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さあこれから
しおりを挟む楽しいお昼の時間はあっという間に過ぎる。
「午後からの授業が始まるね」
「もっとゆっくりしたいよね」
「ミケにゃんはまだまだ食べたらないにゃん」
みんなまだまだお昼の時間を楽しみたいと思っている。それと食いしん坊なミケにゃんは相変わらずだ。
「ミケにゃんちゃんたくさん食べたんだからお勉強も頑張らなきゃね」
「うにゃん。ミケにゃんってばお勉強嫌いなんだよね。でも、頑張らなきゃにゃんね」
ミケにゃんはカレーうどんの汁がべったりくっついている小皿を舌でペロペロと舐め舐めしながら言った。
「ミケにゃんちゃん! ばっちいよ」
「もうミケにゃんちゃんってば~」
わたしと椿ちゃんは思わず大きな声を上げてしまった。
「ありゃま、ミケにゃんとしたことが。でも最後まで美味しくいただくのがミケにゃん流だにゃん」
なんて言ってミケにゃんは舌でペロペロとカレーの汁を舐め「ごちそうさまだにゃん」と満面の笑みを浮かべた。
そのミケにゃんの顔は……。
もうおわかりの通りカレーヒゲを作っていた。
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