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ストーカーからの注意
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朝、ドアポストを確認してみると
二つ折りの手書きメモが入って来た。
『オナニーの声がうるさい』
正直、羞恥心で発狂しそうになった。
あのレベルがうるさいって事は、
生活音とか風呂場で歌ってるのとか
もろもろプライベート丸出しって事か…
「気を付けよっと」
~
その日の夜
会社から帰宅し、
ドアポストを見てみると
また二つ折りのメモが入っていた。
『ベランダの服、干しっぱ』
「嘘⁈」
今日は雨だった為、部屋に干したと思ってたが
それは妄想だったようだ。
びしょ濡れの洗濯物を取り込み、
ため息を吐く。
「はぁ…洗濯し直さないとか」
~
『ドアが開いてました』
『アロマの火が点けっぱ』
『夜中に歌うな』
『冷蔵庫が開けっぱ』
誰からのメモだか分からないが、
私は毎日、日頃のだらし無さを
注意されている。
同僚「何それ、やばいでしょ…
ストーカーなんじゃない?」
同僚に話してみると、
只事じゃない感じになってしまった。
「ん~、実害無いしな」
同僚「危機感無さすぎでしょ!」
そう怒られたが、まぁ何かされたら
警察にでも行くかとその日は退社した。
~
次の日の朝
『ずっとお前の部屋を見張ってる
変な男が居る』
『部屋の鍵を閉め忘れないでください』
朝からメモが2枚入ってたなと出勤しようと
部屋のドアを開けると、
隣の部屋にお母さんと2人で住んでる
確か中学生?の謙伸君にぶつかった。
謙伸「うわッ」
「ごめん、ごめん」
謙伸「何だよッ
いきなりドア開けんなよッババア!」
「口悪いなー」
謙伸「うるせー」
謙伸君はぷんすかしながら、
階段を降りて行った。
「流石、反抗期」
~
『貴方の部屋を出入りしてる男が居ます』
『部屋の中きたねー』
『ドアと窓の施錠は絶対に忘れないでください』
『ゴキブリ出た』
同僚「あのさ、二人居るじゃん」
最近メモ多いなと、同僚に見せると
推理してくれた。
「嘘⁈」
同僚「ねぇ、本当に危機感無さすぎだって
言ってんでしょ。
ほら、文字も書き方も違うでしょ」
同僚にメモを並べられる。
同僚「この敬語の方と、そうじゃない方…」
「うんうん」
同僚「…え、これ」
同僚は自分で並べたメモを
再び手に取り、読み出した。
同僚「これ、二人とも
部屋に入ってるじゃん」
「嘘⁈」
同僚「早く警察行きなよ」
私のリアクションに呆れた同僚は、
広げたメモをまとめた。
同僚「コレ、証拠だから」
「警察かー」
同僚「何楽しんでんのか知らないけど、
本気でやばいから、警察行け」
「別に楽しんでないよ、
ただ誰がメモ入れてんのか知ってるから
怖くはないんだよね」
この敬語じゃない方は謙伸君だろう。
もう一人は分からないけど、
敬語で丁寧に注意してるから
悪い人ではないだろう。
~
次の日の朝
ポスッ
メモが投函された音がし、
私はすぐにドアを開けた。
謙伸「うわッ」
「ほら、やっぱり謙伸君か」
私の部屋の前で
尻餅をついた謙伸君。
謙伸「は…な…何の事」
「今、メモ入れたでしょ」
私は今さっき投函されたメモを
ドアポストから出す。
『気を付けてください』
「…あれ、敬語の方」
謙伸「…べ…別に…俺は…あんたが、
危機感無いから注意してただけで」
謙伸君は言い訳を始めたが、
そんな事よりも当てが外れた事に驚いた。
「え、敬語の方なの?」
謙伸「何だよッ…迷惑だって言いたいのかよ!」
「いや、謙伸君が隣人としてメモで
注意してくれてたのは分かったけど、
こっちじゃないの?」
私は残していたメモを部屋から取り、
謙伸君に渡した。
謙伸「…だからッ
変な男が居るって言っただろ!
