幼馴染探偵

なゆか

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井森ミズの謎

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マキハの妹、可愛かったなと思っている今日この頃
私はミズに腕を掴まれ、廊下を引き摺られている。

井森「myco先輩に会いに行くよ~」

myco先輩とは、一個上のモデルをやってる
女の先輩である。

同じ中学で、ずっとミズは憧れていて
ここに入学したのも、
myco先輩を追い掛けてきたからっぽい。

myco「ぎゃーッ
酉野は連れて来ないで!」

2年の教室に着くなり、
myco先輩に叫ばれた。

本当女子からのリアクション酷いなと、
私は半身だけ廊下に出る。

井森「逆に恐いよ、酉ちゃん」

酉野「だって、叫ぶ程嫌そうだし」

myco「仕方ないじゃない、
酉野に対して近付いたら襲われるって
動物的勘で分かるのよ」

井森「あははっ
それでmyco先輩~、コレ最近買った
アウターなんですけど」

ミズは笑って話を変えたが、
私の心は大ダメージである。

myco「あー最近人気のブランドね」

井森「可愛くないですか?」

ミズは、ニコニコしながら
myco先輩にスマホを見せている。

myco「可愛いけど、合わせ辛そう」

勿論、myco先輩もニコニコしていて
2人とも楽しそうに女子トークしてるなと、
私は蚊帳の外だし、戻っていいよねと
ゆっくりと廊下にズレる。

ガシッ

しかし、ミズに腕を掴まれ、
廊下にズレる事を阻止された。

井森「酉ちゃん、逃げない逃げない。
それで、myco先輩!
このインナーと合うと思って
買おうか検討中で~」

何の時間だよと私はミズの手を振り解けないまま
チャイムが鳴るまで、その場に座り込んだ。

井森「よし!
じゃあ、またねmyco先輩」

myco「また来てよ、ミズちゃん」

ミズは、myco先輩に手を振ったところで、
やっと解放された。

井森「戻ろっか」

酉野「ミズは、男なんだね」

井森「どうして?」

酉野「握力ゴリラ」

井森「え~失礼しちゃうな~、
酉ちゃんだけには言われたくないな」

再び手を掴まれ、
ルンルンしてるご機嫌ゴリラに
引き摺られ教室に戻った。

酉野「立つから、待って!」



そんな事がさっきの休み時間であり、
私は授業中に謎を解いたと手を叩いた。

酉野「myco先輩への憧れの結果、
myco先輩みたいになりたいと
女装をしていたミズ…しかし!
その憧れは次第に恋愛感情に変わり、
高校で男としてmyco先輩に…」

井森「ふーん、それで?」

酉野「ミズはmyco先輩を振り向かせる為に
女装をしてた!どうだ!」

コレが私の推理だと突き付けるが、
ミズは口を尖らせた。

井森「ぶっぶー!
ドヤ顔のところ悪いんだけど、ハズレだよ~」

酉野「100%当たってると思ったのに!
なら、どうして女子の格好してたのさ!」

井森「自分で考えてね~」

ミズは、ニコニコしながら頬杖を着いた。

井森「それに、myco先輩は僕の憧れではあるけど、
恋愛感情はないよん」

酉野「あんな仲良さそうなのに!」

井森「仲良いからって、
彼女にしたいとかは、全く無いかな~」

酉野「お似合いなのに」

井森「僕には、酉ちゃんが居るしね」

酉野「男女の友情は成立するって事?」

井森「え、するでしょ」

酉野「そうか、だから私達は仲良いのか」

だから、女子から邪険にされてる私と
仲良くしてくれるのか…

井森「そんな事言うなら成立しないって事で」

酉野「えぇっ!」
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