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第七章 バンドスの船乗り
第66話 知識の継承
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あまりにも飛翔が真剣な顔で見つめるので、バハルはちょっと困ったような顔をしている。
飛翔はそれに気づくと、満面の笑みを浮かべて言った。
「バハルさん、本当にありがとうございました。これ、これからも大切にしてくださいね」
「なんだか……この模型がお前さんにとっても大切な物みたいな言い方するんだな。大丈夫だよ。心配しなくても、大切にラメルに引き継ぐからさ」
バハルはそう言うと、不思議そうに飛翔のことを見つめていたが、急に何かを思いついたように模型の引き出しの奥へと手を入れた。
「ヒショウ君とやら、君にこれをあげよう。今思い出したんだがな、イリス島へ行くと言う若者が現れたら、これを渡すようにと言ういい伝えがあったんだよ。これにはな」
そう言って、飛翔の手のひらに、夜光石の塊を乗せた。
「これは! 夜光石」
「そういう名前なのか。俺達は代々、秘明石と呼んでいるんだ」
なるほどと飛翔は思った。
夜光石は、その石だけでは青黒く暗い色の石である。
だが、この石を通した光でしか読み取ることのできないインクがあるのだ。
そのインクで書かれた物を読むために、必要な大切な石。
秘密の言葉を明かすための道具。
つまり、そのインクで書かれた文書が、イリス島に存在すると言うことだ。
それは聖杜国についての重要なことが書かれているに違いない。
香と医療の島……イリス島。
飛翔は流花の物静かだが、意志のしっかりした瞳を思い浮かべた。
今度は流花が何か残してくれていそうだな。
遠く聖杜国からイリス島までの旅は、どれほど困難な旅だっただろう……
だが、それでもイリス島まで行くことを選んだのは、それだけ流花の身に危険が迫っていたのかもしれない。
流花は瑠月の妹だったので、飛王に近しい人物になる。だから神親王に深く追われることになったのだろう。
と言うことは、流花だけでなく、瑠月と飛王と、リフィアも……
みんなイリス島に渡ったのかもしれない!
その痕跡をさり気なく残すよう、バルディア国に残った孝建達に託したのだろう。
「せっかく来たんだ。昼を食べて行けばいいさ」
バハルはそう言って、みんなを食堂へ案内した。
先ほどまで海図の勉強をしていたラメルが、今は昼食の食器を並べる手伝いをしている。
飛翔はふと、十歳になったばかりのラメルが海図の勉強を始めていることを思い出し、申し訳ない気持ちになった。
もしかしたら孝建の家族は、飛翔にこのメッセージを届けるために、千年もの長い間、この小島から動くこともできずに、船の技術を伝えながら細々と暮らしてきたのかもしれない。
そして今また、幼いラメルに、本人の意志とは関係無く引き継がれようとしている……
聖杜国では、親の職業に関係なく、子どもは自分の好きな仕事に進むことができた。だから、レンガ職人の子どもの瑠月は政治の道へ進んだし、妹の流花は調香師を目指していた。
職業が選べないのは、飛王だけであった。
それは、次期国王となって『ティアル・ナ・エストレア』を継承すること……生まれ落ちた瞬間からそれが決まっていたからだ。
もちろん、飛翔も国王になる可能性はあった。だがそれは飛王に何かあった時の事だ。二番目であることは、気持ちの余裕に繋がった。
細工師と言う自分の希望する道を歩むことができたのは、ほんの少し飛王が先に産まれてくれたお陰だったのだ。
将来が決められてしまっていることは、ラメルにとって嬉しいことなのだろうか?
バハルが言ったように食べるに困らない安全な道だったとしても、自分で決められない悔しさが残るのでは無いだろうか……ましてや、ラメルは海に父親を奪われてしまった。それなのに、海に関る仕事に就きたいなどと思えるのだろうか?
