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マーガレット
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次の授業が移動教室の為、
結局、昼休みに鮎巳と話しは出来なかったが
鮎巳は立ち上がった。
七川「昼食べたの?」
鮎巳「…食べたません」
七川「どっちよ」
鮎巳「た…食べてません」
教室移動をしながら、話し掛けると
応答するようになった。
七川「弁当は?」
鮎巳「作って来ましたけど…
食べれるわけないじゃないですか」
まだ怒ってんのか、そもそもなんで怒ってんのか
鮎巳は俯きながらボソボソ言っている。
七川「今日のおかずは?」
鮎巳「…え…お弁当のですか?」
鮎巳は信じられないと言う顔して、
私の方を見た。
七川「うん」
鮎巳「…きんぴらとだし巻き卵です」
七川「後で食べるから」
鮎巳「…え、何言ってるんですか」
七川「私の分もあんでしょ?」
鮎巳「…ありますけど…もう」
鮎巳は立ち止まり、唇をまた噛み締め俯き
さっきと同じかとため息が漏れる。
七川「何」
鮎巳「数乃ちゃんは、
僕の事嫌いなんですよね…それなら、
もう無理じゃないですか…」
ぽた…
何か床に落ちたなと鮎巳を見ると
泣いていた。
七川「…え」
まさか泣くとは思わなかった。
七川「ちょっ…何で泣いてんの⁈」
鮎巳「…ッ…ぅ…」
宮脇「はっちゃん⁈何彼氏泣かしてんの!
先生に言っとくから、仲直りしてよ!」
どっから湧いて出たのか、
宮脇に背中を押され泣いてる鮎巳を連れて、
とりあえず保健室に向かう事になった。
~
保健室に入るや否や、
鮎巳はベットに潜った。
鮎巳「好きなのに…こんな形でしか
気持ちを伝えられない…
こんな弱い自分が嫌い」
七川「…ん?」
鮎巳「僕なんて、数乃ちゃんと見合わないから…
嫌われても仕方ない…」
七川「…えっと」
鮎巳「…僕が数乃ちゃんの事を嫌いなわけない…
数乃ちゃんの事が好き…」
布団を被った途端に、鮎巳から
花言葉とは真逆な言葉が凄い出た。
七川「何々、それ本心なの?」
鮎巳「…そうですよ」
七川「私の事嫌いで仕方ないんじゃ?」
鮎巳「好きです」
七川「いじめられて告白ってのに、
否定しなかったよね」
鮎巳「無理矢理にでも誰かに背中を
押してもらいたかったんです」
七川「その為に、あの4人を利用したって事?」
鮎巳「僕なんかの背中押してくれる人居ませんから」
七川「アロエを指差しての苦痛アピールは?」
鮎巳「告白しましたが、やっぱりこんな僕なんかが
数乃ちゃんに告白する事が間違ってると思って
しまって…それが苦痛で」
七川「…愚かとか、嫌いってのは?」
鮎巳「自分に対してです。
ヒナギクでそれを伝えたつもりでした」
ヒナギクで、鮎巳が言ってた花言葉は
【あなたと同じ気持ちです】
七川「それで伝わると思ったの?」
高度な伝え方過ぎて、思い返しても
よく分からない。
七川「嫌いだってのに否定しなかったじゃん」
鮎巳「好きです」
好きなんかいと、ツッコみそうになる。
七川「そうなら、ネガティブな花言葉の
花ばっか贈って来ないでよ」
鮎巳「…最初は緑化委員の数乃ちゃんに
花言葉で気持ちを伝えようとしてましたが、
勢いで告白してしまって…それで、その後
数乃ちゃんが、僕の贈った花を全て
花言葉検索して、ネガティブな花言葉だけ
切り取るとは思わなくて」
七川「…まぁ、最初はアロエだしな」
拗れたのは私にも原因があるようだが、
そもそもが分かりづらい。
鮎巳「僕はただ可愛い花を贈りたかっただけなのに」
流石の幼馴染、町崎さんが言ってた事は
