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ベランダ
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ベランダから身を乗り出すと、
目の前には校庭が広がっている。
外周を走る陸上部、
花壇の水撒きをしている園芸部、
コートでパス練習をしているサッカー部。
朝練で爽やかな汗をかき、切磋琢磨し
青春を謳歌している先輩後輩同級生を観る事が
毎朝のルーティンでもある。
あぁ、なんて青春は素晴らしいんだろう。
彼等を観ることで自身も青春を謳歌していると
錯覚する事が出来る。
真嶋「朝っぱらから下心すげーな気持ち悪りぃ」
多田「私のモノローグに入らないでよ」
定木「朝から発情してるんですか?」
多田「やめてくんない、そう言う事言うの」
先程、窓の鍵とカーテンを閉められたのに、
いつの間に2人ともベランダに居る。
真嶋「で、お前のオカズはどれよ」
多田「私のルーティンを汚さないで!」
真嶋「元々汚れてんだろ」
定木「汚れよりも、穢れって方が
合ってるように思います」
何の訂正だよと、私はサッカー部に目を向け
部員達とストレッチをして笑い合っている彼を見る。
定木「あー西屋君ですね、可哀想に」
真嶋「西屋を視姦してんだな」
多田「やめてよ!そんな目で見てない!」
総受けのくせに、なんで私に対して
高圧的な態度なんだよと本当邪魔しないでほしい。
定木「西屋君は優しいですから、
オカズにされても怒らなさそうですね」
真嶋「怒るよりも、気持ち悪がるだろ」
定木「確かに、流石の西屋君でも
引き攣る顔が目に浮かびます」
真嶋「アイツ、朝練とかやってるとこを
視姦してる奴が居るなんて思っても
見ないんだろうな」
定木「そうですね、しかもクラスメイトに」
2人は私の後ろで話していて、
耳を塞ぐが凄い気になって声を防げない。
真嶋「今日から、西屋を
多田のオカズって呼ぶか」
定木「流石に西屋君が可哀想ですよ」
真嶋「いつもヘラヘラしてんだからよ、
引かせるくらい、どうって事ぁねーだろ」
多田「本当にうるさいよ!総受けズ!」
西屋君を汚すなと振り向くと、
何故か教室にさっきの総受け転校生が居た。
菊間「朝から下ネタ?」
多田「総受け転入生!」
菊間「総受けじゃ無いんだけどな…」
真嶋「なんだ、テメー」
定木「転校生って言ってましたね」
菊間「この教室のベランダに居るって事は
多田さんも君たち2人もこのクラスって事かな?」
真嶋「だから何だよ」
定木「変な時期に転校してきましたね」
菊間「親が転勤族でね。
俺は菊間大一、これからよろしくね」
定木「僕は定木政宗です。
彼は真嶋時狼君です」
真嶋「定木、勝手に紹介すんな」
定木「これからクラスメイトになるんですから、
仲良くしましょう」
総受け三人で仲良しこよしってかと
私は西屋君を見る。
菊間「それで、多田さんは何をしているの?」
真嶋「オカズ見て、視姦してんだと」
菊間「朝から凄いね」
定木「発情期みたいですよ」
多田「だから、やめてってそう言う事言うの!
私は単純に青春を謳歌してんの!
そこにやましい心なんてない」
菊間「総受けって言ってたよね?
それはやましくないの?」
総受け転校生に詰め寄られ、
確かに総受けはやましいかもなと頭を下げる。
多田「女顔は誘い受けで、総受けなんだよッ」
定木「頭下げながら言う事じゃないですね」
真嶋「多田!テメーの頭はそればっかだな!」
目の前には校庭が広がっている。
外周を走る陸上部、
花壇の水撒きをしている園芸部、
コートでパス練習をしているサッカー部。
朝練で爽やかな汗をかき、切磋琢磨し
青春を謳歌している先輩後輩同級生を観る事が
毎朝のルーティンでもある。
あぁ、なんて青春は素晴らしいんだろう。
彼等を観ることで自身も青春を謳歌していると
錯覚する事が出来る。
真嶋「朝っぱらから下心すげーな気持ち悪りぃ」
多田「私のモノローグに入らないでよ」
定木「朝から発情してるんですか?」
多田「やめてくんない、そう言う事言うの」
先程、窓の鍵とカーテンを閉められたのに、
いつの間に2人ともベランダに居る。
真嶋「で、お前のオカズはどれよ」
多田「私のルーティンを汚さないで!」
真嶋「元々汚れてんだろ」
定木「汚れよりも、穢れって方が
合ってるように思います」
何の訂正だよと、私はサッカー部に目を向け
部員達とストレッチをして笑い合っている彼を見る。
定木「あー西屋君ですね、可哀想に」
真嶋「西屋を視姦してんだな」
多田「やめてよ!そんな目で見てない!」
総受けのくせに、なんで私に対して
高圧的な態度なんだよと本当邪魔しないでほしい。
定木「西屋君は優しいですから、
オカズにされても怒らなさそうですね」
真嶋「怒るよりも、気持ち悪がるだろ」
定木「確かに、流石の西屋君でも
引き攣る顔が目に浮かびます」
真嶋「アイツ、朝練とかやってるとこを
視姦してる奴が居るなんて思っても
見ないんだろうな」
定木「そうですね、しかもクラスメイトに」
2人は私の後ろで話していて、
耳を塞ぐが凄い気になって声を防げない。
真嶋「今日から、西屋を
多田のオカズって呼ぶか」
定木「流石に西屋君が可哀想ですよ」
真嶋「いつもヘラヘラしてんだからよ、
引かせるくらい、どうって事ぁねーだろ」
多田「本当にうるさいよ!総受けズ!」
西屋君を汚すなと振り向くと、
何故か教室にさっきの総受け転校生が居た。
菊間「朝から下ネタ?」
多田「総受け転入生!」
菊間「総受けじゃ無いんだけどな…」
真嶋「なんだ、テメー」
定木「転校生って言ってましたね」
菊間「この教室のベランダに居るって事は
多田さんも君たち2人もこのクラスって事かな?」
真嶋「だから何だよ」
定木「変な時期に転校してきましたね」
菊間「親が転勤族でね。
俺は菊間大一、これからよろしくね」
定木「僕は定木政宗です。
彼は真嶋時狼君です」
真嶋「定木、勝手に紹介すんな」
定木「これからクラスメイトになるんですから、
仲良くしましょう」
総受け三人で仲良しこよしってかと
私は西屋君を見る。
菊間「それで、多田さんは何をしているの?」
真嶋「オカズ見て、視姦してんだと」
菊間「朝から凄いね」
定木「発情期みたいですよ」
多田「だから、やめてってそう言う事言うの!
私は単純に青春を謳歌してんの!
そこにやましい心なんてない」
菊間「総受けって言ってたよね?
それはやましくないの?」
総受け転校生に詰め寄られ、
確かに総受けはやましいかもなと頭を下げる。
多田「女顔は誘い受けで、総受けなんだよッ」
定木「頭下げながら言う事じゃないですね」
真嶋「多田!テメーの頭はそればっかだな!」
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