でも、それが、飛翔へのメッセージを託された一族の負った不自由さだとしたら、もうそんなものに縛られて生きて欲しくない。
もう、充分だ! これ以上は申し訳ない……
飛翔はいたたまれない気持ちになって、思わずバハルに尋ねた。
「ここは眺めが良くて素敵なところですが、一件しかないから住んでいて寂しくないですか?」
「まあ、海が荒れると大変だけどな、だがうちは灯台の役割も担っていてな、日付の変わる頃までは光を付けて海の船に港の位置を知らせているんだよ。だから、ここから動くわけにはいかないな。ラメルは週に二日は学校に行っているから、友達にも会えるぞ。母さんは買い物が大変らしいがな」
バハルは別段気にもしていないようで、笑いながらそう言った。
「代々一族で船の技術を引き継いでいくという事は大変な覚悟が必要ですよね。そして今度はラメルが船の技術を引き継ぐことになるんですよね。ラメルはそれでいいんでしょうか? 十歳のラメルには荷が重いのでは?」
飛翔が率直に思いを伝えると、バハルは真剣な顔で答えた。
「そうさな、ラメルが船を好きかどうかは分からんな。まあ、俺は好きでこの仕事を続けているし、ラメルの父親も、俺の父親も船が好きだったから、問題は無かったがな」
バハルはごくりと飲み物を飲み干してから続けた。
「だがな、知識が邪魔になることは無いさ。ラメルがこの先他の仕事に就きたいと言い出したら、俺は別に止めない。でも、何でも知っておけば自分を助けることになる。だから、俺は俺に教えられることを、ラメルに教えるだけの事さ」
バハルの穏やかな言葉に、飛翔は急に恥ずかしくなって小さな声で謝った。
「すみません……生意気なことを言って。そうですよね、知っていることを、次の世代に伝えていく。それは当たり前であり、大切な事ですね。そんな風に生きていかれたら……カッコいいですね!」
「カッコいいって、お前面白い奴だな! 爺を褒めても何も出ないぞ!」
遂にバハルがガハハハッと豪快に笑った。
「まあ、食いもんだけはいっぱいターシャが作ってくれたから、遠慮せず食えよ!」
バハルは奥さんが作ってくれた白身魚のシチューや貝の蒸し煮を指さした。
目も胃袋も海の恵みを満喫しながら、飛翔は孝建に心からの感謝を捧げる。
『道しるべ』を伝えるために、孝建の家族が犠牲になった訳ではなかったんだな……良かった。ありがとう!
自分の持っている知識を大切に生かしながら、常に前向きに生きている。
なんて力強いんだろう!
孝建の家族は本当に素敵だな!
遠い異国の地で生き続けてきた聖杜国の民の千年を思い、飛翔は胸が熱くなった。
とは言えど、目の前の真実としては、孝建の、沙泉の、良生や陽春達の千年前の死だ。
だが、陽春が書き残してくれたみんなの様子は、いつも好奇心いっぱいで楽しむことを忘れていない。
その勢いは、彼らの死の悲しみさえも押しやって、飛翔に勇気と温かさをくれた。
この先、流花、瑠月、リフィア、飛王の死とも直面しなければならないだろう。
でも、みんなが告げてくれている。
俺たちの生き様をちゃんと見ろと。
楽しんで生きた証を見ろと。
飛翔は真っすぐに姿勢を正すと、この先を確かめに行かなければと気持ちを新たにしたのだった。
飛翔はそれに気づくと、満面の笑みを浮かべて言った。
「バハルさん、本当にありがとうございました。これ、これからも大切にしてくださいね」
「なんだか……この模型がお前さんにとっても大切な物みたいな言い方するんだな。大丈夫だよ。心配しなくても、大切にラメルに引き継ぐからさ」
バハルはそう言うと、不思議そうに飛翔のことを見つめていたが、急に何かを思いついたように模型の引き出しの奥へと手を入れた。
「ヒショウ君とやら、君にこれをあげよう。今思い出したんだがな、イリス島へ行くと言う若者が現れたら、これを渡すようにと言ういい伝えがあったんだよ。これにはな」
そう言って、飛翔の手のひらに、夜光石の塊を乗せた。
「これは! 夜光石」
「そういう名前なのか。俺達は代々、秘明石と呼んでいるんだ」
なるほどと飛翔は思った。
夜光石は、その石だけでは青黒く暗い色の石である。
だが、この石を通した光でしか読み取ることのできないインクがあるのだ。
そのインクで書かれた物を読むために、必要な大切な石。
秘密の言葉を明かすための道具。
つまり、そのインクで書かれた文書が、イリス島に存在すると言うことだ。
それは聖杜国についての重要なことが書かれているに違いない。
香と医療の島……イリス島。
飛翔は流花の物静かだが、意志のしっかりした瞳を思い浮かべた。
今度は流花が何か残してくれていそうだな。
遠く聖杜国からイリス島までの旅は、どれほど困難な旅だっただろう……
だが、それでもイリス島まで行くことを選んだのは、それだけ流花の身に危険が迫っていたのかもしれない。
流花は瑠月の妹だったので、飛王に近しい人物になる。だから神親王に深く追われることになったのだろう。
と言うことは、流花だけでなく、瑠月と飛王と、リフィアも……
みんなイリス島に渡ったのかもしれない!
