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第二章 お仕事開始
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しおりを挟むおばあちゃんの賄いを食べ終える。店内のお客様はまばらになった。どうやら忙しいのはモーニングとランチタイムの時間だけのようだ。
あの目眩を起こしてしまいそうなモーニングとランチタイムの時間帯は、『ゆったりカフェ』もとい『てんてこ舞いカフェ』に店名を変更してくださいよと言いたい。それほどわたしにとっては過酷であった。
午後の時間はゆったりと時が流れている。
これでこそ、ゆったりカフェだよね。お客様が途切れた時は三人で談笑した。
それからもう一つ気になっているのが、バナナ&バナナイチゴと、バナナ&イチゴバナナ違いなんだよね。
「ねえ、おばあちゃん。バナナ&バナナイチゴとバナナ&イチゴバナナの違いはなんなの?」
すると、おばあちゃんは誇らしげに胸を張り、
「ああ、それはね、バナナ&バナナイチゴは、気持ちバナナが多めで、バナナ&イチゴバナナは気持ちイチゴが多めなんだよ」と答えて得意げな顔をする。
「ふ~ん、そうなんだ。あ、でも、イチゴ多めも頭にバナナがついてるよ。なのにイチゴ多めなの?」
「ああ、それはね、基本はバナナなんだよ。だからバナナが多めなんだけど、イチゴも多めでね。ふふふん」
おばあちゃん……。
まったく意味が分かりませんよ。
お客様が迷うだけだよ。やっぱりおばあちゃんは変わり者だよ。決定だね。
そして、ようやくわたしの長い長い一日が終わろとしている。初仕事お疲れ様でした。
只今の時刻は夕方の十七時。後は、洗い物や片付けなどをすると本日の仕事は終了する。
おばあちゃんの「今日の仕事は終了~」の声を聞くとわたしは、思わず、「終わった~」と喜びの声を上げてしまった。これが社会人としてのはじめての仕事。そう思うと疲れもどこかに吹っ飛ぶ。
「るり子ちゃん、お仕事お疲れ様」
「おばあちゃん、お疲れ様でした~」
おばあちゃんと挨拶を交わし今日の仕事は終わった。
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