当たっていたようだ。
スピーカーから、チャイムが聞こえ
授業が始まったなとため息が漏れた。
結局、昼休みに鮎巳と話しは出来なかったが
鮎巳は立ち上がった。
七川「昼食べたの?」
鮎巳「…食べたません」
七川「どっちよ」
鮎巳「た…食べてません」
教室移動をしながら、話し掛けると
応答するようになった。
七川「弁当は?」
鮎巳「作って来ましたけど…
食べれるわけないじゃないですか」
まだ怒ってんのか、そもそもなんで怒ってんのか
鮎巳は俯きながらボソボソ言っている。
七川「今日のおかずは?」
鮎巳「…え…お弁当のですか?」
鮎巳は信じられないと言う顔して、
私の方を見た。
七川「うん」
鮎巳「…きんぴらとだし巻き卵です」
七川「後で食べるから」
鮎巳「…え、何言ってるんですか」
七川「私の分もあんでしょ?」
鮎巳「…ありますけど…もう」
鮎巳は立ち止まり、唇をまた噛み締め俯き
さっきと同じかとため息が漏れる。
七川「何」
鮎巳「数乃ちゃんは、
僕の事嫌いなんですよね…それなら、
もう無理じゃないですか…」
ぽた…
何か床に落ちたなと鮎巳を見ると
泣いていた。
七川「…え」
まさか泣くとは思わなかった。
七川「ちょっ…何で泣いてんの⁈」
鮎巳「…ッ…ぅ…」
宮脇「はっちゃん⁈何彼氏泣かしてんの!
先生に言っとくから、仲直りしてよ!」
どっから湧いて出たのか、
宮脇に背中を押され泣いてる鮎巳を連れて、
とりあえず保健室に向かう事になった。
~
保健室に入るや否や、
鮎巳はベットに潜った。
鮎巳「好きなのに…こんな形でしか
気持ちを伝えられない…
こんな弱い自分が嫌い」
七川「…ん?」
鮎巳「僕なんて、数乃ちゃんと見合わないから…
嫌われても仕方ない…」
七川「…えっと」
鮎巳「…僕が数乃ちゃんの事を嫌いなわけない…
数乃ちゃんの事が好き…」
布団を被った途端に、鮎巳から
花言葉とは真逆な言葉が凄い出た。
七川「何々、それ本心なの?」
鮎巳「…そうですよ」
七川「私の事嫌いで仕方ないんじゃ?」
鮎巳「好きです」
七川「いじめられて告白ってのに、
否定しなかったよね」
鮎巳「無理矢理にでも誰かに背中を
押してもらいたかったんです」
七川「その為に、あの4人を利用したって事?」
鮎巳「僕なんかの背中押してくれる人居ませんから」
七川「アロエを指差しての苦痛アピールは?」
鮎巳「告白しましたが、やっぱりこんな僕なんかが
数乃ちゃんに告白する事が間違ってると思って
しまって…それが苦痛で」
七川「…愚かとか、嫌いってのは?」
鮎巳「自分に対してです。
ヒナギクでそれを伝えたつもりでした」
ヒナギクで、鮎巳が言ってた花言葉は
【あなたと同じ気持ちです】
七川「それで伝わると思ったの?」
高度な伝え方過ぎて、思い返しても
よく分からない。
七川「嫌いだってのに否定しなかったじゃん」
鮎巳「好きです」
好きなんかいと、ツッコみそうになる。
七川「そうなら、ネガティブな花言葉の
花ばっか贈って来ないでよ」
鮎巳「…最初は緑化委員の数乃ちゃんに
花言葉で気持ちを伝えようとしてましたが、
勢いで告白してしまって…それで、その後
数乃ちゃんが、僕の贈った花を全て
花言葉検索して、ネガティブな花言葉だけ
切り取るとは思わなくて」
七川「…まぁ、最初はアロエだしな」
拗れたのは私にも原因があるようだが、
そもそもが分かりづらい。
鮎巳「僕はただ可愛い花を贈りたかっただけなのに」
流石の幼馴染、町崎さんが言ってた事は
当たっていたようだ。
スピーカーから、チャイムが聞こえ
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