その痕跡をさり気なく残すよう、バルディア国に残った孝建達に託したのだろう。
「せっかく来たんだ。昼を食べて行けばいいさ」
バハルはそう言って、みんなを食堂へ案内した。
先ほどまで海図の勉強をしていたラメルが、今は昼食の食器を並べる手伝いをしている。
飛翔はふと、十歳になったばかりのラメルが海図の勉強を始めていることを思い出し、申し訳ない気持ちになった。
もしかしたら孝建の家族は、飛翔にこのメッセージを届けるために、千年もの長い間、この小島から動くこともできずに、船の技術を伝えながら細々と暮らしてきたのかもしれない。
そして今また、幼いラメルに、本人の意志とは関係無く引き継がれようとしている……
聖杜国では、親の職業に関係なく、子どもは自分の好きな仕事に進むことができた。だから、レンガ職人の子どもの瑠月は政治の道へ進んだし、妹の流花は調香師を目指していた。
職業が選べないのは、飛王だけであった。
それは、次期国王となって『ティアル・ナ・エストレア』を継承すること……生まれ落ちた瞬間からそれが決まっていたからだ。
もちろん、飛翔も国王になる可能性はあった。だがそれは飛王に何かあった時の事だ。二番目であることは、気持ちの余裕に繋がった。
細工師と言う自分の希望する道を歩むことができたのは、ほんの少し飛王が先に産まれてくれたお陰だったのだ。
将来が決められてしまっていることは、ラメルにとって嬉しいことなのだろうか?
バハルが言ったように食べるに困らない安全な道だったとしても、自分で決められない悔しさが残るのでは無いだろうか……ましてや、ラメルは海に父親を奪われてしまった。それなのに、海に関る仕事に就きたいなどと思えるのだろうか?
でも、それが、飛翔へのメッセージを託された一族の負った不自由さだとしたら、もうそんなものに縛られて生きて欲しくない。
もう、充分だ! これ以上は申し訳ない……
飛翔はいたたまれない気持ちになって、思わずバハルに尋ねた。
「ここは眺めが良くて素敵なところですが、一件しかないから住んでいて寂しくないですか?」
「まあ、海が荒れると大変だけどな、だがうちは灯台の役割も担っていてな、日付の変わる頃までは光を付けて海の船に港の位置を知らせているんだよ。だから、ここから動くわけにはいかないな。ラメルは週に二日は学校に行っているから、友達にも会えるぞ。母さんは買い物が大変らしいがな」
バハルは別段気にもしていないようで、笑いながらそう言った。
「代々一族で船の技術を引き継いでいくという事は大変な覚悟が必要ですよね。そして今度はラメルが船の技術を引き継ぐことになるんですよね。ラメルはそれでいいんでしょうか? 十歳のラメルには荷が重いのでは?」
飛翔が率直に思いを伝えると、バハルは真剣な顔で答えた。
「そうさな、ラメルが船を好きかどうかは分からんな。まあ、俺は好きでこの仕事を続けているし、ラメルの父親も、俺の父親も船が好きだったから、問題は無かったがな」
バハルはごくりと飲み物を飲み干してから続けた。
「だがな、知識が邪魔になることは無いさ。ラメルがこの先他の仕事に就きたいと言い出したら、俺は別に止めない。でも、何でも知っておけば自分を助けることになる。だから、俺は俺に教えられることを、ラメルに教えるだけの事さ」
バハルの穏やかな言葉に、飛翔は急に恥ずかしくなって小さな声で謝った。
「すみません……生意気なことを言って。そうですよね、知っていることを、次の世代に伝えていく。それは当たり前であり、大切な事ですね。そんな風に生きていかれたら……カッコいいですね!」
「カッコいいって、お前面白い奴だな! 爺を褒めても何も出ないぞ!」
遂にバハルがガハハハッと豪快に笑った。
「まあ、食いもんだけはいっぱいターシャが作ってくれたから、遠慮せず食えよ!」
バハルは奥さんが作ってくれた白身魚のシチューや貝の蒸し煮を指さした。
目も胃袋も海の恵みを満喫しながら、飛翔は孝建に心からの感謝を捧げる。
『道しるべ』を伝えるために、孝建の家族が犠牲になった訳ではなかったんだな……良かった。ありがとう!
自分の持っている知識を大切に生かしながら、常に前向きに生きている。
なんて力強いんだろう!
孝建の家族は本当に素敵だな!
遠い異国の地で生き続けてきた聖杜国の民の千年を思い、飛翔は胸が熱くなった。
とは言えど、目の前の真実としては、孝建の、沙泉の、良生や陽春達の千年前の死だ。
だが、陽春が書き残してくれたみんなの様子は、いつも好奇心いっぱいで楽しむことを忘れていない。
その勢いは、彼らの死の悲しみさえも押しやって、飛翔に勇気と温かさをくれた。
この先、流花、瑠月、リフィア、飛王の死とも直面しなければならないだろう。
でも、みんなが告げてくれている。
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