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ニャンリーとニッコリ
ノートとニッコリとわたし
しおりを挟むお屋敷に帰り自室に戻ってからもわたしは悶々としていた。テーブルの上にノートを広げ肘をつく。
そして、今日一日を振り返る(と言うかまだ夕方だけど)入学式、ニッコリのひまわりの花のような輝く笑顔。
ニッコリの天使みたいな笑顔、ニッコリの……って全部ニッコリのことではないか。わたしは、自分の頭をグーにした両手でぽんぽんと叩く。あ、痛ーい。力強く叩き過ぎた。
もうわたしってば一体何をしているのかな? 嫌になる。
ノートに目を落とし書かれている文字をじっと見る。ここに書かれていることが起こらないように精一杯生きよう。
わたしは、この世界に困難や危機を乗り越えるために飛ばされてきたのかもしれない。ふと、そう思った。
よし、このノートは当分見ない。机の引き出しの奥にしまっておこう。
わたしなりのニャンリーの猫生じゃない、人生を生きていこう。
「ニャンリー様、お食事ですよ」
リリーナの明るい声が聞こえてきた。
「あ、は~い、今、行きますにゃん」
にゃはは、今日の夕食は何だろう。ヨダレが垂れてきそうだ。
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