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第七章 くじ引き対戦だ
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しおりを挟む「はいは~い、万吉は逃げたので、タマにくじを引いてもらいま~す!」
佐美さんは嬉しそうだ。万吉さんは可哀想だな。でもどうやってタマがくじを引くんだろうか?
皆、わたしと同意見で、「どうやってタマが引くの~」と口々に言った。
「は~い、みなさ~ん、タマには、このカリカリのおやつを食べてもらいま~す!」
そう言って佐美さんは、カリカリの袋を手にして、
「チキン味とシーフード味を用意しました~チキン味とシーフード味それぞれの前に三角くじを置きます。タマが先に食べた方に書かれている、名前がタマの対戦相手になりま~す、そして、引かれなかった三角くじは万吉(ゲゲゲッ)の対戦相手になりま~す!」
だって。
そして、佐美さんは早速タマの前にチキン味のカリカリとシーフード味のカリカリを少し間隔をあけて置いた。
タマは舌舐めずりをして、カリカリを食べようとしている。さあ、タマはどっちのカリカリを食べるかな?
タマが食べたのは。
チキン味のカリカリだった。チキン味のカリカリの前に置かれている三角くじには、おばあちゃんと久道叔父さんのどちらかの名前が書かれているはずだ。
果たしてタマの対戦相手は。
佐美さんは三角くじを確認して、そして、発表したのだ。
「梅子母さんで~す」
佐美さんの、「梅子母さんでーす」の声に、皆の視線が一気に梅子おばあちゃんに集まった。
そして、おばあちゃんは、「あらあら、わたしがタマちゃんと対戦をするのね。うふふっ、光栄だわ、なんてね。うふふ」
おばあちゃん、光栄というのは冗談なのね。
「それから、タマと梅子母さんの対決内容だけど、『にらめっこ』だよ~先に笑った方が負けね」
どうしたら、タマとおばあちゃんが『にらめっこ』出来るの? とわたしは首を傾げた。すると里奈が手を上げて、「はーい、佐美さん、タマとどうやったらおばあちゃんは、対決できるのかな?」
わたしも疑問に思っていた事を里奈は聞いた。
「は~い、それはですね、里奈ちゃ~ん、簡単なことよ」
と、佐美さんは言っているが、焦っているようにも見えるのは気のせいではないはずだ。
佐美さんは、絶対に今考えているよ。これはきっと。
「早く教えてよ~佐美さん」
里奈は佐美さんを急かす。
「は~い、教えてあげましょう。梅子母さんがタマを見つめます。そして、十秒数えるの、それで十秒数えてもタマが逃げなければタマの勝ち、タマが逃げたらタマの負け~だよ」
佐美さんはふふんと胸を張る。
「え! なあにそれ~」
里奈のブーイング。わたしも、なあにそれに賛成です。それって、にらめっこなの?
だけど、佐美さんは、
「佐美ルールに従ってもらいますから」
だって……。
もう、やっとの思いでくじ引きは終了した。南橋家のみんなは疲れを隠せない。
最後の対戦相手は、必然的に万吉さん(げげげっ)と久道叔父さんの対決になった。
佐美さんは、万吉さん(げげげっ)と久道叔父さんの対戦内容は、オレンジジュースの早飲みだと発表した。
その声に、みんなが一斉に「え~え~」とブーイング。
「にらめっこ以外全部、飲み物じゃん~」
里奈が溜め息をつきながら言った。
もちろん、佐美さんは里奈がの声など無視して、
「さあ~対戦の始まり~始まり~」
佐美さんは、どこから持って来たのか、ピーッとホイッスルを吹いた。
ほんとにもう、いよいよ(ほんとにすみません!)という位に時間がかかり、対決の時がやってまいりました。
おさらいまでに。
①わたしるり子対道男叔父さん。
牛乳の早飲み競争。
②里奈対さゆりさん。
トマトジュースの早飲み競争。
③タマ対梅子ばあちゃん。
にらめっこ(笑)
④万吉さん(げげげっ)対久道叔父さん。
オレンジジュースの早飲み競争。
です。
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