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Step1 胡蝶蘭男子に話しかけられました
オランダミミナグサ②
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「そんなの見ているんだ」
いきなり頭上から降ってきた声に飛び上がりそうになった。
え! 今男の人の声がしたわ。まさか私にじゃないよね。
振り向いて変な顔されたら嫌だから黙っていよう。
そう思って、そのまま画面を見つめ続ける。
「それ、雑草だよね」
雑草、確かにそう言った。
と言う事は、やっぱり私に話しかけてきているの?
恐る恐る振り返ってみれば、サラサラの前髪を細い指でかき上げながら、こちらを見つめる涼やかな瞳とぶつかって、思わず固まってしまった。
お、御曹司!
三か月だけの派遣社員の私でも知っているくらい、社内で有名な御曹司。このタカナシグループの社長の息子、高梨 怜。
眉目秀麗で頭脳明晰。頭の固い役員連中でさえ、彼には一目置いているというくらい、仕事ができるらしい。
当然ながらモテまくって、色々な女性との噂話もまた絶えない。
いずれはどこぞの御令嬢と結婚するのだろうから、まあ遊びはそれまでの間かも知れないけれどね。
正に典型的『胡蝶蘭男子』!
そんな雲の上の人が、なんでこんなところに一人でいるのかはわからないけれど、もっと驚くべきは私に声をかけてきたこと。
そんなに雑草に興味があるのかしら?
いきなり頭上から降ってきた声に飛び上がりそうになった。
え! 今男の人の声がしたわ。まさか私にじゃないよね。
振り向いて変な顔されたら嫌だから黙っていよう。
そう思って、そのまま画面を見つめ続ける。
「それ、雑草だよね」
雑草、確かにそう言った。
と言う事は、やっぱり私に話しかけてきているの?
恐る恐る振り返ってみれば、サラサラの前髪を細い指でかき上げながら、こちらを見つめる涼やかな瞳とぶつかって、思わず固まってしまった。
お、御曹司!
三か月だけの派遣社員の私でも知っているくらい、社内で有名な御曹司。このタカナシグループの社長の息子、高梨 怜。
眉目秀麗で頭脳明晰。頭の固い役員連中でさえ、彼には一目置いているというくらい、仕事ができるらしい。
当然ながらモテまくって、色々な女性との噂話もまた絶えない。
いずれはどこぞの御令嬢と結婚するのだろうから、まあ遊びはそれまでの間かも知れないけれどね。
正に典型的『胡蝶蘭男子』!
そんな雲の上の人が、なんでこんなところに一人でいるのかはわからないけれど、もっと驚くべきは私に声をかけてきたこと。
そんなに雑草に興味があるのかしら?
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