BAR・ターミナル~ケモノ達の交わる場所~

Ring_chatot

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4.5話:常連、カナデ、その3


 クニシゲに説教された翌日。マリサのアドバイスには重い腰を動かさなかったカナデだったが、彼の説教がよっぽど堪えたのか(30分ほど怒られていた)彼女はしぶしぶクニシゲに脅されるがままに、彼の職場である甘草寺病院近くにある調剤薬局、カイ薬局に赴いた。
 そこで、彼女は追加の説教と食事指導を受け、食事や生活習慣を改善させられることに。
 今までは痩せるために食べたくても我慢していた食事……なんてのは建前だ。高い化粧品を買うために、食費まで削っていたというのが真実なのだ。それをダイエットだと見栄を張っていたことを、クニシゲはわかっているのかいないのか。
 彼は、カナデがいつも使っている化粧水を指させば、『そんなものはいらん、これでいい』と安物を勧め、いつも使っているリンスやトリートメントを指せば、『これで十分だ』と安物を勧めた。そして、サプリメントに関しては、『これとこれはいらん、食事でとれ』と、切り捨てる。
クニシゲ「体に塗るものも大事だが、口に入れるものの方がよっぽど大事だ。いいから俺を信じろ! きっとお前は肌も体毛も改善する!」
 そんな力強いクニシゲの言葉。
クニシゲ「あ、アレルギーはないよな?」
 最後に、トーンダウンしつつ思い出したようにアレルギーの事を気にしたが、幸いなことにカナデにアレルギーはなかった。ともかく、カナデは食事の指導を徹底的にされ、睡眠時間も計測アプリを入れさせられて、経過を見守ることとなる。


 そうして『騙されたと思ってやってみろ』、と言われて約二週間。
 カナデの体の調子はとても良かった。クニシゲが行ったセクハラまがいの診断結果を、匂いなどというあいまいなものでこれでもかと指摘され、今までの自分の生活も全否定され。文句の一つでも言ってやりたかったが、その気持ちとは裏腹に、体の調子はとてもいい。リコと話したあの日よりも、さらに体の調子がよくて、今までの生活とは何だったのかと思うほどだ。
 肌の荒れがなくなって、安いハンドクリームでも手のひび割れは起こらなくなり。朝はもちろん昼に眠くなることもなくなり、夜まで体力が持つようになり、エスカレーターが混んでいるときは階段を使う気になった。
カナデ「……と、いうわけなのよ」
マリサ「私のアドバイスもそれくらい聞いてくれればいいんだけれどね……」
 カナデの近況を聞いてマリサは苦笑する。今日は一杯だけという約束で、3階でまったりしていたマリサは呼び出しを食らった形で、ターミナルの1階にて飲みに付き合っている。というか、こうやって友人を飲みに付き合わせるのが、貯金がたまらない理由なのではないか? とマリサは思うが、口にはしなかった。
カナデ「えー……そりゃ、アドバイスは有り難いけれど、その人によって会うやり方と会わないやり方があるじゃない? あ、そういえばリコちゃんもなんか婚活に興味があるらしいよ」
マリサ「へぇ、リコちゃんも? うーん、抜け駆けだなんて、いいじゃない。あの子、同性の私から見ても魅力的だもん、きっかけさえあればすぐに恋人が出来そう」
 クニシゲさんの言うことには従ったけれど、結局家計簿をつける気はなさそうだし……この調子じゃ絶対に結婚出来ねえなこいつという呆れがマリサの脳内に満ちている。逆にリコちゃんは、しっかりしている印象があるし、いい匂いだ。
 クニシゲさんが言っていた、健康な奴はいいにおいがするという(わりと乱暴かつ大雑把な)理論に当てはめればきっと(フォアグラとか明らかに不健康な臓器が美味しいことを考えると色々疑問もあるが)、健康的なのだろうし、『笑顔は武器』という言葉をきちんと実践しているあたり、素直な性格もプラスである。本当に、気が合う男を見つけたらとんとん拍子で結婚してしまいそうな予感はある。

