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相変わらずのミケにゃんに笑う

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「あのミケにゃんちゃん……」

「んにゃん、ミケにゃん流に感動してくれたのかな?」

 ミケにゃんはそう言って得意げに笑う。

 わたしと椿ちゃんはぷぷっと笑ってしまう。だって……。

「二人ともどうして笑っているにゃん?」

 ミケにゃんは不思議そうに首を横に傾げきょとん顔だ。

「言いにくいんだけどミケにゃんちゃんのお口の周りが……」とわたしがここまで言う、


 その続き椿ちゃんが「カレーヒゲ状態になっているよ」と引き継ぎ言う。

 ミケにゃんは「えっ!」と言ったかと思うとまるで石像のように固まっている。

「ミケにゃんちゃん大丈夫?」

 石像状態なミケにゃんにわたしが声を掛けるとミケにゃんは口を動かし「カレー」とだけ言葉を発する。

「ミケにゃんちゃんショックなのかな?」
「うん、いつものことだけどカレーひげだからね」

 わたしと椿ちゃんは顔を見合わせ言い合った。

 しばらくの間石像状態だったミケにゃんは、

「ミケにゃんってば照れちゃうにゃん」と言いながら肉球のある手で頭をぽりぽりと掻きいつものように照れた。

 そんなミケにゃんにわたし達はほっとする。
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