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番外編
兄妹VS姉弟 ④
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次の日、デートに出かける段階になって、龍輝は急にオシャレになった。
これが、お兄ちゃん? 何、これ。めちゃくちゃかっこいい!
いや、もう惚れちゃうじゃないのよ。
鈴音はびっくりし過ぎて、思わずぽかんと口を開けて見入ってしまった。
グレーのアシンメトリーなボーダーニットにスキニージーンズ。
ラフだがデザイン性があってオシャレ上級者の香りがする。
「これ、もしかして……」
「あ、一華と一緒に選んだんだ。どう、似合うだろう?」
兄が! あの兄が、オシャレについて語っている!
しかも、彼女の好みに忠実!
まずい、すっかり毒されているわ。
そう思いつつも、想像通りのイケメンぶりを発揮している兄に、ついつい目を奪われてしまう。
た、確かにすっごく恰好良くて、目の前の兄にはどこにも変人要素は見られなくて、手放しで自慢できる兄になっていて、一華って女性のセンス、とっても素敵だと言うことは証明されているけれど……
でも、まだ安心なんてできない。何か裏があるかもしれないでしょう!
消えかけた戦意を奮い立たせて、いざ、顔合わせ会場へ。
待ち合わせのカフェまでの道のり。並んで歩く兄を周りの人がチラリと振り返る度、鈴音は顔が緩むのを止められなかった。
えへへ。イケメン兄貴と歩く優越感って気持ちいい。
その時、ふっと前を歩いているカップルに目が吸い寄せられた。
素敵! 美男美女。いいなぁ。
「あ、一華」
女性の方へ龍輝が嬉しそうに声をかけたので驚いた。
え! 一華って、この女性がお兄ちゃんの彼女なの!
ぱあっとこちらも嬉しそうに振り向いた一華。駆け寄る二人。
一緒に振り向いた男性が、厳しい目で龍輝を見据えていた。
と言うことは、横を歩いている男性は彼氏じゃ無くて、弟……
でも、ずいぶんと鋭い目つきでお兄ちゃんを見てるじゃないのよ。
あんなに警戒心剥き出しなんて、失礼しちゃうわ。
その時に、初めて気づいたように男性の目が鈴音を捉えた。
二人の視線が重なり合う。
男の眼差しが一瞬揺れて恥ずかし気に逸らされた。
負けずに睨み返そうとして、鈴音の心臓もドキリと跳ねる。
ここにも居た。凄いイケメン!
これが、お兄ちゃん? 何、これ。めちゃくちゃかっこいい!
いや、もう惚れちゃうじゃないのよ。
鈴音はびっくりし過ぎて、思わずぽかんと口を開けて見入ってしまった。
グレーのアシンメトリーなボーダーニットにスキニージーンズ。
ラフだがデザイン性があってオシャレ上級者の香りがする。
「これ、もしかして……」
「あ、一華と一緒に選んだんだ。どう、似合うだろう?」
兄が! あの兄が、オシャレについて語っている!
しかも、彼女の好みに忠実!
まずい、すっかり毒されているわ。
そう思いつつも、想像通りのイケメンぶりを発揮している兄に、ついつい目を奪われてしまう。
た、確かにすっごく恰好良くて、目の前の兄にはどこにも変人要素は見られなくて、手放しで自慢できる兄になっていて、一華って女性のセンス、とっても素敵だと言うことは証明されているけれど……
でも、まだ安心なんてできない。何か裏があるかもしれないでしょう!
消えかけた戦意を奮い立たせて、いざ、顔合わせ会場へ。
待ち合わせのカフェまでの道のり。並んで歩く兄を周りの人がチラリと振り返る度、鈴音は顔が緩むのを止められなかった。
えへへ。イケメン兄貴と歩く優越感って気持ちいい。
その時、ふっと前を歩いているカップルに目が吸い寄せられた。
素敵! 美男美女。いいなぁ。
「あ、一華」
女性の方へ龍輝が嬉しそうに声をかけたので驚いた。
え! 一華って、この女性がお兄ちゃんの彼女なの!
ぱあっとこちらも嬉しそうに振り向いた一華。駆け寄る二人。
一緒に振り向いた男性が、厳しい目で龍輝を見据えていた。
と言うことは、横を歩いている男性は彼氏じゃ無くて、弟……
でも、ずいぶんと鋭い目つきでお兄ちゃんを見てるじゃないのよ。
あんなに警戒心剥き出しなんて、失礼しちゃうわ。
その時に、初めて気づいたように男性の目が鈴音を捉えた。
二人の視線が重なり合う。
男の眼差しが一瞬揺れて恥ずかし気に逸らされた。
負けずに睨み返そうとして、鈴音の心臓もドキリと跳ねる。
ここにも居た。凄いイケメン!
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