 対するカナデは一応常連だから、いっそ結婚しないで十年後もここに来てもらった方が店のためなんじゃないだろうかと、マリサはよこしまな考えが浮かぶ。どうせ結婚は難しい性格をしているし……と、マリサはすでに彼女の説得を半ばあきらめていた。
ハシル「こんばんは。今日もお邪魔させてもらうよ、マリサさん」
マリサ「あ、どうもー。今日もお勉強ですか?」
 そのマリサの思考を中断したのは、ハシルであった。このハシルという男、27歳既婚者、子無しのイケメンである。彼の奥さんはいたち人であり、種族がまったく違うために子供は望めない。そんな事情だからか、彼はいたくマイちゃんの面倒を見るのに積極的であった。出会った当初、猫人というよりは野良猫に近かった彼女が、年相応以上に落ち着いた雰囲気になれたのは、彼無しでは成しえなかった偉業だろう。
ハシル「うん、今日も会う約束をしているんだ。子供なんて勉強嫌いな子が多いのに、自分から学ぼうしてくる子は貴重だよ」
マリサ「それはハシルさんが優しいし、勉強を頑張れば奢ったり遊んだりしてくれるからじゃあないですか? 信用できる大人に飢えてるんですよ、きっと」
ハシル「そうだね。でも、たとえご褒美のためであっても、まじめに勉強できるなら大したものさ。きっと、彼女は立派な大人になれる」
 キラキラと輝くような笑顔を浮かべ、ハシルは言う。この甘いマスクで、いったいどれだけの女性を魅了してきたのやら、と思わずにはいられない。
カナデ「あのー、ハシルさん。ちょっと相談したいことが……」
ハシル「あれ、何? また占い? 占いの結果ってそんなに簡単に変わるものじゃあないんだけれどな……あぁ、でも。ちょっと肌の血色がよくなった? 匂いも少し良くなっている……ううん、何かあった?」
カナデ「わかります!? ここ二週間ほど、クニシゲさんの言う通りにしたら、なんか体調がよくなったんですよ! まだ、毛の方は効果が出てないですけれど……」
 肌と違って、体毛は生え変わるのに時間がかかる。特に今の季節は冬、夏のようにこまめに刈る時期と違って根元の毛が表面に出てくるまでには時間がかかるだろう。
 羊人の彼女にとって、もこもこの体毛は大事なアイデンティティ。クニシゲさんの言う通りにしていれば、その毛艶がもっと改善されると思うと、期待に胸が躍っている。
ハシル「……以前、君から一年以内に結婚できる可能性について聞かれたとき、僕は1%って答えたっけ……奇跡が起きないと結婚できないって」
マリサ「結構容赦ないんですね、ハシルさん」
ハシル「ふふ、厳しいことを言うのも時には必要だよ。そうだね、今なら、カナデさんが一年以内に結婚できる確率は……30%から……」
カナデ「おおっ」
ハシル「……2%」
カナデ「いや、随分開きがありますが……」
 彼が占うにあたって、ここまであいまいな数字を出されると、適当なことを言われているんじゃないかと思って不安になる。言葉にこそしなかったが、マリサも同じ気分であった。
ハシル「クニシゲさんのアドバイスを聞いて、なんか体調が改善したんだってね。前、僕も君に対して『痩せすぎじゃない?』ってアドバイスしてたのに無視してたでしょう? 君は、誰かからアドバイスをされても、無視して突っ走るものだと思ってたから、一応アドバイスを聞く気もあるってことがわかって、それで2%。
 そして、ここからさらにアドバイスを追加で聞く気があるなら……そしてそれを実行するなら30%って感じかな? ま、一応さらに80%まで上昇させる手段もあるけれど、それはひとまず置いといて……」
カナデ「えー、なんで置いとくんですか、その方法!? 80%結婚できる方法、聞きたいですよ! そんな技があるなら、是非!」
ハシル「いいけど、言うよ。『要求する男のスペックを下げる』、以上。はい、次」