部屋のセキュリティ
ガバガバ過ぎんだよッ」
謙伸君は、メモを丸めて床に叩きつけた。
謙伸「知らないからなッ」
そう怒鳴られ、謙伸君は登校して行った。
「…うわ、一気に怖くなってきたかも」
部屋に勝手に入ってるのは、
絶対、謙伸君だと思っていた。
反抗期前に、何度か部屋に来た事がある為
そこまで危機感や、抵抗はなかったのに、
それが知らない人だったとは…
ガチャン
同僚が言った通り、警察に行かないと…
私は残してあったメモを鞄に詰め、
部屋を出ようとした。
ギーッ
後ろでドアが開く音がした。
私しかいないはずなのに…
「…あ」
二つ折りの手書きメモが入って来た。
『オナニーの声がうるさい』
正直、羞恥心で発狂しそうになった。
あのレベルがうるさいって事は、
生活音とか風呂場で歌ってるのとか
もろもろプライベート丸出しって事か…
「気を付けよっと」
~
その日の夜
会社から帰宅し、
ドアポストを見てみると
また二つ折りのメモが入っていた。
『ベランダの服、干しっぱ』
「嘘⁈」
今日は雨だった為、部屋に干したと思ってたが
それは妄想だったようだ。
びしょ濡れの洗濯物を取り込み、
ため息を吐く。
「はぁ…洗濯し直さないとか」
~
『ドアが開いてました』
『アロマの火が点けっぱ』
『夜中に歌うな』
『冷蔵庫が開けっぱ』
誰からのメモだか分からないが、
私は毎日、日頃のだらし無さを
注意されている。
同僚「何それ、やばいでしょ…
ストーカーなんじゃない?」
同僚に話してみると、
只事じゃない感じになってしまった。
「ん~、実害無いしな」
同僚「危機感無さすぎでしょ!」
そう怒られたが、まぁ何かされたら
警察にでも行くかとその日は退社した。
~
次の日の朝
『ずっとお前の部屋を見張ってる
変な男が居る』
『部屋の鍵を閉め忘れないでください』
朝からメモが2枚入ってたなと出勤しようと
部屋のドアを開けると、
隣の部屋にお母さんと2人で住んでる
確か中学生?の謙伸君にぶつかった。
謙伸「うわッ」
「ごめん、ごめん」
謙伸「何だよッ
いきなりドア開けんなよッババア!」
「口悪いなー」
謙伸「うるせー」
謙伸君はぷんすかしながら、
階段を降りて行った。
「流石、反抗期」
~
『貴方の部屋を出入りしてる男が居ます』
『部屋の中きたねー』
『ドアと窓の施錠は絶対に忘れないでください』
『ゴキブリ出た』
同僚「あのさ、二人居るじゃん」
最近メモ多いなと、同僚に見せると
推理してくれた。
「嘘⁈」
同僚「ねぇ、本当に危機感無さすぎだって
言ってんでしょ。
ほら、文字も書き方も違うでしょ」
同僚にメモを並べられる。
同僚「この敬語の方と、そうじゃない方…」
「うんうん」
同僚「…え、これ」
同僚は自分で並べたメモを
再び手に取り、読み出した。
同僚「これ、二人とも
部屋に入ってるじゃん」
「嘘⁈」
同僚「早く警察行きなよ」
私のリアクションに呆れた同僚は、
広げたメモをまとめた。
同僚「コレ、証拠だから」
「警察かー」
同僚「何楽しんでんのか知らないけど、
本気でやばいから、警察行け」
「別に楽しんでないよ、
ただ誰がメモ入れてんのか知ってるから
怖くはないんだよね」
この敬語じゃない方は謙伸君だろう。
もう一人は分からないけど、
敬語で丁寧に注意してるから
悪い人ではないだろう。
~
次の日の朝
ポスッ
メモが投函された音がし、
私はすぐにドアを開けた。
謙伸「うわッ」
「ほら、やっぱり謙伸君か」
私の部屋の前で
尻餅をついた謙伸君。
謙伸「は…な…何の事」
「今、メモ入れたでしょ」
私は今さっき投函されたメモを
ドアポストから出す。
『気を付けてください』
「…あれ、敬語の方」
謙伸「…べ…別に…俺は…あんたが、
危機感無いから注意してただけで」
謙伸君は言い訳を始めたが、
そんな事よりも当てが外れた事に驚いた。
「え、敬語の方なの?」
謙伸「何だよッ…迷惑だって言いたいのかよ!」
「いや、謙伸君が隣人としてメモで
注意してくれてたのは分かったけど、
こっちじゃないの?」
私は残していたメモを部屋から取り、
謙伸君に渡した。
謙伸「…だからッ
変な男が居るって言っただろ!
部屋のセキュリティ
ガバガバ過ぎんだよッ」
謙伸君は、メモを丸めて床に叩きつけた。
謙伸「知らないからなッ」
そう怒鳴られ、謙伸君は登校して行った。
「…うわ、一気に怖くなってきたかも」
部屋に勝手に入ってるのは、
絶対、謙伸君だと思っていた。
反抗期前に、何度か部屋に来た事がある為
そこまで危機感や、抵抗はなかったのに、
それが知らない人だったとは…
ガチャン
同僚が言った通り、警察に行かないと…
私は残してあったメモを鞄に詰め、
部屋を出ようとした。
ギーッ
後ろでドアが開く音がした。
私しかいないはずなのに…
「…あ」
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