲しい!」
思ったよりも声がでかくなった。
そんなまた恥をかいた
私に腹を抱えて笑い出す伊野君。
それに釣られ、他の3人も笑い出した。
伊野「やっぱ、期待裏切らないな山田さん。
はいご褒美にプリントあげる」
伊野君は満足したのか、ニヤニヤして
プリントを差し出していた。
山田「あ…ど…どうも」
伊野「どういたしまして…じゃなくて、
ん~だっけ」
確信犯だなこの人…朝の話聞いてたのか。
とにかく、私はプリントを手に入れ
安全地帯の若松さんの元に戻る。
伊野「筆記用具はいいの?」
いつの間にかに筆記用具も取られていた。
山田「…」
関尾「意地悪すんなって、可哀想じゃん」
千尋「渡してあげなよ」
立川「弘樹、しつけぇ」
伊野「えー面白いじゃん」
筆記用具はすぐに渡してくれた。
私はそーっと移動した。
~
授業が終わるチャイムが鳴り、
先生のテーブルに
プリントを置いて教室から出ようとした時
ポンッ
伊野「俺が先だよ」
私の肩に…手を置いてから、出て行った伊野君。
山田「…うわぁ」
私は伊野君に触れられた肩の感触に
腰が砕けそうだ。
揶揄ってんのは分かってるけど
本当接触プレイは惚れるからやめて欲しい。
彼にとって、私はおもちゃ的な存在なのだろう、
玩具か…うん、エロい。
伊野君にボコボコにされてぇな…と
絶対に口に出したら駄目な性癖を頭に浮かべ
教室に戻った。
関田「おはよう山田」
山田「ん~」
関田「略しすぎでしょ、ちゃんと挨拶返せ」
山田「あーだって、挨拶って
ん~で大体乗り切れんじゃんよ。
全ての挨拶は、ん~に込められてんだよ」
平井「確かに、イントネーションだね」
隣の席の平井梨沙は、私の意見に賛同してくれた。
山田「ほれ」
関田「ほれじゃない」
山田「おはようは、ん~。こんにちは、ん~。
さようならは、ん~…ほらね」
関田「全部一緒だわ」
なんて挨拶の略について話しながら
廊下を歩いていると正面から伊野君一同が来た。
私はすぐに避ける。
山田「何という勝ち組オーラ」
関田「そーね」
平井「眼福眼福、ホモ的にはおいしい」
梨沙ちゃんは腐女子で、
同級生のイケメン達をネタに
誰とカップリングさせるかで毎度楽しんでいる。
伊野君は、特に私にアクションを
起こす事なく、楽しそうに話しながらすれ違った。
私の悪い癖で、揶揄ってくる人は
自分に対して好意があるんじゃないかと
分かりきった勘違いをする。
お前変わった女だななんて、
人生乙女ゲームみたいには、いかないもんだ。
山田「鑑賞物ですわ」
平井「そうですわ」
関田「2人とも早く教室行くわよ」
そんなこんなで、金曜起きた事は
夢だったんだと頭に刷り込ませた。
~
それは、隣のクラスとの共同授業での事
ここは理科実験室。
過去どんな悪い事をしたんだと
同じクラスのギャルとイケメンと同じ班で
毎回肩身がせまい状況になっている。
この共同授業では、
同じクラスの優里と梨沙ちゃんは居らず、
辛うじて一年の時同じクラスだった別の班の
若松さんと休み時間のみ、
お喋り出来るが授業中はそうはいかないのだ。
千尋「山田さん、ガム食べる?」
山田「え…あ…ありがとう」
私はギャルの千尋さんにガムを貰う。
関尾「なんでガム?」
立川「確かに」
それに反応したチャラいイケメン関尾君と
不良っぽいイケメン立川君。
千尋「他の授業で、よくお腹鳴らすんだもん。
だからまたお腹鳴らさない予防」
千尋さんは、気さくで顔ちっさく可愛くて優しい…でも、
私の恥を言わんでも。
関尾「何いつも腹空かせてんの?」
山田「え…あ…まぁ」
立川「成長期じゃね」
関尾「成長期って、ウケるわ」
こうやって笑われるのは慣れているが、
