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良質な片想い
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ストーカー題材の作品は面白いなと思う。
ストーカーと、ひとまとめにされてるが
思考など細分化され、
やり方も人によって様々。
好きだから暴走するストーカーや、
嫌いだから嫌がらせをするストーカー、
つきまとい、待ち伏せ、窃盗、不法侵入、
盗撮、監禁などの
犯罪行為を抑えきれずに
私利私欲を全うしているのが
フィクションだからこそ面白いと思う。
~
『だから、私はストーカーではありません』
警察「え、いや被害届け出てるから」
『違います』
警察「違うって…君ねー、特定の相手に
付き纏って、不法侵入して窃盗したら
もうストーカーだから」
『ストーカーはフィクションだから』
警察「フィクション?」
『実際には存在しないから、
私は違う』
警察「いやいや、今まさに
私の目の前に居るんだけどなー」
『そんなわけが無い絶対に違う。
だって私と彼は恋人同士で、
こんなに好きなんだから』
警察「認めたくないのか…はぁ、
ほら、コレその彼からの被害届ね」
私の目の前に一枚が紙が出される。
警察「被害の場所、模様欄見てごらん。
文字でびっしりでしょ?
本来は枠内に、納めてもらいたかったが
まだ書き切れないからって、
コレが5枚も出てるの。
君はこんなに書かれるほど、
彼に迷惑を掛けているんだ」
彼の字は可愛い。
『コレ、ください』
警察「あげられないよ」
『彼の文字は私のなのに』
警察「…はぁ、時間あげるから
彼に何をしたのか被害届を読んでごらん」
そう5枚の紙を渡された。
~
『枠内が黒くなるまで、
字を書くなんて可愛い』
警察「…コレでも駄目か、
ちょっと、動画」
「分かりました」
2人居た警察官の1人が部屋から出て行き、
しばらくするとモニターを持って戻って来た。
警察「今から、監視カメラの
映像を観せるね」
と、画面に映し出されたのは
彼が私と一緒に住んでいるマンションの通路。
画面隅から私が出て来て、
彼の部屋のドアを開ける。
警察「ほら、ボルトクリッパーで、
ドアチェーン切ってるの映ってるよね」
『違う、普通に開けただけ』
警察「ドアチェーンを
切ってるのが普通だと言うんだね…
そもそも、鍵をどうやって入手したのか…」
画面が切り替わる。
警察「こっちは、彼の部屋の監視カメラ映像」
次、画面に映し出されたのは
お馴染みの彼の少し汚れた部屋。
画面上部から私が入って来て、
部屋の片付けを始めた。
『彼はだらしないから、ゴミは
私が片付けないと駄目なんだ』
警察「不法侵入と器物破損…それに」
画面端にゴミが映り込んだ。
警察「傷害罪」
『ゴミは片付けないと』
警察「彼の彼女に、
全治2ヶ月の大怪我を君が与えたんだ」
『ゴミは片付けないと』
警察「ゴミじゃなくて、人。
彼の彼女なんだよ」
『分からない』
警察「分からないのか…」
動画を止められ、
警察官にため息を吐かれた。
警察「君はストーカーだ」
『そんな事より、彼に会わせてください』
警察「…そんな事って」
『何時間、彼の姿を見てないと
思ってるんですか?