 そりゃそうだ、としか言いようのない答えを出され、傍で聞いていたマリサは笑いをこらえる。
ハシル「それでね、君が年収1千万以上の男を望むだとか、そういういわゆる高スペックの男から、要求を下げない場合の話だけれど……それが最大で30% まずね、毎回言っているよね。君と同年代の女性のデータを見る限り、君は収入面、スキル、容姿、どれをとっても『いい女』じゃなく『中の下の女』……。しかも、性格も素直じゃなく、なんというか、いろいろとやらない理由を探して言い訳してやらない。君は典型的な努力嫌い。
 そんな君がね、いい男を狙うのなんてさ、偏差値が上の学校に、わからない問題を鉛筆転がしで適当に答えを書いて合格しようとするようなもの」
 ズバズバ刺さる正論を真顔で吐かれ、カナデは絶句する。マリサはカナデをフォローしてあげたかったが、笑っちゃうほど正論なので、何とも言えないのだ。
ハシル「対策としてはね、ま、努力することなんだけれどさ。今更資格を取って収入を上げるとかもすぐには難しいでしょ? だから、何か尖ったものでもあれば違うと思うんだけれど……」
カナデ「尖ったものって、なんですか?」
ハシル「ゲームで例えるのもなんだけれどさ。例えば、力のパラメーターだけ極端に高いとか、防御や素早さだけ極端に高いとか、なんか唯一無二のスキルを持っているとか。総合力がいまいちでも何か尖ったものがあれば、限られた使い方になるけれど使ってもらえるんだよ。例えばさ、レベル30の魔法使いが、レベル50の戦士と仲間になろうったって普通は断られるでしょ? しかし、戦士は喘息という致命的な弱点があったが、魔法使いは喘息を治すというピンポイントで役立つ魔法を習得しているんだ……これなら、レベルに差があってもコンビを組むだけの理由になるだろう?」
カナデ「ま、まぁ……理屈ではわかりますが。現実ではそんなことあるんですか?」
ハシル「現実で言うなら、ありがちだけれど料理が上手いとか。あと、釣りが趣味……あ、草食だから釣っても食べられないか。あとはセックスが積極的とか……なんならさ、SMプレイのどちらかが得意とかでもいいんじゃない? 『競うな! 持ち味を生かせ!』って言うでしょ? なんかないの? どぎつい趣味とか……他にも、彼氏がコスプレ趣味だとかで、君が衣装を作れるとかってなったらポイント高いね。
 あぁ、あとは異種族が好きっていうのもありだよ。僕の奥さん、狐人が好きだから、鼬人が好きな変わり者の僕と結婚することができたわけだし。子供がいらないなら、異種族婚なんかもありだね」
カナデ「えー……私、性癖とか普通だし……それに、セックスもそんなに好きじゃない……裁縫はやったこともないし」
 思えば、ハシルもかなりセクハラになりかねないことを言っているような気がするのだが、カナデは特にとがめない。セクハラの境界線なんて、所詮は顔と年齢……中年のクニシゲさんではだめでも、若いイケメンのハシルならいいってことか? マリサは心の中でそう問いかける。
 そもそも、セックスが好きじゃないなら何のために結婚するのだろうか。結婚とセックスはイコールではないが、男は期待するだろうし、セックスもしない、子供も産まないというならば男が女と一緒にいる意味とは……
ハシル「じゃあ、変わらず2%だね。ってか、セックスが無理ならそれ以下かも……これを機にさ、鞭と縄の使い方でも覚えてみたら? 植野うえのに行けばそういうお店いくらでもあるでしょ? 逆に、縄を受けられるようになればそっち方面で需要が生まれるはず。あ、あとゴスロリとかメイド服もいいんじゃない? 安芸葉原あきはばらのコンカフェみたいにさ……とにかく、尖れ」
カナデ「女王もメイドも趣味じゃないですー! 私は変態じゃなく王子様に愛されたいんですけれど」
