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第六章 やっぱり梅子ばあちゃんのカフェが大好きだ
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しおりを挟むそのケーキはとても可愛らしくて、サンタさんの顔になっている。
サンタさんの帽子は大きいイチゴがたっぷり使われていて、真っ白なお髭は生クリームがたっぷりだ。そして、お鼻もイチゴがちょこんと置かれていて可愛いの。
もう、嬉しくなっちゃうね。
それから、飲み物はアップルティーにした。ティーカップもサンタさんとトナカイさんが笑っている絵が描かれていて可愛らしくて和む。
あまりに可愛くて食べるのが勿体ないな。
そして、里奈のケーキは。
あれれっ?
ハーフアンドハーフのデザートだから……。
「あ、わたしのケーキ二つあるけど、サンタさんの顔が半分とトナカイさんの顔が半分だよ。なんで~」
里奈は自分の目の前に置かれたケーキを見て、目を丸くしている。
そうなのだ。
里奈のケーキは、サンタさんのケーキが半分とトナカイさんのケーキ半分になっていて、ちょうど真ん中のお鼻のところでカットされている……。
「はい、里奈さん、ハーフだとこうなりますね。チャーシューのデザートはトナカイさんのチョコレートケーキになりまして、伊勢海老のデザートは生クリームたっぷりケーキでしたので。二つの味をお楽しみあれ」
二郎さんは、いたずらっ子みたいな笑顔を浮かべて言った。
里奈は、「でも、サンタさんとトナカイさんが半分で可哀相。でも二種類の味が楽しめるから、まっいっか」と呟いた。
「里奈さん、そういうと思いましたよ。見ていてください」
二郎さんは、「じゃじゃ~ん」と言って大きめなクマさん柄のお皿をもう一枚出してきて、やっぱりお皿の柄はクマさんなのね。
そして、別々のお皿に載せられていたサンタさんケーキとトナカイさんケーキをケーキサーバーで大きめなクマさん柄のお皿に移しかえた。
「二郎さんマジックです」
すると、サンタさんのイチゴのお鼻とトナカイさんのイチゴのお鼻の半分同士がくっつき右側のお顔はトナカイさん、左側のお顔はサンタさんになった。
最初からそうしてあげてよというツッコミもあるけれど、可愛らしくもあるし驚きもあるので嬉しいよね。
「可愛い~」
里奈も声を出して喜んだ!
「ちょっと早いですけど、メリークリスマスです。皆さん」
二郎さんは微笑みを浮かべて、パンパンとクラッカーを鳴らした。
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