私は一分一秒、彼から目を離したく無いんです。
でも、お互いの生活があるから仕方なく、
離れる時はあるけれど…それでも、
今日は異常…気が狂いそうだ』
警察「そんな様子なら尚更、
会わせられないというか…そもそも、
もう会うことは出来ないから」
『意味が分からない』
警察「君は何度も禁止命令を違反しているね」
『…分からない』
警察「前科があるし…
彼で何人目なんだ?」
『…知らない』
警察「ストーカー行為をしたところで、
報われることは無いと
何度罪を犯しても気づけないのか」
『…うるさい』
警察「自分自身の為にも、
ストーカー行為が正当だと
自分に嘘をつく事はやめなさい」
『うるさいッ』
警察「君はストーカーなんだよ」
ストーカーは、フィクションだから
私は違うのに…
私はストーカーなんかじゃない…
絶対に違う…
ストーカーじゃない…
違う…
彼と愛し合ってるのに…
それが一方的な片想いなんて
そんなはずがない…
違う…私は…ストーカーじゃない…
ストーカーと、ひとまとめにされてるが
思考など細分化され、
やり方も人によって様々。
好きだから暴走するストーカーや、
嫌いだから嫌がらせをするストーカー、
つきまとい、待ち伏せ、窃盗、不法侵入、
盗撮、監禁などの
犯罪行為を抑えきれずに
私利私欲を全うしているのが
フィクションだからこそ面白いと思う。
~
『だから、私はストーカーではありません』
警察「え、いや被害届け出てるから」
『違います』
警察「違うって…君ねー、特定の相手に
付き纏って、不法侵入して窃盗したら
もうストーカーだから」
『ストーカーはフィクションだから』
警察「フィクション?」
『実際には存在しないから、
私は違う』
警察「いやいや、今まさに
私の目の前に居るんだけどなー」
『そんなわけが無い絶対に違う。
だって私と彼は恋人同士で、
こんなに好きなんだから』
警察「認めたくないのか…はぁ、
ほら、コレその彼からの被害届ね」
私の目の前に一枚が紙が出される。
警察「被害の場所、模様欄見てごらん。
文字でびっしりでしょ?
本来は枠内に、納めてもらいたかったが
まだ書き切れないからって、
コレが5枚も出てるの。
君はこんなに書かれるほど、
彼に迷惑を掛けているんだ」
彼の字は可愛い。
『コレ、ください』
警察「あげられないよ」
『彼の文字は私のなのに』
警察「…はぁ、時間あげるから
彼に何をしたのか被害届を読んでごらん」
そう5枚の紙を渡された。
~
『枠内が黒くなるまで、
字を書くなんて可愛い』
警察「…コレでも駄目か、
ちょっと、動画」
「分かりました」
2人居た警察官の1人が部屋から出て行き、
しばらくするとモニターを持って戻って来た。
警察「今から、監視カメラの
映像を観せるね」
と、画面に映し出されたのは
彼が私と一緒に住んでいるマンションの通路。
画面隅から私が出て来て、
彼の部屋のドアを開ける。
警察「ほら、ボルトクリッパーで、
ドアチェーン切ってるの映ってるよね」
『違う、普通に開けただけ』
警察「ドアチェーンを
切ってるのが普通だと言うんだね…
そもそも、鍵をどうやって入手したのか…」
画面が切り替わる。
警察「こっちは、彼の部屋の監視カメラ映像」
次、画面に映し出されたのは
お馴染みの彼の少し汚れた部屋。
画面上部から私が入って来て、
部屋の片付けを始めた。
『彼はだらしないから、ゴミは
私が片付けないと駄目なんだ』
警察「不法侵入と器物破損…それに」
画面端にゴミが映り込んだ。
警察「傷害罪」
『ゴミは片付けないと』
警察「彼の彼女に、
全治2ヶ月の大怪我を君が与えたんだ」
『ゴミは片付けないと』
警察「ゴミじゃなくて、人。
彼の彼女なんだよ」
『分からない』
警察「分からないのか…」
動画を止められ、
警察官にため息を吐かれた。
警察「君はストーカーだ」
『そんな事より、彼に会わせてください』
警察「…そんな事って」
『何時間、彼の姿を見てないと
思ってるんですか?
私は一分一秒、彼から目を離したく無いんです。
でも、お互いの生活があるから仕方なく、
離れる時はあるけれど…それでも、
今日は異常…気が狂いそうだ』
警察「そんな様子なら尚更、
会わせられないというか…そもそも、
もう会うことは出来ないから」
『意味が分からない』
警察「君は何度も禁止命令を違反しているね」
『…分からない』
警察「前科があるし…
彼で何人目なんだ?」
『…知らない』
警察「ストーカー行為をしたところで、
報われることは無いと
何度罪を犯しても気づけないのか」
『…うるさい』
警察「自分自身の為にも、
ストーカー行為が正当だと
自分に嘘をつく事はやめなさい」
『うるさいッ』
警察「君はストーカーなんだよ」
ストーカーは、フィクションだから
私は違うのに…
私はストーカーなんかじゃない…
絶対に違う…
ストーカーじゃない…
違う…
彼と愛し合ってるのに…
それが一方的な片想いなんて
そんなはずがない…
違う…私は…ストーカーじゃない…
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