ビビり過ぎて普通に話す事は出来ない。
チャイムが鳴り、私は席を移動する。
若松「山ちゃん、大変そうだね」
山田「まぁそうだね」
この授業は他クラスと合同の為、
伊野君がいる。
普段、私が席を離れると、伊野君は
私の椅子に移動して、同じ班の3人と
雑談をしている。
今まで自分の席に座られるのは
嫌だなと思っていたが、
今は伊野君フィーバーの為
私の椅子に伊野君がッとある意味興奮ものである。
まぁ、普段通り自分の席が空くまで
若松さんのところに待機している。
~
「次の時間、諸事情で自習にするから、
プリントやっておいてくれ」
そう言って先生はプリントを置いて出て行った為、
つまり、無法地帯…私の席は伊野君に占拠されたまま
空く様子が無い。
若松さんのところに居座り続けたいが椅子がなく
プリントもない…取りあえず、
椅子はどうにかなるかと
私はプリントと筆記用具を取りに戻る。
私が背後に立っても気付かない伊野君の横から
手を伸ばし、筆記用具を取る。
伊野「おっ…びびった」
関尾「弘樹、邪魔だってさ」
千尋「弘樹、ここ山田さんの席だから
退いてあげなよ」
山田「え……あっあっちでプリントやるんで」
立川「オドオドしてないで、
邪魔なら邪魔って言えよ」
超怖いな、立川君。
伊野「んー、プリント欲しい?」
山田「……ぇ」
伊野「どうしようかな」
伊野君はプリントをヒラヒラさせている。
関尾「なんで、突然の嫌がらせ?」
千尋「山田さん、困ってんじゃん」
2人は笑っているが、私は地獄だと思った。
伊野「欲しい?」
山田「あ…はい」
伊野「欲しいなら、欲しいって言ってみて」
立川「セクハラか?」
千尋「弘樹サイテー」
関尾「卑劣ー」
本当それだと思う。
伊野「山田さん面白いし」
立川「理由になってねぇ」
伊野「ほーら、山田さん。
プリントいらないの?
プリントやらないと成績に響いちゃうよ?」
朝はノーアクションだったのに、突然
こんな挑発してきて本当何なんだこの人…
めっちゃキャラ立ちしてるじゃん、惚れるわ。
なんて、絶対に悟られないように
深呼吸をした。
山田「プリント取って欲しい!」
思ったよりも声がでかくなった。
そんなまた恥をかいた
私に腹を抱えて笑い出す伊野君。
それに釣られ、他の3人も笑い出した。
伊野「やっぱ、期待裏切らないな山田さん。
はいご褒美にプリントあげる」
伊野君は満足したのか、ニヤニヤして
プリントを差し出していた。
山田「あ…ど…どうも」
伊野「どういたしまして…じゃなくて、
ん~だっけ」
確信犯だなこの人…朝の話聞いてたのか。
とにかく、私はプリントを手に入れ
安全地帯の若松さんの元に戻る。
伊野「筆記用具はいいの?」
いつの間にかに筆記用具も取られていた。
山田「…」
関尾「意地悪すんなって、可哀想じゃん」
千尋「渡してあげなよ」
立川「弘樹、しつけぇ」
伊野「えー面白いじゃん」
筆記用具はすぐに渡してくれた。
私はそーっと移動した。
~
授業が終わるチャイムが鳴り、
先生のテーブルに
プリントを置いて教室から出ようとした時
ポンッ
伊野「俺が先だよ」
私の肩に…手を置いてから、出て行った伊野君。
山田「…うわぁ」
私は伊野君に触れられた肩の感触に
腰が砕けそうだ。
揶揄ってんのは分かってるけど
本当接触プレイは惚れるからやめて欲しい。
彼にとって、私はおもちゃ的な存在なのだろう、
玩具か…うん、エロい。
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教室に戻った。
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