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結果
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結論はそう簡単に出るもんじゃない。
頭を悩ませながら、教室へ戻ると
立武がベランダの手すりに立っていた。
私が電話を放置したから?
君坂「こんちゃん、待って」
タクローに腕を掴まれる。
君坂「ボクらにとって、アレは罠だよ」
今谷「罠って…」
タクローは、私から手を放すと
次に狭間の腕を掴んだ。
その行動に何をさせるかの予想はついたが、
私は止めなかった。
君坂「狭間が行って」
最低だとは分かるが、
アレを狭間に止めさせれば終わる。
狭間「…」
今谷「あのさ、狭間。
言わなくても分かるでしょ、
立武を助ければ両想いになれる…
自分でも言ってたでしょ、
自分なら立武を幸せに出来るって」
何を躊躇する事があるんだ…
今谷「狭間が立武を幸せにしてあげてよ」
そう押し付け、私は狭間の背中を押した。
狭間「…」
狭間は何も言わずに、
教室の中に入って行った。
今谷「…これで」
君坂「押し付けになるよね」
今谷「…まぁ」
さっきまで色々考えてたが、
結果、狭間に押し付けて終わろうとしている。
この短期間は、私にとって地獄だった。
それが終わるなら、どんな結果になっても…
狭間は窓を開けてベランダに出ると、
手すりに立っている立武の背中を押した。
今谷「…ぇ」
君坂「…は」
外から悲鳴が聞こえ、
狭間が振り返った。
狭間「俺だけに、
こんな重荷背負わせないでください」
そう言う狭間は
清々しい顔をしていた。
狭間「はぁ…疲れた」
君坂「疲れたって…何やってんの⁈」
狭間は自分の首を触りながら、
戻って来た。
狭間「立武さんは俺がベランダに出る前に、
もう落ちようとしていて、
背中を掴もうとしましたが
片手では掴み切れずに3階のこの教室から
落ちてしまいました」
君坂「えっ今、狭間が立武の背中
押したよね?」
タクローは私の腕を引く。
君坂「ねぇっこんちゃん!
こんちゃんも見たよね⁈」
狭間「貴方達2人は目撃者で、
先生や警察にこの事情を話してくださいね」
異常に気持ちの切り替えをしたのは、
私達だけじゃなかった…
狭間「分かりますよね?」
狭間も同じだったようだ。
君坂「ねぇ!こんちゃん!」
今谷「…」
君坂「ねぇってば!」
今谷「タクロー、
立武は足を滑らせたんだよ」
君坂「…ぇ、何言ってんの」
今谷「事故だよ」
私はタクローの肩を掴む。
今谷「分かるよね?」
君坂「…本気で言ってるの?」
それが、どんな結果になっても…
頭を悩ませながら、教室へ戻ると
立武がベランダの手すりに立っていた。
私が電話を放置したから?
君坂「こんちゃん、待って」
タクローに腕を掴まれる。
君坂「ボクらにとって、アレは罠だよ」
今谷「罠って…」
タクローは、私から手を放すと
次に狭間の腕を掴んだ。
その行動に何をさせるかの予想はついたが、
私は止めなかった。
君坂「狭間が行って」
最低だとは分かるが、
アレを狭間に止めさせれば終わる。
狭間「…」
今谷「あのさ、狭間。
言わなくても分かるでしょ、
立武を助ければ両想いになれる…
自分でも言ってたでしょ、
自分なら立武を幸せに出来るって」
何を躊躇する事があるんだ…
今谷「狭間が立武を幸せにしてあげてよ」
そう押し付け、私は狭間の背中を押した。
狭間「…」
狭間は何も言わずに、
教室の中に入って行った。
今谷「…これで」
君坂「押し付けになるよね」
今谷「…まぁ」
さっきまで色々考えてたが、
結果、狭間に押し付けて終わろうとしている。
この短期間は、私にとって地獄だった。
それが終わるなら、どんな結果になっても…
狭間は窓を開けてベランダに出ると、
手すりに立っている立武の背中を押した。
今谷「…ぇ」
君坂「…は」
外から悲鳴が聞こえ、
狭間が振り返った。
狭間「俺だけに、
こんな重荷背負わせないでください」
そう言う狭間は
清々しい顔をしていた。
狭間「はぁ…疲れた」
君坂「疲れたって…何やってんの⁈」
狭間は自分の首を触りながら、
戻って来た。
狭間「立武さんは俺がベランダに出る前に、
もう落ちようとしていて、
背中を掴もうとしましたが
片手では掴み切れずに3階のこの教室から
落ちてしまいました」
君坂「えっ今、狭間が立武の背中
押したよね?」
タクローは私の腕を引く。
君坂「ねぇっこんちゃん!
こんちゃんも見たよね⁈」
狭間「貴方達2人は目撃者で、
先生や警察にこの事情を話してくださいね」
異常に気持ちの切り替えをしたのは、
私達だけじゃなかった…
狭間「分かりますよね?」
狭間も同じだったようだ。
君坂「ねぇ!こんちゃん!」
今谷「…」
君坂「ねぇってば!」
今谷「タクロー、
立武は足を滑らせたんだよ」
君坂「…ぇ、何言ってんの」
今谷「事故だよ」
私はタクローの肩を掴む。
今谷「分かるよね?」
君坂「…本気で言ってるの?」
それが、どんな結果になっても…
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