ハシル「王子だけれど変態だから相手が見つからない……みたいな? そういう『変態王子様』、なら狙えるかもしれないってのに。それじゃあダメなの? まいったなぁ……こだわりが強すぎるよ、君は。相手に合わせることと、小さなことは気にしないことを意識しないと、結婚なんて夢のまた夢だよ? 例えば鉄道模型が趣味とか、そういうのでもよっぽどお金やらスペースやら時間やらを消費してるとかじゃなかったら、許容するべきだし……
 っていうかさ、理解してる? 2%ってことは、50年待っても見つからないこともあるって事だよ? わかってる? っていうか、その間にも君の価値は加齢でどんどん下がるんだから、今のマインドで30代になったら1%以下に逆戻りだよ? あとさ、男性と結婚するんだから、特に男性からのアドバイスには耳を傾けといたほうがいいと思うよ」
 『女性の相談は共感を求め、男性の相談は解決を求める』なんてよく言われる言葉がある。相談する側が求めることが『ソレ』なため、相談を受けた側も女性は共感するし、男性は解決策を挙げるという。男に喋らせるとカナデへの改善要求は本当に容赦がないな、とマリサは思う。自分もカナデには容赦なくアドバイスをしたつもりだが、男性と比較すると火力の違いがよくわかる。
 そもそも、占い師をやっているハシルさんなら、女性が共感を求めていることなど分かり切っているだろうに、こうして容赦なくマジレスを繰り返すあたり、マリサと同じく共感するのも我慢の限界だからなのか、本気で結婚するためのアドバイスをしているからなのか……カナデは罪深い女である。もっとも、カナデにはそんなことを気にする心の余裕もなさそうだ。
カナデ「もう、知らないもん! あー、もう! マスター、シープディップ、ストレートで!」
ハシル「あ、マスター。僕にはグレープジュースをお願いします。彼女のおごりで」
マスター「1900円になります」
カナデ「うぅ……私は王子様と結婚したいんだぁ……」
 ものすごく自然な流れでカナデはハシルのチャージ代とワンドリンク代を奢らされる。占い料代わりなのだろう、文句すら言わずに2000円を差し出し、大きなため息をついた。ハシルはこれからマイとの勉強会なので、ソフトドリンクで済ませるようだ。
マリサ「ってかさ、普通に貯金したらいいのに……」
ハシル「いやほんと……マイちゃんにも、家計簿をつけるように今から躾たほうがいいのかな……親がアレだし」
 カナデは、この調子では一生結婚できないだろうな、とマリサ、ハシルはそろって匙を投げる。いつか、妥協を覚えるか、自分を変える努力をできればいいのだけれど、この調子で出来るのかどうか。どんなに言っても、聞かない人間はいる。
マスター「王子様がいないのなら、原石を磨けばいいんですよ。宝石だって、磨く前はただの石と見た目が変わらないんですから」
 マスターは棚からシープディップという名のウイスキーを取り、グラスに注いでカナデに差し出す。マスターは微笑みながらキザなセリフを言ったが、カナデは聞いていたのかどうか。というか、『離婚した父さんが言っても説得力ないんじゃない?』と、マリサは心の中でツッコミを入れたし、店が終わったら言ってやろうと心に決めた。

 その後、ハシルが注文したグレープジュースもすぐ提供され、それを受け取った彼はさっさと2階に行ってマイを待つつもりのようだ。
 ため息をつきながら酒をあおるカナデを見ていると、彼女はカレンダーとにらめっこをしている。彼女のカレンダーは、年末のホリデーシーズンの予定が空白だ。寂しい聖夜になりそうであった。

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